ビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■15363 / inTopicNo.81)  ご主人様と私 第5章I
  
□投稿者/ 昴 ちょと常連(80回)-(2006/07/19(Wed) 02:43:44)

    お風呂から上がって

    まるで私達の寝室そっくりの

    その寝室に入る




    ご主人様は

    いつものように


    バスローブを着て

    待っていて下さった




    コンコン


    ノックの音がして

    お医者様が

    カルテを持って

    お部屋に入られた




    一礼して

    お部屋の隅の椅子に腰掛ける




    照明が落とされるけど

    お医者様がご覧になれるように

    いつもよりは

    少しだけ明るい




    ベッドの端に並んで腰掛ける





    夜伽の見学をさせて頂いたことはあるけれど


    ご主人様との

    夜の出来事を

    他の人に見られるのは初めてで



    どうしよう


    やっぱり緊張してしまう




    『目を閉じて

    力を抜きなさい


    いつもの通りにしていれば

    それでいいのよ



    感じることに集中しなさい



    私だけを感じなさい』



    ベッドの真ん中に誘われる



    お互いに

    相手のバスローブの前を解き合う



    膝を開き

    ご主人様を

    全身で受け入れる



    肌と肌が重なり合い

    それだけで

    軽くイッてしまう



    ご主人様が上体を起こし

    私のバスローブを脱がせ始める


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15364 / inTopicNo.82)  ご主人様と私 第5章J
□投稿者/ 昴 ちょと常連(81回)-(2006/07/19(Wed) 02:44:42)

    私は待ちきれない時

    全てを脱ぎ捨てて

    すぐにでも

    ご主人様と重なりたい時があるけれど


    バスローブの袖から

    腕を抜く時の

    肩を上げる仕草を

    ご覧になるのが好きだからと


    ご主人様はいつも

    バスローブから始められる



    私は

    ご主人様のバスローブが

    ゆっくり降りて


    肩からお尻に


    ご主人様の美しいシルエットが

    浮かび上がるのを

    拝見するのが好き



    今は目を閉じているけど


    ご主人様の

    その美しいシルエットが

    目に浮かぶ




    私の蜜が溢れ始める



    唇が重なって

    ご主人様の舌が

    私の歯をこじ開ける


    ご主人様の舌に

    私の舌で応える



    ハァ

    ハァ

    ハァ



    まだ口づけだけなのに

    私の呼吸は激しくなっている



    ご主人様の唇が

    私の唇を離れて

    私の躯を這って行く


    耳元で甘い吐息を聞きながら

    舐められたり

    甘く噛まれたり



    首筋から



    鎖骨



    ゆっくりと降りて行く



    ご主人様の左手が

    私の右の胸を揉み

    乳首を摘む



    私の左の胸は

    ご主人様の右手で掴まれ

    乳首を吸われたり

    舐められたり

    甘く噛まれたり


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15365 / inTopicNo.83)  ご主人様と私 第5章K
□投稿者/ 昴 ちょと常連(82回)-(2006/07/19(Wed) 02:45:37)

    ご主人様の唇を感じながら

    その時を待つ



    ホントは

    今すぐにでも

    私の中に来て欲しいけど



    ご主人様が

    私の全身を

    味わっていらっしゃるのを

    拝見すると幸せだから





    ご主人様に委ねていると

    切なくなる程焦らされる







    もうすぐ、もう少し



    ダメ、早く来て



    二つ思いが交差するギリギリのところで

    いつもは下さるのに



    今日はまだ焦らされて




    「…ご主人様………」



    声を絞り出す






    「…ァン……」




    やっと私に触れて下さった

    ご主人様の唇




    いつもよりも

    ゆっくりと丁寧にされて


    時間が経つのを遅く感じる



    もしかしたら私の

    時間の感覚が

    おかしくなっているのかも知れない





    止めどなく溢れ出す蜜



    快感の波が

    さざ波から

    少しずつ大きな波へ


    更にうねりとなり

    私を飲み込む







    ご主人様にしがみつき

    全身を痙攣させて






    そして

    快楽の余韻に浸る






    ご主人様が

    バスローブに袖を通し


    虚ろな眼差しの私にも

    バスローブを掛けて下さった時に


    ご主人様ではない声がする



    『少しだけ

    問診をさせて頂きますが

    宜しいでしょうか?』


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15450 / inTopicNo.84)  ご主人様と私 第5章L
□投稿者/ 昴 ちょと常連(84回)-(2006/07/24(Mon) 01:59:58)

