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■No22273に返信(千晶さんの記事) > 初めまして > 女性同士友達募集中です > LINEしています > 女の子友達になりませんか? > > 08092526072
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■22275
/ inTopicNo.1)
女社会21
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(25回)-(2018/02/22(Thu) 21:20:50)
何年かの月日が経って、珠はスージーから湯殿を任され、長になっていた。そして、スージーと婚約した。湯殿の仲間たちから祝福された。
一方、チャーミーはさくらから皇位をゆずられ、皇帝になった。このことをキッカケに夫婦でいる必要のなくなった、さくらと君は、話し合いの末、別れた。
チャーミーのお妃及び皇后の候補に身分の高い家の娘が何人か選ばれた。その娘たちは結婚のために勉強したり、美を磨いたりした。湯殿にも来るようになった。珠は、その娘たちを見て、チャーミーのことを思い出すこともあったが、もう昔のことだと感じていた。
最近の珠には、ある悩みがあった。外を一人で歩いていると、時々誰かに見られているような気がすることがあるということだ。気のせいだと思いたいし、スージーには心配をかけたくなかったので、誰にも言えていない。今日も買い物帰りにジッと見られている気がした。振り返ると感じていた視線が消えていた。珠は、不安だった。
今日は、湯殿の夜番で外は雨が降っていた。雨が降っていたので、予約をしている女性しか来なかった。雨が激しくなりそうだったので、珠は部下の女性たちを全員帰らせた。珠は、長として最後まで仕事をしてから帰るつもりでいたが、嵐になってしまったので、湯殿に泊まることにした。スージーにも連絡をした。珠は書類を整理した。
すると、窓から視線を感じた。最近感じるあの視線…。
珠は恐怖のあまり、窓をドンドンと強く叩いた。すると、「きゃあ」という声が聞こえ、同時にガチャンという音がした。
珠「今日こそ、とっちめてやるわ!」
外に出て、声の主を捕まえた…。
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■22273
/ inTopicNo.2)
Re[1]: 女社会1
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□投稿者/ 千晶
@
一般♪(1回)-(2018/02/21(Wed) 22:13:02)
初めまして
女性同士友達募集中です
LINEしています
女の子友達になりませんか?
08092526072
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■22272
/ inTopicNo.3)
女社会20
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(24回)-(2018/02/17(Sat) 22:15:45)
翌朝、珠が目を覚ますとスージーが横にいて微笑んでいた。
スージー「おはよう。昨日は、驚かせてしまったね。」
珠は、昨日のことを思い出した。顔を真っ赤にして下を向いた。
スージー「もう、君を離さないよ。恋人になってほしい。」
珠は、断ったら、もうスージーのそばに要れない気がしたので、ただ一言、
「分かった」と返事をした。
それからスージーは、度々、珠のカラダを求めたり、ペアリングを買ったりした。
外では手を繋いで歩いたり、人目に触れないところでキスをしたりした。
しばらくすると、湯殿の仲間にも二人の仲が知れ渡るようになって、公式にカップルとして認知されるようになった。
そのようになってから、さくらとチャーミーが二人に会いにくることはなくなった。
そして、何年かの月日が経った。
引用返信
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■22271
/ inTopicNo.4)
女社会19
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(23回)-(2018/02/17(Sat) 22:14:22)
珠「え、そんなところ…」
スージー「そこを触らなきゃね。意味がないよね…。」
珠のズボンをあっという間に脱がすと下着越しに蜜壺やその辺りを擦ったり、触ったりしてきた。強かったり、優しかったりを繰り返す。
珠の顔がさらに赤くなり、すでに脱がされている上半身からは、うっすらと汗が出ていた。
そして、抵抗する力を失っていた。
しかし、次の瞬間、珠は力強く抵抗した。スージーが下着を脱がそうとしたからだ。
珠「や、やめて。絶対に嫌よ。」
スージーは、下着を押さえる珠の手を無理矢理除けると、一気に下ろした。珠は、足をピタリと閉じた。
スージー「足、開きなさい!」
珠「嫌!」
スージー「だめか…。」
珠はスージーが諦めたのかと思ってホッとした。
珠「スージー、もうやめて。」
スージーは、壺を持ってくると、珠の色素の薄い茂みに液体を掛けた。
珠「きゃ、何?」
とろりとした液体が珠の蜜壺に流れていく。次第に足を開いていく珠。ちょっとした媚薬だったのだ。
スージーは、思い切り珠の足を開いた。
スージー「薬が効いてきたわ。中をよく見せてね。」
