ビアンエッセイ♪

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■13975 / inTopicNo.21)  まほうつかい
  
□投稿者/ ハル 一般♪(22回)-(2006/03/22(Wed) 21:03:13)
    君が笑ったら
    あったかくなった

    一緒に食べたら
    おいしく感じた

    名前を呼ばれて
    自分の名前
    好きになった

    不思議だね

    もしかしたら
    もしかしたらさ

    きっと君は
    まほうつかい



    (携帯)
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■13978 / inTopicNo.22)  アメ降る午後
□投稿者/ ハル 一般♪(23回)-(2006/03/22(Wed) 23:45:11)
    降り出したアメにカサをさす

    並んで歩く私達は

    カサの幅だけ離れてて

    まるで1メートルの遠距離恋愛





    (携帯)
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■13994 / inTopicNo.23)  徒ら臥し
□投稿者/ ハル 一般♪(24回)-(2006/03/25(Sat) 22:22:04)
    深夜アニメとマイナー映画

    ふかした煙草が滑稽で

    溜息ついたら煙が舞った

    月のない夜 蛍光の下

    白い毒雲踊り出す


    フトンまるめて抱きついて

    毛布一枚ひっかけて

    寒い夜にさようなら






    (携帯)
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■14614 / inTopicNo.24)  あした天気に
□投稿者/ ハル 一般♪(1回)-(2006/05/23(Tue) 02:58:18)
    ヒトリになってしまったこの部屋で今雨音を聞いている。
    フタリであったことはなかったけれど私とあの子は確かにこの部屋に居て、私は勝手にアナタにときめいてドキドキしてそして深く考える事もなくその感情を大切に守っていた。






    「あのさ、恋人できた。」


    「まじで?へー、いつから?」


    「一週間くらい前かな。」





    頭の中が真っ白になったのは初めてだ。

    ―おめでとう。

    とウソついて初めてあのドキドキの原因がわかってしまって、でもそれは今更なんの意味もないただ苦しいだけの感情になった。気付いたらそんな感情になってしまっていた。
    アナタに向けてきた想いにやっと明確な名前がついて喜ぶまもなくそれは叶わない願いだと自覚だ。


    二人を閉じこめた雨ももう意味がない。だって片思いに気付くと同時に失恋したまぬけな私だ。




    雨が降る。
    カサのないこの部屋であなたを思えば嬉しさと悲しさ押し寄せて、ヒトリなんだとおもう。
    フタリであったことなどないのに。





    (携帯)
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■14653 / inTopicNo.25)  晴れる夜
□投稿者/ ハル 一般♪(2回)-(2006/05/25(Thu) 10:51:43)
    ヒトリにしてしまった。
    おこがましくもそう思う。


    フタリであったことなどないけれど。
    確かにあの部屋で私は愛されていたと自惚れる。





    その日は生憎雨は降っていなくて私が止どまる理由はどこにも見当たらなかった。



    「そっか。おめでとう。」



    軽く、反応が面白そうだからとついたウソにそう微笑まれて胸が痛んだ。
    そして知った。
    この部屋でいつの間にか通じあっていた想い。
    片思いだなんて油断していた。想われているんだと安心していた。


    気付きそうなものなのに全く気にもしなかった。だって、雨が降るとなんだか機嫌が良くなって。だって、カサだってわざと買わないでいてそれで私もそうであったっていうのに。
    全く思いもしなかった。

    私もあなたを好きで居て、それで自分の想いにすら気付かないくらいそんな暇がないくらいあなたを見て居たのだ。


    あまりの恥ずかしさと純情さに赤面であんまりな純愛に鳥肌だ。




    それでもこれは気付いてしまった者の義務だからと


    ―ヒトリにしてしまったあなたに。
    ―フタリになろうと言ってみよう。



    言い訳位させて欲しい。






    (携帯)
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■15199 / inTopicNo.26)  KISSKISS☆BANGBANG
□投稿者/ ハル 一般♪(4回)-(2006/06/30(Fri) 03:48:36)
    「すげー!」
    「器用〜」

    「まぁね。」


    昼休みのひとこま。
    デザートについてきたさくらんぼの枝を口にいれ、種を付けたままその枝を結んでみせる。それを得意気にまわりにみせているのはいつもバカをやってるクラスメートだ。
    ムダにはしゃいでる彼女を横目に単語帳を読みふける。


