ビアンエッセイ♪

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■13758 / inTopicNo.1)  Guest×Bartender T
  
□投稿者/ 瞳 一般♪(3回)-(2006/02/28(Tue) 04:35:05)
    私は、カクテルバー〔caramel〕でアルバイトをしている。今月で、もう2年目。私の仕事内容は、カウンターでカクテルを作るというもの。他には、店の奥で料理を作ったり、個室やテーブルに座ったお客様の接客などの仕事があるけど、私はもっぱらカウンター。忙しい時以外は、1人でパントリィ(ドリンクを作る係)を任さ・

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■13759 / inTopicNo.2)  どうも文字化けしますね…
□投稿者/ 瞳 一般♪(4回)-(2006/02/28(Tue) 04:39:04)
    私は、カクテルバー〔caramel〕でアルバイトをしている。今月で、もう2年目。私の仕事内容は、カウンターでカクテルを作るというもの。他には、店の奥で料理を作ったり、個室やテーブルに座ったお客様の接客などの仕事があるけど、私はもっぱらカウンター。忙しい時以外は、1人でパントリィを任さ

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■13760 / inTopicNo.3)  Guest×Bartender U
□投稿者/ 瞳 一般♪(5回)-(2006/02/28(Tue) 04:41:07)
    忙しい時以外は、1人でパントリィ(ドリンクを作る係)を任されている。

    カランッ

    「いらっしゃいませ…あ、実香さん!」
    『こんばんは、瞳ちゃん』

    実香さんは、週に2回〜3回は来てくれる常連さんで、いつもカウンターに座る。そのおかげで、実香さんと私は、出会って1ヵ月ほどで親しい仲

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■13761 / inTopicNo.4)  
□投稿者/ 瞳 一般♪(6回)-(2006/02/28(Tue) 04:43:23)
    実香さんと私は、出会って1ヵ月ほどで親しい仲になった。

    「今日もカシスウーロン?」
    『うん、お願い』
    「でも、今週からリキュールが変わっちゃったんだよね…」
    『あ、全然いいよ』
    「ホントに?良かったー!すぐ作るね」

    実香さんは、色白で、顔立ちもハッキリしていて、黒髪。背は160くらいかな…ス%8

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■13762 / inTopicNo.5)  
□投稿者/ 瞳 一般♪(7回)-(2006/02/28(Tue) 04:44:51)
    スタイルも良くて、ちょっと小さめのモデルさんみたいなんだよね。ホント綺麗な人。
    そんな彼女に、私は出会った瞬間、恋をした。もちろん、今も大好き♪


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■13763 / inTopicNo.6)  
□投稿者/ 瞳 一般♪(8回)-(2006/02/28(Tue) 04:46:21)
    コトッ

    「はい、できたよ」
    『ありがとう』
    「やっぱ味違う?」
    『んー…そうだね。ちょっと違うかな。何か甘いよ』
    「前の味と、どっちが好き?」
    『どっちも好きかなー。前のはスッキリしてたから好きだったし、これは適度に甘くて好き』

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■13764 / inTopicNo.7)  
□投稿者/ 瞳 一般♪(9回)-(2006/02/28(Tue) 04:47:32)
    「カシスウーロンと瞳、どっちが好き?」
    『やだもう』
    「えへへー♪ねぇねぇ、どっちなのー?」
    『…店長さーん、パントリィがセクハラ〜』
    「やめてよー!」

    【なにーセクハラだとー?コラ瞳っ!】
    ホントに店長が出てきて、頭をポカッと叩かれた。それを見て、また実香さんが笑ってくれる。

    (携帯)
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■13765 / inTopicNo.8)  
□投稿者/ 瞳 一般♪(10回)-(2006/02/28(Tue) 04:48:37)
    あー幸せ。実香さんとこうして仲良く話せるだけで、私の胸はホクホクする。実香さんが笑ってくれるから、今度はキュンとなる。こうやって、どんどん好きになってきたんだ。

    (携帯)
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■13766 / inTopicNo.9)  
□投稿者/ 瞳 一般♪(11回)-(2006/02/28(Tue) 04:49:18)
    1時間ほど、休まず飲み続けた実香さんは、泥酔してしまった。

    『う゛〜…』
    「珍しいねー酔うなんて」
    『明日仕事が休みだからちょっと張り切っちゃって…あぁ気持ち悪いー!』
    「わー!テーブルに吐かないでね!?…あ、22時!上がる時間だ!良かったぁ…実香さん、ウチに来なよ。すぐ近くだから。

    (携帯)
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■13773 / inTopicNo.10)  
□投稿者/ 瞳 一般♪(12回)-(2006/02/28(Tue) 20:24:34)
    何とか実香さんを私の車に乗せると、急いで私の家に向かった。

    『…吐きそうなんだけど』
    「待って待って!もう少しだから!」

    数分後、私の家に着いた。外に出て助手席に回り、実香さんに肩を貸す。

    「さ、中に入ろう。」
    『ごめんね…ありがとう』

    少し酔いが冷めてきたのか、実香さんはまともな会話ができるようになってきた。

    ガチャッ

    家の中に入り、ベッドに座らせた。

    「ふぅ…」
    『私、かっこ悪いね…』
    「ん?そんなことないよ。」
    『だって…吐く寸前だったし…』
    「あはは。でもそんなの、誰だって経験してることでしょ」
    『私はないもんー』
    「そうなの?あ、ちょっと待ってて」