珠の蜜壺の匂いをゆっくりと嗅いた。じっと中を見つめ、指を蜜壺に入れた。指をゆっくり動かしたり、速く動かしたり、時には動きを少しピタリと止めたりした。
珠は、驚いたが遅かった。スージーが指を動かす度にもっともっと激しくして欲しいと思ってしまうのだった。
珠「あ、あ、こんなの嫌なのに!カラダが勝手に動いちゃう。」
スージー「さあ、もっと感じなさい。私がいっぱい愛してあげる。」
スージーは、蜜壺に舌を入れて、ねっとりとじっくりと舐めた。溢れる液を全て飲んでしまうぐらいに。
珠「んっ、ンッ、嫌!ああ!ああ!」
珠は、あえぎ声、叫び声、涙声が混じったような大声を出して、腰を何度も動かし、果てた。
スージーによって、イカされたのだ。
スージーは珠を抱きしめた。そして、そのまま二人は眠りについた。
引用返信
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■22270
/ inTopicNo.5)
女社会18
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(22回)-(2018/02/17(Sat) 22:12:44)
珠は、わかりながらも逃げられなかった。いや、逃げられなかった。
珠「んっ…」
スージーは、珠の唇にキスした。それは、長い長いキスだった。
珠「ち、ちょっと…。私は、スージーのこと…。そんなふうには…。」
スージー「無理よ!私は、もう限界!好きすぎて。」
スージーは、首筋や耳に何度もキスをした。
珠「な、んっ。嫌!」
スージー「もう逃げないで。嫌とは言わせない」
逃げる珠を捕まえると足を絡めて逃げられないようにした。再び、唇にキスをすると舌を絡めた。
珠「うっうう」
珠は舌を入れられて苦しそうだったが、次第に力が抜けていき、舌を動かし始めた。
スージー「そうよ。上手ね。」
ゆっくりと珠の胸に手を置いた。
珠の服のボタンを外していった。ゆっくりと胸を揉むと、小さなツボミを掴んだ。掴んだまま、ゆらゆらと優しく激しく揺らしていった。
珠「あ、え、ひゃあ」
そのツボミを温かい何かが包みこんだ。スージーが舐めているのだった。次第に、じゅる、じゅるとヤラシイ音が部屋に響いた。
珠「あ、あ、」
スージー「気持ちいいの?、顔が真っ赤よ」
しばらく、ツボミを舐め続け、スージーは手で珠の蜜壺の当たりを擦り始めた。
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■22269
/ inTopicNo.6)
女社会17
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(21回)-(2018/02/17(Sat) 22:11:23)
珠はスージーと共に家に帰った。
スージーは何も言わなかった。仕事の時間がきて、今日の仕事をした。そして、チャーミーのことを考えながら眠りについた。
しばらくすると、珠のカラダを何かが包みこんでいた。珠がよく知っている温もりだった。
珠「…スージー様…。」
スージー「そうだよ。これからは、スージー様ではなく、スージーと呼びなさい。」
珠「スージー…。」
スージー「そうだよ。珠、今日は辛い想いさせたね。でもね、チャーミー姫と珠はどんなに愛し合っても結ばれない。身分が違いすぎる…。つらいだけの付き合いになるわ。」
珠「な、何で、そんな…。」
スージーは皇帝さくらとの恋愛について話した。(詳しくはスージーの回想を読んで下さい)
珠は、スージーの話にただただ、涙を流した。
沈黙が続いた。
スージー「珠、ずっと、私の側にいるのよ。かわいい。かわいい。もう、我慢できないわ。」
珠「え、あ」
スージーは珠の頬にキスをしてから、続けた。
スージー「意味わかるよね。逃げるなら早く逃げて…。さもないと…。」
引用返信
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■22268
/ inTopicNo.7)
女社会16
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(20回)-(2018/02/17(Sat) 22:09:45)
お待たせしました!再開します!
その日も珠とチャーミーは唇を重ねていた。
珠「どんどん、離れたくなくなってきてしまう。なんていうのか、愛おしい。」
チャーミー「私も。欲情というより、珠がかわいくて。」
そんな二人のところに鉄仮面の女とスージーがやってきた。
スージーは、珠の腕を掴み、チャーミーから引き離した。
スージー「友達とは、チャーミー姫であったか。親子共々、私たちを翻弄させる気か?」
珠「チャーミーが姫ってどういうこと?」
その時、鉄仮面の女が、仮面を外した。珠は驚きを隠せなかった。
なんと、その正体は、皇帝さくらだったからだ。
さくら「びっくりさせて、すまない。私はスージーを愛している。だが、なかなか一緒にいれず、彼女を苦しめているのかもしれない。そして、チャーミーは私の娘だ。お互い愛し合っているのならば…。」
スージー「さくら、私はもう貴女との関係に疲れ切っている!娘も貴女も私たちに近づかないで!珠、帰るぞ!」
スージーは珠を引っ張り、家に帰ろうとした。
チャーミー「身分を黙っていたことは、謝るわ。絶対に迎えにいくから。お嫁さんにするから!」
チャーミーは珠の姿が見えなくなるまで叫んだ。
引用返信
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■22261
/ inTopicNo.8)
女社会15