    あっ

    そう言えば

    お医者様がいらしたのだった


    ご主人様に集中して

    本当に忘れてしまっていたのに


    その声で思い出し

    急に恥ずかしくなる


    『まず行為自体には

    特に問題のないように

    お見受け致します




    では、ご主人様の爪を拝見出来ますか?



    はい

    結構です。よく手入れがされていて

    これがいつもならば

    申し分ないでしょう



    では次に

    行為の際に道具(玩具)を使用されることは?

    また、その頻度は?




    はい


    使用されたことはあるけれど

    ほんの数回


    ご主人様の手が

    どうしても空かない時にだけ


    基本的には

    ご主人様のお躯を使われて



    そうですね


    道具を使用された場合

    その管理を怠りますと

    雑菌の繁殖等の

    問題が発生する場合がありますので


    賢明かと思われます



    衛生面では

    どのような配慮をされていますか?




    はい

    当然、ご入浴後が基本で


    その時間がない時も

    最低限、薬用石鹸で手指を清浄する



    うーん

    これは当然ですね




    因みに

    私の個人的な見解ですが



    私が夜伽を頂いていました頃よりも

    優しくて丁寧な印象を受けました


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15506 / inTopicNo.85)  Re[28]: ご主人様と私 第5章L
□投稿者/ ・・・○☆ 一般♪(1回)-(2006/07/29(Sat) 18:29:07)
    「大人の官能小説」って感じで、淫靡な余韻があって良いですね。
    ここは学園物やエッセイが多くてそういうのは読めますが、
    「小説物」で「官能・大人の女性」は最近あまり無かったので魅かれました。
    続き頑張って下さいね。
引用返信/返信 削除キー/
■15522 / inTopicNo.86)  ありがとうございます
□投稿者/ 昴 ちょと常連(86回)-(2006/07/30(Sun) 13:10:34)
    ご感想を頂きましてありがとうございます。
    「大人の官能小説」ですか…凄い誉め言葉ですね。
    ずっと自分の書き込みが続いて…読んで下さっている方なんていらっしゃらないのではないかと一人勝手に凹み掛けていたところですので…
    〇☆さんのご感想に救われました。

    〇☆さんや今までにご感想を下さった方を思い、書き進めて行きたいと思います。
    更新が停滞気味ですが、宜しくお付き合い下さいね。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15524 / inTopicNo.87)  ご主人様と私 第5章M
□投稿者/ 昴 ちょと常連(87回)-(2006/07/30(Sun) 16:54:48)

    では

    明日の診察の際の都合もありますので



    そうですね

    0時までには終えて

    おやすみ下さいね




    それでは失礼致します』




    お医者様が部屋を出て行かれた後に


    一瞬の間を置いて


    ご主人様と二人

    顔を見合わせて


    プッ

    吹き出してしまった


    「ご主人様

    ごめんなさい


    お医者様が真面目に仰るので

    つい」


    『いいわよ

    判っているから


    それに私も一緒だしね…




    それよりも

    この後はどうする?


    今、笑っちゃったから

    そんな雰囲気は


    なくなっちゃったわね



    抱き合ったままで

    もう休みましょうか?』



    「はい」頷いて


    ご主人様の胸に飛び込み

    一緒に眠りに着くことにした




    長い時間

    お車の運転をされていらして


    お疲れだったのでしょう



    ご主人様は

    すぐに軽い寝息を立てられて



    そんなご主人様を拝見して


    たまらなく愛しく感じる


    なんだか安心して


    ご主人様にくっついて


    心穏やかに

    眠っていく









    ご主人様


    大好き


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15532 / inTopicNo.88)  NO TITLE
□投稿者/ ASUMI 一般♪(1回)-(2006/07/31(Mon) 01:26:21)
    私も、続きが書かれているかを毎日チェックするほど楽しみにしています(^-^)

