| “おつかれ〜”
日が暮れて
僕とユリアは校門まで歩いていた
「なんか喋れよ‥」
「なんで?」
‥やっぱりこいつイチイチむかつわ
「お疲れさま。」
ユカねぇはやっぱりいいな〜
優しいし
なんて思いながら車に乗り込んだ
「ユウキも由利亜もお腹すいてるでしょ?」
まずは国道沿いのファミレスにむかった
「二人とも仲悪いの?」
ゆかネェは眉をしかめて
スープをつづる僕とユリアを見た
「別にそん‥」 「あんまりね。」
同時に全く違うことをいった
‥ユリアは絶対に僕のことが嫌いなんだ…
「そーだ、ユウキの携帯番号おしえてくれない?」
ゆかネェはなんだか冷汗かいてるし
よく分かんない
「携帯なんて持ってないよ。」
「ウソでしょ?」
「ほんとだよ。」
なぜか、ゆかネェは僕の髪の毛をなでた
「本当にユウキはカワイイね。」
カワイイの意味がわからなくて
そっぽを向いて少しすねた
「行こうか。」
ファミレスをでたとき
ユリアの顔はめちゃくちゃ怒っていた
(携帯)
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