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Nomal あなたの笑顔 /ノアにょわ (06/03/10(Fri) 10:32) #13851
Nomal 初めまして☆ /ノアにょわ (06/03/10(Fri) 10:37) #13852
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Nomal あなたの笑顔 5 /ノアにょわ (06/03/11(Sat) 17:33) #13858
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Nomal あなたの笑顔 7 /ノアにょわ (06/03/13(Mon) 17:26) #13875
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Nomal あなたの笑顔 12 /ノアにょわ (06/03/28(Tue) 11:10) #14002
Nomal NO TITLE /みぃ (06/03/28(Tue) 12:36) #14003
│└Nomal みぃさん★ /ノアにょわ (06/03/28(Tue) 18:03) #14012
Nomal あなたの笑顔 13 /ノアにょわ (06/04/01(Sat) 15:34) #14059
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│  └Nomal みぃさん★ /ノアにょわ (06/04/03(Mon) 09:13) #14090
Nomal よかったです(o^o^o) /ひー (06/04/03(Mon) 13:20) #14091
│└Nomal ひーさん★ /ノアにょわ (06/04/19(Wed) 11:07) #14249
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Nomal NO TITLE /e (06/05/29(Mon) 00:51) #14746
Nomal NO TITLE /あ (06/06/08(Thu) 01:51) #14897
Nomal NO TITLE /あ (06/06/20(Tue) 00:35) #15059
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Nomal あなたの笑顔 19 /ノアにょわ (06/06/25(Sun) 20:58) #15149
Nomal あなたの笑顔 20 /ノアにょわ (06/06/25(Sun) 21:02) #15150
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Nomal NO TITLE /みぃ (06/07/24(Mon) 00:55) #15449
│└Nomal みぃ様 /ノアにょわ (06/07/29(Sat) 11:09) #15500
│  └Nomal NO TITLE /みぃ (06/08/24(Thu) 19:08) #16102
Nomal NO TITLE /みぃ (06/09/04(Mon) 00:43) #16311
│└Nomal ☆みぃ様☆ /ノアにょわ (06/10/21(Sat) 11:35) #16993
Nomal あなたの笑顔 22 /ノアにょわ (06/10/21(Sat) 11:38) #16994
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│└Nomal キテたーーー /せれ (06/11/16(Thu) 23:22) #17253
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Nomal あなたの笑顔 37 /ノアにょわ (06/11/26(Sun) 14:42) #17340
Nomal あなたの笑顔 38 /ノアにょわ (06/11/26(Sun) 14:43) #17341
│└Nomal 更新発見(・◇・)ゞ /せれ (06/11/26(Sun) 19:54) #17342
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Nomal あなたの笑顔 45 /ノアにょわ (06/11/30(Thu) 16:27) #17383
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│└Nomal ううっ。松下さん…。(〃ー〃) /せれ (06/12/01(Fri) 00:38) #17386
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│    └Nomal (*゚∀゚)ゞポリポリ /せれ (06/12/05(Tue) 23:02) #17414
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│└Nomal ずっと待ってますよー /せれ (07/01/04(Thu) 19:44) #17604
│  └Nomal せれ様ヽ(・∀・)ノ゜+.゜☆ /ノアにょわ (07/01/22(Mon) 21:04) #17763
Nomal あなたの笑顔 54 /ノアにょわ (07/01/22(Mon) 21:06) #17764
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│└Nomal 核心に迫ってきましたねー /せれ (07/01/22(Mon) 23:50) #17772
│  └Nomal せれ様★ /ノアにょわ (07/02/15(Thu) 22:03) #17933
Nomal NO TITLE /みぃ (07/01/22(Mon) 21:27) #17767
│└Nomal みぃ様★ /ノアにょわ (07/02/15(Thu) 21:51) #17932
Nomal あなたの笑顔 57 /ノアにょわ (07/02/15(Thu) 21:49) #17931
Nomal NO TITLE /みぃ (07/02/18(Sun) 09:59) #17956


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■13851 / 親階層)  あなたの笑顔
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(1回)-(2006/03/10(Fri) 10:32:33)
    ・・・えっ!?

    私は目の前が真っ暗になった。

    周りの雑音はすべて消え、突きつけられた一言だけが、頭をぐるぐると回っている。

    私のそんな様子にはおかましなしで、目の前にいる“白衣を着た先生”は淡々と喋っていった。

    「まずはMRIという検査とCTを撮ってもらって、ベットが空いたら入院しましょう。」


    本城忍。17歳。高校3年生。
    私はごく普通の女子高に通う、ごく普通の女の子で。
    両親は少し厳しいが暖かい家庭の中で、真っ直ぐに生きてきたつもりだ。
    世間の人と違うところを挙げるならば、同姓愛者というだけで、平凡な毎日を送っていた。

    でもどうやら私は病気らしい。

    『癌』

    名前こそ聞いた事はあるが、学校の保健の時間で聞いた事があるぐらいで、知識は何もなかった。

[ □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / 返信無し
■13852 / 1階層)  初めまして☆
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(2回)-(2006/03/10(Fri) 10:37:28)
    ノアにょわと申します。
    初の小説なので、わかりにくい部分もたくさんあると思いますが、
    頑張っていこうと思ってますので、応援や感想をいただけると嬉しいデス♪

    内容は少し実話も含んでおりますが、快く読めるように努力します(*´∀`)ノ
[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / 返信無し
■13853 / 1階層)  あなたの笑顔 2
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(3回)-(2006/03/10(Fri) 10:43:43)
    あれから数週間

    いろんな検査を終え、病院からも電話があり入院の日も決まった。



    あぁ〜。

    今日でこの学校ともオサラバか〜。

    それにしても風が気持ちいいなぁ〜。

    春はいいなぁ〜。

    ぅ〜ん 眠い。。。

    「本城さんっ!本城さん聞いてる!?」

    うん・・・?

    目の前には指揮棒を持った先生。

    先生・・・

    あ、そっか、音楽の授業だっけな。

    「ちゃんと歌ってよね〜。先生だって眠いのに頑張ってるんだから」

    麻生真美子。29歳。
    黒のショートカットでボブで、スラットした長身だ。
    着物が似合いそうなイメージと言うんだろうか・・・。
    艶がある。
    でも、しっかりしてる外見とは裏腹に、おっちょこちょいで可愛らしく、生徒からは゛真美子先生”と慕われている。

    「先生眠いんだ〜?昨日の夜はそんなに激しかったんですか?」ニヤニヤ

    「コラ、本城さん〜?大人をからかうのは止めましょう」

    冷静に答えたけど、どうやら図星だったらしく、顔がトマトみたいに真っ赤になった。

    クスッ。

    「冗談ですよ。ちゃんと歌えばいいんでしょう?真美子先生ピアノヨロシクお願いしまぁす☆」

    もうっ!
    と言いながらも真美子先生はピアノに向かい、曲を奏ではじめた。

    ♪A Whole New World ♪

    今度の音楽祭で発表する曲だ。

    パートは2つに分かれていて、私はアルトパート。

    物語の中で言うとアラジンだ

    「I can show you tha world〜♪」

    忍が歌いだしたとたんに教室がザワめく。

     さすが忍
     やっぱりスゴイねぇ〜
     うちらとは違うと言うかぁ〜
     うんうん、特別だよねぇ〜


    忍の歌う姿はとても綺麗だ

    髪は耳下辺りまでのショートカットでストレートのつやつやした黒髪は、太陽の光で透き通っていた

    何かに例えるならば

    まるで天使

    いや

    忍の場合は小悪魔か?


    『へへっ。自慢じゃないけど、声だけには絶対の自信があるんだよね☆でもやっぱ、私1人じゃ物足りないなぁ』

    「あかり、ソプラノお願い」

    あかりと呼ばれた女の子は、

    「はいはぁい」

    と、まるで待ってましたというように歌いだした。

    忍とあかりは1番の友達で、2人が並ぶとモデル雑誌から出てきたカップルみたいに見え、校内でも有名だ。

    そしてあかりの声も、忍とは種類が違うがとても透き通る声をしている。

    忍の歌声を天使・・・じゃなくて、小悪魔に例えるならば、あかりは春の妖精の歌声だ。

    「A whole new world〜♪」

    「For you and me〜♪」

    ちょうど曲が終わった時

    キーンコーンカーンコーン♪

    キーンコーンカーンコーン♪

    終わりのチャイムだ。

    「よしっ。これで今日の授業は終わり〜。あ、本城は話があるから残れよ〜?」

    真美子先生がニヤニヤしながら笑ってる。

    さっきのお返しに説教でもされそうだ。

    『真美子先生怒ると怖いんだよね・・・』汗

[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / 返信無し
■13854 / 1階層)   あなたの笑顔 3
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(4回)-(2006/03/10(Fri) 10:49:06)
    「忍〜先に教室に帰っとくね」

    「あ、うん、ゴメンね」

    クラスの皆は教室に帰ったので、音楽室に残ったのは忍と先生だけ。

    「本城さん、大人をからかうなんてまだ早いわよ〜?それと授業中は寝ないっ。」

    「はい。これからは気をつけまぁす」

    忍の心配に反して、真美子先生はとても穏やかに話していった。

    「でも、元気そうで安心したわ。担任の先生から本城さんの話聞いたから」

    ゛本城さんの話”と言えば、今は1つしか思いつかない。

    そう、病気の話だ。

    「心配してくれてありがと。でもこれがけっこう元気なんだよね。あんまり実感がないというか。。。」

    「そっか、でも何かあったら先生に話てね☆」

    「うん。先生にはいろいろ相談してばっかりだね。」

    忍は、今でこそ女の子を好きになるということに違和感はないが、深く悩んだ時期があり、その時に真美子先生に助けてもらったのだ。

    同姓の人を好きになる自分は変だと思い、誰にも相談できなくて1人で悩んでいた。

    そんな時、忍を見て何かを悟ったのか、真美子先生から忍に話しかけた。

    「本城さん、何か悩んでるんじゃないの?元気ないから・・・」

    「・・・いえ、何も悩んでませんよ」

    忍は相談しようかと思ったが、あと少しの勇気が出せなくて話せなかった。

    「そっか。悩んでないのか。じゃぁさ、私の悩み聞いてくれない?」

    先生がニコッと笑うと、忍の返事を聞かずに話始めた。

    「私さ、恋人がいるんだけど、その人・・・女の人なのよね。」

    えっ?

    「世間がどう思うかはわからないけど、私はその人の事が大好きで、大切で・・・だから、その人を好きなことを誇りに思うわ。変かしら?」

    自信満々に話す真美子先生の“相談”を聞いて、忍は悩みや違和感から解放できたのだ。

    だから、忍にとって真美子先生は特別で、大好きな先生なのだ。





    音楽室には春の心地よい風が入ってくる。


    「あはは、ちょっとだけ弱音言ってもいいですか?」

    「ええ、いいわよ?」

    「あのさ、病気の事では本当に落ち込んでないんだ。よくわからないし。でも、でも、楽しみにしてた音楽祭に出れないから・・・それが残念だなぁ〜って。今年で最後だし・・」

    忍は悔しそうに話た。

    「そうよね、本城さん楽しみにしてたもんね。仕方ないことだけど・・・」

    「うん、わかってる。ちょっと残念なだけでさ、全然平気だよっ」

    忍は明るく話したけど、目には涙が溜まっていた。

    先生はそれに気づいたけど、忍の性格を知ってるので、気づいてないふりをし話を続けた。

    「そうよね、本城さんは強い子だもんね。また病院にお見舞いに行くから元気で頑張ってね。本城さんが大〜好きな、チョコレートケーキ買っていくから」

    「ヤッタァー!じゃぁ、待ってるね☆」

    忍はそぅ言うと音楽室を出て行った。

[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / 返信無し
■13855 / 1階層)  あなたの笑顔 4
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(5回)-(2006/03/10(Fri) 10:57:06)
    「あっかり〜。お待たせ〜。でゎ帰りましょうか☆でも最後の授業が音楽で良かったなぁ。あかりとも歌えたしさっ」

    「そだねっ☆でも最後の授業じゃないでしょ?私とだってまたいつでも歌えるし♪元気になったらまたカラオケでも行ってさ。その時はもちろん・・・」

    『フリータイムで!!!』

    2人で仲良くハモって、アハハと笑いあった。

    「あのさ・・・」

    急にあかりが真剣な顔をして話し始めた。

    「辛いと思うけど、元気に頑張ってね。お見舞いにも行くし」

    「うん、もちろん頑張るょ!ありがとね☆あかり大好きッ」

    忍はそぅ言うとあかりをギュッと抱きしめた。

    「もぅ・・忍は甘えんぼなんだから」

    「なんだょ〜。本当にあかりが居て良かったって思ってるんだよっ!あかりは私の世界一最高な友達デスッ!」


    “ズキッ”

    あかりは忍の言葉に少し心が痛かったが、なぜだかわからないし気のせいだと思って気にも留めなかった。


    「私も忍が居て良かったって思ってるょ。忍・・いってらっしゃいっ!(*^口^*)」

    「いってきますっ!v(^∀^)v」

[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / 返信無し
■13858 / 1階層)  あなたの笑顔 5
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(6回)-(2006/03/11(Sat) 17:33:50)
    ―――入院当日―――

    私はお母さんと一緒に病院まで来たが
    「今日はどぅしても会社に行かないといけなくて・・・帰るね。明日また来るから」
    と言いながら帰っていったが、少し心残りなのか、後ろを何回か振り向きながら帰っていった。

    ふぅ〜、これじゃぁどっちが子供かわかんないょw

    んっと〜・・・私は婦人科だから・・・5階だなっ。


    エレベーターで5階まで行き、ナースステーションの看護師さんに入院のことを言うと「担当の人を呼びますね」といぅとどこかへ行った。

    2、3分してから1人の看護師さんがやってきた。

    「本城さんの担当看護師の松下です。わからないことがあれば何でも聞いて下さい」

    松下と名乗る看護師は淡々と喋り、自分の職務だけをこなしている様子で“白衣の天使”とやらを想像していた私はひょうしぬけした。

    「本城さんの病室はここ500号室になりますね。でゎまた後できます」

    案内された病室は4人部屋で、病院にしてはとても明るい雰囲気で少しホッとした。
    1人は重病人なのか、きっちりカーテンは閉じられていたが、もぅ1つのカーテンはすべてオープンになっており、
    元気よく「よろしく」と話しかけてきた。


    えっと、私のベットはココだなっ。窓側で日当たり良好・・・最高じゃん☆
    入院ってイヤだなぁ〜って思ってたけど、ずっと1人で好きなこと出来るんだから、もしかして快適かもねww

    チラッと横のベットを見ると空いていたが、ネームプレートに名前が入っていたので、私と同じように誰かが入院してくるみたいだ。


    「北村さんの病室はこの500号室ですね」

    私の隣に入院してくるらしき人と看護師が病室に入ってきた。

    私の担当看護師とは違い、優しい笑顔で案内されているのを見て、アレが白衣の天使だよな〜
    私もどうせならあんな看護師さんが良かったなぁ〜なんて考えたりした。


    コン コンッ


    「本城さん、今から手術前の準備の説明をしますから別室に来て下さい」

    松下さんだ

    ハァ〜
    なぁんか厳しそうだよな〜怖そうだし
    見た目はスラッと細身でスタイルよくて、目も切れ長でキレイなのにぃ
    もぅ少し笑顔だったら絶対にモテルのになぁ〜

    なんて考えながら2人で別室に入り席に座り
    『手術前に用意する事』と書いている用紙を渡された。

    「えっと〜まずは手術について質問とか不安とか、何でもいいからある?」

    「ん〜特にないけど・・・でも気になることが・・・」

    「ん?何?」

    「あの、17歳でガンなんてヤバくないですか?私の体は相当年老いてるんじゃ・・・?」

    おそるおそる聞いてみた。


    「アハハハッ」

    えっ!?何で笑うの!?
    それに松下さんって笑うんだ!?ってこの言い方は失礼か。
    でも・・・あまりにもギャップが;

    「アハハハッ 大丈夫大丈夫☆去年も本城さんと同じ歳の子が入院してたし普通だょ。・・・って普通ではないか。17歳でガンは珍しいもんね」

    「やっぱり珍しいですよね。でも普通?なら良かった♪ってか、松下さん人見知り激しいでしょ?」

    「そだねぇ。わかる?」

    「そりゃ分かりますょ〜。だって全然違うもん。でも笑ってる松下さんの方がイィッ(・∀・)」

    「あっそぅ・・・」

    松下さんは照れたみたいで、半笑いになってうつむいた。

    「あ、この用紙に気になることが書いてるんですけど・・」

    「なに?」

    「えっと・・・あの・・・聞きにくいんですけど・・・」

    「うんうん」

    「その・・・ここに書いてる“陰部の除毛”ってのは自分で・・・?」

    「あぁ、それは私がやるよ」

    えぇ!?
    そりゃ看護師さんだから当然だと思うけど、松下さんみたいにキレイな女の人にやってもらうの!?
    それはなんか恥ずかしいょ!
     
