| フッと時計を見た。
午前2時。
5時間近く彼女の腕の中で夢を見ていた様な気がする。
何度イカサレタことか・・・
彼女は私を腕枕し、ずっと私を見ている。
『寝ないの?』聞いてみた。
『寝たら時間がもったいないから』
静かに彼女が答えた。
私は彼女の女性遍歴(?)を聞いてみたくなった。
『聞いてもいい?』
『なに?』
『今まで男性と付き合ったことは?』
『あるわよ。一度だけだけど。でもセックスした男は一人じゃない。』
『女性は?』
ふっと笑って
『気になるの?』
『あ、いえ、そうじゃないけど、ただなんとなく』
『なんとなく気になるの?』
『え?あ・・・別に・・・』
『清美は会社を離れると全然社長じゃないわね。
会社でバリバリやってる姿と、愛液流して悶えてる姿と、どっちが本当なんだろ。』
『どっちも私に決まってるでしょ。』
『(笑)私の前では乱れていて欲しいけど。』
|