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先生はなぜか 不安そうな顔で ボクを見つめながら話した。
真『先生?どうしたの』
美『ほら、食事とか…掃除とか…いろいろあるじゃない?だからその…えっと…』
目をそらし 頬を赤く染めながら説明するのはいいけど…いつもの先生とは全く別で 驚いた
真『先生?顔赤いよ、なんかあったの?あ!!風邪ひいたのっ?』
美『ち、違うっ!!私だって言いづらいことだってあるんだから』
なんとも…うん 自分の視界に入っているのは皆が憧れる保険の先生… 今は、ボクの部屋で二人きりで話していることが…嬉しいのかそうでないのかと頭の中でグルグルと回っていた
美『それでね…真琴と一緒に…』
スラスラと早口言葉で話してきてどう見ても焦ってるようにしか見えない だが、今はそれどころかこのグルグルと回っているこの答えを出したくてたまらない…
もしや… いやっ、有り得ないボクが好きになるなんて有り得ない… そうだ…そうだよ きっと勘違いだ うん…忘れようと 悶々としているうちに
美『真琴ーーー』
耳元でボクを呼び そのまま甘噛みされてしまった
真『うああ』
美『もう、ヒトの話聞かないからこうなったんだからね?なにボーッとしてるのよ…せっかく一生懸命話してたのに』
完全に怒っている どうしょう… 怒りを静めるためには… さっきのことはきれいさっぱり忘れて この状況を考えなくちゃ…
真『あのっ、先生…ごめんなさい…ちょっと考えてただけなんだよ?だからさ、怒んないでよ』
そう言っても
美『………』
反応ナシ
真『本当にごめんなさい!!お願いだからこっち向いて?』
怒ってる先生は ボクに背を向けたきり無言状態 これは、マズい なんとかしないと 空気が気まずい
真『先生…どうしたら…許してくれる?』
美『さぁね』
素っ気ない返事 なんか本当にマズいことをした感じで ヤバい
どうしたら いったい…
やっぱり…コレかな?
真『先生…仕方ないなぁ…もう』
先生のところへ 近づいて 首筋に優しく唇を押し当てた
真『ちゅ』
美『んっ…』
甘い声を放ち やっとボクの方へ 体を向けてくれた
真『許してくれる?』
美『……バカ』
(携帯)
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