    チラッと松下さんを見ていると、私の考えてることがわかるのか、また半笑いだ

    「私が綺麗にしてあげますから(^皿^)」

    「(>_<)うぅっ」

    「ま、そんなこと考えてても無駄だから諦めなさい?別に痛くないし。さぁほらっ!質問ないなら病室に戻るょ〜」

    ポンポンッ
    っと子供をあやすよぅに頭をなでられた

    (//∀//)

    それだけでご機嫌になっちゃっう私だけど・・・
    松下さんにやってもらうのは、本気で恥ずかしいょ〜


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▲[ 13851 ] / 返信無し
■13874 / 1階層)  あなたの笑顔 6
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(7回)-(2006/03/13(Mon) 17:21:43)
    《手術前日》

    今日は待ちに待った“陰部の除毛”の日♪
    ・・・・・
    ってやっぱりダメだぁ〜!!!!
    楽しみ♪って思おぅとしたけど、憂鬱。。。

    コンコンッ

    「本城さ〜ん☆診察室に来てください」ニヤニヤ

    松下さんは私が嫌がってることを知っていて、わざと楽しそうに言ってくる。

    入院して4日目だけど、松下の性格がだんだんわかってきた。
    人見知りだから冷たい性格と思われがちだけど、喋ったら気さくで、人をイジメるのが好きでいつもニヤニヤ笑ってる。
    血液型はB型、年齢26歳、誕生日、住んでる所(詳しくは聞き出せなかったけど)、聞けることは全部聞いた。
    ちなみに恋人はいないみたいだ♪♪♪


    私がこんなに人に興味を持つのは珍しいけど、それはただたんに、私には今まで無縁だった看護師が珍しくて興味があると思ってた。
    今日まではそぅ思っていた。


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■13875 / 1階層)  あなたの笑顔 7
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(8回)-(2006/03/13(Mon) 17:26:45)
    「ベッドに横になって下さい♪」

    松下さんは相変わらず楽しそうに準備している

    「じゃ始めますょ?♪」

    ジ―――
    ジ―――

    2人しかいない診察室に機械音だけが響いている

    その音だけの空間が余計に恥ずかしさを増してきた


    な、なんか喋んなきゃっ!
    えっとえっと・・・
    んっと〜・・・
    ・・・・・
    恥ずかしさで何も思いつかないょ〜(≧Д≦)”


    「だいぶ剃れてきたょ〜恥ずかしいね〜丸見えだょ」ニヤ


    “ドクンッ”
    “ドクンッ”


    「この後お風呂だから、自分の見ちゃうでしょ?感想教えてね〜」


    ドクッ ドクッ ドクッ ドクッ 


    冗談だってわかってるのに
    からかって言ってるだけってわかってるのに
    私の鼓動は早くなるばかりだった


    そして除毛が終わった後、自分の体の異変に気づきトイレへ行くと
    私のアソコは濡れてしまっていた


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■13952 / 1階層)  あなたの笑顔 8
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(9回)-(2006/03/21(Tue) 14:02:54)
    《手術当日》


    今日は手術日なのに松下さんはお休みみたいだ。
    1人の患者につきっきりになれないのもわかるし、休みがあるのも当然だけど、今日は居て欲しかったと願ってしまう。



    パタ パタ パタ

    忙しそぅに1人の看護師さんが来た

    「本城さん、今から手術室に行きますょ〜」


    手術室に行く時は、“ベッドに横になり誰かが運んでくれる”イメージしかなかった私は、歩いて行くと聞いて変な感じがした。

    手術室は4階にあり、中まで行くにのにいくつかの扉があって、2つの扉をくぐるとそこで服を脱いだ。そして
    「後で迎えに来ますね。頑張って下さい」
    といぅと看護師さんは帰っていった。

    そこでやっとベッドに寝て、手術室まで運ばれた。

    背中に麻酔を打たれ、口元に酸素マスクを当てられた時、どれぐらい意識があるのか秒数を数えようとしたが、その瞬間に寝てしまったみたいで、次に目を覚ましたのは手術が終わってからだった。

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■13953 / 1階層)  あなたの笑顔 9
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(10回)-(2006/03/21(Tue) 14:04:57)
    その日の夜は看護師さんが何回も見回りに来たのと、痛みでぐっすり寝れなかったが、朝8時に松下さんに起こされ食事をとるように言われた。

    「本城さんおはよぅ☆昨日はお休みでゴメンね〜でも今日は1日いるから」

    松下さんが居ると聞いてホッとした。
    でもお腹の痛みで喋る気にならなかったので
    「うん」
    と、うなずくしか出来なかった。

    「今は痛いけどお昼になればだいぶマシになるょ。だから頑張って食事とってね?あと昼からは着替えがあるからね。そしてもちろん私がやりまぁす」

    「うん」

    今は松下さんの顔を見れないほどしんどいけど、きっといつもの様にあの顔でニヤッと笑ってるに違いないと思った。

    「じゃ、また来るから」




    私のお腹はしばらく痛くて動く気にならなかったが、松下さんの言うとおり時間が経つにつれてラクになり、昼前には隣の患者さんと喋れる程になっていた。



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▲[ 13851 ] / 返信無し
■13954 / 1階層)  あなたの笑顔 10
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(11回)-(2006/03/21(Tue) 14:11:53)
    コンコンッ

    あっ、松下さんだっ(^∀^)ノ


    松下さんのことが気になっている私は、2人で一緒に入れる時間がとても待ち遠しかった。


    「じゃぁ今から体を拭いて、お着替えしますねぇ」

    カーテンをきっちり閉じると周りの光は遮られ、薄暗い空間は私を変な気分にさせた。
    それに今は他の患者は出かけていて、病室に2人っきりだ。


    松下さんはパジャマのボタンを1つずつはずしていく。
    全部はずすと、下着を身に着けていない忍の胸はあらわになった。
    決して大きいとは言えないが、形のいい乳房。

    忍は恥ずかしくて目をギュッと閉じた。

    「拭いてくよ?」

    松下さんは丁寧にゆっくりと 手やお腹や胸の上半身を拭き終わると、次は足を拭いていく。

    「緊張してる?すっごいガチガチだけど(笑)」

    「だ、だって〜誰かに体を拭いてもらったことなんてないし・・・それに・・・・」

    「それに?」

    「ま、松下さんだから余計に・・・」

    忍はボソッと言った。

    「・・・何で私だったら緊張なの?私にやってもらうのは嫌・・・?」

    「え!?違うょ〜!!!」

    「そんな気を使って 嘘付かなくていぃよ。いっつもイジメてばっかだもんね。嫌われるのも当然かな」

    「ちょ、ちょっと待ってょ〜。松下さんのことは好きだょ!一緒に居れて嬉しいし・・・」

    「ホント?」

    「うん本当だょ〜」

    「そっか☆嬉しいっ」

    「うんっ(^口^)」

    忍がそぅ言うと松下さんは顔を忍に近づけ、チュッっと軽く口付けをした



    えっ!?今 松下さんにチュッってされたよねっ?
    チュッ????
    チュッ・・
    チュッ(//∀//)


    「あっ、ビックリしたよね?ゴメンね?つい嬉しくて・・・」

    「いえ・・・あの、私も嬉しいけど・・・今のキスはなんで?」

    「ん〜・・・つい・・カナ?」

    ズキッ

    忍はその言葉を聞いて舞い上がった自分が愚かに思え、胸が激しく痛くなり、同時に松下さんのことが本気で好きだと確信した。

    「“つい”って何?どぅいぅ意味?松下さんは“つい”で人にキスしてるの?」

    忍は涙を堪えて言った。

    「ち、違うわょ。本城さんが好きだから!好きだからに決まってるじゃない!だけど・・・言っても信じられないと思って、だから・・・」

    「何で?信じるよ?だって私も松下さんが好きなんだもんっ」

    「え?本当に?本当?だったら嬉しい・・・」

    松下さんは安心と嬉しさとで泣き出した。

    そして忍も初めての両想いに嬉しくて泣いてしまった。


    そして、2人は静かに見つめ合って、何度も何度も唇を重ねた。

    “今”といぅ幸せを胸に抱きながら・・・

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■14001 / 1階層)  あなたの笑顔 11
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(12回)-(2006/03/28(Tue) 11:02:05)
    松下さんは忍と気持ちを確かめ合った日から、時間を見つけては忍の所にやってきて他愛のない話をし 2人の時間を楽しんでいた。
    そして他の患者がいない時はカーテンを閉め2人だけの空間を大切にした。

    忍の体も順調に回復していき、4日程経つとお風呂にも入れるよぅになっていたので、自分のことは全部自分でするようになっていた。


    そして忍の一時退院が決まったある日
    「今日は私がお着替えをやってあげるからまた昼過ぎに来るね」
    ニヤッと笑顔を見せる松下さんが言った。

    忍は入院中いつも松下さんのことを考えていて、そして今日は“着替え”をすると聞き、昼まで待ちきれなかった。

    コンコンッ

    病室のドアがノックされるたびに忍の気持ちは膨らみドキドキした。

    そしてお昼の回診も終わり看護師の出入りが少なくなった頃
    松下さんはやってきた。


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▲[ 13851 ] / 返信無し
■14002 / 1階層)  あなたの笑顔 12
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(13回)-(2006/03/28(Tue) 11:10:00)
    「待ちくたびれた?」

    「い いえ、そんなことないですょ」

    「ふ〜ん・・・じゃぁもっと遅くても良かったのカナ?」

    松下さんは忍の考えていることをすべて見透かしていて、いつもイジメルよぅな言葉を口にしていた。

    そして松下さんがカーテンを閉じると薄暗い空間になり、世界には2人しか存在しないような気がして、更に忍を変な気分にさせ気持ちは膨らんでいく。

    「じゃぁキレイにしようね〜」

    その言葉を聞き自分でボタンをはずそうをしたが、松下さんは忍の手を掴み
    「今日は私が全部やってあげるから、何もしなくていいよ」
    と言って、松下さんがゆっくりとボタンをはずしていった。

    普通の着替えとは何かが違うと感じた忍は、急に恥ずかしくなって、松下さんの顔を見れなかった。

    「キレイにしていきますょ〜?」

    松下さんはは丁寧にゆっくりと 手やお腹を拭いていく。
    それだけで忍は感じてしまっていた。

    そして胸を拭こうとした時・・・

    「声は出しちゃダメだょ?」

    と、忍にだけ聞こえるよぅに耳元で囁いた。


    忍は自分が感じてしまったのがバレてしまったカモいう恥じらいと、松下さんの言ってる意味がわからず戸惑った。

    「えっ?ど、どぅいう意味?」

    忍の言葉を聞くとニヤッと笑い、タオルを持っている手が胸へと触れていく。

    ゆっくり ゆっくり 乳首だけをさけて、優しく円を描くように拭いていく。


    ・・・んっ ・・・感じてきちゃうょっ・・・


    「アレ?本城さん顔が赤いょ。それに・・・真ん中にあるピンクのモノが堅くなってきたけど何でだろぅね?」


    忍はその言葉に反応して余計に感じてしまう


    ・・・あっんっ・・・ヤバイょ・・感じてきちゃぅ・・んぁっ!!・・・

    松下さんは乳首には決して触れず、乳房だけを揉みほぐすよぅに拭いていく。

    忍の息は乱れ、肩で呼吸をしているかのように動いてきた。

    あんっ・・・ダメ・・・声出ちゃいそぅ・・・

    「ココも拭いて欲しいの?」

    乳首を指でピンッと弾きながら聞いてくる

    あっ・・・もぅ・・我慢出来ない・・・

    「は、はい・・・お願いします」

    忍は消え入りそうな小さな声で言った

    「しょうがないわねぇ。でもタオルで拭いたら痛いから別のものでキレイにしようねぇ」

    そぅ言うと松下は自分の顔を忍の胸へもっていき、舌と唇を使って優しく舐め始めた。
    ピチャピチャと音を立てながら優しく舐めていたかと思うと、カリッと乳首を甘噛みする。
    それを何回も繰り返され、忍はもぅ限界にきていた。