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(17回)-(2018/01/18(Thu) 20:58:53)
チャーミー「来てくれて、ありがとう。」
珠「もう、私とは友達でいれないということかな?キスされちゃったから。」
チャーミー「友達でいれないということは、ないよ。実は、私は、珠のこと好きで、カップルになれたらいいなって、ずっと思っていたよ。」
珠「え、そうなの。私は…。」
チャーミー「毎回、バイバイするのが寂しかった。ずっと抱きしめていたい、触れていたいという感情が沸き上がってきて、この間は、親友と言われて、少しカチンときて、思わずキスしてしまったの。」
珠「気持ちは分かったわ。私を想ってくれていることは、受け止めてあげる。でも、これからどうしたらいいの?」
チャーミー「キスしていい?」
珠「うん。いいよ。」
しばらく二人は唇を重ねた。
珠「嫌じゃない。どうしよう、むしろずっとこうしていたいというか…。」
チャーミー「嬉しい。もっとキスしよう。」
それからの二人は、逢うたびに唇を重ねた。
お知らせ 少し連載を休みます。
引用返信
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■22260
/ inTopicNo.9)
女社会14
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(16回)-(2018/01/10(Wed) 21:08:56)
2018/01/18(Thu) 20:56:41 編集(投稿者)
2018/01/18(Thu) 20:56:12 編集(投稿者)
珠「な、なにするの?」
チャーミー「あれ、全然嫌じゃない。キスしたらカップルになれるから、キスしたの。」
珠「え、えー。分からない。それでキスしたの?ファーストキスだったのに…。」
チャーミー「ごめんなさい…。」
珠「呆れて物も言えないわ。もう、今日は、これ以上いたくないわ。」
チャーミー「ごめんなさい…。でも、嫌でなかったら、また、明後日、ここで待っているから!」
珠は、走り去って行った。
珠は、家に着くと何も言わずに、部屋に籠った。そして、大きな声で泣いた。驚いたスージーは、部屋のドアを開けて、珠を抱きしめた。
スージー「な、何があった?」
珠「………。」
スージー「友達と何かあった?」
珠「言いたくない…。一人にさせて下さい。」
スージー「分かった」
スージーが部屋から出て行った。
珠『もう、チャーミーとは、友達では居続けるのは、いけないということなの?わからない。
チャーミーと会えなくなるのは、嫌だ。勝手にキスされたことは、ムカついたけど、キス自体は、嫌じゃなかった…。チャーミーに会ってもう一度話そう。」
そして、約束の明後日が来た。
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■22259
/ inTopicNo.10)
女社会13
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(15回)-(2018/01/10(Wed) 21:05:59)
それから、二人は、約束して会うようになった。勉強や日々の生活で起こった出来事を中心に話すようになっていた。
勉強に関しては、互いに教えてあうこともあった。二人の得意分野がそれぞれ違うので、補い合うことができた。珠は、苦手だった分野の問題が解けるようになっていた。スージーは、不思議に思いはじめていた。
スージー「よく解かるようになってきたね。なぜ、できるようになった?」
珠「時々、散歩しているときに会う、友達に聞くようにしたの。」
スージー「友達?今まで、聞いてなかったが、いつの間に…。」
珠は、出会った理由が理由なだけに、チャーミーのことをスージーには、話せずにいた。
珠「最近、話すようになって仲良くなりました。今まで、話せていなくて、すみません。」
スージー「いや、大丈夫だよ。それで、最近、お散歩がゆっくりになっていたのか。納得した。仕事以外でも話せる相手ができるのは、いいことだよ。」
スージーは、喜んでくれた。珠は、安心した。
しかし、スージーは、ふと思った。
『珠が解いた問題は、相当難しい。その友達は、高い教養を受けているはずだ。いったい誰かしら?』
珠は、今日もチャーミーに会った。互いに教え合いながら勉強をした。
チャーミー「お互いの苦手を補えるって、いいね。私達、カップルだね。」
珠「か、カップル。私達が?よくわからないけど」
チャーミー「苦手なものは、補い合えるし、話も合うし、ずっとそばにいたいと思うし…。母からそういう関係は、カップルだよと教えてもらったんだ。」
珠「で、でもまだ、キスしていないし、親友だよ。」
チャーミー「そうか…。」
珠は、次の瞬間、目を見開いたまま、止まっていた。時が永遠に止まってしまったかのように。唇には、柔らかいものが触れた。
「チュッ」
チャーミーが珠にキスをしたのだった。
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■22258
/ inTopicNo.11)
女社会12
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(14回)-(2018/01/01(Mon) 10:26:12)
2018/01/01(Mon) 10:27:09 編集(投稿者)
約束の日が来た。
珠とチャーミーの間にしばし沈黙が続いた。
先にチャーミーが口を割った。
