| 週明けの月曜日
ルームシェアの件で Madamから電話をもらい コウちゃんに内緒で ランチタイムに会うことになった。
Madamに
「本当にヒロでいいの?」と 訊かれた。
「はい」
反対されるかも…と思ったけど 気持ちは揺るがなかった。
「あの子と違って 恭子さんは 普通の恋愛が出来るでしょ? それに…こういう言い方は良くないけど…恭子さん ひとり娘 さんでしょ? おウチのこと考えたら…」
「そうですねぇ…家のことはともかく…もし 普通の恋愛をしていたら…お母さんになって… ひょっとしたら おばあちゃんになる可能性もあるかもしれません… 正直 ヒロ君が 初めて…と言う訳ではありませんし…若い頃は そういう未来を考えていました…」
「だったら…」
「本当なら そちらの方がいいというのはわかっています…でも…それだと 私 幸せじゃないんです…」
「えっ?」
「これからの時間を 一緒に過ごしたいのは ヒロ君だけですから…」
Madamの目を見て言った。
(これで反対されたら コウちゃんに言おう…)
Madamは ニッコリ笑って
「これから 恭子さんとは どんな関係になるのかしら?(笑)」
「えっ?…」
「恭子さんのご両親にとってヒロは どんな立ち位置? 」
「それは…両親は 私よりも ヒロ君の方が ホントの息子みたいだ って言ってます…(笑)」
「じゃ 決まりね(^^♪ 末っ子のお嫁さん ってことで…(笑) 恭子さん…ひとつだけ 姑からアドバイスをしてもいいかしら?」
「はい」
「そんなに緊張しないで(笑) 『朝食は一緒に』ってことだけだから… 前の晩 大げんかして…そのまま朝食がバラバラだと お互い 謝るキッカケを無くすでしょ でも…一緒のテーブルに着くと…どちらからともなく「ごめん」って言いやすくなるから…ね 最初が肝心だから…初日に「これが我が家のルールです!」って ビシッとね(笑) ついでに「行ってきますのチュー」も 付け加えるといいかも(笑) 主導権は 握った者勝ちだから 負けちゃダメよ(笑)」
なんともたくましい姑だ(^-^)
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