| 朝起きてメールを送ってすぐ眠ってしまったことに気づいた。
携帯に受信メール一件
四季からだった
[おはよっ。 今日はさみ〜な〜
苛々してたのが、あたし自身にあった事に気付いて、今は楽な状態でやんす。 お前に対して、自分をおごり過ぎてたよ。 自分ならってね。 愛され過ぎて馬鹿になるのは良くね〜な〜い( ̄□ ̄|||) あたし自身が、お前の愛情の全てに甘えて自惚れてたんだ。 アホちんだね〜(笑 大丈夫、お前があたしの悩みやらなんやら受け止めきれなくても、それでも受け止めようとするよ。お前はそーいうヤツだ 共倒れしようとするヤツだ。あたしはあんまりしたくないけど(笑 お前の核が崩れても、揺るがないものが必ず誰にでもある。 それをあたしはよく知ってる、お前のね。 何年、見守ってきたと思ってんだ(笑 お前の揺るぎえないものを、知ってる人間がここに居るから。 あとは風に任せて、変わっていくものを自分なりに見届けな。何年かかってもいいんだ。お前しかそれは受け止められないものなんだから。 昨日は、本当にごめんな。謝らないと気が済まないから、謝ってるっていう自己中的な考えなので(笑
今日は、強い北風で、真っ青な青空だよ。 無理に見上げなくていいよ。 青空が綺麗な事を、風が強い事を、陽の当たらない大地を、寒さが痛い事を、雨が冷たい事を、あたしがお前に伝えるよ。
海はそのまま、深い闇、冷たい深海で、感じれない事を、感じればいいんだ。 四季は、有り余る自然を伝えるよ。 届かないとしても、海は太陽の下に居るんだ。必ず、海は四季に会いに来る。 どこから顔を出しても、必ず照らすから。]
返信をなんて書こうか二時間悩んだ。
でも後にも先にも
この一言しか浮かばなかった
この言葉はずっと言わないと決めていた
でも他に浮かぶ言葉がなくて
取り繕った言葉を伝える気なんかなかった
ありがとう でもなく
逢いたい でもなく
ただ一言打って送信ボタンを押した
[愛してるよ]
(携帯)
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