チャーミー「この間は、本当に驚かせてしまい、ごめんなさい。私も母の跡を追っていたら、あの場面に出くわして。でも、混乱している珠を放っておけなくて、声を掛けてしまいました。」
珠「そうだったのね。私は、茫然としたままだったわ。」
珠は、少し考えてから、言いづらそうな表情をしたまま、話出した。
珠「チャーミー、その…チャーミーにとっての君を苦しめては、いないですか?スージー様の存在は…」
チャーミー「気にしないで。私の母と君は、家のために結婚しただけで、あまり、仲のよい感じがないの。むしろ、君は結婚とかHとか興味がなくて、今では趣味に没頭しているわ」
珠「そうなんだ…。」
しばらく、また、沈黙が続いた。
チャーミー「ところで、珠は、好きな人いる?」
珠「いない。そういうことを考えたことはないよ。」
チャーミー「えっ、そうなの?てっきり、スージーと付き合っていると思っていたけど。」
珠「スージー様は、恩人であって、そのように考えたことはないわ。」
チャーミー「ええ、母から付き合っていてもおかしくないと聞いたし、君も否定しなかったのだけど…。」
珠「いくら、一緒に住んでいているからといって、ありえないわ。」
チャーミー「じゃ、母の嫉妬だ…。ウフフ。おかしい。」
珠「お母様、嫉妬深いの?」
チャーミー「仮面の下は結構、かまってちゃんよ」
珠「あはは…。」
二人は、しばらく、色々と話した。
チャーミー「なかなか同世代と話せないから、お話できて嬉しい。また、会えるかな?」
珠「いいよ。」
二人は、また、会う約束をして別れた。
珠『ちょっと、複雑な出会いだけど、たくさん話せてよかったな』
チャーミー『珠って、結構、気さくでかわいいのね。色々知りたくなちゃった』
引用返信
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■22257
/ inTopicNo.12)
女社会11
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(13回)-(2017/12/28(Thu) 17:51:51)
珠「だ、誰?」
「私、チャーミーよ。」
チャーミーと名乗る女の子は、綺麗な茶色のショートカット、細身で、大きく凛とした瞳をしていた。白い着物を着ていた。
チャーミー「こんなところで、何をしているの?と聞きたいところだけど、おおかた、予想はつくわ。スージーの跡を追ってきたのね。そうでしょ?珠?」
珠「なんで、私の名前を?貴女は何者なの?」
チャーミー「しっ。あまり、大きい声を出すとスージーに聞こえるわよ。珠、貴女は湯殿で優秀な方だと聞いています。……私の母は、あの、鉄仮面なの。」
珠「貴女のお母様って、何者なの?いったい何かどうなっているのか、わからない…」
珠は、パニックになってしまった。
チャーミーは、珠を優しく抱きしめた。
珠「温かい…。」
チャーミー「落ち着いた?」
珠「うん。ありがとう」
チャーミー「このまま、色々話しても混乱しそうね。貴女の暇な時間を教えて?改めてゆっくりお話がしたいな。」
珠とチャーミーは、次に会う約束をして別れた。
珠は、家に帰った。色々ありすぎて、ベッドにそのまま、倒れてしまった。
しばらくして、スージーが帰ってきた。ベッドに倒れている珠を見て、驚いた。
スージー「珠、珠、大丈夫?具合でも悪いの?」
珠「ちょっと…」
スージー「無理しないでね。今日は仕事休んでいいから。」
珠は、仕事を休んでしまった。
一方、チャーミーも部屋で考え事をしていた。
『なんとなく、母が君ではなく、スージーを愛していることには、言動からなんとなく気づいていた…』
君とは、この国で結婚して、子供を作るときにできる役割の一つである。君は、秘密の薬を飲み、自らの愛液を子種にかえて母に捧げる。母は、その子種を受け取り、子供を宿し、産まれるまで、自らの体の中で子供を育てる。
チャーミー『母と君は、家のためだけに結婚した。幼い頃、私の体が弱かったため、もう一人子供を作ろうと、母は何人かの君と交わったがうまくいかなかった。私の君は、母のパートナーとして最低限のことだけをして、あとは、アクセサリーのデザインと会社の経営をしている。母と君は、すれ違い続けている…。母がスージーを好きでもかまわない。
しかし、珠は初めて話したけど、かわいいな。仕事をしている姿を見て、カッコイイなと思っていたけど。会えるのが楽しみ…。』
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■22256
/ inTopicNo.13)
女社会10
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(12回)-(2017/12/27(Wed) 11:22:26)
珠の目の前の光景は、彼女の想像と全く違っていた。
鉄仮面「また、会いに…いや、奪いにきたよ。」
スージー「本当に気まぐれ!自分勝手!もう来ないで!」
鉄仮面「うそつき。そういう人は、メチャクチャにしてあげる」
鉄仮面は、スージーにキスをした。
スージーは顔を赤らめた。
スージー「やっぱり、ダメ…。逆らえないわ」
鉄仮面「迎えにいけなくてごめん。苦しめてごめん。」
スージーと鉄仮面は、舌を絡めて激しいキスをした。二人は、着ているものを全て脱ぎ、裸になった。秘湯に入ると互いのカラダにお湯を掛け合った。再び、キスをすると、カラダを絡ませた。やがて、あえぎ声を出した。
二人の様子を目にした、珠は、驚きのあまり、その場に座り込んでしまった。完全に固まってしまった。
「ねえ、大丈夫?」
突然、背後から声がした。
