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夢の中… 運悪く… とても苦しい夢だ
父親の暴力 ボクを苦しめていく 父親の暴力からは 逃れられなかった 学校から家に帰れば暴言やタバコを押し付けたり顔を殴られたり
父『おい…なに見てんだよ?その目はなんだよ…気持ち悪いんだよっ!!』
ドカッ
突き飛ばし 頭を持ち上げられ 平手打ち
真『う゛っ…お願いします…殴らないでください…叩かないでください…お願いします…』
そうやって謝っても許してくれなかったボクにとって父親は悪魔だと思っていた逃げたくても逃げられない現実… 意識が朦朧としている中… それでも平手打ちは終わらない 父『目障りなんだよ!!オラァっ!!』
パチンパチンっ
地獄だ… 辛い 助けて それでもボクの声は誰にも届かない
真『うぐぁっ…!!』 父『うぜーんだよ…クソガキ… 役立たずなんかいらねぇんだよクズ』
今度は足で腹を踏みつけてくる
ヒートアップする 父親の怒鳴り声 恐ろしくてたまらない
真『ご…ごめんなさい…ボクがいけないんです…ボクがバカだから…』
父『そうだ…お前は役立たずでバカで存在しちゃいけねぇクズなんだよ!!』
ボクを突き放して 最後のトドメをされた
父『オラ…腕出せよ』
拒めず腕を言うとおりに出すとタバコを取り出し火をつけてボクの腕へ押し付けた…
ジュゥゥ…
真『ああああっ!!』 悲痛な叫び 悲しみ… どうしょうもない 母親は入院中で面会謝絶されて 母親の存在は覚えていない 学校に行けば ひたすらイジメに遭う ボクの居場所は無い 真『誰か…たす…けて…』
わずかな気力を振り絞りかすれた声で助けを求めた すると
?『…こと…』
優しい声が聞こえてくる 癒されるような声が ?『真琴…』
ボクの名前を呼んでいるのは誰? 少しずつ意識が戻る ……… ……… ………
目をゆっくり開けると先生が居た 頭を優しく撫でてくれて心地よい やっと苦しみから解放されたと思った
美『真琴…汗がひどいし…うなってた 怖い夢でも見たの?』
ボクは声が出ず うなずくだけだった 美『そう…怖かったわね…でも、大丈夫私がそばに居るわ』 温かい手でボクの頬に触れてきて 優しくキスをしてくれた
(携帯)
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