| 2006/08/07(Mon) 00:19:30 編集(投稿者)
「嗚呼・・・」
ビクッ!
「恋とはなんて素敵なものでしょう…」
誰もいないと思ってたフロアに声が響いた。 どっから降って湧いて出たのか部屋の端にあるソファに座っり両手を胸元で組んで どこかおぼろ気に天井を見つめる乙女ポーズの紺野あさ美がいた
「こ、紺野(汗)いつからそこに・・」 「後藤さんに石川さんにまこっちゃん…この三角形はどんな数式をもってしても解けないことでしょう」 「人の話し聞けよ」
「でも・・・まだ図形としては不確かなんですよね・・・」 「?」 紺野は私を遠くの方からジーっと見てくると数秒の沈黙・・・。 そんな紺野にたじろぐ吉澤は な、なんだよと口調が焦りでどもってしまう
「五画関係か・・・完璧です!」 「は?」 意味がわからん(汗) とりあえずみんなの所へ戻ろうとした時
「吉澤さん」
呼び止められた。
「戦利品です」
振り返るとなにか物が飛んできた。
「それを顎がしゃくれてる人に渡して下さい。きっとあなたは幸せになることでしょう」
なに、幸せ?? しゃくれって一人しかいないじゃん(汗) うまくキャッチした吉澤の手には少し細長いプレゼント用の小さな箱 振るとカタカタ音がする
「紺野、何が入ってんだよ」 再びソファに目を向けると
・・・うっそ、もういない(…)
がさがさ 空けてみよ…がさがさ・・
すると背後から
「それ空けたら吉澤さん三日以内に…」
ビクビクッ!! 「紺野?!」
振り向くとまたもや いない(恐怖)
三日以内の恐怖に震えながら吉澤は丁重に上着のポケットに『物』を入れた。
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