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■22255
/ inTopicNo.14)
女社会9
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(11回)-(2017/12/26(Tue) 14:15:05)
.珠がスージーの家に住むようになってから3年が経っていた。16歳になっていた。
少し幼さを残しながらも、大人の女性に近づいていた。
仕事は、着実にこなし、湯殿では仲間の信頼を得るようになっていた。学校には通わず、スージーに学問を教わる生活を送っている。
ある日、珠とスージーは、美湯の研究に秘湯巡りをした。
スージー「ここに入ってみようか?」
お湯に実験キットの紙を湿らせ、結果を見ながら、珠に問いかけた。
スージーと珠は、着物を脱いで、秘湯に入った。
スージーは、珠の裸体に目がいった。出会った頃に比べて、張りがあるけど、膨らみ途中の胸、クビレ、大きいけど引き締まったお尻、まだ面積の小さい茂み…。
大人になっていく珠のカラダに思わず見惚れてしまった。
スージーは最近、珠を抱きたくなってしまうことがあり、どうしたものかと思うことも増えていた。スージーにとって珠は娘のような存在なので、戸惑ってしまうのだった。
珠「スージー様?」
スージー「は、入るとしよう。うん。なかなかしっとりとくるお湯だ。サンプルをとっておこう。」
珠「はい。」
珠は、スージーと二人きりの時間が好きだった。スージーが実のお姉さんのようだからであった。彼女は、気さくで明るく優しい。彼女のお陰で戦争で家族を亡くした悲しみを乗り越えられたからである。珠は、いつしか自分もスージーのために何かできたらと思うようになっていた。
二人が美湯の研究から帰ってくると、スージーに手紙が届いていた。スージーが少し震えていた。
珠「まさか、鉄仮面から。」
スージー「うん。でも、気にすることではないよ。大丈夫。近々来るみたい。」
鉄仮面とは、時々スージーの家にくる、鉄仮面を付けた女である。いつも荒々しい感じで、困惑するスージーをどこかに連れていてしまうのである。連れてかれるといってもスージーは、数時間で戻ってくるのだが。
珠は、スージーが危険な目に遭っていないか心配だった。スージーは、いつも大丈夫としか言ってくれない。
数日後、鉄仮面が来た。スージーは連れていかれた。今日の珠は、違った。鉄仮面と戦う決心をしてから、スージーには内緒で武芸書を読み、自己訓練をしていた。もう、戦えると思った珠は、武器を持ち、鉄仮面とスージーの跡を追った。
鉄仮面もスージーもずいぶん、速く歩いていた。追いかける珠…。
森に到着し、さらに奥へと進む。
小さな秘湯にたどり着いた。
珠「な、なにこれ…。そ、そんな…。」
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■22254
/ inTopicNo.15)
一言&スージーの回想について
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(10回)-(2017/12/21(Thu) 21:25:23)
私の拙いお話を読んでいただき、ありがとうございます(^^)
スージーの回想が長くなってしまいすみません。ヒロインの珠の話の続きを先に読みたい方は、9から読んで、あとからスージーの回想を読んで頂いても大丈夫です。
では、9から珠が中心のお話に戻ります。
感想がございましたら、コメントしていただけると嬉しいです。
引用返信
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■22253
/ inTopicNo.16)
女社会8 スージーの回想
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(9回)-(2017/12/21(Thu) 21:11:54)
チェルシーは泣いていた。大きな声を挙げていた。そして、仮面を外した。
スージー「さ、さくら?」
さくら「チェルシーだなんて、偽ってごめんなさい。許してもらえるとは、思わないわ。だって、だって、出会った日からスージーのことが好きだった。でも、皇帝の娘だから貴女を皇后や妃にできない。だから、1回だけでも想い出が欲しかった。我慢ができなかった。」
スージー「私、すごく恥ずかしかったんだよ。」
スージーは、さくらを抱きしめると唇にキスをした。
スージー「実は、さっき、途中からチェルシーがさくらだったらいいのにって思っていた。」
さくら「ずっとスージーを抱きしめていたい。時間が許すなら、永遠に」
スージーとさくらは、再び、愛し合った。
学校を卒業するまで、二人は、周囲に隠れて何度もカラダを重ねた。
さくらは、卒業後すぐに親の決めた相手と結婚した。
さくらから手紙が届いた。
「いつか、迎えにくるから。いつか二人で暮らそう」
スージーは、無理だと感じていた。思い切り泣いた。
それから、5年…。さくらは皇帝に即位し、娘も出来た。皇后以外に妃が何人かいた。
スージーは、親の仕事を引き継ぎ、湯殿の長となった。新しい美容法や美湯の研究の日々を送り、恋愛はしなかった。
ある日、スージーの家の戸を荒々しく叩く音が聞こえた。戸を開けると、黒マントに鉄の仮面をつけた人が立っていた。
スージー「どちらさま?」
スージーが言い終わる前にその女は、家に押し入り、スージーにキスした。
女「ごめんなさい。苦しめるのわかってて、来ちゃった。愛している。」
スージー「まさか、さくら。いい加減にしてよ!せっかく、落ち着いてきていたのに。私の生活、壊さないでよ!」