    ―またバカなことを。



    「きっと、キスうまいんだよ」
    「やっぱね〜ナオは」
    「ぽいもんね」

    「えへへ〜」



    相変わらずのナオのヘラヘラ笑いと緩んだ口に二個目のさくらんぼが入るのがみえた。



    ―くだらない。





    放課後の更衣室。

    「んっ。」

    深い口づけに息が上がる。ゾクゾクと背筋を這う快感にしゃがみ込みそうになるのを必死に耐えた。
    時折、余裕そうな瞳と目が合えばこみ上げるのは恥ずかしさと悔しさだ。


    「気持ちいい?」

    「…。」


    余韻にとりつかれ、羞恥から何も言えず相手にもたれ掛かる。少し前まで自分に快楽を与えていた唇が耳元で言葉を紡ぐ。



    「ねぇ、気持ちよかった?ナオ。」


    「・・うん。」



    さくらんぼの枝を口で結べるとキスがうまい。このくだらない通説は彼女の舌によって見事に覆された。




    (携帯)
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■15227 / inTopicNo.27)  視力2.0
□投稿者/ ハル 一般♪(5回)-(2006/07/04(Tue) 00:22:49)
    自転車で近所を走っている時あなたをみかけた。

    いや、正確にはあなたに似た人だった。

    もちろん後ろ姿以外はあなたに似てもにつかないんだけどそれでもこの高鳴る胸はあなたに向けたものだ。


    すっごくドキドキしてしまったんだ。


    紛い物でこんなにときめくなんて、なんて楽しい人生だろうとあなたの偽物を見る度思う。
    そしてどうやら目が悪いらしい私は眼鏡を真面目に物色しながら、またあなたの影を捜す。
    そして勝手にドキドキするんだ。


    あなたを好きになって良かったなんて。
    本当に勝手に思いながら



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■15253 / inTopicNo.28)  垂れ流し
□投稿者/ ハル 一般♪(6回)-(2006/07/07(Fri) 20:23:39)
    私を取り巻くすべてのものがあんたに繋がってるって最近気づいたマヌケな話人に聞かれて気づいたよ例えば乙女チックなマンガだとか甘ったるい歌詞の曲だとかとにかく人に言わせれば私には似合わないようなモノに囲まれた生活だ言われて考えたよなんだってこんな心惹かれてしまうのかをそしたら答えは三秒ででた取り巻くすべてはあなたにつながっててそれにしがみつくみたいに生きてる私なのだ

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■15508 / inTopicNo.29)  幸福人ラーゲル
□投稿者/ ハル 一般♪(8回)-(2006/07/29(Sat) 22:10:11)
    軽く握ったこぶしから親指をたてて人差し指を伸ばしてゆっくりこめかみにあてる



    ーっばん!




    頭ん中と右手で作り上げた銃は虚しく落ちた。
    なにも打ち抜きはしないそれを大切にしまうみたいに足の間に挟み込んだ。


    体育座りみたいな格好でコロンと横になる。
    目を瞑り、エアコンで冷え切ったフローリングに体を押しつけていると冷たい手が伸びてきた。




    「ねぇ、寒くない?」


    「しーっ。今死にかけ中。」


    「あっそう。」



    彼女がすりよせる体から伝わる温度にまだ死にはしないと思う。
    ふと、二人でみた映画を思い出し問いかけた。



    「私が死ぬまで愛してくれますか?」


    「死にかけてんじゃないの?」


    「いいから。
    愛してくれますか?」


    しょうがないなと彼女が腕を回し、私は包まれた。


    「いいえ。私が死ぬまで愛します。」



    幸福に包まれた。
    そして思った。このバカみたいに寒くした部屋で他人が聞いたら呆れそうなバカな事をできるのはアナタだけだから、二人で在れてよかったと思った。









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■15800 / inTopicNo.30)  垂れ流し2
□投稿者/ ハル 一般♪(9回)-(2006/08/11(Fri) 23:54:52)
    いつもは忘れているはずの感情溢れ出して何も喋れれなくなってしまったんだと思うけど実際その時はしゃべる相手がそばにいなくてホントに何も喋れなくなっていたのか今となって分かることではないからそういうことにしといてとにかく!溢れだしたんだいっぱいの感情たくさんの色が渦巻いて混ざって何もかも黒に近くて涙出そうになってメガネの上から目をこすろうとして笑えなくて悲しかったんだっていつか伝えられたらと思うよあなたに向けたたくさんの色は混ざり合って溶け合ってもう私にもわからないから全てを見せるよ黒に近いそれからあなたに贈るのは私が持ってるあなたの為の色だから



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