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mission 神田川─
昭和な女でいくのも悪くないかと気付いた。
小さな石鹸カタカタ鳴らして、銭湯先に出てもちゃんと待っててあげる。 10畳ひと間のあなたの部屋で、そうね今ならクーラーもつけずに待ってるわ。
あなたが帰ってきたら、汗をふきふき小動物みたいな目してこう言うの。
“おかえりなさい”
もしあなたが仕事辞めてミュージッシャンになりたいなんて言い出しても全然OK、昭和の女の本領発揮ってとこよ。
“あなたの夢は私の夢だから” (内職始めちゃう)
あなたにギュっと抱きしめられた時は、 軽ーく涙浮かべてこれで決まりね。
“あなたの優しさが恐くて…。泣いてゴメンね、えへ”
えへ。
えへ。
げへ(やっぱ無理)
アンアンで読んだ“小悪魔”をやってみたところでただの横暴な女になっちゃったし。 “癒し系”やろうには色気と胸が足らん。 “クールなお姉さん”やろうには童顔が致命的ときた…。
うーん(困)
んーむむ、 んーむむむ…。
ポス─
ん?
私の頭に乗せられたあなたの手。
くしゃ─
いたずらに撫でられる髪。
「やっぱ可愛いなぁ」
ケラケラ笑うあなたの声。
……バカたり。
そうゆうのが嬉しいから。めちゃくちゃ嬉しいから。
頑張りたくなるんじゃん。
あなたが帰ってきた時は?
「腹減った」
あなたがもしミュージッシャンを目指し出したら?
「…バカ?」
そう言う私だろうし。
「頑張ってるね」 「偉いよ」
肩の力がスーっと抜けてしまう位に嬉しい、 あなたの言葉にも。
「…分かっとる」
口を尖らせて悪態つくしかできない私だけど、 けど本当は。
ありがとう。
なんだな。
あなたが抱きしめてくれる時には、 私も抱きしめ返そうと思うよ。
同じサイズの身体、 ふたつ重なれば。
強くなれるような幸せな勘違い。
見せてあげる。
ずっと見せてあげるね。
そうそう私さ。
こうせつより拓郎のが好きなんだよねー…。
ってことでミッチョン変更。
mission,
関白宣言(笑)
(携帯)
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