ビアンエッセイ♪

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■21943 / inTopicNo.1)  夜行バスの女
  
□投稿者/ いちこ 一般♪(2回)-(2015/06/20(Sat) 18:53:45)

    私はバス停で夜行バスを待っている。
    地元で大手建設会社に就職でき、
    東京本社での研修に参加するためだ。
    近くのイタリアンレストランから、
    ニンニクの焼ける香りが漂ってくる。
    前のおじさんからはかすかにタバコの匂いもする。
    自分は匂いに敏感な方だと思う。

    バスに乗り込み、一番後ろの窓際席
    何と無く、後ろの視線が気になるのだ。
    隣におじさんが来ませんように。
    目を閉じ、真剣に祈った。
    と、カツコツというパンプスの音とともに
    バラの香りが漂って来た。
    見るとあまりにも場違いな女性が入って来た。
    年の頃は二十歳前後、肩までのブロンドの髪に、
    白い肌、青い瞳にバラのくちびる。
    180cmくらいの長身に抜群のプロポーション。
    まるでファッション雑誌から抜け出た
    ような外人の女性だ。
    みんなが思わず振り返って見ている。
    その人が真っ直ぐ私に向かってきた。
    ふわっと私の隣りに腰掛けた。
    同時にバラの香りに包まれた。
    すごくドキドキした。
    その人は難しい顔をして前を見ている。
    声を掛けるかどうか迷った。
    実は英語が苦手なのだ。
    「ハ、ハロー。」
    「★*○・#$\*」
    さっぱり解らない。私は曖昧な笑顔を
    浮かべ、真っ赤になってうつむいた。
    その人はそれきり何も言わず、また
    難しい顔をした。

    恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。

    やがて車内が暗くなったので、シートを
    倒して、さっさと寝ることにした。

    エッチな夢を見た。
    バラ園の花壇で、素裸でオナニーする夢。
    花壇の中にM字開脚で座り、左手は
    おっぱいを揉み、右手は割れ目をなぞる。
    ソコは恥ずかしいくらい濡れて‥‥
    バラの香りの中、声を押し殺していたが
    だんだん抑えられなくなり、とうとう、
    「アァッ!」
    自分の声に驚き、目を見開いた。

    自分の姿に驚いた。なんとニットのセーターと
    ブラがずり上がり、おっぱいが丸見えに
    なっている。
    そしてスカートも捲れ、股間には手が!

    えっ、えっ、なに、なに?!

    パニクるわたしの口を、きれいな白い手が塞ぐ。
    瞬間、バラの香りが強くなる。
    ブロンドの彼女が、周りを見て人差し指を
    口の前に立て、にっこりと微笑む。
    コクコクと返事をする私。
    それを同意と取られたのか、口を塞がれたまま、
    乳首をそのバラのくちびるで甘噛みされた。
    「! ! んんん〜」
    そのまま舌先で転がされる。
    別の手が、ショーツの中に潜り込む。
    ソコは濡れそぼってビチャビチャと
    音を立てた。

    続く








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■21946 / inTopicNo.2)  :夜行バスの女2
□投稿者/ いちこ 一般♪(3回)-(2015/06/21(Sun) 17:28:56)

    彼女の白い指が私のクリに触れるたび、
    ビクン、ビクンと反応してしまう。
    息苦しくなってきたら、彼女は口の手を
    緩めて指を入れてきた。
    器用に私の舌を摘まむと引き出す。
    ハァ‥ハァ‥ハァ‥
    そしてバラのくちびるで、私の舌を吸い上げた。
    チユバッ、チユバッと音がする。
    彼女の手が私のショーツに掛かったとき、
    脱がせやすいように自分から腰を上げてしまった。
    私は天使に魅入られ、愛されている
    ように感じていた。
    それほど彼女の美しい顔とバラの香りに酔っていた。
    だから、彼女の指が私の中に入ってきたとき、
    当然のように受け入れようと思った。
    でも‥‥痛かった‥‥
    「いっ、いたっ!」
    彼女は慌てて私の口を塞いだ。
    でもその時、バスにブレーキが掛かって
    私の体が前に持っていかれた。
    一気に深く貫かれた。
    「!!!!!んんん〜!」
    涙が溢れる。痛い。痛い。痛い。
    彼女はちょっと驚いたようだったが、
    中の指はそのまま、優しくキスをして
    少しずつほぐすように愛撫を再開した。
    おっぱいをやさしく揉み、乳首を舐める。
    中の指をゆっくり動かしながら、クリを
    やさしくタイピングする。
    なにより私を興奮させたのは、彼女が
    私の指を自分のソコに入れたことだった。
    ソコは熱く溶けて、別の生き物のようだ。
    私は稚拙ながらも必死に動かした。
    彼女の抑えたあえぎ声で私も濡れた。
    やがて自分なのか彼女なのかお互いの
    吐息が混ざり合い、自分が動かしているのか
    彼女なのか分からなくなり、
    私は体をビクンビクンと痙攣させイッた。
    彼女がイッたのかは分からなかった。
    それから泥のように眠った。

    朝、起きると服装はきちんと直されており、
    まるでなにもなかったかのようだ。
    しかし、アソコの違和感としっかり彼女と
    繋がれた手が夜のことを思い出させた。
    お互い何も話せないままバスを降り、
    別れ際、彼女は私の頬に軽くキスをして、
    「ほな、お達者で!」と言った。

    えっ、えっ、え〜?!

    驚いている私の手に手紙を残し、
    彼女は雑踏の中に消えていった。

    私は手紙を開いて読んだ。

    続く




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■21955 / inTopicNo.3)  夜行バスの女3
□投稿者/ いちこ 一般♪(4回)-(2015/06/27(Sat) 07:11:14)

    それから数ヶ月があっと言う間に過ぎた。
    新しい環境に慣れるのと、仕事を覚える
    ので忙しかった。
    時々、お局さまの攻撃にあい、ヘコむことはあったが、
    基本的には楽しい職場だった。
    どんどん日々は過ぎていくのに、
    私は彼女を忘れることができなかった。
    一度会っただけで、連絡先も分からない。
    たぶんもう会えないであろう相手なのに。

    ほどなくして、私は香水を買った。
    バラの香りの。
    どうしようもなく淋しくなると、
    バラの香りを手に付け自分の口を塞ぐ。
    そうするとあの時のことが蘇り、
    自慰にふけってしまうのだ。

    一年ほど経ったある日、私は彼女を発見した。
    彼女はテレビの中にいた。
    英語が全くできないくせに、コテコテの関西弁を話す外人さん、
    しかもモデル並みの美貌ということでウケていた。
    大爆笑の音声の中、私は涙を流してた。

    私は彼女にファンレターを書くことにした。
    彼女から貰った手紙の文面をそのままに。

    『おおきに!ほんでごめん!!
    話されへんふりしたんは、緊張でパニクっていたからや。
    実はこれからオーディションがあるんや。
    そんでも、あんたのおかげでだいぶ
    リラックスできたわ。
    ほんまに感謝してるわ!ほんまはまた
    会いたいけど、あんたの大切なもん
    奪ってもうて、責任感じて会われへん。
    けど会いたい‥‥ごめん!忘れて!
    ほな、元気で!』

    彼女は気づくだろうか?

    数日が経ち、彼女から返事が来た。
    『LOVE』と、ひとこと。
    その下に Eメールアドレスが一行。

    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

    そして私は夜行バスを待っている。
    せっかく就職できた会社も辞め、
    アパートも引き払い、単身 上京し
    彼女のマネージャーになるつもりだ。
    近くのイタリアンレストランから、
    ニンニクの焼ける香りが漂ってくる。
    私の身体からはバラの香りが漂う。
    バスに乗り込むと一番後ろの席に
    高卒くらいの女の子が座っている。
    私は迷うことなく彼女の隣りに座った。
    きっと彼女はバラの香りに包まれているだろう。



完結!
引用返信/返信 削除キー/
■21963 / inTopicNo.4)  感想
□投稿者/ 奈々 一般♪(2回)-(2015/06/29(Mon) 12:24:01)
    どきどき・・・
    とっても興奮しました^^
完結!
引用返信/返信 削除キー/



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