    きっと他にもたくさんの方々が楽しみにしていると思います、頑張ってくださいね♪

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15538 / inTopicNo.89)  お久し振りですね
□投稿者/ 昴 ちょと常連(88回)-(2006/07/31(Mon) 06:31:07)
    最初にご感想を下さったASUMIさん
    いらして下さいましたね(感謝)
    初めてご感想を頂いた日の血が熱くなる感じを忘れられません。泣き言をつい言ってしまったからですよね。
    ASUMIさんにまた背中を強く押して頂いた気がします。
    更新が停滞気味ですが頑張って行きたいと思いますので宜しくお付き合い下さいね。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15552 / inTopicNo.90)  ご主人様と私 第6章@
□投稿者/ 昴 ちょと常連(89回)-(2006/08/01(Tue) 05:29:05)

    コンコン

    ノックの音がする



    朝?



    今何時?




    昨日は


    ご主人様と一緒に

    お出かけして


    そこでお泊まりして


    あっ





    「はい、どうぞ」




    いけない



    お屋敷じゃなかったんだっけ



    少し寝ぼけていたみたい



    ご主人様も

    一緒にお目覚めになられてる





    『おはようございます

    リビングに朝食をご用意していますので

    お召し上がりになられたら


    病院の方にお越し下さいますか?』




    お医者様は

    もう白衣を着ていらした



    早起きだなぁって

    一人勝手に感心する



    『病院にお越しの際は

    ゆったりとしたスカートを

    履いて来て下さいね』

    私に微笑まれている




    朝の身支度を整えて


    リビングに向かう





    リビングには


    ご主人様好みの

    朝食が用意されていた




    『いただきます』


    ご主人様と朝食を頂きながら


    伺ってみる



    「ご主人様

    病院って…?」



    勇気を出して

    やっとお聞きしたのに


    『行けば解るわよ』

    そう仰って

    取り合っては下さらない


    仕方がないので

    黙って食事を進める



    朝食が済むと


    食器を洗って


    簡単に片づけをして

    それから

    リビングを後にして



    ご主人様と一緒に病院に向かった


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15581 / inTopicNo.91)  ご主人様と私 第6章A
□投稿者/ 昴 ちょと常連(90回)-(2006/08/02(Wed) 23:37:44)

    病院に着くと


    診察室の前で

    お医者様が立っていらした


    まだ看護士の方も来ていない時間




    『どうぞ』


    診察室に案内されたけど





    『私はここで待っているわね』


    ご主人様は


    待合室のソファーに腰を掛けられた



    診察室に入る


    お医者様のテーブルの前の椅子に座って


    名前や年齢を確認される


    『ご主人様から

    お話しはあったの?』

    その問いに


    「いいえ、何も」

    そう首を横に振る




    『では、こちらへ』




    『下着を脱いで


    その椅子に足を掛けて座って下さい』



    その促された先には


    浅く腰掛ける背もたれ付きの椅子と



    それにくっついてる

    足を掛けるところと



    その前に

    中途半端な長さの

    カーテンがあった





    えっ

    これに座ってって



    ご主人様以外の方に

    見られちゃうの?



    そりゃあ昨夜

    多少は見られたかも知れないけど




    その椅子を前にして

    戸惑っていると



    『ご主人様からの

    ご依頼なんですよ…


    ご主人様のご意志ですので

    座って下さいね』


    後ろから

    お医者様の声がした


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15614 / inTopicNo.92)  ご主人様と私 第6章B
□投稿者/ 昴 ちょと常連(91回)-(2006/08/04(Fri) 22:16:40)