    ・・んっあぁぁ・・もぅダメェ〜・・

    忍は声が漏れないよぅ必死に口をふさいでいるが、時々鼻から声が漏れてしまう。

    「んあっ・・・」

    「クスッ。声出していいょ?1人は別の病室に移ったし、あとの2人はお見舞いに来た人とどこかに行ってたから。今この病室には2人きりだょ?」

    それを聞いた忍は抑えていた声を一気に吐き出した

    「あ〜っ・・・イィょ〜うんっ・・・ハァッあんっ・・・も、もぅダメェ・・・おかしく・・なっちゃいそぅ・・・」


    その言葉を聞いた松下さんはピタッと手をとめた。

    「え・・?なんで・・・?」


    固くなってしまった乳首をずっと責められていた忍は、もう我慢が出来なかった。
    胸だけじゃ足りず、アソコも疼いてきて濡れてきてるのが自分でもわかる。

    そんなところで止められたら・・・・と思うと辛くなって涙目で松下さんに訴えた。


    「今は術後だから体に負担かけちゃダメでしょ?だからこの続きはまた今度」ニコッ


    松下さんはそぅ言いながらも忍の秘部を下着の上からなぞった

    「ヒャッ」

    「スゴイ濡れててビショビショだょ?下もキレイに拭かなきゃね?でも疲れちゃうから今度にしようか?」ニヤッ


    忍はその言葉に反応してしまい、また蜜を溢れさせ、理性はどこかへ飛んでしまった

    「下もキレイにして下さい・・・」

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▲[ 13851 ] / ▼[ 14012 ]
■14003 / 1階層)  NO TITLE
□投稿者/ みぃ 一般♪(1回)-(2006/03/28(Tue) 12:36:04)
    すごいドキドキします。続きがとても楽しみです!!応援してるので頑張って下さい(^O^)/

    (携帯)
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▲[ 14003 ] / 返信無し
■14012 / 2階層)  みぃさん★
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(15回)-(2006/03/28(Tue) 18:03:17)
    ありがとぅございます(●´∀`●)
    誰も読んでいないのかなぁと不安だったので、みぃさんの言葉に励まされました♪
    マイペースの更新なので遅くはなりますが、これからも頑張って書きますのでお付き合い願い致します。
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▲[ 13851 ] / ▼[ 14064 ]
■14059 / 1階層)  あなたの笑顔 13
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(16回)-(2006/04/01(Sat) 15:34:01)
    「下もきれいにして下さい・・・」

    忍は恥ずかしいことを言っていると分かっていたが、もぅ止められないとも分かっていた。
    乳首は赤く腫れ上がり、アソコは疼いてお尻のほうまで濡れているのが自分でもわかる。

    そして松下さんに触ってもらえることを期待して待っていた。


    松下さんは忍の言葉を聞いてニヤッと笑い、下着に手をやった。

    「こんなに濡れた下着を着けてても意味ないもんねぇ。でも何でこんなに濡れてるのカナァ?」

    忍は恥ずかしさで俯いたが松下さんは続けて喋っていく

    「それに・・・ただ濡れてるんじゃなくて、ヌルヌルで糸引いてるよ?コレが何なのか本城さん答えてくれない?」

    「えっ!?・・・あの・・それは・・・」

    「それは?」

    「松下さんに触られて・・・」

    「アラ。私が悪いって言うのかしら?じゃぁ止めましょうか?」

    「え・・イヤッ・・・止めないで下さい・・」

    「じゃぁコレが何なのか、何でこんなに濡れてるのか答えてくれる?」

    「えっと・・・大好きな松下さんに触れられて・・・感じてしまって・・・だから、だから・・・・」

    忍は答えながら恥ずかしさのあまりに泣いてしまった。

    「松下さんが好きで・・だから触れられるだけで嬉しくて・・だから・・・だから・・」

    忍が涙目になりながらも必死に話そうとしてる姿を見て、松下さんは忍を抱きしめた。

    「ゴメンね。言い過ぎた。でも私も本城さんが好きょ。大好き。でもこんなにイジメてばかりじゃ嫌われるわね」

    「嫌いになんてならないよ!だって・・・私ドキドキしてるもん。こんなふうに松下さんに触れられて喜んでる・・」

    「そっか。それは嬉しいゎ♪でも今日はここまでにしましょ?体に負担がかかるのは本当のことだから」

    忍は悲しかったが、実際反応するだびに傷口が痛かったのも事実だったので、素直に「はい」と返事をすると、松下さんは1人の患者の患者を扱う者として丁寧に体を拭いていった。

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▲[ 14059 ] / ▼[ 14090 ]
■14064 / 2階層)  NO TITLE
□投稿者/ みぃ 一般♪(2回)-(2006/04/02(Sun) 13:23:03)
    ちょっと見てみたら更新してあったのでうれしかったです(^O^)/みぃはこういう経験はしたことがないので、してみたいです!!笑
    感想って書いていいのか分からなかったのですが、これからも感想トカしてもいいんですか??
    あと、長くなったんですが頑張って下さい☆彡

    (携帯)
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▲[ 14064 ] / 返信無し
■14090 / 3階層)  みぃさん★
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(17回)-(2006/04/03(Mon) 09:13:49)
    またまた感想ありがとぅございます♪
    いつでも感想などなど大歓迎ですょ(//∀//)

    ちなみに私もこんな経験ないデスww
    はい。願望デスwww

    これからどんな風になるか自分でもわかんないですが、暖かく見守ってて下さい☆
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▲[ 13851 ] / ▼[ 14249 ]
■14091 / 1階層)  よかったです(o^o^o)
□投稿者/ ひー 一般♪(1回)-(2006/04/03(Mon) 13:20:57)
    私もこーゆー経験してみたいですぅ(^O^)/ これからもがんばって下さいね!応援してますo(^-^)o

    (携帯)
[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 14091 ] / ▼[ 14254 ]
■14249 / 2階層)  ひーさん★
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(23回)-(2006/04/19(Wed) 11:07:02)
    応援ありがとうございます♪
    最近忙しくて更新が遅れてしまいましたが、また読んでもらえると嬉しいデス(^∀^)ノ
    期待しているよぅなエロは出てこないカモですが・・・(笑)
    頑張りますっ(*´∀`)ノ
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▲[ 14249 ] / 返信無し
■14254 / 3階層)  うわぁ(^^)/
□投稿者/ みぃ 一般♪(4回)-(2006/04/19(Wed) 23:00:41)
    ずっと待ってました(>_<)さっき見てみるとたくさん更新されているのでうれしかったです(*^_^*)今後ずっと応援してるので無理せず頑張ってくださいm(__)m

    (携帯)
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▲[ 13851 ] / 返信無し
■14244 / 1階層)   あなたの笑顔 14
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(18回)-(2006/04/19(Wed) 10:33:14)
    今日は忍の一時退院の日だ


    「2週間も会えないのは淋しいナァ・・・」

    「何言ってるの。2週間後には会えるんだからスグですょ。それに学校にも行かないと卒業できないでしょ。三年生だから進路のこともあるし」

    「うん・・・そぅですね☆とりあえず2週間後を楽しみにしながら頑張りますッ!」

    「そぅそぅ。その調子で頑張って。あと・・・看護師の私がこんなこと言っちゃダメだけど・・私も2週間後に本城さんが来るのを楽しみに待ってるゎ。って病気であることを喜んでるんじゃないからねっ」

    「わかってますょ(^∀^)じゃぁ2週間後にまた会いましょうねっ」

    「えぇ。お大事に」
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▲[ 13851 ] / 返信無し
■14245 / 1階層)  あなたの笑顔 15
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(19回)-(2006/04/19(Wed) 10:40:27)
    キーンコーンカーンコーン
    キーンコーンカーンコーン


    「しのぶ〜」

    あかりが大きく手を振りながら駆け寄ってきた

    「あかり〜!久しぶりだね〜会いたかったょ〜!あかりが来てくれなかったから淋しかったんだょ〜。待ってたのにぃ。そんな冷たい友人には・・・抱き締めの刑だ〜っ!!!」

    忍はギュ――ッとあかりを抱き締めた

    「イタ、痛いょ〜ゴメンゴメン許して〜。それに周りの友達が見てるから恥ずかしいょっ」

    「久しぶりだから照れてるんじゃない?あかりさん?」ニヤッ

    「ち、違うょ!!」

    あかりは凄くドキドキしていて心臓の鼓動が自分でも分かる程だったが、忍がいきなり抱き締めるし変なことを言うせいだと思った。

    「あっ、体の方は大丈夫なの?」

    「うん、とりあえずは大丈夫だょ☆まぁまた2週間したら入院だけどね。」

    「そっかぁ〜大変だね。入院してても暇だし退屈でしょ?」

    「う〜ん、暇だと言えば暇だけど、結構楽しいょ。音楽聴いたり本読んだり。あとさ、おもしろい看護師さんも居てさっ。存在だけで元気になれるっていぅか・・・とにかく楽しんでるょ」

    「・・・あっそ。それは良かったですね」

    「え!?なんか怒った???」


    ガラガラガラ〜

    『さぁ授業始めるら席について〜』


    「あかり?ゴメンね?」

    「別に怒ってないよ。ほら、先生来たし座ろっ」


    あかりは忍の言葉に少しイラッとしていた。
    忍のいない学校はあかりにとっては何か欠けていて、「やっぱり忍がいないと楽しくない」と思うことが何回もあったのに、忍が入院生活を満喫していると聞いて、淋しさを超えて腹が立ってしまったのだ。

    でも、忍が元気に学校に来てくれて、会えるだけで凄く嬉しかったあかりは、1限目が終わる頃には笑顔に戻っていた。


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▲[ 13851 ] / 返信無し
■14246 / 1階層)  あなたの笑顔 16
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(20回)-(2006/04/19(Wed) 10:45:07)
    キーンコーンカーンコーン


    「ふぅ〜今日も1日頑張ったぞ〜!勉強終了っと☆あっかり〜、久しぶりに中庭でトークしよぅよ。あそこが一番落ち着くし」

    「イィねぇ。じゃ早速行きますか」

    忍の通う学校は、少し小高い丘の上にあり、周りは緑に囲まれている。
    学校裏には竹林もあり、春になると生徒の誰かがタケノコを掘ってるとか掘らないとか。
    そして1階には廊下がなく外に繋がってる造りで、教室の前にはベンチがあり、天気のいぃ日はそこで昼食をとることもよくある。
    そしてベンチは学校のいたる所にあるが、1つだけ他とは違うところがある。
    立派な西洋のベンチが置いていて、その横には大きな樹があり、暑い日差しを遮ってくれ、風が吹くと葉が囁く音が聞こえる。

    そこが中庭だ

    「やっぱりここが1番落ち着くよ」

    「うん・・・落ち着くねぇ」

    7月に入ったばかりの陽射しはとても気持ちよかった。
    グランドからは運動部の声が聞こえ、音楽室からは楽器の音が聴こえてくる。
    忍にとっては、このいつもの風景と音がとても心を落ち着かせ、またあかりにとっては、いつものように隣に忍がいることがとても心地よく、しばらく2人はその雰囲気に和んでいた。

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■14247 / 1階層)  あなたの笑顔 17
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(21回)-(2006/04/19(Wed) 10:50:12)
    「夏休みはずっと入院してるんだよね?」

    「うんそぅだょ〜」

    「じゃぁ病院に遊びに行ってもいぃ?夏休み中会えないなんて嫌だし」

    「是非来てょ。さすがにずっと入院してると飽きちゃうしさ。いつでも大歓迎」

    「オッケ☆じゃぁお菓子でも持って行くね」

    「うんっありがと!それにさっき言ってた面白い看護師さんに会わせたいし」

    「そんなに面白いの?」

    「ん〜、面白いって言うか少し変わってるんだよね。普通はさ、患者が痛がってたら心配して優しくするじゃん?なのに『薬飲んだんだからスグ治るょ〜』とか笑って言うんだよ」

    「アハハ。痛がってるのに笑う看護師さんとか聞いたことないょ」

    「でしょ?最初はヒドイ看護師だー!とか思ったぐらいだょ。ま、今では逆に安心するけどね。笑う=心配ないって感じだからさ」

    「それもそぅだね。他にも面白い人っているの?」

    「う〜ん面白い人は特にいないけど、イィ感じの人はいるょ。男気溢れてて、頼りになる姉貴って感じな人が☆あとはね・・・」

    「まだいるの?」

    「ってか皆イィ感じだょ。ほとんどが20代だから話も合うし。それにねぇ、キレイな人多くて☆ハーレムなのさ(・∀・)」ニヒッ

    「アハッ。ビアンの忍にとっては本当にハーレムだね。ま、私もバイだからちょっとうらやましいけどw」

    「でしょ?それにさ・・・1人特別な人がいるんだよね」

    「・・・え?」


[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / 返信無し
■14248 / 1階層)  あなたの笑顔 18
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(22回)-(2006/04/19(Wed) 10:58:12)
    忍がサラッと言ったからおもわず流しそぅになったが、“特別な人”の言葉に耳が止まった。

    「え?特別な人って?」

    「ん〜、面白いって言ってた看護師さんだよ。付き合ってるとかはよくわかんないんだけど・・・・」


    ズキッ


    あかりは忍の口から出てくる一言一言が胸に突き刺さった

    忍はそんなあかりの様子に気づかずに話し続ける

    「・・・でもお互い好きなのは分かってるんだ」


    ズキン

    ズキン


    あかりは自分の胸の痛みと苦しみで、忍が友達としてではなく、恋愛として好きなんだと気づいてしまった。

    「あ、そぅなんだ。両思いなんだ、良かったじゃん。応援するょ(-^∀^-)」

    「アリガトあかりっ!でも友達としてはあかりが一番大好きで大切なんだからねっ。覚えといてょ」

    「うん。私も忍が大好きだょ・・・」

    あかりは忍を抱き締めた。
    泣きそうな顔を見られたくなくて。
    そして自分の気持ちを隠すために。大好きの意味が忍とは違うことがバレないように。

    あかりは忍への気持ちを胸の奥にしまうことを誓ったのだ。
    恋人の関係も望んでしまうが、友達としての忍を失うわけにはいかない。

    だから友達として一生忍の傍にいると誓ったのだ

    しかしその誓いが、自分自身を壊していくとは知るよしもなかった。

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■14746 / 1階層)  NO TITLE
□投稿者/ e 一般♪(1回)-(2006/05/29(Mon) 00:51:41)
    あげ

    (携帯)
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▲[ 13851 ] / 返信無し
■14897 / 1階層)  NO TITLE
□投稿者/ あ 一般♪(2回)-(2006/06/08(Thu) 01:51:20)
    あげ〜

    (携帯)
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▲[ 13851 ] / ▼[ 15151 ]
■15059 / 1階層)  NO TITLE
□投稿者/ あ 一般♪(3回)-(2006/06/20(Tue) 00:35:48)
    更新してほしい〜

    (携帯)
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▲[ 15059 ] / 返信無し
■15151 / 2階層)  あ様
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(3回)-(2006/06/25(Sun) 21:05:56)
    更新遅れてしまい申し訳ありません。

    忙しくて・・・と言っても言い訳にしか聞こえないと思いますが、
    これからも頑張っていくので見守っていただけたらと思います。



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▲[ 13851 ] / 返信無し
■15149 / 1階層)  あなたの笑顔 19
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(1回)-(2006/06/25(Sun) 20:58:59)
    「明日からはまた入院だぁ〜」


    退院している2週間はアッといぅ間だった。
    遅れた授業を取り戻すために必死に勉強し、放課後は有意義に過ごしたくてあかりと中庭でのんびりしたり、クラスの友達とカラオケで騒いだり、一日一日を楽しく過ごした。

    時々あかりの様子がおかしいと思ったが、「そんなことないょ」とあかりが言うので深くは追求しなかった。


    「忍のいない学校なんて楽しくないなぁ〜」

    明日から忍は入院なので、『プチ送別会』と題して2人でカラオケに来ていた。

    「何言ってんのょ。どうせスグに夏休みになるじゃん」

    「そりゃそぅだけど・・・」

    「それにスグに会えるじゃん?あかりがお見舞いに来てくれるならね♪」

    「もちろん行くょ。でも、私より看護師さんと過ごす時間の方が長いじゃん・・・」

    「ん〜、でも同じ空間にいるだけでそんなに喋る時間はないょ。相手は仕事中だしね。・・・ってあかりサン嫉妬ですかぃ?」

    「そ、そんなんじゃないょ!!!」

    あかりは気持ちがバレるんじゃないかと思いムキに否定してしまった。

    「そんなに否定しないでょ〜。なんか悲しくなっちゃうじゃん」


    いつものあかりなら「嫉妬してるんだょ〜ん」とノッてきてくれるのに、今日は一段と様子が変だ。
    あかりの支えになりたくて、悩みを相談してきて欲しいと思うが、無理に聞き出すわけにもいかない。
    あかりから話してくれるまで待つしかない。と忍は待つことにしていた。


    「忍のレモンティー飲んでいい?」

    「あ、うんイィょ☆ってあかりもレモンティーあるじゃん」

    「忍のが飲みたいからいぃの〜」

    あかりはそぅ言うと、自分の飲みかけのレモンティーを忍に渡した。

    「はいはい。でも同じレモンティーなんだから味は一緒だょ」



    同じ味のレモンティー

    だけど忍が口付けたレモンティーは、あかりにとってはとても甘酸っぱく感じた。



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▲[ 13851 ] / 返信無し
■15150 / 1階層)  あなたの笑顔 20
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(2回)-(2006/06/25(Sun) 21:02:45)
    「あら忍、今日から入院なのになんだか嬉しそうね?」

    「えっ、別にそんなことないょ。ま、1人が嫌いなわけじゃないから、病院も嫌いじゃないけどね」

    「なら良かったゎ。じゃぁお母さんね、会社に行かなくちゃならないけど・・・1人で病院行ける?」

    「だ〜か〜ら〜子供じゃないから大丈夫だって、それにホントに困った時は携帯に電話するから、安心して稼いできて下さい」

    「はいはい。じゃぁ行ってくるけど、忍も気をつけて行くのょ」


    バタンッ


    ドアが閉まると、忍は鼻歌を歌いながら病院へ行く準備をした。


    「よしっ!荷物オッケー、財布も持ったし、ハンカチティッシュも持ったし、携帯も入れたし・・・忘れ物はないよな?じゃ行きますか」

    まるで旅行にでも行くような荷物を抱え、忍は家を出た。

    天気は快晴で、ときおりフワッと風が吹いた

    夏を肌で感じながら、いつもより軽快な足取りで駅まで歩き、病院へ向かった。


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▲[ 13851 ] / ▼[ 15224 ]
■15179 / 1階層)  あなたの笑顔 21
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(4回)-(2006/06/27(Tue) 17:13:01)
    病院に着くと忍は5階の婦人科まで急いで行った。
    2週間、何の連絡もとってないので、松下さんとの出来事が夢のように思え不安になっていたからだ。

    メルアドでも聞いておけばよかったと忍は後悔していた。

    5階に着くと、ナースステーションまで向かった。

    「すいませ〜ん、今日入院する本城ですけど・・・」

    「あ、本城さん久しぶり☆そぅいえば今日入院だったわね。えっと〜松下さんお休みだから、今日は森さんが担当だと思うゎ。呼んでくるから待っててね」

     松下さんお休みなんだ・・・
     やっぱ連絡先聞いとけばよかったナァ
     だったら休みなことも知ってたのに・・・


    パタ パタ パタ


    森さんが早足でやってきた。

    「今日は森が担当しますんで、よろしくお願いしますね・・・って松下さんじゃないから残念?」

    「えっ、そんなことないですょ〜」

    「いいって、いいって。本城さんが松下さんラブなことは知ってるしね〜」

    「っ!大きな声で言わないで下さいょ〜!」

    「アハハ、だってそんな残念な顔されるとね。仕返ししたくなるじゃん?」

    「もぅ森さ〜ん、勘弁して下さいょ〜」

    「アハハハハ」


    森さんは忍が好きな看護師さんの1人だ。
    男気溢れていて、姉貴タイプな感じの。

    松下さんとのことは誰にも話していないのに、なぜか森さんだけは勘づいてるみたいだった。



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▲[ 15179 ] / 返信無し
■15224 / 2階層)  NO TITLE
□投稿者/ みぃ 一般♪(1回)-(2006/07/03(Mon) 01:33:43)
    更新待ってました♪♪
    もぅすっごく嬉しいです☆

    続き頑張ってください♪

    (携帯)
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▲[ 13851 ] / ▼[ 15500 ]
■15449 / 1階層)  NO TITLE
□投稿者/ みぃ 一般♪(3回)-(2006/07/24(Mon) 00:55:31)
    忙しいのかなぁ?

    更新されるのを楽しみに待ってます♪♪

    (携帯)
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▲[ 15449 ] / ▼[ 16102 ]
■15500 / 2階層)  みぃ様
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(1回)-(2006/07/29(Sat) 11:09:22)
    みぃ様、いつもありがとぅございます(oU∀Uo)
    続きなんですが…パソコンの調子が悪くてなかなかサイトが開けず書けません↓でもノートには書いていってるので、パソコンが直りしだい更新したいと思っております☆

    本当にすいませんッ(ノД`)
    見捨てず読んでもらえると嬉しいデスo(_ _*)o

    (携帯)
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▲[ 15500 ] / 返信無し
■16102 / 3階層)  NO TITLE
□投稿者/ みぃ 一般♪(7回)-(2006/08/24(Thu) 19:08:43)
    まだパソコン直らないんですかぁo(>△<)o

    待ちきれないですぅ>_<

    パソコン直ったら、更新お願いしますね♪♪

    (携帯)
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▲[ 13851 ] / ▼[ 16993 ]
■16311 / 1階層)  NO TITLE
□投稿者/ みぃ 一般♪(9回)-(2006/09/04(Mon) 00:43:02)
    早くパソコンが直ることを期待してます捧

    続きが楽しみだなぁ廂

    (携帯)
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▲[ 16311 ] / 返信無し
■16993 / 2階層)  ☆みぃ様☆
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(1回)-(2006/10/21(Sat) 11:35:25)
    みぃ様いつもありがとぅございます♪
    更新遅いし、こんな拙い文章なのに・・・感謝。゜+.(・∀・)゜+.゜
    また読んで頂けると光栄デス。
    パソコン、なかなか繋がらないんですが、前より調子いいので更新しますね(*`・∀・)ノ


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▲[ 13851 ] / 返信無し
■16994 / 1階層)  あなたの笑顔 22
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(2回)-(2006/10/21(Sat) 11:38:10)
    「森さん、聞いていいですか?」

    「うん?何?」

    「えっと・・・恋人っているんですか?」

    「今はねぇ〜淋しい事に一人身なのょ。だから私を貰ってくれる人がいれば大歓迎ょ」

    「え〜森さんならカッコイイから貰ってくれる人いっぱいでしょ〜」

    「それがねぇ・・なかなかピンとくる人がいないのょ」

    「あぁなるほど・・」

    「ま、いつか素敵な王子様が迎えに来てくれる日を待ってるゎ☆」

    「え?・・王子様って森さんのイメージに会わないですけど?」

    「って失礼ねぇ。まぁ自分でもそぅ思うけどね」


    2人で楽しく話していると、誰かが病室をノックした


    “コンコンッ”


    「はぁ〜い、どぅぞ〜」


    「失礼します。あっ、忍〜お見舞いに来たよ〜元気〜?」

    「あかりぃ!!!ありがとぅ☆・・・って昨日の今日なのに来るの早くない?(笑)」

    「まぁ、そんなことはいぃじゃん。家に帰ってもどうせ暇だしねぇ」

    「ってことは私は暇つぶしかい?」

    「そぅそぅ暇つぶしだょ☆」ニヤッ

    「もぅ〜!あかりもイジワルだなぁ」(。・ε・。)ムー

    「まぁまぁ、来てくれただけでも感謝してよね」

    「もぅ!」


    あかりがお見舞いに来てくれたことはもちろん嬉しかったし、そして、あかりが普段と同じように冗談を言ってくれるので、忍はとても安心していた。

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■16995 / 1階層)  あなたの笑顔 23
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(3回)-(2006/10/21(Sat) 11:40:12)
    「学校のお友達?」

    話が一段落済むと、森さんが尋ねてきた。

    「あっはい。一番の友達のあかりって言います」

    忍にそぅ言われると、少し乱れた髪を整えあかりは挨拶をした。

    「初めまして、あかりっていいます。えっと・・忍がいつもお世話になってます・・・って親でもないのにこんな挨拶へんですね」(・ω・;)

    「初めましてあかりちゃん☆担当の森です。今日は学校の帰り?」

    「はいそぅです」

    「暑かったでしょう。落ち着かないかもだけどまぁゆっくりしてって。本城さん松下さんがいないと退屈そぅだから。ね?本城さん?」

    「も〜みんなしてイジメる〜!ほら森さん、こんなとこでゆっくりせずに仕事してきて下さいょ」

    「はいはい。じゃぁまた後で来るからね」

    そぅ言うとニコニコしながら病室を出て行った。
    楽しいものでも見つけた子供の様に。

[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / 返信無し
■16996 / 1階層)  あなたの笑顔 24
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(4回)-(2006/10/21(Sat) 11:44:16)
    「今のが忍の・・・特別な人?」

    「違うょ〜今のは私の好きな看護師さんの1人で・・・ほらっ、この前学校で話した・・男気溢れる頼りになる人がいるって・・・」

    「あっ、中庭で話した時の人かっ。思い出したょ」

    「うん、綺麗でかっこいい人でしょ?」

    「だね☆ハーレムなのが分かるょ」

    アハハハハッ


    2人は病室だということを忘れて楽しく笑い合った
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▲[ 13851 ] / ▼[ 17091 ]
■17010 / 1階層)  狽ぁ〜!
□投稿者/ みぃ 一般♪(15回)-(2006/10/22(Sun) 13:10:28)
    更新されてる〜♪♪
    嬉しいです(^^)v

    ずっと楽しみにしてますよ(*^_^*)/

    (携帯)
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▲[ 17010 ] / 返信無し
■17091 / 2階層)  みぃ様〜♪
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(5回)-(2006/10/28(Sat) 15:05:16)
    まだ読んで頂けるみたいで嬉しいデス(●´∀`●)
    更新、また遅くなってしまうかもしれないですが、なるべく早くしていこうと思ってますv(。`・∀・。)v
    ホント、いつもありがとぅございますっ!
[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / ▼[ 17104 ]
■17092 / 1階層)  あなたの笑顔 25
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(6回)-(2006/10/28(Sat) 15:07:17)
    「じゃぁまた来るねぇ」

    手を振りながらあかりは病室を後にした


    忍元気そぅで良かったなぁ〜


    あかりは素直にそう感じていた。
    でも忍の特別な人が気にならないわけがない。
    見てみたいと思う反面、いなくてホッとしていた。


    でもやっぱり見てみたいよなぁ〜


    あかりはボーっと考え事をしながら廊下を歩いたので、病室から出てきた看護師さんにぶつかりそぅになった。

    「あっ、すいません」

    「い〜え、こっちもいきなり廊下に出ちゃったから・・・・ってあかりちゃんじゃない☆今から帰り?」

    森さんが笑顔で話しかけてきた。

    「はいそぅです。忍元気そうだし・・・でもまたスグに遊びにきますけどね☆」

    「えぇ、待ってるからまた遊びに来て?あかりちゃんともゆっくり話したいしね♪」

    「あ、はい♪でゎ失礼しまぁす」

    あかりは、自分に対して『ゆっくり話がしたい』と言われ少し疑問に感じたが、一種の社交辞令なのかな?と思っていた。
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▲[ 17092 ] / ▼[ 17105 ]
■17104 / 2階層)  Re[2]: あなたの笑顔 25
□投稿者/ せれ 一般♪(1回)-(2006/10/29(Sun) 12:16:02)
    高校生かぁ。初々しいですねぇ。よきかなよきかな。

    しかし、松下さん。あそこまでしておいて2週間放置かいっ。
    焦れったいっっ。
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▲[ 17104 ] / ▼[ 17112 ]
■17105 / 3階層)  ☆せれ様☆
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(7回)-(2006/10/29(Sun) 16:34:19)
    ハッ!Σ(・Д・;)
    2週間も放置してますね;;
    まぁ、術後だから激しいのは痛いんです。
    だからアレが松下さんなりの優しさデス(笑)
    はい。

    レス、ありがとうございますねヽ(・∀・)ノ゜+.゜☆

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▲[ 17105 ] / 返信無し
■17112 / 4階層)  Re[4]: ☆せれ様☆
□投稿者/ せれ 一般♪(3回)-(2006/10/29(Sun) 22:26:32)
    > 激しいのは痛いんです。
    いやいや…。メールとか、電話とか。
    激しいこと以外にもすることがあるのでは?(〃▽〃);
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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17106 / 1階層)  あなたの笑顔 26
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(8回)-(2006/10/29(Sun) 16:39:48)
    「本城さ〜ん♪♪♪」

    森さんが嬉しそうにニヤニヤしながら部屋に入ってきた。

    「え、何ですか・・・?そんな顔されてると逆に怖いんですけど・・」

    「人の顔見て怖いって失礼ねぇ〜、まぁそれは置いといて・・・あかりちゃんって可愛いわよね?」

    「え?」

    「いや可愛いナァって思って」

    「で?」

    「あんなに可愛いから彼氏いるのかなぁ〜って思って」

    「ふ〜ん?」

    「ふ〜ん?って、人の話聞いてる?」

    「聞いてますょ」

    「じゃぁちょっとは私の質問に答えてょ〜」

    「もぅ!いつもイジめてくるくせにこんな時だけ都合いいんですからぁ」

    「ゴメンゴメン、でさ、どぅなの?」

    「ハァ〜しょうがないなぁ〜彼氏も彼女もいませんょ。」

    「彼女も???」

    「あ、気づかなかったですか?あかりバイなんで。」

    「あら、それは都合イィわねぇ」

    「都合イィわねぇ・・・って、変なことしないで下さいょ?森さんを信用して言ってるんですから」

    「分かってるわょ。ありがと、本城さん☆」

    「はいはい、あと・・あかりを泣かせたら許しませんからね?」

    「えぇ。そんなことは絶対にないから安心してちょうだい?」


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▲[ 13851 ] / ▼[ 17111 ]
■17107 / 1階層)  あなたの笑顔 27
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(9回)-(2006/10/29(Sun) 16:41:14)
    森さん、あかりのこと気になってるんだ〜


    森さんが病室を出て行った後、忍はあかりについて色々考えていた。


    最近あかりの好きな人聞かないけど・・・いないのかなぁ?
    高校入ってスグに先輩に告白されて付き合ってたけど、スグに別れてたしなぁ・・・
    そぅいえば、あかりのタイプって聞いたことないけど、どんな人が好きなんだろ
    う〜ん
    森さんの為に少し探ってみるかな


    自分だけが幸せなことを後ろめたく思っていた忍は
    あかりにも恋人が出来たらいいなぁと考えていた。
    森さんなら信頼できるし、あかりを大切にすると思った。

    ただ単純に、あかりの幸せを願っていた。

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▲[ 17107 ] / ▼[ 17212 ]
■17111 / 2階層)  Re[2]: あなたの笑顔 27
□投稿者/ せれ 一般♪(2回)-(2006/10/29(Sun) 22:23:14)
    あらららら。きな臭くなってきましたね。(^^)
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▲[ 17111 ] / 返信無し
■17212 / 3階層)  せれ様★
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(10回)-(2006/11/11(Sat) 17:47:02)
    アハハァ(-∀-;)
    つじつまが合わないとこがあるかとは思いますが、これからも頑張るのでヨロシクお願いしまぁす(*´∀`)ノ

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17213 / 1階層)  あなたの笑顔 28
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(11回)-(2006/11/11(Sat) 17:49:30)
    チュンチュン

    チュンチュン


    窓側のベットには朝日が入り
    スヤスヤ寝息を立ててる忍の顔がきれいに見える



    「おはよぅございまぁす本城さん、採血しますょ〜」

    『ん゛〜?』

    「起こしちゃってゴメンねぇ、でも朝やらないといけないから」

    『ん、何時・・?』


    忍は頭がボーっとしながら時計を見た

    「まだ朝の6時じゃん・・」

    「ゴメンゴメン、終わったらまた寝てくれていいから」


    『眠い・・・』


    看護師さんが準備している間、忍はボーっとしていたが、1人の名前が浮かんだ

    『・・・松下さん』

    「あの、今日松下さん来ますか?」

    「あぁ、昨日休みだったから来ると思うわょ。やっぱ松下さんがいぃ?」

    「え、いや、そんなことないですけど」

    「そのわりには顔が嬉しそうだけど?」


    『看護師さんはイジメるの好きなのカナァ〜(・ω・;)』
    忍はそんな事を考えていた

    でもそんな風にイジメられることを、楽しんでいたし喜んでもいた。

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17214 / 1階層)  あなたの笑顔 29
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(12回)-(2006/11/11(Sat) 17:50:47)
    朝8時
    ナースステーションでは申し送りをしている時間だ

    松下さんが出勤しているならいるはずだと思い、忍は覗きに行った。

    『あ、居た・・』

    2週間ぶりに見る松下さん。

    『あ、パーマになってる』

    2週間前より可愛くキレイになっていた。
    それだけでもドキドキなのに、病室での出来事を思い出した忍は体が熱くなっていった。

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▲[ 13851 ] / ▼[ 17216 ]
■17215 / 1階層)  あなたの笑顔 30
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(13回)-(2006/11/11(Sat) 17:52:55)
    コンコンッ

    誰かが忍の病室のドアをノックした。


    「本城さん、また今日からヨロシクお願いします」

    松下さんがニコッと笑って忍の方へ歩いてきた。
    忍は久しぶりに声を聞いて、更に鼓動が高まった。
    でも、照れてるとバレるとまたイジメてくるに違いない、と思った忍はバレないように接した。

    「あ、こちらこそお願いします」

    「退院してる間、何にもなかった?」

    「はい、学校にも通ってたし、特になにもないですょ」

    「そぅ、じゃぁ一応お腹の傷見るからカーテン閉めるね」

    「はぁい」


    忍は松下さんの言葉を素直に信じ、寝転がってお腹を見せた。
    松下さんも、お腹の音を聞き、傷口を確認した。

    「うん、お腹は大丈夫そぅね」

    松下さんにそぅ言われ、忍は起き上がろうとした。

    「あ、もぅちょと待ってね」

    『?』

    松下さんは、いきなり忍のズボンに手を入れ、パンツ越しに忍のわれめに触れた

    「えっ?待っ・・・ん」

    忍の言葉を塞ぐようにキスをする

    「うん、異常なしだけど・・・濡れるにはまだ早すぎるんだじゃない?」

    忍の耳元でそっとささやきニヤッと笑った。

    松下さんには何も隠せないと忍は思った。



[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 17215 ] / ▼[ 17243 ]
■17216 / 2階層)  更新お待ちしてましたー(^^)ノシ
□投稿者/ せれ 一般♪(8回)-(2006/11/11(Sat) 19:15:45)
    しかし、松下さん。
    いきなりなお方ですねぇ。
    何を考えているのかわからなくて、ドキドキします。
    忍ちゃんになった気分。
[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 17216 ] / 返信無し
■17243 / 3階層)  せれ様★
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(14回)-(2006/11/16(Thu) 09:46:36)
    いつも感想ありがとうございますヽ(・∀・)ノ゜+.゜☆
    ドキドキしながら読んで頂けるととても嬉しいデス♪♪♪

    松下さんは・・・ノアにょわが油断してると暴走してしまうので、なるべく気をつけようと思ってます。
    暴走してしまうと『SMエッセイ』の方に書かないといけなかったかな?といぅ内容になってしまうので(-∀-;)
    今後ドキドキの場面はしばらくないカモしれませんが、頑張るのでヨロシクお願いしますv(。`・∀・。)v
[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / 返信無し
■17244 / 1階層)  あなたの笑顔 31
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(15回)-(2006/11/16(Thu) 09:49:36)
    薄暗いカーテンの中
    この空間では2人きりでも、周りには忍の他に3人の患者がいる。

    「うん、異常なしだけど・・・濡れるにはまだ早すぎるんだじゃない?」

    仮にも病院だ。
    松下さんの職場だ。
    忍は今置かれている状況より、バレるんじゃないかと心配になった。

    「あの・・・別に逃げたりしないんで大丈夫ですょ?あと、これ・・・」

    忍は自分の携帯番号とアドレスを書いた紙を渡した。

    「あ、ありがとぅ」


    忍が退院している2週間の間、不安だったのは忍だけじゃなかった。
    松下さんも忍と同じように、あの出来事が夢なんじゃないかと思っていたのだ。


    「またいつでもメール下さい☆ご覧の通り暇人ですからね(*^田^*)」

    「えぇ、私はご覧の通り忙しいけど、暇人本城さんの為にメールするわね(*^田^*)」


    体の繋がり、心の繋がりがあるけど、2人にとっては心の繋がりがなにより安心できた。
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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17245 / 1階層)  あなたの笑顔 32
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(16回)-(2006/11/16(Thu) 09:51:19)
    ブー
    ブー

    携帯が鳴ってることに気づいた忍はスグに携帯を見た

    『もしや松下さん?。゜+.(・∀・)゜+.゜』

    ドキドキしながらメールを見たら、送信者はあかりだった。

    "今からまた病院行くけど、なんかいる〜?”

    『なんだ、あかりか・・・』

    ちょっと残念だったけど、森さんの件を考えるとワクワクした

    “んっと〜チョコレートケーキが食べたいナ〜?”

    “オッケ☆じゃぁ買ったら行くねぇ”


    ブー
    ブー

    『またあかりカナ』

    そぅ思いながらも少しドキドキしながら送信者を見た


    『見たことないアドレス・・ってことは松下さんだ〜ッ(〃∇〃)』

    忍はドキドキしながら本分を開いた

    “さっきはゴメンね。あとちょっと仕事たまってて、今日はなかなか行けそうにないゎ。まぁゆっくり過ごして下され”

    『“下され”って・・・(笑)』

    松下さんらしいメールだったので、なんがか忍はとても嬉しかった。
    そして松下さんの受信フォルダを作り、すぐに保存した。
[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / 返信無し
■17246 / 1階層)  あなたの笑顔 33
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(17回)-(2006/11/16(Thu) 09:53:35)
    「忍〜ケーキ買ってきたょん」

    「ありがとぅ〜♪毎日悪いねぇ」

    「何言ってんのょ☆家に居るより忍と居る方が楽しいから私も来てるんだょ〜」

    「そっか☆ありがと。あ、ケーキ食べてもいい?」

    「うん、でもショートケーキは食べないでょ〜」

    「分かってるって」

    2人はそれぞれ大好きなケーキを食べ、まった〜りしていた

    『あ、あかりに森さんのこと聞かないといけなかった』

    「あかりってさ〜、今好きな人いないの?そんな話しないしさ」

    “好きな人”の言葉にあかりはドキッとしたが、忍には隠し通すと決めた気持ちなのでバレないように対応した

    「ん〜、イィナァ〜って思う人はいても好きって人はいないんだよねぇ〜」

    「そっかぁ〜じゃぁどんな人が好きなの?」

    「え〜・・う〜ん・・・・どんな人って言われてもなぁ。好きになった人がタイプ、とかじゃダメ?」

    「ダメ(笑)」

    「って言われてもなぁ〜;;」

    「じゃぁさ、ここの看護師さんだと誰が一番いい?」

    「誰がって言われても、森さんしか紹介されてないんですけど?」

    「あ、そだね。じゃぁ森さんとかは?綺麗でカッコイィって言ってたし」

    「うん、外見は好きだょ〜性格も優しそうで面白そぅだし。いぃとは思うけど」

    「ふ〜ん、そっかぁ。森さんがタイプかぁ・・」

    「え!?森さんがタイプってことになっちゃったの?」

    「そぅいぅわけじゃないけどさ。でも、いいんでしょ?」

    「まぁね。あっ!忍がタイプだょん♪」

    あかりは思いついたように言ってみた
    忍の反応が見たくて
    そして、ふざけてでもいいから、気持ちを伝えたかったから


    真剣に好きとは言えない関係
    好きだと言っても冗談にしかとられない関係
    それでもいいから、ただ気持ちを伝えたい


    「もぅ!ふざけないでょ〜真剣に聞いてるんだから」

    忍はいつものあかりの冗談を笑って返した
    あかりもエヘヘ〜と笑った

    あかりは一瞬表情が暗くなってしまったが
    忍はそれに気づくことが出来なかった

[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / ▼[ 17253 ]
■17247 / 1階層)  あなたの笑顔 34
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(18回)-(2006/11/16(Thu) 10:00:23)
    「いつもありがとぅね。気をつけて帰って♪」

    「うん、じゃぁまた来るねぇ」


    忍の病室を出たあと、あかりはフゥ〜っと大きなため息をついた。
    自分の気持ちを隠すのがこんなにしんどくて、辛いものだと初めて知ったのだ。
    でも、自分の気持ちを伝えるわけにはいかない。
    だからといって、諦めれる気持ちでもない。
    あかりは、どぅすればいいか分からなくなっていた。

    「あ、あかりちゃ〜ん」

    手を振りながら森さんがやってきた。

    「今帰り?」

    「あ、はぃそぅです。森さんも・・帰りですか?」

    「えぇそぅょ。良かったら近くまで一緒に帰らない?」

    「はい☆」

    「フゥ〜毎日毎日仕事も疲れるゎ」

    「ですよね。お疲れ様デス」

    「ありがと。でも息抜きしないとホントにやってけないわょ」

    「息抜きか・・・・」

    「そぅだ、今度一緒にお茶でもしない?」

    「え?私とですか?」

    「そぅだけど・・やっぱ嫌カナ?」

    「いえ、そんなわけじゃないですけど、ちょっとビックリしちゃって」

    「ビックリ?」

    「だって、忍の友達ってだけだし・・」

    「まぁそぅだけどね☆そぅいぅ出会いも大切にしなくちゃ♪」

    「そっか、そぅですね☆私も息抜きしたいし・・」

    「息抜きって・・・(笑)今の高校生はそんなに疲れることでもしてるの?」

    「そぅなんです勉強が〜・・・・」


    2人は駅までの5分程、楽しく喋りあった。
    森さんと喋ることで、あかりの沈んでいた気持ちも少しラクになった。


    「じゃぁ、また病院でね〜」


    あかりが改札を通ったのを見届けると、森さんは今来た道を引き返した。
    森さんは病院の裏に住んでいるので、駅方向とは逆なのだ。
    それに、仕事もとっくに終わっていたが、あかりと一緒に帰りたくて待っていたのだ。



    好きな人と少しでも一緒に居たいという気持ち。
    忍が入院していて楽しいのは誰が居るから?
    松下さんがイジワルになるのは誰のどんな姿を見たいから?
    あかりがお見舞いに来るのは誰に会いたいから?
    森さんが遠回りして家に帰るのは、誰と一緒に居たいから?

    十人十色とい言うように、人にはいろんな考え方がある。
    思い合っているからといって幸せになれるとは限らない。
    思いが通じなくても幸せと感じる人もいるかもしれない。


    あなたは一緒に居たい人の隣に居ますか?