さくら「我慢できなかった。どうしたら、スージーに会いにいけるのか、考えていた。忙しくて、なかなか会いにいけなくて、ごめんなさい。」
スージー「謝るのは、そこじゃない!さくらも苦しんできたのは、わかったよ。でも、もう帰って。」
さくらは、怒り出し、スージーを倒した。
「もういい。やっと逢えたのに。メチャクチャにしてやる。」
あっという間にスージーは、裸にされ、気絶するぐらいまで感じさせられた。
さくら「また、来るから」
それから、時折、さくらは鉄仮面と黒マントをつけて、スージーを訪ね、Hしては帰るというようになっていった。
謁見の間で会うときは、嫌味すら言ってくるようになった。
スージーは、さくらの苦しい胸の内を知っているが、どうしようもできないことが悔しかった。また、さくらがあのようになったのは、自分のせいだと思っていた。
さくらが無理にでも抱こうとしてくるのは、嫌だったが、まだ、愛している気持ちがあるためか、うまく拒むことができないまま、月日が過ぎていった。
引用返信
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■22252
/ inTopicNo.17)
女社会7 スージーの回想
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(8回)-(2017/12/19(Tue) 21:19:22)
スージーは、シンプルなデザインの紫色のドレスを着て、会場に向かった。会場でさくらに会う約束をしている。
ところが、会場に着くと、
「仮面舞踏会の約束
絶対に本名で呼ばないこと、明かさないこと」
と書かれていた。
スージー「ど、どうしよ。さくらと呼びたくても呼べない。皆、仮面着けているし、誰か誰だかわからないよ(泣)」
どうしようもできなくて、会場の奥で一人立っていると、女性が声を掛けて来た。
その女性は、スージーより2、3ぐらい歳上な感じで豊かな長い金髪、白く透き通る肌をしていた。まるで、美の女神ヴィーナスのようだった。
女性「ねえ、貴方1人?私は、チェルシー」
スージー「友達と待ち合わせしているの。」
チェルシー「その間だけでいいけど、お話したり、お菓子食べたりしません?」
スージー「いいですよ。」
チェルシーとスージーは、好きなお菓子のことや愛の週間、恋のことなどを語りあった。
ふと、スージーはさくらのスキンシップに関する悩みを話した。
チェルシー「それは、違和感というより、カラダが心地良さを感じているということだと思うよ。」
スージー「き、気持ちいいだなんて…。ヒャ」
チェルシー「指先で背中を撫でているだけよ。これが気持ちいいということよ。もっとその正体について知りたい?」
スージーは、好奇心と違和感を解決できるかもしれないと思い、チェルシーについて行った。
チェルシーは、スージーを小さな部屋に案内すると、ベッドに押し倒した。
スージー「えっ、あ…」
チェルシー「動かないで。気持ちいいこと、優しく教えるから。」
チェルシーは、指先だけでスージーの首と背中をゆっくり撫でた。
長い間、撫でられると次第にスージーのカラダをピクピクとし始めた。
スージー「何だか変…。」
チェルシー「そのまま、そのままでいるのよ。だんだん何も考えられなくなるわ。」
スージー「んっ、んっ」
チェルシー「声を抑えないで。感じている証拠よ。」
チェルシーは、ゆっくりと首をなめはじめた。
スージー「えっ、何…。あっ、あ…」
スージーは顔が赤くした。
チェルシーは、スージーのドレスを一気に脱がせた。
スージー「えっ、あ、や…」
チェルシー「ここまで来たら、嫌もないでしょう。最後までしないと違和感の正体が掴めないわよ。私も脱ぐから」
チェルシーは、すべてを脱ぎ、裸になった。そして、スージーの下着をすべて脱がした。
スージーは恥ずかしさのあまり、顔を隠した。
チェルシーは、スージーの胸を揉んだ。
ゆっくりと、ゆっくりと。
次に乳首を指先で愛撫した。
スージー「あっ、あっ」
チェルシー「気持ちいいでしょ。」
スージー「えっ、あ、」
その瞬間、乳首を指先ではない、何かが触れてきた。そっと、ゆっくりと。チェルシーの舌だった。スージーは、驚きながらも何ともいえない気持ち良さに抵抗できなかった。
チェルシー「クチュ、クチュ、おいしい。かわいいわ。」
チェルシーは次第に舌を速く動かした。
と、同時にスージーは、カラダをビクビクとさせていった。チェルシーは、微笑むと手をスージーの黒く濃く生えた茂みに入れた。
ゆっくりと割れ目に触れた。そっと、動かした。ゆっくり、速く、ゆっくり、速く…。
スージー「足が足が、ガクガクして止まらないわ。」
チェルシー「カラダが反応してきたのね。もっと気持ちよくしてあげる」
チェルシーは、割れ目を舌全体を使って、舐めた。割れ目から蜜が溢れてくる。舌の先だけ速く速く舐める。
スージー「カラダがカラダがフワフワして止まんない…。あっ、あっ、あっ、、ああ、んっ」
チェルシー「かわいいよ。もっとフワフワしてて。私も気持ちいいのよ。触って。」
チェルシーは、スージーの手を自らの割れ目に誘った。ヌルヌルとしていた。
スージー「こ、これは、何」
チェルシー「私も貴女と同じように濡れているの。カラダがフワフワしているの。一緒に触りあって、最高の気持ち良さまでいきましょう。」
二人は互いの割れ目を触りあった。
段々と速く手を動かしてゆく。
スージー「あっ、あっ、もうダメ」
チェルシー「最高まで、いきそう、それを…イクっていうのよ。あっ、あっ、んっ、イキそう。」
スージー「わ、私も…。あっ、イク…」
チェルシー「イク…。スージー、最高にかわいいよ」