    仕方なく

    その椅子に座る




    お医者様が何か操作されて

    椅子が上がり

    足を掛けているところが

    左右に広がっていく




    カーテンの端から

    薄いゴム手袋をはめながら

    こちらに近づいて来るお医者様が見える





    やっぱり

    ご主人様じゃなきゃイヤ



    私が乾いていくのを感じる





    お医者様がカーテン越しに

    私の正面に立たれる



    フッ

    小さなため息が聞こえて


    『正直な

    困ったチャンだこと



    このままでも

    別に普通なんだけど



    それだと少し痛みを伴うことになるし




    ご主人様のご依頼だから



    それは私の本意ではないわ』


    独り言のように言って

    足音が遠のいて行く




    扉の閉じる音がして


    さほど間を置かず



    カチャ






    『…ええ

    わかったわ』



    扉の開く音の後で聞こえて来た

    ご主人様の声





    足音が近づいて来て





    ダメ


    ご主人様に見られている



    そう思うだけで

    溢れて来る蜜






    『やっぱりね

    分かり易い女性(ひと)』



    半ば呆れている声で

    近づいて来るもう一つの足音


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15628 / inTopicNo.93)  (削除)
□投稿者/ -(2006/08/05(Sat) 14:46:31)
    この記事は(投稿者)削除されました
引用返信/返信 削除キー/
■15632 / inTopicNo.94)  さすがです☆
□投稿者/ 波 一般♪(1回)-(2006/08/05(Sat) 22:26:10)
    こんばんわ!今日は優雅に花火楽しんでるんですかね?きのうはありがとうございました(^ー^)みなさん昴さんはエロだって言ってたのは本当ですね(笑)エロいです(笑)今日はBまで読ませていただきました。続きはまた明日の楽しみにさせていただきま〜す♪

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15633 / inTopicNo.95)  波さん♪
□投稿者/ 昴 ちょと常連(93回)-(2006/08/05(Sat) 23:07:36)
    今夜は自宅のベランダから花火見物をしていました。
    某所のリビングに置きましたので宜しければご覧下さいね。
    ご感想ありがとうございます。
    予想通りにエロかったでしょうか(笑)
    結構長くなっていますので、ゆっくりとお楽しみ頂けたら幸いです。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15634 / inTopicNo.96)  ご主人様と私 第6章C
□投稿者/ 昴 ちょと常連(94回)-(2006/08/05(Sat) 23:09:18)

    『このお医者様は信頼が出来る人よ



    安心して力を抜きなさい』

    ご主人様の声





    もう一度

    カーテンの端から少しだけ


    薄いゴム手袋をはめながら


    こちらに近づいて来るお医者様が見えた





    ご主人様ではない指が

    初めて私の中に入る


    直接ではなく

    薄いゴム手袋がはめられては
    いるけれど






    お医者様は

    無駄なく

    くまなく私に触れられる




    指が抜かれ


    その後に金属の冷たさを感じる









    『終わったわよ』



    お医者様が

    また何かを操作されて


    足が少し閉じられ

    椅子が降りる




    『自分で拭く?

    それともご主人様に拭いて頂く?』


    お医者様は

    ティッシュペーパーの箱を

    持っていらした



    『私が拭くわ』

    私が返事するよりも早く

    ご主人様が仰った







    ご主人様の舌が

    私を舐めて


    強張った私が解きほぐれていく



    その後で

    優しく丁寧に

    ティッシュペーパーで

    私を拭いて下さった



    『検査の結果が出るまで

    家の方でごゆっくりなさって下さいね』


    『検査の為に細胞を採取して

    小さな傷がありますので


    指を使用しないで下さいね


    ご主人様』



    カーテンの向こう側から

    悪戯っぽい声がした


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15652 / inTopicNo.97)  ご主人様と私 第6章D
□投稿者/ 昴 ちょと常連(95回)-(2006/08/06(Sun) 17:57:44)