[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 17247 ] / ▼[ 17337 ]
■17253 / 2階層)  キテたーーー
□投稿者/ せれ 一般♪(9回)-(2006/11/16(Thu) 23:22:29)
    待ってましたー。

    あかりちゃん。不憫やのー。壁┃oT) ウルルルー
    感情移入してしまいます…。
    忍のばかばか!
[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 17253 ] / 返信無し
■17337 / 3階層)  せれ様★
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(19回)-(2006/11/26(Sun) 14:36:40)
    いつもご感想ありがとうございまぁす(*`・∀・)ノ
    感情移入・・・とても嬉しいお言葉デス♪
    ダラダラと話が続かないように努力しますので今後ともヨロシクです。

    はい。せれ様がお待ちしている(?)松下さんと忍のラブラブシーン♪
    ついにきますよ!
    多分きますよ!
    そろそろ来るはず・・・・デス(-∀-;)

[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / 返信無し
■17338 / 1階層)  あなたの笑顔 35
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(20回)-(2006/11/26(Sun) 14:38:49)
    《忍が入院して何日か経った日のこと》


    「本城さん、明後日から抗癌剤の治療開始ねぇ」

    松下さんから抗癌剤の言葉を聞かされると、病気の重さを物語っているようでなんだか悲しくなった。

    「明後日かぁ・・早いですね。副作用きついし、嫌だなぁ」

    「まぁ、辛いことはいっぱいあるけど、治るんだから大丈夫ょ」

    「うん・・でも嘔吐とかなら我慢するけど・・外見で分かる症状は嫌だな・・」

    「そぅだよね、女の子だもんね」

    「それに、そんな姿松下さんだけには見せたくないょ」

    「別に嫌いになんてならないょ?」

    「でも・・髪抜けちゃうんだょ?」

    「そんなの治療終わったら生えてくるんだから気にしないの」

    「うん・・・でもやっぱ嫌だな・・」

    いつも明るい忍が落ち込んでる姿を見た松下さんは、思いついたように忍に言った。

    「あ、明日私仕事お休みなのょ」

    「え???じゃぁ来ないの?」

    「えぇ来ないゎねぇ」

    「そんな当たり前のように言われたら淋しいじゃないですか」

    「そんなに私に逢いたい?笑)」

    「そりゃ逢いたいですょ・・」

    「じゃぁさ、デートしよっか☆」

    「え?デート???」

    忍は入院中の身なので、松下さんの言ってることが分からなかった。

    「うん☆デートw」

    「・・病院で???」

    「あ、違う違うょ。外出届け出したら別に外に行けるんだよ?」

    「あ・・・そっか」

    「で、私とデートしてくれますか?(*・ω・)ノ」

    「はい、もちろんデス(●´∀`●)」

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17339 / 1階層)  あなたの笑顔 36
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(21回)-(2006/11/26(Sun) 14:40:43)
    デート♪デート♪デート〜(〃∇〃)

    忍は朝からルンルンで準備をしていた。

    『んと〜・・特に持っていくものはないよねぇ〜、そろそろ時間だし行こうかな』

    時計を見ると11時20分を示していた。
    待ち合わせは11時半。
    他の患者さんや病院にバレると、あまり良くないみたいなので病院裏で待ち合わせ。
    そして、車を出してくれるみたいだ。

    『あ、もしかしたらあかりがお見舞いに来るかもしれないから・・・メールしとかなきゃ』

    “おはょ〜☆今日はちょっと外出するからお見舞いは来なくてもいぃよ〜♪”

    『よし、これでオッケー』

    忍は軽快な足取りで病院裏を目指した。
    天候は晴れ。
    ドライブ日和だ★
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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17340 / 1階層)  あなたの笑顔 37
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(22回)-(2006/11/26(Sun) 14:42:05)
    『松下さんは・・・まだ来てないのカナァ?』

    忍がキョロキョロしていたら、1台の車が近づいてきた

    『あっ、松下さんだぁ♪』

    「ゴメンね〜待った?」

    「いえ、さっき来たとこですょ」

    「まぁ乗って乗って〜☆」

    「はぁい、失礼しまぁす」

    忍は家の車以外はあまり乗ったことがないので、なんだか“助手席”に照れた。

    「そろそろお昼だけど・・・食べたいものはあるかぃ?」

    「んと〜・・・パスタッ(・∀・)」

    「オッケー♪じゃぁ行きますか」

    「はぁい☆」


    30分程車を走らせるとオシャレな店に着き、食事を済ませ2人はまた車で移動した。

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▲[ 13851 ] / ▼[ 17342 ]
■17341 / 1階層)  あなたの笑顔 38
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(23回)-(2006/11/26(Sun) 14:43:48)
    「どこに向かってるんですか〜?」

    「ん〜着いてからのお楽しみょ(*`・∀・)ノ 」


    忍はどこに行くのかワクワクしていた。
    車にはコブクロの曲が流れ、2人で口ずさみ、話し、楽しく笑い合った。


    「そろそろ着くゎよ〜」


    高速にも乗り、2時間以上車を走らせた。
    田舎の方まで来たのか、あまりビルは見えない。

    「ん〜?どこ行くんですかぁ?」

    「まぁ、見てのお楽しみょ☆あ、ほらっ!!見えてきた!!!」

    「え?・・わぁ〜!海だぁ〜キレ〜。゜+.(・∀・)゜+.゜」

    7月の太陽は海をキラキラと照らしていた。

    「でしょ?あんまり人の来ないとこだし・・・本城さんと来たいと思ってたのょ」

    「え?アハ☆私も松下さんと来れて嬉しいです」


    邪魔にならないように海岸沿いに車を止め、2人は外に出た。


    「風が気持ち〜」

    「うん、だね」


    しばらくの間、2人で海を眺めていた。
    この時が永遠であってほしい・・・と願いながら。

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▲[ 17341 ] / ▼[ 17376 ]
■17342 / 2階層)  更新発見(・◇・)ゞ
□投稿者/ せれ 一般♪(10回)-(2006/11/26(Sun) 19:54:06)
    いや、ラブシーンなんて、待って…ますケド。(〃ー〃)
    まだまだ苗字で呼び合う初々しい二人ですもんね。

    しかーし!松下さんの最初の勢いはなんだったのかと。
    焦らしちゃイヤンと。思ってしまう忍なのでした。(あ、イカン。勝手に感情移入。)

    エッチなくてもちゃーんと待ってますよー。ノシ
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▲[ 17342 ] / 返信無し
■17376 / 3階層)  せれ様★
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(24回)-(2006/11/30(Thu) 16:06:00)
    待ちに待ったラブシーン(〃∇〃)
    今度こそ突入デス(笑)
    でも激しくしすぎるとダメな気もするし・・・・難しいところです(-∀-;)
    松下さんと忍が理性を保てれば、激しくならないはずですが・・・
    2人も勝手に暴走しちゃうので、どぅなることやら・・・|艸`●)☆.:゜+。★

    う〜ん最近、早く更新しようと思うあまり、内容が更に薄っぺらになってる気がするので、気をつけつつ頑張りまぁす♪
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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17377 / 1階層)  あなたの笑顔 39
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(25回)-(2006/11/30(Thu) 16:10:52)
    「ホント、風が気持ちいいですね〜」

    「えぇ」

    「今日は・・・本当にありがとうございます。松下さんとこんなに長い時間一緒に居れて・・元気出ました☆」

    「本当に元気になった?本城さんいつも無理してるでしょ?」

    「え、別に無理なんかしてませんよ?」

    忍は笑顔でへへっと笑ってみせた。

    「もぅ〜それが無理してるって言うのょ」

    「?」

    「辛い事とか心配な事とか、何でも言ってくれていいのょ?」

    「はい☆でも今は本当に大丈夫なんで」

    「そぅ・・・」

    松下さんは淋しそうに言った。
    ぎりぎりまで弱音を言わない忍が心配なのだ。

    「じゃぁ・・何か言いたくなったらいつでも言ってね?何があってもかけつけるから☆」

    「はいっ♪」


    松下さんは、これまで何人もの患者をみてきた。
    何年か前の患者で、忍のようにいつも笑顔を見せて弱音を言わない子がいた。
    そしてその子は、自分だけで不安を抱えきれなくなった時、自ら命を絶ってしまったのだ。
    もしその子に、弱音を言える相手がいたら、そんな事にはならなかっただろう。
    だから松下さんは、“忍が弱音を言える相手”になりたいと思っていた。

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17378 / 1階層)  あなたの笑顔 40
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(26回)-(2006/11/30(Thu) 16:12:56)
    海の風を十分に堪能した2人は、海岸沿いに停めた車の中でゆっくりしていた。

    「ふぁ〜・・こんなにゆっくりしてたら眠たくなってきちゃいましたょ」

    「寝てもいいゎよ?」

    「え、松下さんと一緒に居るのにそんなのもったいないですょ」

    「じゃぁ・・・一緒に寝る?」

    忍は松下さんの言葉にドキッとして嬉しくなった。

    「あ、はい(〃∇〃)」

    忍の返事を聞くと、松下さんは自分の座席を倒して寝始めた。

    「え・・?」

    「どぅしたの?本城さんも眠いなら座席倒してもいいわょ?」

    「え、一緒に寝るって・・・」

    「えぇ、だから一緒に座席を倒して寝るって意味だけど?」

    「あ、そぅですよね(-ω-;)」

    「あら、期待させちゃったかしら?」ニヤ

    「何も期待してないですょ〜だ。ふん、すねてやるから・・・」

    忍は自分も座席を倒し、寝転がった。


    『いつも松下さんにイジメられてばっかりだょ』

    忍はイジメられることは嬉しかったけど、いつもいつもイジメられてるのは悔しいので仕返しをしてやろう!と思いついた。
    チラッと松下さんの方を見ると、瞳を閉じた横顔が妙に綺麗で色っぽく見えた。

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17379 / 1階層)  あなたの笑顔 41
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(27回)-(2006/11/30(Thu) 16:14:47)
    松下さんの横顔に見とれた忍は思わず唇に触れたくなった。
    いつも自分がされているだけで、“松下さんの声”はまだ聞いた事がない。
    それに、軽くキスをすることは何度もあったが、激しく唇を合わせたことはまだないのだ。

    そぅ思ったとたん、松下さんの上にのしかかり、いきなりキスをした。
    チュッと軽く口付けをした後、舌を入れ、歯の裏側や上顎をなぞっていく。

    「んっ・・本城さんいきなりどぅしたの?」

    「いきなり?松下さんが誘ってるように見えたので、キスしただけですよ?」

    「別に誘ってなんか・・んんっ」

    松下さんの言葉を口で塞ぎ、忍は口腔を犯していく。
    舌を絡ませ合い、唾液が零れ落ちる。

    「・・んぁっ」

    忍は主導権を握った!と思ったが、次に甘い声を漏らしたのは忍だった。

    「んぁっ・・?ちょっと・・待っ・・・・」

    「あら、本城さんどぅしたの?」

    「え・・・だって松下さん上手いんだもん。・・・悲しくなってくるょ(つД`)」

    「そんなことないゎよ?本城さんからキスしてくれるなんて、凄く嬉しかった。で・・誘ってるでしょ?」

    「え、違いますょ( ̄ε ̄*)」

    「あら、違ったの?でも私はその気になっちゃったから・・」

    そぅ言うと松下さんが上にのしかかる格好になり、2人は激しく口付けをした。

    「やっぱり、下より上が性に合ってるみたいだゎ」

    「私も、上より下が合ってるみたいです」

    ヘヘッと笑い合った。

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17380 / 1階層)  あなたの笑顔 42
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(28回)-(2006/11/30(Thu) 16:16:49)
    「あの・・松下さんの部屋に行っちゃダメですか?」

    「別にいいけど・・本城さん声我慢出来る?」

    「え?」

    「だって私病院の寮に住んでるから、隣はみんな同僚なのょ。壁薄いし・・」

    「あ、そっか・・じゃぁ無理ですね」

    「そぅね〜仮に本城さんが声を我慢出来るとしても・・・声が聞けない事が私は我慢できないゎね」

    「あ、そぅですか・・(//ω//)」

    「でも車の中じゃあれだから・・・2人でゆっくり出来る場所行きましょ」

    「あ、はい(////)」

    しばらく車を走らせると何件かホテルがあり、そのうちの1つに入っていった。

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17381 / 1階層)  あなたの笑顔 43
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(29回)-(2006/11/30(Thu) 16:19:38)
    ドクッ ドクッ ドクッ


    部屋のドアがパタンと閉じると、忍の鼓動は更に早くなっていった。
    今まで付き合った子とはキスまでならしたことはあるが、ホテルにきたことはないし、ましてや経験もない。
    その反面松下さんは、手馴れた様子で忍を部屋まで案内した。

    「なんか・・・松下さん慣れてる???」

    「あら、そんな風に見える?まぁ一応26歳だから、それなりに経験はあるからね」

    「そりゃそぅですよね・・・」

    忍は淋しくなった。
    今まで付き合ってきた人がいるぐらい当然のことだし、経験があるのも当たり前だけど、やっぱり淋しくなる。

    「そんな顔しないで〜。今は本城さんが大好きだし、ずっと一緒に居たいって思ってるから」

    松下さんはそぅ言うと、忍の淋しさをかき消す様に強く抱いた。

    「私も・・・松下さんとず〜っと一緒に居たい」



    2人は抱き合った体をそっと離し、目が合うと照れたように笑って唇を重ねた。
    ゆっくりと唇を離し、次は激しく求め合う。
    お互いの舌を絡ませ部屋にはピチャピチャと音が響く。

    「んっ・・恥ずかしいょ・・」

    「あらどうして?こんなに可愛いのに」

    松下さんは片方の手を忍の胸まで持っていき、優しく触りだした。

    「んふぁっ・・待って・・お風呂入らなきゃ・・」

    「ふふ、そぅね、じゃぁ綺麗に洗ってあげるから一緒に入りましょ」

    「え、そんなの恥ずかしいょ」

    「もぅ今更何言ってるの?本城さんの体を拭いたり剃毛したのは私ょ?既に見てるんだから」

    「だって〜状況が違うょ〜」

    「はいはい、つべこべ言わず入るゎよ」

    忍の腕を引っ張って脱衣所まで連れて行くと、キャーキャー騒ぎながら恥ずかしがる忍の服を手際よく脱がし、強引にお風呂に突っ込んだ。


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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17382 / 1階層)  あなたの笑顔 44
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(30回)-(2006/11/30(Thu) 16:21:36)
    『ちぇっ、結局松下さんのペースになっちゃうんだから・・・』

    忍はプクッと頬を膨らませた。


    ガラガラ・・・


    全ての服を脱ぎ捨てた松下さんが入ってきた。

    スタイルがいいのは分かっていたから綺麗だろうとは思っていたが、忍が女性の体に見とれたのは初めてだった。
    陽が出ている時間は外に出ないせいか、肌は透き通る様に白く、ブラジャーをはずしているにもかかわらず胸の形は崩れず豊満だ。
    そして胸の頂点にはプクッとピンク色の乳首が立っている。

    「なんでそんなにキレイなの〜?胸が大きいのもズルイょ」

    「あらそんなことないわょ?私は本城さんの可愛い胸が好きだけど?」

    「可愛いって・・・小さいだけだょ」

    「そんなことないゎ。ほらだって・・・」

    松下さんは忍の方へ近づき、プクッと主張している乳首をつまんだ。

    「あっ・・!」

    「ね?もっと触ってって言ってくるのょ?」

    忍は体がカーッと熱くなる。

    「キレイに洗ってあげるから、ここに座りなさい?」

    「はい(///)」

    松下さんは、ボディーソープを泡立てて、手で忍の体を洗っていった。

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17383 / 1階層)  あなたの笑顔 45
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(31回)-(2006/11/30(Thu) 16:27:00)
    「んんっ・・あっ・・・・あぁん・・・・」

    松下さんはあの時と同様、乳首だけをさけて優しく胸を洗っていく。

    「んっ・・・はぁっ・・・あぁ・・・・・」

    「そんな可愛い声出しちゃって。早速おねだりかしら?」

    「んぁっ・・はぁ・・・・お願い・・・触って欲しぃ・・・・」

    「ん?今も触ってるわよ?」

    「ああっ・・・そぅじゃなくて・・・」

    「どこを触って欲しいの?」

    「はぁんっ・・・乳首・・忍の乳首を触って下さい・・・」

    松下さんはその言葉を聞くと、両手で優しく、そして激しくこりこりと強弱をつけながら乳首だけを刺激した。
    20分以上も乳首だけを責められ続けた忍の意識は朦朧としてきた。

