| 2007/12/15(Sat) 19:25:54 編集(投稿者) 2007/12/15(Sat) 19:25:44 編集(投稿者)
いつも側にいる
…って、ちょっとツライ。
愛してるし、これが恋だと確信しているけれど 実らない思いを前にして私はどうしようもなく佇んでる。
「奈々野ぉ?今日の晩御飯何にしようか?」 「…青汁」 「バカッ(バシ)」
投げつけられたクッションをうまくキャッチしてそのままお腹の下に下敷きにする。 ソファーに寝そべった私は今から食べる晩御飯のことより、エプロンを身に着ける真央ネェの事ばかり気になっていた。
真央ネェはピンクがとっても似合う。 ハタチ過ぎててお酒も飲める年になったけど、行動や容姿はまだまだ子供っぽいし、ヌイグルミとか集めたりしちゃってる。 でも、たまに三日月目で笑うその瞳の奥は、月夜に照らされた水面の様に黒く、キラキラ光輝いてて、初めて会った時は動揺して、多分私、凄い目つきになってたんだと思う。 真央ネェを怖がらせてしまった。
真央ネェは私のお姉ちゃん。
真央ネェは私のお姉ちゃん。
四年前、私のお姉ちゃんになった。
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