スージー「えっ、今、何て。私の名前何で知っているの?」
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■22251
/ inTopicNo.18)
女社会6 スージーの回想
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(7回)-(2017/12/12(Tue) 17:18:45)
スージーはさくらに勉強を教える日々が始まった。さくらは、勉強ができないわけではなく、単に勉強にうまく集中できないだけだった。
スージーとたわいのない会話をしたり、スキンシップを取ると、勉強する気になるそうで、秋のテストでは成績がとても良くなっていた。
秋が終わり冬がきた。冬のテストのあとには、愛の週間が待っている。好きな人に告白したり、カップルは仲を深めたりすることを国全体で盛り上げる週間である。クラスでの話題は専ら、テストと愛の週間のことだった。
スージーとさくらは、テスト勉強に勤しんでいた。勉強の休憩時間になると、さくらが愛の週間について話始めた。
さくら「愛の週間か…。恋したいな…。」
スージー「こ、恋!?」
さくら「そう、恋。変かな?」
スージー「変じゃないよ。でも、さくらは、モテモテだし、沢山、恋ができそうじゃない」
さくら「決して、モテモテの訳ではないよ。皇帝の娘だから仲良くしたいと思う人も多いのよ。結婚も親の選ぶ相手とすることになると思うわ。それに、この身分、下手したら恋した相手に負担をかけるかもしれない…。」
スージー「さくら…。何も知らず、モテモテとか言ってごめんなさい。」
さくら「気にしないで。こんなことスージーにしか言えないわ。スージーは、勉強に集中できない私に対策を一生懸命考えてくれたり、おもしろい本を教えてくれたり、私の内面を見てくれるから、本音を言えるの。」
スージー「あ、ありがとう」
さくら「ところで、スージーこそモテるでしょ?頭いいし…。」
スージー「全然、モテないし。恋することすら、考えたことないわ。勉強の虫だし(笑)」
さくらはスージーの黒髪をいじりはじめた。いつものスキンシップだった。
さくら「嘘でしょ?こんなにツヤツヤの黒髪に、ガッチリとした肩、背中だって綺麗」
さくらは、スージーの背中を指先だけてゆっくりと撫でた。
スージー「んっ。スージー、もう!からかわないで」
さくらは、背中を撫でるのをやめなかった。ニコニコしながら続けた。
スージーは、抵抗しながらもカラダがフワフワしてくる感覚に襲われた。
スージー「んっ、んっ、やめてよ。」
さくら「今日のところは、ここまでにしておくわ。」
スージー「今日のところ…」
スージーは、最近さくらのスキンシップが少し嫌だった。指先だけで首や背中を撫でてくる。
カラダがふわっとしてしまい、どこか自分らしくないと思うからだ。
さくら「ところで、愛の週間の仮面舞踏会に行かない?」
スージー「えっ?何か、大丈夫かな?」
さくら「スージーがいなくちゃ、不安よ。二人でいけば怖くないわ。美味しいお菓子もあるって。お願い!」
スージーは、さくらがあまりに頼みこむので、仮面舞踏会にいくことになってしまった。
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■22250
/ inTopicNo.19)
女社会5 スージーの回想
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(6回)-(2017/12/09(Sat) 21:07:23)
スージーは、皇帝ことさくらに謁見の間で囁やかれたことを思い出していた。
さくら「よっぽど、珠のことを気に入っているのね。でも、ダメよ。私の以外の女にカラダを開いたら、許さないわよ。フフ、その顔、そそられるわ」
スージーとさくらは、ただの学友ではなかった。
スージーは役人の家の娘。親も湯殿の長をしていた。幼い頃から勉強が出来て頭がよかったので、皇帝や貴族の娘たちが通う上流院に特待生として入学した。
さくらは、クラスメイトで、当時の皇帝の娘として注目の的だった。そして、いつもニコニコしていて明るい彼女は、クラスの中心的存在でもあった。身分の高い貴族の娘といることが多かった。
一方で、スージーは、授業以外は学校の図書館で勉強したり、本を読んだりと一人で過ごすことが多かった。
最初、二人には接点があまりなかった。
ある日、当時の皇帝から(さくらの親)、さくらの勉強を見てあげるように命令されてから、二人の距離が近くなることになる。
さくら「勉強なんて、大嫌い!やる気起きない。遊びたい!」
さくらは、スージーの前で駄々をこねた。
スージー「と、言われましても、さくら様、困ります…。」
さくら「もう、頭固いな。スージー?」
さくらがニコニコと笑っていた。
さくら「冗談よ。さくら様と呼ばないで。クラスメイトでしょ。さくらと呼んで。あと、敬語もやめて。」
スージー「はい、さくら…。」
さくら「よろしい。フフ。スージー、固すぎるよ、よし、ほぐしてあげよう。」
さくらはスージーの肩をもみだした。
スージー「ちょっ、ちょっと」
今まで友達に肩をもんでもらったことは一度もない。まして、カラダを触られたこともない。スージーはさくらのスキンシップに驚いていた。
さくら「肩も硬いね。夜遅くまで勉強したり、本読んだりしているからかしら。」
スージー「なぜ、そんなことを知っているの?」
さくら「さあね。私、人のことはよく見ている性分なのよ。一応、次の皇帝候補ではあるし。」
スージー「そ、そうか。」
さくら「オススメの本とかあったら、教えて?