    「・・あっ・・あぁんっ・・んあっ・・・ま、松下さん・・・好きぃ・・!」

    「ふふ、そんな可愛いこと言われると、また苛めたくなっちゃうゎ」

    そう言うと、乳首にあった片方の手は内股を触りだした。

    「あぁ・・・はぁん・・・・あぁっ・・・・あっ・・・!」

    「本城さんって感じやすいのね。そぅいぅ所も好きょ」

    松下さんは忍の秘部を下から上へスッと撫でた。

    「あぁんっ・・!」

    「こんなに濡らしちゃって・・・」

    松下さんは、忍の1番感じる場所の回りばかりを責めた。
    決してクリトリスには触れない。
    ゆっくり、ゆっくり大きな円から小さな円を描くように触っていく。
    中心に近づくと、また大きな円を描き出す。

    「んんっ〜・・・あぁ〜・・・あっ・・・」

    忍は触って欲しくてたまらず、自分で腰を動かし松下さんの指を追いかけた。
    しかし、上手くかわされ、触れて欲しい場所に指が当たることはない。

    「そんなに腰動かしちゃって・・・触って欲しいの?」

    「・・んあっ・・・は、はい・・・触って下さい・・・んんっ・・・」

    「上手におねだり出来たら触ってあげるわょ?」

    「あぁっ・・・忍の・・・忍の・・・ク・・クリトリスを・・・触って下さい・・んあっ!」

    「ふふ、どぅしてそんなに可愛いのかしら?上手に言えたご褒美あげなくちゃね」

    ニヤッっと松下さんは笑うと、忍のクリトリスを激しく責めだした。
    中指で押しつぶすようにグリグリと触る。
    忍は待ち焦がれていた刺激に喜びを見せるが、いきなり激しくされ頭がおかしくなりそうだった。

    「あぁ〜ッ・・・んぁっ・・・・もぅダメ・・・イッちゃいそう・・・・!」

    「ふふ、イッってもいいわょ?」

    松下さんは指の動きを速めて、クリトリスを優しく摘み、細かく振動を与えていたかと思うと、激しくまたグリグリと触った。

    「あぁっ!松下さんっ・・・あぁん・・・はぁっ・・!もぅダメ・・・!イッ・・イッちゃう・・・あぁ!イク〜ッ・・・・!」


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▲[ 13851 ] / ▼[ 17386 ]
■17384 / 1階層)  あなたの笑顔 46
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(32回)-(2006/11/30(Thu) 17:25:48)
    はぁ〜はぁ〜と息を整えてる忍を見た松下さんは、まだ満足出来てないようでニヤッと笑い、また忍を責めだした。

    「松下さん待って・・・今触られたらホントに・・・ダメ〜・・・!」

    「あら?本当にそぅなの?ココは喜んでるけど?」

    忍の秘部をクチュクチュと音をたてながら優しく触っていく。

    「だって・・・これ以上されたら・・おかしくなっちゃうょ・・・あぁっ・・・!」

    「本当〜に嫌なのかな〜?」

    松下さんは、イッたばかりのクリトリスを再び優しく触りだした。
    そしてもぅ片方の手で、忍の中に指を入れた。

    「・・・っあぁっ・・・はぁん・・・あぁっ・・・・あっ・・・!」

    「嫌がってる割には・・・いい顔してるゎよ?それに・・・何の抵抗もなく2本も飲み込んじゃったけど・・・」

    「あぁっ・・・恥ずかしいから・・・い、言わないでっ・・・・・はぁっ・・」

    「本城さん、経験ないって言ってたけど・・・いきなりじゃ2本も入らないゎよね?」

    忍の中に入った指は、かき回す様に激しく動き出した。

    「くぅっ・・・ふっ・・・・あぁん・・・ぁあん〜・・・・あぁぁっ・・」

    「本城さん、自分でしてたの・・・?」

    「はぁっん・・・ち、違・・・あぁっ・・・!」

    「ふ〜ん?本当のこと言わないと止めちゃうょ?いぃの?」

    「はぁっ・・・止めちゃ・・・ヤだ〜・・・ぁあっ・・・」

    「じゃぁ言ってみて?素直な本城さんが好きょ?」

    「・・・はぁっ・・・じ、自分で・・・して・・ました・・・・はぁんっ・・・」

    「何を考えながらしてたの?」

    「はあぁ・・・ま、松下さんに・・・されてるとこ・・・考えながら・・・・」

    「ふふ、嬉しいこと言ってくれるゎね」

    忍の中の指は、かき回すだけじゃなく、奥まで侵入していった。
    出し入れを繰り返したり、激しく奥を突く。

    「あっ・・・・!そ、そんな風に・・・・されたら・・・・また・・イッちゃぅ〜・・・・!」

    「好きなだけイッてもいいゎよ?」

    右手では激しく中を突き、左手はクリトリスを触り続けた。


    「くっ・・・はぁっ・・・あぁっん・・・ま、また・・・イッ・・・イック〜っ・・・・!」
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▲[ 17384 ] / ▼[ 17405 ]
■17386 / 2階層)  ううっ。松下さん…。(〃ー〃)
□投稿者/ せれ 一般♪(11回)-(2006/12/01(Fri) 00:38:50)
    鬼畜。

    忍、かわいすぎです。
    松下さんでなくても、弄びたくなるかも…。

    くー。ノアさんのえっちー!!!!!<大賛辞ですからっ。
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▲[ 17386 ] / ▼[ 17414 ]
■17405 / 3階層)  せれ様(*´∀`)ノ
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(33回)-(2006/12/05(Tue) 12:18:28)
    えぇっΣ(・ω・`|||)ガチョォーン
    ノアにょわはエッチじゃないです!!!
    エッチなのは・・・松下さんです(笑)

    はい、ずみません。嘘付きました。
    エッチィのはノアにょわです(* ̄ω ̄)ムフ

    あの・・・せれ様ってお題小説で短編書いてたりするせれ様ですか?
    『寒い』にウケて1人で笑ってました。(●・´艸`・)ブッ、;'.・
    もし人違いだったらスミマセン↓

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▲[ 17405 ] / 返信無し
■17414 / 4階層)  (*゚∀゚)ゞポリポリ
□投稿者/ せれ 一般♪(12回)-(2006/12/05(Tue) 23:02:17)
    そうです。『寒い』は、こっそり初投稿だったんです。
    いやー、ウケてもらえて嬉しいです。

    そんなことより、ストーリーが核心に迫ってきましたねぇ。
    どんなことになっていくのか、ドキドキです。
    次の更新、楽しみにしてますよー。o(^-^)o
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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17406 / 1階層)  あなたの笑顔 47
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(34回)-(2006/12/05(Tue) 12:20:35)
    「ゴメン・・・しんどかったかな?」

    息を整えている忍を見て、松下さんが心配そうに尋ねた。

    「い・・いぃえ・・・松下さんに触れられて・・スッゴク幸せでしたょ・・良かったし・・・(〃∇〃)へへ」

    「ホント本城さんは可愛いゎね♪素直なとこも本当に好きょ」

    「私も・・・どんな松下さんも大好きです」


    2人は体を洗い合ったあと、一緒に湯船につかった。


    「もっと一緒に居たいけど・・・そろそろ時間ね?」

    「えぇ〜もぅそんな時間・・・?」

    「そぅねぇ〜ここから2時間ぐらいかかっちゃうし・・・9時までには病院に着かないとね」

    「そっかぁ〜また一緒にデート出来る?」

    「えぇ☆次は・・・本城さんが元気になったあとかな?」

    「そんなに先ですかぁ〜(ノД`)待てないですょ」

    「う〜ん・・・暗い話だけど・・・けっこう治療しんどいと思うゎよ?」

    「うん・・・でも・・元気だったらデートしてくれる?」

    「えぇ。いつでも待ってるから大丈夫ょ」


    暖かなお湯は2人を優しく包み込んだ。

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17407 / 1階層)  あなたの笑顔 48
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(35回)-(2006/12/05(Tue) 12:24:01)
    《病院 デートから2日後のこと》

    一昨日から忍の抗癌剤治療が始まった。
    1週間近くずっと点滴を付けていなければならない。
    どこへ行くのにも、ガラガラと点滴台と一緒だ。
    夜は寝れないし、点滴台は重いしで不便だと思っていたけど・・・
    看護師さんが点滴の交換をしたり、様子を見に来ないといけないので、松下さんや他の看護師さんと話す機会が増えたので忍は嬉しかった。
    そして幸いなことに薬が体に合っているのか、嘔吐などの症状はほとんどなかった。


    「忍〜お見舞い来たよ〜ん♪」

    「ホントいつもありがとね〜☆」

    「私も来たくて来てるんだからいぃよ☆それに明日から夏休みだし〜♪」

    「じゃぁもしや毎日来るの!?(-∀-;)」

    「いや・・毎日は来ないから安心して(笑)まぁ2日に1回ぐらい?」

    「それも多いけどね;;でもあかりが来てくれて本当に嬉しいょ☆」

    「あ!そう言えは・・・この前外出してたんだよね?家に帰ってたの?」

    「えへ・・違うょ〜♪イィ人どデートしてたの(〃∇〃)」

    「あ・・イィ人とデート・・・・良かったね(*^∀^*)」

    「でしょ?実はさ・・・海に連れってくれてさ、その後も」

    「って別に話さなくてもいぃよ。それよりさ・・」


    あかりは忍のデートの話を聞きたくなくて、思わず遮ってしまった。


    「あ、話途中で終わらせてゴメン」

    「いやイィよ☆誰もノロケ話なんて聞きたくないもんね・・・」

    淋しそうに忍が言ったのを見たあかりは、盛り上げないと、と思い明るく振舞った。

    「え、あ、そぅだょ。私も恋人がいれば忍のノロケ話ぐらいいっぱい聞いてあげるけどさ、フリーな私にはその話題は淋しくなるんです(`ε´*)」

    「あは、ゴメンゴメン☆じゃぁあかりも恋人出来たらノロケでもグチでもイッパイ話そうね」

    「だね☆」


    コンッコンッ


    「本城さん調子どぅ〜???ってあかりちゃん久しぶり〜♪」

    今日の忍の担当は森さんではないのに、まるで担当のような顔をして森さんはやってきた。
    あかりに会いに来たのだろう。

    「あ、この前はどぅも☆」

    「いえいえ、こちらこそ☆」

    『?』

    忍は2人の会話が分からなくて森さんに尋ねた。

    「この前って・・・何かあったんですか?」

    「ちょうど帰りが一緒になったから、ちょっとそこまで一緒にね」

    「あ、そぅですか・・・あ!ちょっとトイレに行きたくなってきたから行ってきまぁす」

    森さんとあかりを2人っきりにしたかった忍は、行きたくもないトイレへと向かった。

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17408 / 1階層)  あなたの笑顔 49
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(36回)-(2006/12/05(Tue) 12:27:10)
    「いつもお見舞いに来るなんて、あかりちゃんは優しいのね」

    「ん〜別に優しいわけじゃありませんょ。忍のためっていうより、私が会いたいから来てるって感じですから;;」

    自分のしていることが忍のためじゃなく、自分の淋しさを埋めるためだと思っていたあかりは、苦笑いをしながら話した。

    「でもそれも大切な理由の1つょ。相手のためだけに動いてたら疲れちゃうゎ」

    「そぅ・・ですかね?」

    「もちろん☆あかりちゃんは本城さんに会いたいからお見舞いに来て、そして本城さんも喜んでるのょ?十分素敵なことだと思うゎ」

    「えへ♪そぅですかね。なんか森さんと話してると気分がラクになります(。・∀・。)」

    「そぅ言ってもらえると私も嬉しいゎ☆」

    「でもまぁ、心配ってのもありますけどね」

    「そっかぁ〜やっぱり心配ょね・・・。あ、そうだ!もし何かあった時のためにあかりちゃんのアドレス教えてくれない?」

    「?」

    「ほら、まぁ別に何もないと思うけどさ、もし本城さんが携帯見るのもしんどい時とかは、私から本城さんの様子を送ってあげれるし☆」

    忍を利用するような聞き方なのでちょっと嫌だったが、森さんは前々からあかりの番号を聞きたいと思っていたので、今がチャンス!?と思ったのだ。

    「そっかぁ・・・なるほど。じゃぁお願いしよっかな☆えっと私のアドは・・・・」

    あかりはその辺にあるメモ用紙に自分のアドレスを書き森さんに渡した。

    「ありがとぅ♪じゃぁまた送るゎね」


    森さんはそのメモを大事そうにポケットに入れ、機嫌よく病室から出て行った。
    そしてアドレスを交換したことによって、2人の仲は深まっていった。


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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17409 / 1階層)  あなたの笑顔 50
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(37回)-(2006/12/05(Tue) 12:29:17)

    「忍〜昨日、筋肉注射で泣いたんだって?(*^田^*)」

    「え、なんであかり知ってるの!?・・・あ!また森さんから聞いたなぁ〜???」

    「えへへ〜♪いつもいろんな事メールしてくれるんだょ〜ん」

    「もぅ!森さんも喋るなんてヒドイなぁ」

    「森さんのせいにしちゃダメだょ〜。私が忍のこと教えてって頼んでるんだから」

    「も〜じゃぁみんなヒドイんだょ」

    「あ、でも忍のことだけメールしてるんじゃないから安心して」

    「はいはい」


    あかりと森さんがメルアドを交換してまだ1週間しか経っていなかったが、2人は毎日のようにメールをしてとても仲良くなっていた。
    忍は、いじられることが増えすねたくもなったけど、2人の仲が深まっていくのはとても嬉しいことだった。
    そして明日はランチに行くらしい。
    2人は気が合うみたいだし、上手くいくんじゃないかなぁ〜と忍は期待していた。

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▲[ 13851 ] / ▼[ 17596 ]
■17410 / 1階層)  あなたの笑顔 51
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(38回)-(2006/12/05(Tue) 13:20:03)
    《次の日》


    『今頃森さんとあかりはデート中かなぁ(*^m^)』

    「?今日は一段と楽しそうね?何かあったの?」

    不思議にそうに思った松下さんが忍に尋ねた。

    「あ、実は・・・・」

    忍は2人のことを話た。

    「ふ〜ん・・・そぅだったの」

    「だから今頃何してるのかなぁ〜ってワクワクなんです」

    「でも・・・あかりちゃんの気持ちはどぅなんだろうね?」

    「?」


    松下さんは、忍の学校の話や友達の話を聞いていたので、あかりのことは前々から知っていた。
    “あかりの様子が変な時があるんだ”と忍から相談も受けていたし、プリクラも見せてもらっていた。

    そして、その相談を受け、もしかしたらあかりちゃんは本城さんのことが好きなんじゃないかなぁ〜と気になっていた。
    だから、あかりがお見舞いに来ている時は病室へは行かないようにし、顔を合わせないようにしていた。

    「?」

    「本城さんが楽しくなるのも分かるけど、あかりちゃんは森さんのことが好きかなんて分からないゎ」

    「まぁそうですけど、気が合うみたいだし・・・お似合いだと思うけどなぁ」

    「それは本城さんが思うことでしょ。あかりちゃんにその気持ちを押し付けちゃダメよ?」

    「はぁい。押し付けるようなことはしないから大丈夫ですって」

    「えぇ。それならいいんだけど」

    「あ、松下さんってあかりと直接は会ったことないですよね?また今度紹介しますね」

    「ん〜・・・止めておくゎ」

    「・・なんでですか?」

    「なんだかそんな気がするからょ。ただの勘だけどね」

    「勘・・・ですか?」

    「そぅ。ただの勘ょ」


    忍は、松下さんの様子がいつもと違う?と思ったが、それ以上は何も聞いてはいけないような気がしたので、他の話題に変えていつものように楽しく話した。


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▲[ 17410 ] / 返信無し
■17596 / 2階層)  せれ様(*`・∀・)ノ
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(39回)-(2007/01/02(Tue) 10:37:26)
    ★あけましておめでとうございまぁす★

    更新遅くなりました↓
    忙しくてなかなか書けないんですが、最後まで書こうと思ってますので気長に待ってやって下さいo(_ _*)o
    そして初めての小説なのに長編になってしまってます;;
    ラストは私もどぅなるのかサッパリですが・・頑張りますv(。`・∀・。)v


    うんうん(゜∀゜)
    『寒い』はホントにうけました♪
    あれって実話なんですかぁ???