    ご主人様と二人で

    ゆっくりしながら

    お医者様の家で

    お医者様の帰りを待つ






    『お待たせしました』




    『診察の結果をお伝えしますので

    リビングのテーブルに

    お越し下さいますか?』



    ご主人様と二人で

    リビングのテーブルに移動する





    「お茶を煎れますね」

    立ち上がり掛けた私に


    『そうね、お願いするわ』

    ご主人様が仰った





    キッチンに向かうと

    ご主人様とお医者様が

    何かお話ししていらしたけど


    声が小さくて

    内容までは判らない






    「どうぞ」


    ご主人様と

    お医者様と

    ご主人様の隣の席に

    お茶を置いて



    キッチンにトレイを片付けに行こうとしたら


    『ありがとう

    それは後で構わないから


    お掛けなさい』


    ご主人様が仰った



    慌てて椅子に座り直す私




    『改めて紹介するわね



    今までの言動で

    気付いていると思うけど




    メイドだった頃の

    貴女の先輩に当たる人よ




    今は産婦人科医で




    まだ若いけれど


    ある分野で

    国内トップクラスの

    名医よ』


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15673 / inTopicNo.98)  作者からのお知らせです
□投稿者/ 昴 ちょと常連(97回)-(2006/08/07(Mon) 01:08:30)

    今更改めて何なのですが…


    このお話しは

    フィクションです。

    妄想100%です。




    ついでに申せば

    作者は医学的な知識は

    持ち合わせておりません


    これから

    医学的なそれっぽいことを

    書いていきますが


    すべて空想です



    『へぇ〜、こんなことも可能なんだ』と

    思われたビアンカップルの方々


    あくまでも昴の妄想ですので


    多分無理です






    星新一さんが昭和30年台や40年台に書かれたものが
    今現実にあったりするので
    いつかは実現するかも知れませんね



    以上、昴からのお知らせでした


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15674 / inTopicNo.99)  ご主人様と私 第6章E
□投稿者/ 昴 ちょと常連(98回)-(2006/08/07(Mon) 01:09:44)

    『それでは

    診察の結果ですが…


    大丈夫ですよ

    健康体です


    まったく問題ありませんね



    内診の触診も

    細胞検査も


    異常ありませんよ』




    『それは良かったわ




    検査では

    恥ずかしい思いを

    させてしまったわね




    ごめんなさい



    検査の結果が良ければ

    貴女にお願いしたいことがあったのよ…






    もちろん

    貴女には断る権利があるから





    いやなら


    無理はしなくていいのよ』




    真剣な眼差しで

    お話しをされるご主人様



    私は黙って頷くだけだった







    『お願いの内容を話す前に




    このお医者様の


    トップクラスの


    その分野のことを言うわね』







    『このお医者様は



    不妊治療の分野で


    トップクラスなのよ


    しかも

    男性が精子を持たない場合は

    第一人者なのよ





    だから私のお願いは…







    …』



    ご主人様は

    そこで口ごもってしまわれた




    私も想像は付くけれど


    それを確認出来なくて

    やはり黙ってしまったまま


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15675 / inTopicNo.100)  ご主人様と私 第6章F
□投稿者/ 昴 ちょと常連(99回)-(2006/08/07(Mon) 01:10:44)

    『男性が精子を持たない場合と言うのは

    少し正確ではありませんね…』


    黙り込んでしまった

    ご主人様と私の間に

    口を開いたお医者様


    『女性と

    精子を持たないパートナーの為の



    本当は

    今日の日の為の

    研究でしたので





    女性から卵子を採取して

    パートナーの細胞と合わせて

    受精卵と同じ状態にします


    その後で女性に着床させる



    もちろん元々は

    精子を持たない男性のご夫婦の為に研究され始めたものですが…


    女性同士にも応用は可能です



    ただ女性同士の場合は

    当然XXの染色体しかありません


    生まれ来る命も確実に女性と限定されます



    それに

    女性同士で繁殖すると

    男性の存在意義がなくなってしまいますので



    医学的に承認は得られていません


    医者の世界も

    まだまだ男性社会ですからね…』


    殆どのことを

    お医者様に説明されて


    切羽詰まったような

    真剣な顔つきのご主人様



    『もしも

    いやでなければ


    私の子供を生んでもらえないかしら?



    養子になるけど

    私の籍に入って』



    私に断る理由なんてない



    真剣な眼差しのご主人様に


    私も真剣に


    「はい」とだけ答えた


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/

<前の20件 | 次の20件>

トピック内ページ移動 / << 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 >>

[このトピックに返信]
Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -