ビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■16251 / inTopicNo.61)  黒髪
  
□投稿者/ KOU. 一般♪(20回)-(2006/08/31(Thu) 03:44:17)

    「ハッピーバースデー♪」

    綺麗な花束を持って彼女がやってきた。

    「何、その髪…。」

    「こら、ツッコむ所おかしいだろ(笑)」

    「だってあんたが黒髪にするなんて私が禁煙するぐらい信じらんないよ。」

    「さすがにオレンジ頭じゃどこも雇ってくれなくてね。」

    はい、と差し出されたのはいつかに彼女と見たキラキラ輝くネックレス。

    「…バイト、掛け持ちしてたの?」

    「誰かさんがクソ高いネックレスを欲しがるから。」

    「……。」

    「なかなか会えなくて寂しかったでしょ?」

    「…浮気してんのかと思ってた。」

    「ばーか。」

    優しい腕に包まれながら久しぶりに見る彼女の顔はどこかとても大人びて見えた。

    「さつき、黒髪似合うね。」

    「こっちの方が好き?」

    「うん。綺麗。」

    「おや、珍しく素直。」

    「だって本当の事だもん。」

    「こりゃまた素直(笑)」

    「ずっとそのまんまでいてよ。」

    「はいはい。了解しました。」


    派手好きな貴方はいつも明るい髪の色。その貴方が髪の毛を真っ黒に染めてまで私が年を重ねる事を祝ってくれた。


    会えなくて不安だったけど、

    そんな不安は今この瞬間消えてなくなった。

    あぁ、愛されてるなぁって、実感。

    と、同時にさらに貴方を愛してしまった。


    「そうそう。黒髪にしたら意外に好評で誘惑されまくりで困っ…」

    「やっぱ染めて!」

    「ウソだよん(笑)」

    「……(怒)」

    黒い髪の色で大人びて見えるけど中身はガキのまんまの彼女。


    でもまぁそんな彼女だからこそこんなにも愛しいのかも…。ね(照)


    ****************


    眠れないのでつらつらと書かせて頂きました(^^;)

    次のお題は「独占欲」で♪



    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16269 / inTopicNo.62)  独占欲
□投稿者/ リモコン 一般♪(1回)-(2006/08/31(Thu) 22:25:36)
    あぁ、あの着信音が聞こえるたびに苛立つ。

    ねぇ、一体誰とメールしてんの?
    いーかげんやめてよ。携帯真っ二つにするよ?

    そんな事を思いながら、あなたの横でビール飲んでる私。

    あなたの手のひらの中の機械にも、その向こうの誰かにも苛立って仕方ない。

    あなたに好きだって伝えられないヘタレな私なのに、独占欲だけは一人前。
    せめて一緒にいる時だけでも、私だけのものになってよ。

    そんな自分勝手な想いを、今日もビールと一緒に飲み込んだ。



    お邪魔しましたm(_ _)m
    次のお題は『夏の思い出』でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16271 / inTopicNo.63)  夏の思い出
□投稿者/ ミニマム 一般♪(1回)-(2006/08/31(Thu) 23:40:37)
    アナタとは。



    秋に出会い、

    寒い冬に何度も肌を重ねた。


    寒がりな私が、温かさを求めて、一緒にいた。


    そんな自分勝手な恋だったから、


    春が来るまえに終わった。


    だから。


    夏のアナタを知らないの。



    夏の思い出は、別のヒト。




    ★お次は『スニーカー』で、お願いします!

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16280 / inTopicNo.64)  スニーカー
□投稿者/ オーレ 一般♪(1回)-(2006/09/02(Sat) 04:02:08)
    2006/09/02(Sat) 04:36:44 編集(投稿者)

    「ねぇ」


    「ん?」


    「それさぁ」


    「うん」


    「もう捨てたら?」


    あたしが指差したのは
    彼女の足元


    「何で?」


    「何でって汚いじゃんそれ」


    彼女は自分の足元を見つめた後
    あたしの顔を見て
    また足元に視線を落とした


    「捨てられないんだよね」


    「新しいの買ってあげるからさ」


    「それでもきっと捨てらんない」


    「そんなに大事なの?」


    「大事だよ」


    間髪いれず返ってきた答え
    彼女がそんなにまで大事にしてる理由

    あたしは忘れていたんだ

    彼女はあたしの方をじーっと見つめ


    「これのおかげでアナタに出会えたからさぁ」


    そう言って、眩しいぐらいの笑顔を浮かべた彼女

    あぁそうだった
    初めて会った時、あたしは彼女のこの笑顔に見とれたんだ

    とあるシューズショップで見つけたずっと欲しかったスニーカー

    だけどサイズが無くて
    その時の店員さんが今あたしに笑いかけてる彼女だった

    そして、彼女が履いてる履き古したそれは
    さっき捨てればと言ったそれは
    あたしが断念したスニーカー


    彼女にあたしもいっぱいの笑顔を返し


    「それ、あたしも欲しかったな」


    「残念」


    2人して
    めいいっぱい笑った


    ごめんね忘れてしまって
    これは言い訳なんだけど
    ちょっとした言い訳なんだけど


    あの時より、今の方が幸せすぎて
    ちょっとだけ忘れてただけなんだ


    もう1つ忘れてた
    彼女は何でも大事にする人だった
    スニーカーもそしてあたしも


    小さな声で呟いたごめんねは
    笑い声に掻き消されたけど
    きっと彼女には届いてるはず

    だって、笑顔が眩しかったから




    失礼しました(*_ _)
    次は→「賞味期限」で。



    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16281 / inTopicNo.65)  賞味期限
□投稿者/ エビ ちょと常連(89回)-(2006/09/02(Sat) 12:37:47)
    Thanks , maman─



    「死にゃしないわよ」


    が口癖だったあなたのおかげで、私の消化器官は頑強に鍛えあげられました。


    2006,8,--


    今もそんな印字なぞ気にすることなくやっている私ですが。
    食アタリを経験したことは、一度もありません。







    …でした。







    彼女に逢うまでは─







    「お待たせ」


    約束の時間からは早2時間が過ぎているというのに、
    やって来た彼女が言ったのはその一言。


    「いいえ」


    「旦那がしつこくてね」


    「…………」



    “言うか?普通”
    そんなセリフも彼女は言ってはばからない。



    助手席に乗る10年上の彼女を乗せ、私の車は走り出した。




    旦那持ち。
    賞味期限切れスレスレのワガママ年増。


    冷静な分析も─


    繋がらない携帯。
    平日の僅かな時間に限られた逢瀬。


    辛いと感じる事さえも─





    キーっ。



    彼女といると忘れてしまう。




    止めた車。
    虹色の橋がかかる海辺の倉庫で。
    彼女に覆い被さる。



    「…………」


    吸っても舐めても絡めても、息遣いひとつ変えない彼女。
    余裕たっぷり。


    ムカつくからシートベルトを外し手を伸ばす。


    薄いニットの裾から手を入れ。
    腰近く、彼女の地肌に触れるのが一番好きだ。



    何でって?─



    隠せないから。


    失われつつある肌の張りや、微妙なたるみは。
    強気な彼女にあって唯一20代の小娘に負ける部分…、





    「今、年齢は隠せないなって思ったでしょ?」


    体を離し、彼女が私の顔を包む。



    ………あら。



    「いや、はは…」




    「賞味期限て。その期間を過ぎて食べたら責任は取れませんって意味なのよ」


    知ってる?と、
    耳元で囁かれる。



    「…知ってる」



    「私は、やましさなんて感じない」



    「…知ってる」



    彼女に法律は適用外。




    「やめとけば?」




    不敵に笑う、
    極めて危険なこの食品には。



    責任もない、人を傷つける事にやましさもない。







    なのに─







    「…やめないで」







    こうして今日も、
    私は彼女に空腹を満たしてもらう。




    腹痛に変わって胸が小さく痛み出すのは。







    決まって何日か後だ。








    fin.






    お次は…「罠」で♪





    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16287 / inTopicNo.66)  
□投稿者/ 昴 ファミリー(172回)-(2006/09/02(Sat) 15:07:16)
    好きだ

    …と言わされた


    その瞳に飲み込まれ

    口走っていた



    その女性(ひと)は北新地のクラブのホステス


    ヘルプ専門の駆け出しのおなべが

    叶う相手じゃなかった



    その女性(ひと)の最大の罠が

    その躯で


    昼間の太陽に当たらない

    白く肌理(きめ)の細かいその肌は私の躯を溺れさせた


    気が付くと

    その女性(ひと)の所有物になっていた


    でもね

    今だから言えるよ


    あの時

    罠を張ってくれてありがとう

    楽しい2年間だったよ


    ・・・・・・・・・・・・・

    次は『ありがとう』でお願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16288 / inTopicNo.67)  ありがとう
□投稿者/ 乃亜 一般♪(1回)-(2006/09/02(Sat) 15:22:11)

    貴女と出会ってまだ日の浅い何ヶ月間…


    何日に一度返ってくるか分からないメールのやりとり…
    貴女はいつも仕事が忙しいから仕方ないと思いつつ私は寂しい…辛いと心からそぅ思ってた…


    貴女と出会うまでのあたしの毎日に華は無く刺激もない平凡すぎる何でもない毎日だった…


    でも貴女に出会った…


    何でもない毎日が甘い幸福な時間になっていった…
    会えなくても連絡がとれなくても寂しくても貴女の事を考えてるだけで笑みがこぼれてしまうほど私の心はそれだけで満足。


    好き…



    甘えたい…触れたい…触れてほしい…


    何だか考えれば考える程胸がキューンとなる…
    会いたいよ…会って思い切り抱き締めてほしいよ


    こんな感情初めてかもしれない…貴女に出会えてよかった…


    今はただ、そんな気分を味合わせてくれてる貴女に一言が言いたい…


    「ありがとう」


    一応現の話です♪

    次は「マンション」で☆
    乃亜

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16290 / inTopicNo.68)  マンション
□投稿者/ 薫 一般♪(1回)-(2006/09/02(Sat) 22:09:27)
    二人の愛の巣でもある、このマンションの一室は、時に僕を孤独にさせる。

    彼女がこの部屋に訪れるのは、決まって金曜日。
    旦那が金曜日から土曜日にかけて仕事で留守だとか…。

    所詮僕は寂しさを紛らわせる為の道具で…。

    いいよね、バイはどっちでもイケるから。

    「代わりならいくらでもいるのよ? 」

    旦那の稼ぎがいいから…このマンションだって彼女の所有物。その中で生かされる僕もまた彼女の所有物だろうね。

    そんな風に脅して…。
    僕が彼女の甘い誘いには断れない事を知っているくせに…

    そうして土曜の昼にはこのマンションの一室から彼女は姿を消すんだ…。

    乱文すみせんm(__)m

    次は【温泉】でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16301 / inTopicNo.69)  
□投稿者/ ゆらら 一般♪(36回)-(2006/09/03(Sun) 16:32:47)
    夏の終わりの陽射しの名残りが、まだきつい頃、

    誰も来ない公園の大きな木の下で

    貴女は私の日傘になった・・。


    「・・やっ・・キスだけって・・」


    「言ってない・・。君の日傘だもん・・守らなくっちゃ・・」


    そう言って私に覆いかぶさってきた貴女は


    ゆっくりと焦らすように私のTシャツの中に


    手をすべらせてきて、私の胸を優しく愛撫しだした・・。


    「あっ・・ん・・だ・・め・・っ・・人が・・来る・・か・も・・


    ん・・あん・・やっ・・ん・・」


    「来ないよ・・誰も・・見ているのは、この暑い陽射しだけ・・」


    貴女はよりいっそう激しく私の唇と深く浅く呼吸し合い


    息で重なり合う。徐々に濡れていく二人の唇・・。


    貴女が私のTシャツをめくりブラを上にずらし、直接


    私の胸の柔らかさを楽しむようにしっかりと


    貴女の片手からこぼれ落ちる私の胸をわしづかみにして


    私のとがった木苺を口に含み舌で、もてあそび甘噛みした・・。


    「・・ん・・ん・・はぁっ・・」私の息が乱れ整わなくなっていく。


    顔を憂いのある表情で歪め、苦悶とも喜悦とも


    分からない顔を繰り返しながら私は首を左右に振っていた。


    その様子を楽しみながら貴女が私のスカートの中に手を忍ばせて



    割れ目に指をはわし、一気になぞった。



    「ん・・ん・・・んん・・」私が思わず声を漏らす。



    「濡れてる・・雨がふったようだ・・」にやりと笑う貴女。



    「いやっ・・」恥ずかしさで一杯になる私。



    その恥じらいぶりに満足そうな笑みを浮かべて貴女は



    私のパンティーをゆっくりとおろした。



    「だめぇ・・・・」必死で押さえようとする私の両手が



    濡れてしたたり落ちている私の秘所の傘になった。



    「傘はいらないよ・・。ここまで濡れたら濡れたままで・・ねっ・・」



    貴女が私のふるえる傘をどかして顔を近付け私の秘所に顔を深くうずめた。



    「濡れて・・もっと・・ふらせて・・君の雨を・・」


    貴女が甘く囁いた。そして激しく貴女の舌と指が私の中で舞踊った。



    「んんんんん・・・・あ・・あ・・んんん・・・ん・・」


    狂おしい程、貴女の意のままに我を忘れて舞い踊りはねあがる私の体。


    記憶が飛ぶ、何も分からなくなる・・どこにいるのかも・・。


    ただ私の雨が、しとどと激しく降り続けて、やまない・・。


    貴女の動きと雨が連動して激しさは増すばかり・・。


    私の雨に濡れに濡れまくって、なおも濡れながら貴女は嬉しそうに囁いた。


    「もっと濡らして・・永遠に・・君の雨に降られ続けたい・・」


    そういうと私の濡れた秘所の奥の奥に貴女の指が



    その奥を深く探すようにすべりこんできて優しく突き指した。



    「あっ・・・・・・・・!」


    私の中で強い衝撃が脳天を直撃し動きが止められない程


    私の体は舞上がっては踊り狂ってその度濡れて


    狂ったように激しく、しなり続けた。



    そしてひくひくとした痙攣(痙攣)の後



    急に時が止まったように草むらに私は


    静に体を落とした・・。


    また貴女が覆いかぶさる・・。


    「・・もう・・だ・・め・・」


    意識のほとんど薄い私が貴女をゆっくりと拒む・・。


    「だって傘だから・・君の・・」


    私の日傘が、優しくそして妖しく微笑んだ・・。


    「・・ばか・・。」


    私は、日傘をそっと包み込むように大事に抱きしめた・・。





                         END



    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


    一応、今回も官能っぽい物にしてみました。
    日傘も傘だよねぇ〜って事で・・。
    またまた長文になっちゃいました・・。えへっ☆

    (舞月さんの「舞」も、さり気無く入ってたりする・・☆)



    次のお題は、「誰もいない海」でお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■16302 / inTopicNo.70)  誰も居ない海
□投稿者/ ГЯУ(フライ) 一般♪(1回)-(2006/09/03(Sun) 17:34:06)
    あの日、貴女に告白して、



    あの日、貴女と唇を重ねた。



    車の中で海を眺めながらいちゃいちゃして、勢いに飲まれて…



    この誰も居ない海で、



    初めて愛を知った。




    貴女と別れて一年以上経って、また、ここに来てしまった。



    誰も居ない海で…。



    忘れられない貴女を思い出しながら、砂浜に書いた。『ハートマーク』



    大好きだったよと、書いた手紙を破り海に投げ捨て、
    気持ちを閉まった。



    END
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    初めて書かせていただきました。

    一応大体実話です。

    いきなりごめんなさい。


    次のタイトルは『手紙』でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16303 / inTopicNo.71)  手紙
□投稿者/ 春樹 一般♪(3回)-(2006/09/03(Sun) 20:25:39)

    Dear: My best friend


    改めて手紙なんて、なんか照れるな;;笑

    あのね、ずっと言いたかったんだ。


    生まれてきてくれてありがとう。

    この学校を選んでくれてありがとう。

    私と出合ってくれてありがとう。


    あんたのお陰で、『今』の私がここにいるよ。


    辛い時、苦しい時、悲しい時、泣きたい時。

    いつも隣に居てくれた。

    いつもグチばっかでごめんよ↓↓

    私はこの学校で、あの人以上に大切な人に出会えるなんて思ってなかった。

    あんたはすごい女だよ(笑)

    背が高くて、カッコよくて、スポーツできて。

    あんたはね、私の親友である以前に、憧れなんだ。

    なんかあったら絶対言えよ?

    私に出来ることなら何でもしたるで!!