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17597 / 1階層)  あなたの笑顔 52
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(40回)-(2007/01/02(Tue) 10:39:14)
    『もぅ9時だし・・・デート終わったかなぁ〜』

    忍は、あかりと森さんのことが気になって仕方なかった。

    『メールしても大丈夫かな・・でもデート中で邪魔しちゃ森さんに怒られるしな』

    『ん〜まぁいっか・・・メールしよ〜っと☆』

    “ハロ(>w<)デート終わったぁ???何かあった???
    色々話聞きたいから暇なら明日病院来て欲しいナァ?”

    〜送信〜


    数分後、あかりからメールがきた


    “ハロハロ☆今家に着いたとこだょ♪
    ・・・って別に何にもないよ(笑)あるとしたら何があるのさ?
    ま、暇だから病院には行くね〜
    じゃオヤスミィ★”



    『えぇ〜(´口`)何もないの???森さん何やってるのさ。。。まぁ詳しくは明日聞こ〜っと☆』


    明日が来るのを楽しみに思いつつ、忍は眠りについた。
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▲[ 13851 ] / ▼[ 17604 ]
■17598 / 1階層)  あなたの笑顔 53
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(41回)-(2007/01/02(Tue) 10:41:41)
    《次の日》


    「忍〜遊びに来たょ〜」

    「おぉ☆待ってました♪早速だけど・・・昨日の話聞かせてょ」

    「ってだから特になにもないってば〜。普通に遊んだだけ!」

    「普通って?例えば何したの?」

    「ん〜ご飯食べに行って、公園でぶら〜っとして・・軽くドライブって感じカナ」

    「ふ〜ん・・・で楽しかった?」

    「うん♪森さん面白いし、一緒に居ると落ち着くし」

    「でも好きとかではないんだよね?」

    「そぅだなぁ〜気は合うけど・・恋愛対象として好きかはまだよく分かんないね」

    「そかそかぁ〜」

    「ってなんでそんなに森さんを勧めるのさ?」

    「え!?別に勧めてるわけじゃないょ。ただあかりにも恋人が出来たらいいのになぁ〜って思って」

    「ふ〜ん」

    「ダブルデートも出来るし、お互いいろんな相談出来るしね♪」

    「そぅだね」


    あかりは忍と恋愛話はあまりしたくなかったが、いちいち話をそらすのも面倒になっていた。
    森さんと会うことで気分転換になりスッキリしていたけど、忍との恋愛話には少し疲れてしまう。


    「でしょ?相談出来る人がいると気分ラクになるし。私も色々悩んでてさ〜」

    「そうなの?」

    「うん・・・松下さんの考えてることが分かんない時とかあるし」

    「そっか」

    「まぁもともと何か秘めてるような性格だから仕方ないけど」

    「ふ〜ん・・・あ、ゴメン!ちょっと用事思いだしたから帰るね」

    「えぇ!?さっき来たとこなのに?」

    「ゴメンゴメン。今日中にしないといけないことだから」

    「分かったょ。まぁまたゆっくり出来る時に遊びに来てね☆」

    「オッケー☆じゃぁまたねぇ」


    あかりに用事なんて無かった。
    ただこれ以上松下さんの話を聞くと涙が溢れてきそうな気がして。
    その場を立ち去るしかなかったのだ。


    電車に乗ったあかりは携帯を取り出しメールを打った。
    送信先はもちろん忍。

    “ちょっと最近忙しいからしばらくは行けないカモ(>_<)
    本当にゴメンねぇ〜。
    でもまた時間出来たら遊びに行くから♪
    じゃぁまたねぇ〜★”



    〜受信〜

    『あかり忙しいのかぁ・・・いろんな話聞きたいけど仕方ないな。無理矢理くっつけるのは良くないって松下さんも言ってたし』


    忍はあかりの気持ちに全く気づいてなかった。
    鈍感なせいでもあったが、自分の恋愛に浮かれていた為もあった。

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▲[ 17598 ] / ▼[ 17763 ]
■17604 / 2階層)  ずっと待ってますよー
□投稿者/ せれ 一般♪(13回)-(2007/01/04(Thu) 19:44:05)
    少しずつでいいですから、完結までがんばってください。q(^-^q)

    くぅー。忍!このラブラブボケめっ!
    あかりちゃんがかわいそーじゃないかっっっ!!!


    #『寒い』は、実話です。 (^^ゞ
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▲[ 17604 ] / 返信無し
■17763 / 3階層)  せれ様ヽ(・∀・)ノ゜+.゜☆
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(42回)-(2007/01/22(Mon) 21:04:04)
    ホントに少しずつで申し訳ないです↓
    でもせれ様に読んでいただけるということならば、頑張って書きまぁす♪
    忙しいと「書くのやめようかなぁ〜」と思う時よくもあるので、せれ様がいなければこんなに続いてはなかったと思います。
    本当にいつもありがとうございますね(〃∇〃)

    『寒い』は実話なんですかぁ(*μ_μ) イヤン♪
    心温まる話ですな・・・
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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17764 / 1階層)  あなたの笑顔 54
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(43回)-(2007/01/22(Mon) 21:06:39)
    『ふぅ〜今日もちょっと体がダルイなぁ』

    最近あかりは忙しいみたいで、1週間程お見舞いには来なかった。
    でも、忍もそれで良かったと思っていた。
    薬の副作用で体がダルく、寝転がってる方がラクだからだ。
    それに、食欲も少し減っていた。


    「本城さん元気???」


    忍の体が心配みたいで、松下さんは前よりも頻繁に病室へ行っていた。


    「ん〜元気ではないけど、でもちょっと体がダルイぐらいだから大丈夫ですょ。それに・・・」

    「それに?」

    「松下さんが居てくれると力が出てくるし(●´∀`●)」

    「あらそう?」

    「うん☆」


    忍がそう言うと松下さんも嬉しくなったみたいで、チュッっと忍にキスをした。


    「ん・・カーテン閉めなきゃ誰かに見られちゃうょ」

    初めてカーテンを閉めずにキスしてきたことに忍は驚いたが、隠さずにできたことが嬉しかった。

    忍が入院していた病院は他の病院に比べると自由な所で、患者はよく外に出かけ病室を開けていることが多く、誰もいないことの方が多かったのだ。
    そしてこの日も他の患者さんは皆出かけていて、2人きりだった。
    だから2人は安心してカーテンを閉めずにいた。

    「そういえば・・・最近あかりちゃん来てないの?」

    「あ、はい↓忙しいからしばらくは来れないって連絡きて・・・」

    「そっか。淋しいゎね」

    「うん・・でも松下さんが居てくれるから平気♪」

    「はいはい」


    あかりがしばらくはお見舞いに来ないと聞いて、松下さんはホッとした。
    顔を合わせないようにと思い病室には行かなくても、同じ建物に居たらいつか顔を合わしてしまうんじゃないかと思っていたからだ。
    あかりが来ないと聞き、いつもより安心して忍と一緒に過ごせた。
    そしてその安心感から、また深く口付けを交わした。


    「ん・・・んぁ・・ちょっと待って・・いくら人が居なくてもカーテン閉めなきゃ・・」

    「大丈夫ょ。みんな夕方にならないと帰って来ないから。ね?」


    胸の方へと手をやろうとした時、後ろからカタンッと物音がした。
    物音にビックリして体を離した2人の視線の先には、あかりが立っていた。

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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17765 / 1階層)  あなたの笑顔 55
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(44回)-(2007/01/22(Mon) 21:08:31)
    「あかり・・・」

    病室は一瞬緊張の空気が流れた。

    気まずい空気が苦手な忍はその空気を破ろうとしふざけて話した。

    「イヤンwあかりに恥ずかしいとこ見られちゃったょ(*μ_μ)」

    「・・・・・」

    「あかりも来るなら来るってメールくれればよかったのに」

    「・・・・・」

    「ってあかり?どぅかしたの?」


    忍と松下さんのラブシーンが頭の中でグルグルと周り、あかりはどぅすればいいか分からなかった。
    目に涙をいっぱいに溜めて、
    でも笑顔を作ろうと必死に笑っていた。
    だからといって、今目の前で起こった出来事を忘れられるわけはない。

    「あかり?」

    「・・・ッゴメン・・・もぅ限界・・・」

    それだけ言うと、あかりは病室から逃げるように出て行った。

    「あかり!?ちょっと待ってょ」

    忍は訳が分からないが、泣きそうなあかりをほっとくわけにもいかず、追いかけようとした。


    「行かない方がいぃゎ」

    今まで黙っていた松下さんが、忍をとめた。

    「え?だってあかり泣いてたし・・・1人にしておけないょ」

    「でも、ここから出て行ったってことは、今は本城さんとは一緒に居たくないってことじゃない?」

    「でも・・・だからって、ほっとくわけには・・・」

    「1人になりたい時は誰にだってあるゎよ」

    「でも・・・・」

    「“でも”じゃない。今はそっとしておきてあげなさい?」

    松下さんに強く言われ、忍は「うん」とだけ返事をした。


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▲[ 13851 ] / ▼[ 17772 ]
■17766 / 1階層)  あなたの笑顔 56
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(45回)-(2007/01/22(Mon) 21:10:54)
    「・・・ッゴメン・・・もぅ限界・・・」

    あかりはそれだけ言うと病室から飛び出し、何かが切れたように泣き出した。

    「うぅっ・・ふぇ・・・もぅ無理だょ・・・・」

    変わることのない忍への気持ち。
    だからといって、忍の気持ちが手に入ることもない。
    この気持ちを告白するわけにもいかない。

    隠すしかないんだ。
    あかりはそう決めていたのに、今ので気持ちがバレてしまったんじゃないかと不安がよぎった。

    「うっ・・・どぅすればいいの?」


    あかりが廊下をふらふらと歩いていたら、誰かがあかりを呼び止めた。


    「あかりちゃん!?」

    振り返るとそこには森さんが居た。

    「も、森さぁん・・・」

    森さんを見たあかりは少し安心したのか更に泣き出した。
    そんなあかりを抱きしめることしか出来なかったが、温もりが欲しかったあかりはとても安心した。
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▲[ 17766 ] / ▼[ 17933 ]
■17772 / 2階層)  核心に迫ってきましたねー
□投稿者/ せれ 一般♪(14回)-(2007/01/22(Mon) 23:50:03)
    あかねちゃん…。 ・゚・(つД`)・゚・

    同じ人間ばかりコメントしていると、他の方がコメントしづらいかと気になりますが、やはりノアにょわ様にエールを!!

    楽しみにしてますよー。気長ーに待ってますからっっ!

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▲[ 17772 ] / 返信無し
■17933 / 3階層)  せれ様★
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(48回)-(2007/02/15(Thu) 22:03:24)
    ホントにいつもコメントありがとうございます(●´∀`●)
    はい。やっと展開あり?な感じデス。
    でもこの先どぅなるのやら・・・
    あかりの気持ちは?
    森さんは???
    とノアもどぅしたらいいのやら。。。

    忙しくてなかなか更新出来ないですが・・・
    でも完結目指して日々頑張りまぁす!!!
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▲[ 13851 ] / ▼[ 17932 ]
■17767 / 1階層)  NO TITLE
□投稿者/ みぃ 一般♪(3回)-(2007/01/22(Mon) 21:27:42)
    うわぁ♪いっぱい更新されてる♪(*^_^*)♪

    今後がすごく楽しみです

    (携帯)
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▲[ 17767 ] / 返信無し
■17932 / 2階層)  みぃ様★
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(47回)-(2007/02/15(Thu) 21:51:41)
    以前コメントして下さったみぃ様ですかぁ??ヽ(・∀・)ノ゜+.゜☆
    まだ読んでいただけて・・・光栄デス♪

    頑張りますので応援ヨロシクです★
[ 親 13851 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 13851 ] / 返信無し
■17931 / 1階層)  あなたの笑顔 57
□投稿者/ ノアにょわ 一般♪(46回)-(2007/02/15(Thu) 21:49:32)
    「少しは落ち着いた?」

    何も言わないでただ泣きじゃくるあかりを見て、森さんは心配していた。

    「あ・・はい。仕事中なのにすいません↓」

    「いいのょ。ちょうど仕事終わって今から着替えに行くところだったから☆」

    「はい・・・でも迷惑かけてばかりで本当ゴメンなさい」

    「本当に気にしなくていいのょ。あ!良かったらこれから家に来ない?」

    「え?」

    「このままあかりちゃんを家に帰すのも心配だし、良かったら話聞くわょ?」

    「でも迷惑なんじゃ・・・」

    「もぅ!迷惑じゃないってば。全然気にしないで」

    「う〜ん・・・はい・・じゃぁお言葉に甘えて」

    「決定っ☆ちょっと今から着替えてくるからここで待っててもらえる?15分程度だから」

    「はい分かりました(^∀^)本当にありがとうございます」


    あかりを1人にしておくのが不安だった森さんは、いつもより急いで着替えてあかりの元へと向かった。


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▲[ 13851 ] / 返信無し
■17956 / 1階層)  NO TITLE
□投稿者/ みぃ 一般♪(4回)-(2007/02/18(Sun) 09:59:43)
    そうです♪あのみぃです☆笑
    覚えててくれたんですね(*^_^*)嬉しいです。

    久々の更新すごく嬉しいです(*^_^*)頑張ってください^^

    (携帯)
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