    ガサガサ

    「あった。はい、胃散と水」
    『わー気がきくね』
    「早くお腹の中がスッキリしないとね」
    『ホントありがとう』
    「いいってば」
    『ふふ。瞳ちゃんは優しいね。あ、せっかく持ってきてくれたんだし、飲ませてもらうね』

    パクッ

    ゴクゴク…

    「ちゃんと飲めた?吐いちゃダメだよ」
    『大丈夫みたい』
    「そう。良かった。じゃしばらく横になってるといいよ」
    『ありがとう』

    実香さんも落ち着いてきたみたいなので、私は夕食の用意を始めた。いつも夕方から夜中まで働いているので、お腹ペコペコで帰ってくるのだ。

    (今日はパンと野菜ジュースと…)

    ガチャン!!

    突然、大きな音がした。私はすぐに実香さんの方を見た。

    「どうしたの!?大丈夫!?」
    『ごめん、トイレを借りようと思って立ち上がったら倒れちゃって…お水こぼしちゃった。グラスも割っ…』
    「そんなのいいよ!…あ!目の下切れてるじゃん!大丈夫!?痛い!?」
    『え?あ、気付かなかった』

    私は慌ててティッシュに少量の消毒液を含ませ、実香さんの顔の傷を拭いた。

    「動いちゃダメだよ。……良かった。血は止まったね」
    『何から何まで…ホントごめんね…』
    「構わないよ、全然」
    『せめて片付けは私がしないと』
    「え?いいよいいよ。あ、割れたグラスは素手で触っちゃダメだよ」
    『…あ』

    グラスを素手で片付けようとした実香さんの手を握った瞬間、なぜか彼女は下を向いてしまった。

    「?」
    『あ、えっと…そ、そうだよね…』
    「実香さん?どうしたの?」
    『あの…手が…』
    「あ、あぁ。ごめん…」

    すごく可愛かった。
    一瞬、私の手に触れて、照れてるのかなーなんて…

    『……』
    「……」
    『……』
    「…ね、寝てなきゃダメだよ」
    『え!?あ!そ、そうだよね』

    バサッ!

    実香さんは、慌てて布団を頭までかぶり、横になった。

    (な、何なんだろう…)

    私の胸は、確実に動きを速めている。
    なぜか汗が止まらず、気持ちも落ち着かない。

    (実香さんは照れてたのかな…い、いや…違う違う…この程度のことで舞い上がっちゃダメだ…)

    一瞬でも気を緩めたら、「好きだ!」と言ってしまいそうだった。

    『……』

    (ふー…。ん?寝たのかな?)

    少し布団をまくって、実香さんの顔を覗いてみた。

    彼女は泣いていた。

    「え!?」
    『あっ…!』
    「大丈夫!?まだ気分が悪いの!?」
    『え?う、ううん…』
    「じゃどうしたの!?」
    『……』

    実香さんは、布団に少し顔を戻して、私をジーッと見ている。

    『…私、どうしたらいいんだろう…瞳ちゃんが好きなの…もうこれ以上我慢できないよ……』

    消えそうなくらい小さな声は、震えていた。

    「……え?えぇっ!?あ、あのっ…」

    蒸気機関車みたいな鼓動が邪魔で、うまく言葉が出てこない。

    「み、実香さんが…?」
    『…ごめんね』
    「え?」

    実香さんは、急にベッドから降りて、部屋を出ようとした。私は、とっさに彼女の腕を掴んだ。

    『もう帰…』
    「ちゃんと話を聞かせてほしいです」
    『……』
    「さっき実香さんが言ってくれたことが本当なら…」
    『え?』
    「ほ、本当なら…その…」
    『……』
    「えっと…私も…実香さんのことが好きだから…」
    『……』
    「その…」
    『…ちゃんと言う』
    「え?」
    『もう1回、好きってちゃんと言いたいから…聞いててほしいな…』

    その答えだけで充分だった。
    私は、途端にパァッと笑顔になった。そして、実香さんを抱き寄せた。

    「だぁーい好き!実香さん!」

    そう言って、ギューッと抱きしめた。

    『…う゛〜……』
    「何泣いてんのー!両思いだったんだよ!?一緒にもっと喜ぼうよ♪」
    『だって、2年間も片思いしてた人と…』
    「ねっ!幸せだね♪」
    『もう…うふふ』
    「えへへっ♪」

    気持ち悪いくらい、私達はずっとニコニコしていた。

    『記念にキスしたいな』

    そう言ってくれたのは実香さんだった。
    やったぁ!でも最初のキスなので、唇に軽く…うわ、タマゴみたい。

    そのまま何度も何度もキスをしながら、私達は朝を迎えた。



    続く



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■21411 / inTopicNo.11)  Re[2]: 9
□投稿者/ 優心 一般♪(20回)-(2011/12/28(Wed) 04:35:29)
    うっ! 先生と の瞳さんですか?

    何度も読み返しても飽きない 先生と w
    この作品の続編…お待ちしています☆
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■21516 / inTopicNo.12)  即プレイOK
□投稿者/ 好恵 一般♪(1回)-(2012/05/16(Wed) 18:08:47)
http://www.fgn.asia/
    おつかれのときなど癒されたいと思ったときのアルバイト(〃▽〃) http://fgn.asia/

    (携帯)
完結!
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