    これからも、ずっと、ずっと、

    1番の心友でいような☆


    From: Your best friennd


    ***********************

    実話って言うのかわかりませんが、全部実話(?)です^^;

    次は『憧れ』でお願いします。
240×320 => 187×250

192503_1156924216.png
/12KB
引用返信/返信 削除キー/
■16304 / inTopicNo.72)  憧れ
□投稿者/ 昴 ファミリー(173回)-(2006/09/03(Sun) 22:10:33)
    貴女は憧れ

    貴女は夢


    貴女は憧れ

    貴女は永遠


    貴女は憧れ

    貴女は思い出



    ・・・・・・・・・・・・・・

    次は『一番』でお願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16322 / inTopicNo.73)  失神
□投稿者/ ゆらら 一般♪(38回)-(2006/09/05(Tue) 18:53:03)
    「あ〜あ。また、失神しちゃった・・」


    彼女が私の大きめなベッドの上に横たわり、

    幸せそうな微笑みを浮かべて眠っている・・。

    そう、意識を失って・・。

    そんな時はこうやって、そぉっ〜と彼女の体を抱きしめて

    優しく髪や頬を撫でてあげるんだ・・。

    出会ったあの時と同じように・・。



    私と彼女は、ある遊園地で知り合った。

    お客とお化けとして・・。



    彼女は友達数人に連れられて、初めてのお化け屋敷に

    嫌々ながらも足を踏み入れていた。



    「は〜い。持ち場に戻りま〜す。」


    休憩から、たまたま戻って来た私に彼女が、ばったりと

    出くわしてしまい、彼女は私の姿を見た途端、大きく瞳(め)を見開いて

    悲鳴もあげられずにまるでスローモーションのように

    時を止めながら倒れて、失神した・・。


    (あ〜あ、まだ、うらめしや〜も言ってないのに・・)


    私はそう思いながら、とっさに私の腕の中に抱き止めた

    私の腕の中で眠る見知らぬ「眠り姫」をしっかりと抱きかかえ

    意識が戻るようにと優しく髪や頬を撫でながら声をかけた。


    すぐに他のお化け仲間達が(バイト仲間だが)外と連絡をとってくれた。


    私は眠り姫を抱き上げて誰もいない休憩室に運びソファーに寝かせた。

    私は、急いでお化けの格好とメイクを落して

    眠り姫が目覚めるのをひたすら待った。


    あまりに目覚めない眠り姫に私はふと、眠り姫の胸に耳をあててみた。


    心音の確認をする為に・・。


    (動いてる・・息もしてるし・・。そういえば眠り姫って王子様のキスで


    目覚めるんだっけ・・?)ほっと安堵している私の頬に突然


    強い平手打ちが入った。


    「いってぇ〜!」私は頬を押さえた。


    「何するんですか!いやらしい!人の胸に顔を乗せるなんて!」


    恥じらいながらも、睨む眠り姫。


    眠り姫はいつの間にか怒り姫へと変わっていた。


    「大丈夫だった?」どやどやと静かだった休憩室に


    彼女の友達が心配してやって来た。


    「私・・?どうしたの・・?」


    「お化け屋敷で倒れたのよ。失神したの。」


    「じゃあ・・この女性(ひと)は誰?」私を指さす彼女。


    「ばかねぇ〜。あんたを助けてくれた恩人じゃない。


    あんたを抱きしめ抱きかかえてお姫様だっこでここに


    運んでくれた女性(ひと)。カッコ良かったんだから


    まるで騎士(ナイト)だったよぉ〜。」興奮しながら


    彼女の友達は羨ましそうに語った。


    再び私の方を見つめる彼女。


    申し訳無さそうに私に声をかけた。


    「さっきは事情も分からず・・誤解してごめんなさい・・。」


    素直な瞳と素直な声で彼女が私に謝った。


    「気にしてないよ・・」私は優しく微笑んだ。


    「で、貴女は?」彼女が訊いた。


    「お化けですけど・・?」天然な私が自然と答えた。


    休憩室におっきな笑い声が響いた。


    「ありがとう☆・・よろしく・・お化けさん☆」


    彼女が楽しそうに微笑み、私に手をさし出し握手を求めた。


    私もそれに応える様にそっと握り返して微笑んだ。


    こうして二人の交際は始まった・・。






    「ねぇ〜・・もっとぉ〜・・して・・☆・・」


    いつの間にか目覚めていた私の眠り姫が私にキスをし


    又おねだりを始めた・・。


    「まだやんの・・もう充分でしょ・・。」


    「や〜ん・・。もっと・・☆ねっ〜・・☆」


    「君の方がお化けだよ・・」


    「ふふっ・・そうかもねっ・・☆」


    こうして次は私が彼女の手によって失神させられるはめになった・・。





                             END


    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    〜独り言〜
    さっき書き上がり一歩手前で間違えて
    なぜかデリートしてしまった文です・これっ。
    もうショックだったなぁ〜。
    そしてもう一度、一から書きだしてようやく完成。
    いつもながらの長文でした☆



