| お風呂から上がって
まるで私達の寝室そっくりの
その寝室に入る
ご主人様は
いつものように
バスローブを着て
待っていて下さった
コンコン
ノックの音がして
お医者様が
カルテを持って
お部屋に入られた
一礼して
お部屋の隅の椅子に腰掛ける
照明が落とされるけど
お医者様がご覧になれるように
いつもよりは
少しだけ明るい
ベッドの端に並んで腰掛ける
夜伽の見学をさせて頂いたことはあるけれど
ご主人様との
夜の出来事を
他の人に見られるのは初めてで
どうしよう
やっぱり緊張してしまう
『目を閉じて
力を抜きなさい
いつもの通りにしていれば
それでいいのよ
感じることに集中しなさい
私だけを感じなさい』
ベッドの真ん中に誘われる
お互いに
相手のバスローブの前を解き合う
膝を開き
ご主人様を
全身で受け入れる
肌と肌が重なり合い
それだけで
軽くイッてしまう
ご主人様が上体を起こし
私のバスローブを脱がせ始める
(携帯)
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