スージーのこと、もっと知りたいし。」
スージー「えっと、『バラ園の探偵』かな?おもしろいミステリーだよ。」
さくら「ミステリー読むなんて意外。もっと難しい本しか読まないのかと、思っていたわ。」
スージーは、優しく微笑んだ。周りからは、勉強だけの人、頭の固い人と思われ、自分について知ろうとしてくれるクラスメイトはいなかった。
自分のことを知ろうとしてくれる、さくらに親近感を抱いた。
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■22249
/ inTopicNo.20)
女社会4
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□投稿者/ ユリコ
一般♪(5回)-(2017/12/08(Fri) 20:44:45)
皇帝に会う日…。珠は緊張のあまり震えてカチコチになっていた。
スージー「緊張しすぎ…。フフフフ。私も一緒だし、そばにいるから大丈夫だよ。」
スージーは軽く珠を抱きしめた。珠は、スージーのがっしりとした肩に包まれ、少しリラックスができた。
謁見の間に案内された。
玉座に皇帝が座っている。キラキラとした金髪を編み込んで纏めている。透き通るような色白の肌、赤くて小さな唇、茶色の瞳をしていた。王冠を被り、金糸の入ったピンク色の着物を着ていた。御年38歳。
皇帝「貴方が珠ね。」
皇帝は、玉座から立つとニコニコ笑みを浮かべ、珠のほうに向かって歩いた。
次の瞬間、ふわっと甘い香りが珠を包んだ。皇帝が珠を抱きしめていた。ただただ、珠は驚いていた。
皇帝「なかなか、かわいい娘ね。ツルツルの肌に、大きな瞳、豊かな黒髪、抱き心地がとても良いわ」
皇帝はまだ、驚いたままの珠の頬にチュッとキスをした。珠は目をパチクリさせた。
皇帝「ねえ、珠、私と結婚しない?気に入ちゃった。フフフフ。」
珠「け、結婚!?」
皇帝「ねえ、ダメかしら。私じゃオバサンすぎるかしら?」
珠は突然の出来事にパニックになっていた。すると、
スージー「陛下。恐れ入りますが、まだ、珠は13歳。幼すぎますよ。」
皇帝「もう、相変わらず、頭固いなあ。スージー。冗談よ。冗談。でも、40歳近くになって誰とも結婚していない君に言われたくないわ。あとさ、陛下でなくて、さくらと昔みたいに名前で呼んでちょうだい。」
スージー「陛下!珠の前ですし、お名前で呼ぶことは、今日は控えさせてもらいます。」
皇帝は仕方なさそうに頷いた。珠から身体を離すと、彼女の頭を撫でながら、
「湯殿の仕事、頼みましたよ。スージーをしっかりと支えて下さいね」
珠「はい、陛下!」
皇帝は、スージーの耳元で何かを囁いた。
スージーは、少し怒ったような困ったような顔をして、顔を赤らめた。
スージーは家に着くと大きなため息をついた。
「はああ、あんのやろう!だから、珠を連れていきたくなかったんだ。」
珠は今まで見たことのないスージーの表情や言葉遣いに思わず、笑ってしまった。
「クスクス。スージー様。申し訳ございません。でも…。可笑しくて。あと、皇帝って…
」
ため息をついていた、スージーもつられて大笑いした。そして、皇帝と自分の関係について話した。
「驚いたでしょう。ああ、皇帝とは学友でね。名前がさくらと言うのよ。昔から気さくというか軽いというか…。でも、皇帝だから失礼のないようにね。」
珠は頷いた。
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