    次のお題は、「あなたに逢いたいのに・・」で

    お願いします☆

引用返信/返信 削除キー/
■16326 / inTopicNo.74)  あなたに逢いたいのに…
□投稿者/ かなう 一般♪(3回)-(2006/09/06(Wed) 02:05:29)

    いつも我慢してる。


    あなたの全ては仕事。
    私はそれを邪魔出来ない。

    姿を見つけても
    駆け寄る事も自由にならなくて。

    遠目にあなたを見ては、
    諦めて、切なさを胸に溜めている。


    あなたに逢いたいの
    他の誰でもなく
    唯一人だけずっと好きな
    あなたに

    抱きたいよ
    キスしたい


    あなたとだけしたいんだ。


    あなたに逢いたいのに


    あなたに選ばれない。




    End

    次のお題は「貴女の味」でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16331 / inTopicNo.75)  記念日
□投稿者/ 金丸 ファミリー(157回)-(2006/09/06(Wed) 17:35:44)

    いつを記念日にしたらいいのかな。

    五年前出逢った日か

    それともキスした日か

    初めて君の気持ちに触れた日か

    二度目に付き合った日か…


    私が君の恋人になってから

    今日でちょうど2ヶ月

    1ヶ月目も今日も

    何にもしてないし逢ってもいない


    記念日って何のためにあるんだろう


    一年目を迎えたら

    何かしようかな。


    プレゼントって何をあげたらいいかわからないけど

    ご飯食べに行ってから

    何かあげて

    君の部屋で

    ただ一言伝えたい


    2人並んでベッドに寝て


    眠る直前

    ただ一言



    伝えたい



    記念日って


    それでいいのかな



    よくわからないよ


    私には


    君と逢う日が

    記念日で


    新しい幸せをもらうから。



    一番の記念日は


    君の寝言を聞いたあの日かな(笑)



    ------------------------------------

    次のお題は

    『紅葉』でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16335 / inTopicNo.76)  紅葉
□投稿者/ つちふまず ファミリー(169回)-(2006/09/06(Wed) 22:28:06)
    届かない人なのは、
    わかってる。


    でもここ何日か、
    調子が狂う。



    わかってる。
    理由なんて一つだけ。



    「有給たまってるし〜。消化しないのバカじゃ〜ん。」



    ヒラヒラと手を上げて、そんな事を言ってたから。


    ホワイトボードに書かれた『休』の文字。




    「頑張れよ〜派遣っ子。私の分まで♪」




    旅立つ前日─


    社内の廊下ですれ違い様に。


    小綺麗なスーツから伸びた手で、
    ポンと肩を叩かれて。


    私のTシャツから伸びた腕が指先まで真っ赤になったのは3日前。





    いいなぁ…旅行。


    誰と、
    行ってるのかなぁ…。




    トントン、と。
    コピーを終えた書類達を揃えて。


    ため息をついた。




    所詮、派遣社員─


    影の存在。


    叶うはずがない事は。


    わかってる。




    取って付けたような理由を悲観に乗せて。




    ため息ばかりを、


    今日も大きく吐いていたその時─






    ポン。


    「ただいまぁー♪」




    え。




    束ねた書類が、
    ドサッと落ちる。


    振り返ると、




    「はい、お土産。」




    胸を押された箱には。



    “紅葉饅頭”



    そう書かれていた。



    「え!あ。いつ…。」



    帰って。



    「一人だったから〜早めに帰って来ちゃったの。出社してくるあたりがバカよね〜。」


    我ながら仕事人間、と。





    …嬉しい。


    嬉しいサプライズ。




    「お、茶…入れますね。」




    「え?あーそれ…アンタにだよ。いつも頑張ってくれてっからさ。」



    ねー♪と。


    無邪気に笑われて。




    すぐにデスクに向かって行った。




    目を丸くしたままの私の腕の中には。




    赤茶色の紅葉達が笑うように舞っていて。




    「広島…、だっけ。」




    思わず微笑んだ。




    社員さんに混じって笑うあの人を見る。




    “いつも頑張ってるから…”




    背中を押される。




    もし─


    頑張っていいのなら…。




    勇気を出して、
    誘ってみようかな。




    「一緒に見に行きませんか」って。




    高い空に、
    澄んだ空に。






    秋の空に映える赤達を。




    fin.



