| 「ハナーあんまり遠くに行くなよ?」 「わかった〜。」
公園のベンチにかけて砂場で遊ぶハナからはまだ目が離せない
「あーちゅー。」 「出来たらみせて!!」
遠くから叫んであげるとまた安心したように遊びに夢中になったハナ
どこから見ても親子にしか見えないと思う、 けどハナのママはいるんだ。
眩しい陽射しに手をかざして、 呼びかけると幸(さち)は帰ってきそうだ。
「今日も天気がいいな〜ハナも元気だよ。」
青空のかなたにいる幸が、こんなに私が毎日を ふんそうして過ごしているの見ててあっちで笑ってるのかな?
「あーちゅー、はぁい。」 「ん?」
ハナから受け取った泥団子にかぶりつく振りをして、 ハナの手を引いてお昼寝を提案しながら歩いていると
「マンマは?」 「ごはんはまだだよ?」
「マーマ。」 「ママはあそこでお昼ねしてるから。」
空を指すとキレイな青空が笑ってるような気がした。
(携帯)
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