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■22265 / inTopicNo.1)  バレンタインはどうなるる? 前編
  
□投稿者/ ユリコ 一般♪(18回)-(2018/02/15(Thu) 01:07:59)
     千華は、隣に住むバトミントン選手の由里がずっと好きだ。初恋の人でもある。
    由里に毎年、バレンタインのチョコを送っていた。想いが届かないことは、知っている。由里は、キレイでカッコよくて、男女問わず、モテモテだからだ。
     由里は、千華のことをカワイイと思っていた。いつも自分の後ろをついてくる。他人と仲良くしていても嫉妬しないし、どんな時も自分に笑顔を向けてくるからだ。絶対に千華は、自分から離れないと思っている。
     
     千華は、今年も由里にバレンタインチョコを送った。抹茶風味のチョコにした。千華は知っている。由里が自分が送ったチョコを食べてくれないことを。由里は、いつからか高級品のチョコしか食べなくなったからだ。自分が送る安物のチョコなんて食べてくれない…。
    そう感じたのは、数年前のバレンタインデーだった。
     その時も、由里にバレンタインチョコをあげた。千華の部屋からは由里の家のリビングが見える。リビングで千華があげたチョコを食べていたのは、由里の母だった。由里に問いただすと「私、安物はいらないわ」とあっさりと答えた。千華は悲しかった。
     由里は、千華がくれたチョコを食べなかった。バトミントン選手になって、高くて美味しいチョコが簡単に手に入るようになった。プレゼントで沢山もらうからだ。本当に安物のチョコなんて要らなかった。千華の気持ちは嬉しいとは思っていた。いつまでもチョコをくれるところは、カワイイし愛おしかったが、欲しいものを分かってほしいと思っていた。
     千華があげたチョコを由里の母が食べるというのが、何年か続いた。最初は悲しかったけど、今はそうでもなくなった。由里の母が、味を楽しむようにゆっくりと食べてくれる。嬉しそうな顔をしている。軽くチョコにキスしてくれる時もあった。だから、ここ最近は、由里の母の好みのチョコを買うようになった。
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■22266 / inTopicNo.2)   バレンタインはどうなるる? 後編
□投稿者/ ユリコ 一般♪(19回)-(2018/02/15(Thu) 01:11:08)
    由里の母は、今年も娘からチョコをもらった。千華ちゃんのチョコ、今年は抹茶チョコだった。抹茶が好きなので、嬉しかった。
    『千華ちゃん、ゴメンネ。でも、いただきます!最近、気のせいかもしれないけど、私の好みのチョコになっている…。そういえば、千華ちゃん、会っても挨拶程度だけど、綺麗なお嬢さんになったな。うちの娘のそばにいてばかりでいいのかしら?』軽くチョコにキスをして食べ始めたとき、視線を感じた。振り向くと隣の家の窓から千華ちゃんが見ていた。そして、泣いていた…。
     千華は、由里の母がチョコに軽くキスをして、彼女の長くて綺麗な手でゆっくりと自分が選んだチョコが触れられるのが嬉しすぎて、泣いてしまった。泣いていたことに、気づかれて恥ずかしさの余り、サッとカーテンを締めて、そのままベッドで眠ってしまった。
     
     目が覚めたら、次の日の昼になっていた。その日は仕事が休みで家族は皆出掛けていた。朝ごはんがないことに気づき、コンビニに行こうと外に出た。すると、由里の母が声を掛けてきた。
    由里の母「昨日のこと、話したい。家に来てもらえる?由里は練習でしばらく帰ってこないわ。」
    千華は軽く頷いた。その瞬間、千華のお腹がグゥと鳴った。
    千華「まだ、朝ごはん食べてなくて…。ごめんなさい…。」
    由里の母「あら、そうなの?じゃあ、パンが余っているから焼くわ」
     千華は由里の母とパンを食べた。千華の唇にジャムが付いた。
    由里の母「ジャムが付いているわ。」
    千華「え、どこ?」
    由里の母「ここよ。」
    千華の唇に由里の母の手が優しく触れた。
    千華「あん!」
    思わず、声が出てしまった。由里の母は少し驚いた顔をしていた。そして、すぐに優しく笑った。
    由里の母「何が欲しいの?」
    千華が顔を真っ赤にしていると、柔らかい何かが唇を包んだ。由里の母が千華にキスをした。
    千華「え、何で…。」
    由里の母「ふうん。私のこと、好きなんだ。やっぱり…。だって、チョコが私の好みになっているし、最近、私を見る目線が熱かったよ。」
    千華「好きです…。由里さんでなくて、お母さんが。昨日は嬉しくて泣いてしまったの。」
    由里の母「昨日、泣いていたから、私の勘違いだったらって、怖かったわ。両思いで嬉しい。それから、私のこと、美樹って呼んで。お母さんは嫌だから。」
    千華「美樹さん」
    美樹「千華ちゃん」

     二人は、美樹の寝室に行った。
    千華「恥ずかしい」
    美樹「大丈夫。優しくするから。大切なものは、大事にしないとね。」
    千華「えっ?」
    美樹「娘によく言っているのよ。」
    美樹は優しくキスをすると千華の洋服を脱がした。
    美樹「カワイイ。綺麗なカラダね。」
    美樹はじっくりと千華のカラダを眺めた。そして、じっくりと愛撫をした。しなやかで優しい手が千華の敏感なところを攻めていった。
    美樹も洋服を脱いだ。
    千華「美樹さんも綺麗。柔らかくて。温かい。」
    二人はゆっくりと絡みあった。
    その時、部屋のドアが開いた。
    由里が立ったまま、固まっていた。千華と母が裸で絡みあっている。
    由里「な、なんで。千華は私のものよ。」
    千華「もう、遅いよ。」
    美樹「だから、いつも言っているでしょ。大切なものは大事にしないって。」

完結!
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