    はいどうも(^O^)


    次は…。


    『言葉にならない』


    で(笑)




    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16339 / inTopicNo.77)  言葉にならない
□投稿者/ ルー 一般♪(1回)-(2006/09/07(Thu) 08:19:08)
    私には伝えたい事がある。

    あなたが大切だという事。




    私には伝えたい事がある。

    あなたの事が愛おしいのだと。




    でも言葉にはならない。


    本当になんて言ったらいいのがわからない。



    そんな時はそっと君を抱きしめるよ。



    それだけで君には伝わると思うから。





    私たちに言葉はいらない。

    ★End★
    久々に書きましたf^_^;
    つぎは『駐車場』で。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16340 / inTopicNo.78)  駐車場
□投稿者/ チョビ ちょと常連(63回)-(2006/09/07(Thu) 09:28:57)
    雨の日・・・
    授業もようやく終わって
    湿気で纏わりつく上着を脱ぎ捨て、部屋で一息。

    そこへ携帯の呼び出し音。

    「駐車場に誰かいるみたい・・・」
    震える声で、彼女からの電話。

    「大家さんに連絡するか、警察呼べば?」
    彼女のアパートまで車で10分。
    こんな雨の日は出かけたくない。

    「だって・・・何かされたわけでもないし・・・」
    消え入りそうな声で言った後、長い沈黙・・・

    ため息をひとつついて、電話を切る。
    傍らに脱ぎ捨てた上着を羽織って、車に乗り込む。

    雨の中の駐車場、彼女のアパート。
    特に怪しい人影はなかった。

    不安なのか・・・私を呼び出す口実なのか・・・

    一階のベランダから、心配そうな顔で覗く彼女。
    不機嫌そうに車をおりて、傘もささずにずぶ濡れの私。

    彼女と視線が合う。

    私は君に、なんて言ったら良い?

    ***************
    暗い話で申し訳ないです(^^;)
    実は、実話です(爆)

    次のお題は『傘』でお願いします。

引用返信/返信 削除キー/
■16343 / inTopicNo.79)  
□投稿者/ 金丸 ファミリー(161回)-(2006/09/07(Thu) 19:39:23)

    もう随分前のこと


    君の部屋から見た空から

    雨がパラパラと降っていて

    ため息をついた。


    「傘あるよ。」

    「んー…いいよ。小雨だし駅まで近いから。」

    「持ってけ。」

    「はい。」


    君にもらったオレンジ色のビニール傘は

    雨空を夕日に変えて

    私を子供のようにはしゃがせた



    もう随分前のこと


    あの傘は未だに

    あれから使われずに

    私の部屋にぶら下がっていて



    君は

    私の中の雨空を

    夕空に変える人



    その情景は

    優しくて

    切ない



    ------------------------------------
    お粗末様でございました。

    次は『合縁奇縁』でお願いします。



    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16357 / inTopicNo.80)  合縁奇縁
□投稿者/ 昴 ファミリー(178回)-(2006/09/10(Sun) 02:10:59)
    合縁奇縁ですか・・・
    難しいお題ですね

    此方にお邪魔させて頂いている事に
    不思議なご縁を感じます

    あの時某ランキングからMさんのサイトに出会わなければ
    あの時Cさんに書きかけの小説を読んで貰って
    背中を押されて投稿しなければ

    こうして皆さんに出会うこともなく
    それまで通りの自分だったのかなって
    お世辞でも何でもなく
    此方で沢山の方々に出遭えて良かったなって

    勿論この場を貸して下さっている綾乃様にも感謝を込めて


    *************

    小説ではなく只の独り言ですね(爆)
    次は『秋空』で御願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/

<前の20件 | 次の20件>

トピック内ページ移動 / << 0 | 1 | 2 | 3 | 4 >>

[このトピックに返信]
Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -