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Nomal キミに伝えたい /優貴 (07/04/19(Thu) 01:13) #18716
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Nomal キミに伝えたい23 /優貴 (07/05/01(Tue) 11:16) #18861


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■18716 / 親階層)  キミに伝えたい
□投稿者/ 優貴 一般♪(28回)-(2007/04/19(Thu) 01:13:23)
    初めは別に何とも想っていなかった。

    仲の良い友達としてしか見ていなかったんだ。

    いつからかな…
    キミを友達としてじゃなくて、好きな人として見るようになったのは…。

    毎日一緒に居た人たちの中でも、キミの隣は特別だった。

    居心地がすごく良かったんだ。

    キミが隣で笑う度に、ますますキミにハマっていった。

    キミは私のつまらない話でも、一所懸命聞いてくれたよね。

    キミにとっては気にもしなかった事だろうけれど、私はとても嬉しかったんだ。

    キミに会えない日があると、その日一日中ずっとキミのことを考えてしまう。

    キミは何をしているんだろうかとか、明日はキミに会えるかなとか…。

    キミに一日でも会えないと、すごく会いたくなる。

    神様に『キミに会えるように。』って願ったりもするんだ。

    キミは私の気持ちなんて、少しも知らないよね。

    私にとってキミという存在が、どれほど大切で、どれほどなくてはならないものか…そんなの全然知らないんだよね。

    これからキミと会えなくなるって思うと、自然と涙が溢れだす。

    涙と一緒に、キミをこんなにも好きなんだっていう気持ちまでも溢れてくる。

    この想いをきみに伝えることができるならば…

    …キミを愛していますと。

    (携帯)
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▲[ 18716 ] / 返信無し
■18717 / 1階層)  NO TITLE
□投稿者/ 優貴 一般♪(29回)-(2007/04/19(Thu) 01:14:38)
    なぜか投稿できなかったので、新しく立てさせていただきました。

    (携帯)
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▲[ 18716 ] / 返信無し
■18718 / 1階層)  キミに伝えたい1
□投稿者/ 優貴 一般♪(30回)-(2007/04/19(Thu) 01:15:53)
    桜が満開になる頃、私は高校3年生になった。

    今まで普通クラスの私だったが、今年からは習熟クラスに入った。

    ―習熟クラス…いわゆる、国公立大学を希望するクラス。まぁ、他と比べて頭が良いクラスだ。―

    習熟クラスは、2年の時からのメンバーがほとんど一緒だ。

    つまり、3年から入る人は少ない。

    現に私と同じクラスだった人は女子5人。男子0。その他のクラスからは女子3人に男子1人。

    こんな訳で、自然と一緒にいる人たちは決まってた。
    私は同じクラスだった人たちのグループに居た。

    しかし、みんな2年の時に仲が良かった人たちではなかった。だけど、すぐに仲良くなれた。

    5人で一緒に過ごすようになって、2ヵ月が過ぎていった。

    クラスにもだんだん慣れてきた頃、私はいつも一緒に居る4人のうちの一人、麻樹と席が隣同士になった。
    麻樹は明るくて、よく笑う子だった。

    そんな麻樹に、自分でも気付かないうちに、いつのまにかひかれていっいた。

    (携帯)
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▲[ 18716 ] / 返信無し
■18719 / 1階層)  キミに伝えたい2
□投稿者/ 優貴 一般♪(32回)-(2007/04/19(Thu) 01:33:36)
    ある日麻樹とその他の人たちと一緒に話していた。

    『ねぇ、麻樹、好きな人とかいないの??』

    まぁ、よくある会話。

    『う〜ん…いないかなぁ。』

    『あれ??麻樹、孝チャンは??』
    隣にいた友達が言った。
    ―孝チャン??誰だそれ―

    『ん〜??孝チャンはただの友達だよ〜。』

    『えぇ〜??、この間一緒に遊んだんでしょ??』

    『だから、友達としてだって。それよりも、優貴は好きな人は??』

    「あっ、私??はいないなぁ。良いなって人もいないし…それ以前に、男の人は苦手だしな。」

    『そうなんだ??もったいないなぁ、優貴カワイイのに。』

    いやいやいや、麻樹の方がカワイイから!!

    「それ言うなら、麻樹の方がでしょ??」

    『いやいや。そんなことないよ。』

    こんなことを言い合っているうちにチャイムがなった。

    授業中にずっと考えていたこと

    ―孝チャンて誰だ??麻樹の好きな人なのかな―

    この事ばっかりだった。

    ―もし孝チャンって人と麻樹が付き合ったなら…なんか嫌だな―

    ―いやいやいや、何で私が嫌とか思ってるんだろう―

    ―んんっ??ちょっと待て自分!!もしかして、嫉妬してるのか??―

    ―いや、嫉妬って…私が…孝チャンって人に??―

    ―それって、私が麻樹の事を…??―

    ―私…いつのまにか麻樹の事…好きに??―

    自分の顔が赤くなっていく。

    この時に、初めて私は麻樹の事好きなんじゃないかって思った。

    ―たしかに、麻樹と一緒に居る時間は楽しいと思う。一緒に笑ってると落ち着くし―

    ―いや、でも待て!!相手は…麻樹は女の子だぞ?!―


    頭の中は、そればかり考えていて、授業どころではなかった。

    (携帯)
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■18720 / 1階層)  キミに伝えたい3
□投稿者/ 優貴 一般♪(33回)-(2007/04/19(Thu) 01:34:35)
    『ねぇねぇ、今の授業のとこなんだけど…この意味分かった??』

    授業が終わって麻樹が私に話しかけてきた。

    考え事していた私は聞いてるはずもなく…

    『優貴??どうかした??』

    麻樹は顔を覗き込んで言った。

    ―っ!!ち、近い!!顔が近いですから?!―

    『優貴??顔赤いけど、熱でもある??』

    「えっ?!いや、なんでもないよ!!」
    ―顔が赤いのはキミのせいだよ―

    『本当に大丈夫??』

    「だ、大丈夫。考え事してただけだから。」

    『あっ、考え事ってもしかして…』
    ―ギクッ!!も、もしかして―

    『私と同じとこ分かんなかったんでしょ?』

    ―…はい??―

    『先生の説明分かりにくかったもんね。』

    勝手にうなずく麻樹。
    ―ああ、何ていうか…天然さんか。そうなんだな麻樹は―

    そして勝手に納得した麻樹は…

    『よし、一緒に考えよう。』

    とかなんとか言って、私のノートを見はじめた。

    『…優貴、授業中寝てたでしょ??』

    「へっ?!寝てはないけど…」
    ―あっ。そういやノートにまったく写してなかった―
    『もうっ!!寝ちゃダメでしょ??』
    ―いやいや、寝てませんよ??―

    私が心の中で突っ込んでいる時に、麻樹は私の前にノートを突き出した。

    「なに??」

    『ノート貸すから、早く写してよ。』

    「あっ、ありがとう。」

    私は麻樹からノートを受け取って、せかせか写しはじめた。

    ―麻樹のこういうところも全部好きだな。でも、この好きは…どっちの好きなんだ??―

    私はこの日から、だんだん悩んでいくようになった。

    (携帯)
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■18721 / 1階層)  キミに伝えたい4
□投稿者/ 優貴 一般♪(34回)-(2007/04/19(Thu) 01:35:43)
    麻樹を意識し始めてから、一週間はたっただろうか。

    あの日から私の頭の中は、麻樹の事でいっぱいだった。

    毎日麻樹と一緒に過ごす時間は楽しくて、嬉しかった。

    麻樹の隣は、他の誰よりも一緒にいて落ち着く。

    ずっと一緒に居たいと思うようになった。

    ―やっぱり私、麻樹の事好きなのかな―

    だけど、この気持ちが本物なのか、違うのか、自分でも分からなかった。

    私の中では、今まで『好きな人=男の人』の方程式が成り立っていた。

    女の子に対して、こんな感情を持つなんて、初めてだった。

    女である自分が、女の子を好きになるなんて、普通の感情じゃない。そう思っていたから、自分が麻樹を好きな事を認めれずにいた。

    (携帯)
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■18723 / 1階層)  キミに伝えたい5
□投稿者/ 優貴 一般♪(35回)-(2007/04/19(Thu) 01:38:07)
    私には、毎日の日課がある。


    それは、麻樹に飴をあげることだ。



    麻樹は毎朝、朝ご飯を食べてこないらしい。


    理由を聞くと


    『朝は食欲ないからなぁ。』


    そう言って、1時間目の授業が終わっていつもお腹を空かせてる。


    「麻樹、これ食う??」


    私は常に、飴やお菓子やら持ってきている。


    『あっ、食べる食べる!!ありがとう。』


    ニコッと笑ってお礼を言う麻樹。


    ―かっ、かわいい///―


    私も笑って飴を渡す。


    『優貴さぁ〜、いつも飴とか持ってるよね。』


    「うん。だってお腹空くじゃん。昼まで保たないしね。」


    『そだねぇ。でも、優貴毎日は食べてないよね。常に誰かに配ってない??』


    「そんなことないよ。」


    ―本当は飴はあまり食べないんだけどね―


    私が飴やお菓子を持ってくる理由…麻樹にあげるためだった。


    飴を貰った麻樹の嬉しそうな姿を見ると、私は嬉しかった。


    ますます麻樹の事を好きなんじゃないかって思うようになった。

    (携帯)
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■18724 / 1階層)  キミに伝えたい6
□投稿者/ 優貴 一般♪(36回)-(2007/04/19(Thu) 01:40:36)
    麻樹のことを意識し始めて一ヵ月がたった。


    セミが鳴くようになって、暑い日が続くようになった。


    もうすぐ夏休みだ。


    夏休みと言っても、受験生だからほぼ毎日学校に来て授業があった。


    『はぁ〜。今年の夏休みは最悪だなぁ。』


    麻樹は机にうなだれながら私に話かけてきた。


    「麻樹はまだ良いよ。部活まだあるんだろ??」


    『うん。大会が8月にあるからねぇ。』


    麻樹の部活はおそくまで大会があるから、引退するのは夏休み中だ。


    「いいなぁ。私はもう引退したから、あとは勉強だけだよ。」

    私はため息をついていた。


    『なんかさ、優貴最近疲れ気味だね。よくため息ついてるし。大丈夫??』


    私を心配してくれている。麻樹の方が、部活に勉強に大変なのに…。


    「私は平気。勉強だけの毎日に慣れないだけだから。麻樹は優しいな。」


    『何それ〜。』


    笑いながら麻樹は、手を私の頭にポンッと乗せる。


    『でもさ、無理はダメだよ??』


    そう言うと、頭をなでてくれた。


    それだけの事だけれど、私は嬉しくて照れながら笑った。


    「うん。無理しないように頑張るよ。麻樹も無理はダメだぞ??」


    そう言いながらも、私の心臓はバクバクしてた。


    他の人に触れられても、何も思わないのに、麻樹に触れられると、妙にくすぐったかった。


    もっと、触れててほしいとも思った。


    ここでようやく確信した。

    やっぱり、麻樹を好きになったんだな…


    私は、麻樹を好きな気持ちを、大切にしようと決めた。

    (携帯)
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■18725 / 1階層)  キミに伝えたい7
□投稿者/ 優貴 一般♪(37回)-(2007/04/19(Thu) 01:42:43)
    夏休みの真っ只中。私たちは受験勉強の毎日だった。


    夏休みの課外は朝から夕方まであって、勉強嫌いな私はいい加減ウンザリしていた。


    夏休みの初めはまだ良かった。麻樹が居たから。


    だけど、麻樹は部活の大会が近くて、ここ一週間課外に出ていない。


    つまり、一週間は麻樹に会っていなかった。


    『ねぇ。麻樹の部活って、いつ引退になるの??』


    会えなくて寂しかった私は、麻樹にメールしてみた。

    「えっとねぇ、勝ち進んだら、夏休みが終わる一週間前かな。」


    ―はぁ!?終わる一週間前??って事はあと二週間は会えない訳!?―


    別に麻樹の恋人でもないから、思った事そのまま言える訳がない。


    『そっか。頑張らないかんね。でも、長いこと麻樹と会ってないから寂しいよ。(笑)』


    自分なりには頑張ったメール。どんな返事が返ってくるかドキドキしながら待っていた。


    「うん。頑張るよ!!それじゃ、明日も部活あるから寝るね。おやすみ〜」


    …軽く流された。私的には「私も寂しいよ。(笑)」なんて言葉が返ってくると思ってた。


    一日でも麻樹に会えないと寂しいのに、麻樹はそうは思わないのかな…


    まぁ、麻樹はどちらかっていうと天然サンだし、仕方ないかな。そう自分に言い聞かせて、なるべく落ち込まないようにした。



    明日は会えるかも。そう思いながら私も寝ることにした。

    (携帯)
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■18726 / 1階層)  キミに伝えたい8
□投稿者/ 優貴 一般♪(38回)-(2007/04/19(Thu) 01:44:56)
    次の日、課外のない土曜日だったけれど、二者面談があった私は学校に来ていた。


    担任と最近の模試の結果の事や、志望大学の事を色々話していた。


    二者面談は30分もしないうちに終わった。


    ―課外が休みなのに、この30分の為に学校に来なきゃいけないなんて…しかもこの暑い中、チャリで片道30分もかけて―


    心の中でポツリと文句を言いながら、廊下を歩いていた。


    「あれっ??優貴??」


    聞き覚えのある声…いや、聞きたくて仕方ない声が私の後ろから聞こえてきた。


    『麻樹!?なんでここに??』


    思わず出た言葉。もっと気のきいた言葉を言えればいいのに…。


    「なんでって、部活でだよ。(笑) 優貴こそ何で??今日課外ない日だよね??」


    『あぁ、私は二者面談で来てた。それにしても、久しぶりだね。』


    この時の私は、麻樹に会えた喜びでいっぱいだった。


    だから、すごく笑顔だったに違いない。


    「うん。久しぶり!!」


    麻樹も笑顔で返す。


    『麻樹、久々に私に会えて嬉しいでしょ??』


    「何言ってんの!!優貴がでしょ〜??」


    …当たりです。はい。


    そりゃ、嬉しくて嬉しくてたまらない。


    「あっ、もう行かなきゃ。またね、優貴。」


    『あっ、うん。頑張ってな!!』


    麻樹は手を振り、急いで部活に戻っていった。


    ほんの1分程度話せただけで、心から嬉しかった。


    ―頑張ってチャリ漕いで来た甲斐があったなぁ。神様からのご褒美かな―


    私は神様に感謝した。それと、今日二者面談にしてくれた先生にも。

    (携帯)
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■18727 / 1階層)  キミに伝えたい9
□投稿者/ 優貴 一般♪(39回)-(2007/04/19(Thu) 01:47:01)
    ふとカレンダーを見ていた。


    いつもだったらめったに見ないのに…


    今日は何故かカレンダーを見たくなった。


    そしてカレンダーにつけた印に気付く。


    『なんだ??この丸…』


    来週の水曜日…に丸が付いていた。いや、自分で付けたのだ。


    そう…麻樹の18歳の誕生日なんだ!!


    プレゼントを渡すか渡さないか悩んでいた。


    いつもいる5人の中での誕生日プレゼントの渡しあいは、なぜかお菓子。


    けれど、麻樹は私にとって特別な人だから、プレゼントは別のモノにしようと考えていた。


    何を渡そうか。香水、ネックレス、ぬいぐるみ…いや、高校生にもなってぬいぐるみはないか。


    私自身、女なのだが性格が男っぽいので、女の子が欲しがる物が思いつかない。


    ガラにもなく、相当考えた。


    そして考えた結果…


    『よしっ!!手作りのお菓子にしよう。』


    料理はわりとする方だったので、簡単なお菓子なら作れる。


    思い立ったら即実行。これが私だ。


    とりあえず、お菓子作りの本をパラパラとめくる。


    目についたお菓子。それはシュークリームだった。


    『これなら簡単だし、材料も家にあるので間に合うな。』


    …お金が一円もかからないプレゼント。これはあんまりか??


    でも、誰かが言ってた。


    「何をあげるかじゃなくて、気持ちが大切だよ!!」


    まさにその通りである。麻樹の為に作るって事が大事なんだ!!


    そう自分に言って、慣れないシュークリームを作り始めた。

    (携帯)
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■18728 / 1階層)  キミに伝えたい10
□投稿者/ 優貴 一般♪(40回)-(2007/04/19(Thu) 01:49:21)
    シュークリーム作りでまずは材料…小麦粉と砂糖とバターと…よし。これで全部。


    『次に卵を…』


    料理の本って曖昧な表現があって困る。


    『えっと…生地がつやつやになるまで素早くこねる。』


    ・・・つやつやってどんくらいだよ!?


    などと、思わず本にツッコミを入れていく。


    『オーブンに入れて…これでよし!!』


    あとは生地が膨らんでくれるのを祈る。


    でも、その傍らでカスタードクリーム作り。


    普段の私ならこんな手間暇かかる事を絶対にしない。


    『すべては大好きな麻樹の為!!』


    麻樹の為って思うだけで、疲れが吹っ飛ぶ。


    何ていうか…自分は単純なんだと思う。



    生地が出来上がっあ頃にはカスタードも出来上がっていた。


    『あとはカスタードを入れるだけだな…っとよし。できた!!』


    初めて作ったシュークリーム。わりと様になっている。


    味見に一つ。パクッと。


    『うわっ。ウマイ!!』


    自分で驚くほどうまく出来ていた。


    『やっぱ愛の力はすごいんだわな。』


    …呟いて恥ずかしくなった。


    出来たシュークリームをラッピングしてすべて完了。

    来週の月曜…つまり明後日だが、麻樹は課外を受けると聞いた。


    少し早めのプレゼントだけど、喜んでくれるかな。


    明後日が待ち遠しくて仕方なかった。麻樹の笑顔が見れるといいなと期待しながら。

    (携帯)
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▲[ 18716 ] / 返信無し
■18729 / 1階層)  キミに伝えたい11
□投稿者/ 優貴 一般♪(41回)-(2007/04/19(Thu) 01:52:03)
    シュークリームを作ってから二日がたった。


    今日は麻樹にプレゼントを渡す日だ。


    『神様…今日は麻樹に会えますように。てか、会わせてください!!』


    朝から神様に願いをかける。


    『うわっ、もうこんな時間!?』


    あわてて支度をし、シュークリームを持って家を飛び出した。


    学校に着いて、急いで教室に行く。


    『おっはよ〜!!』


    勢い良く扉を開けて、麻樹が居るかを確認する。


    ・・・麻樹居ないんですけど。


    ガッカリして席へ着く。


    「おはよ〜優貴。」


    『あっ、おはよう華。』


    麻樹かと思ったが、華だった。


    華はいつも一緒にいるメンバーの一人だ。


    華は元気で明るい。そして、優しい。


    「もうすぐ麻樹の誕生日やねぇ。優貴は何やるの??」


    『えっ??あっ、シュークリームだよ。作ったんだ。』


    「えっ!!まじ!?いいなぁ〜。私も食べたいな!!」


    『余分に作ったから、華の分もあるよ。』


    袋から一つシュークリームを出して華に渡す。


    「やったぁ!!いただきます!!」


    …今食べるんかい!?まだ9時もないぞ??


    一人でつっこんでいると、華は幸せそうにシュークリームを頬張る。

    (携帯)
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▲[ 18716 ] / 返信無し
■18730 / 1階層)  キミに伝えたい12
□投稿者/ 優貴 一般♪(42回)-(2007/04/19(Thu) 01:55:07)
    「ふぁ、そういへば麻樹カスタード食べれないんじゃないっけ??」


    ・・・はぁ!?今何と??カスタード食べれない!?


    ・・・そんなこと知らなかった…


    って、渡せないじゃん!!


    「優貴。華。おはよ〜。」


    麻樹が来た。


    「あれ??華何食べてんの??」


    「優貴が作ったシュークリームだよ!!」


    あ〜あ。嫌いな物を誕生日に貰って嬉しいと思うはずがない。むしろ嫌がらせにしか思われない。最悪だ…。


    『麻樹、明後日誕生日だろ??だから作ったんだけど。』


    そう言って、麻樹用に用意したシュークリームをだす。


    「これ優貴が作ったの!?すごいね!!」


    『カスタード食べれないなんて知らなくて。ごめんな。』


    「あっ、うん。食べれないんだけど、優貴が作ってくれたから。」


    麻樹はありがとうと言って、袋を受け取った。


    『麻樹、無理しなくていいよ。また別の作るから。』


    「そのままじゃ無理だけど、凍らせれば大丈夫!!」


    ―いやいや、凍らせても一緒なんじゃ…??―


    『でも…「だ〜いじょうぶだって!!優貴がせっかく作ったんだから、食べてみたいじゃん!!」


    嬉しかった。普通なら、食べたいとは思わない。こんな優しい麻樹をもっと好きになった。


    『麻樹、ありがとな。』


    麻樹の頭をポンポンと叩きながら言った。


    「お礼を言うのは私だよ!!優貴ありがと♪」


    ニコッと笑う麻樹に、私は見惚れて顔真っ赤。


    ますます麻樹にハマっていく自分に気付いた。

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■18731 / 1階層)  キミに伝えたい13
□投稿者/ 優貴 一般♪(43回)-(2007/04/19(Thu) 01:57:16)
    夏休みもあと一週間で終わり。


    残暑が残り、まだまだ暑い日が続く。


    朝、教室に入って周りのみんなを見ると、暑さでヘバっていた。


    そんな中、私は元気いっぱいだった。


    『おっはよ〜!!』


    「おはよ〜。何朝から元気なん??」


    いつも一緒にいるメンバーの一人、晴が下敷きで仰いでいる。


    『はよ〜、晴。そんな私元気く見える??』


    「ん〜??何ていうか、嬉しそう・・・??」


    私は鞄を机の横に掛けて、晴の前の席の椅子に座る。


    『へへっ!!分かる〜??いやぁ、さすが晴だなぁ。』


    自分でも気付かないうちに、満面の笑みでいたみたいだ。


    「うわぁ・・優貴変ッ。それに暑苦しいわ。」


    ・・・分かってたよ。晴がこんな奴だって事は。


    晴はおもしろい奴なんだが、毒舌持ちだ。かわいい顔してんのに…。


    『変って・・。ヒドッ!!』(泣)


    晴はしれっと笑っている。


    「はいはい。んで、何かいい事あったの??」


    仰いでいた下敷きを机に置き、私の方を向く。


    どうやら、話を聞いてくれるみたいだ。

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■18732 / 1階層)  キミに伝えたい14
□投稿者/ 優貴 一般♪(44回)-(2007/04/19(Thu) 02:00:44)
    『うん。いい事あるんだよ〜。今日は・・「おはよ〜。晴、優貴。」


    来た!!今日の私のいい事。


    今日から、部活を引退した麻樹が課外を受ける。


    つまり、麻樹と一緒にいる時間が増える。


    最後に会ったのは約二週間前。麻樹に誕生日プレゼントを渡した日以来、会っていなかった。


    今まで会えなかった分、嬉しさ倍増。


    「何話してたの〜??」


    鞄をすぐ置き、麻樹は私たちの方へ来る。


    「麻樹久しぶり。今日の優貴は朝から変だったから、理由を聞いてた。」


    晴はさらっと言う。


    もう少しまともな言い方はないのか・・・。


    『誰が変だっ!?んな事はない!!』


    「はいはい。で、いい事って何があったん??」


    私のツッコミは軽く流された。まぁ、いつもの事だけどさ・・・。


    「なになに〜??優貴何かあったの??」


    麻樹が言う。


    『んとね、今日は・・』


    言おうとして気が付いた。


    麻樹の前で『今日から麻樹と一緒に居れるから嬉しいんだ!!』なんて言えるわけがない。


    『今日の占いで、さそり座が1位だったんだ。いい事起こるかもしれないだろ??』


    とりあえず、こんな事を言ってみた。


    きっと晴にはバレてるだろうな・・。こんな事で嬉しいんじゃないって事。


    「おぉ〜!!やったじゃん優貴♪今日一日楽しみだね。」


    麻樹はやっぱこれで通用する。素直なんだな・・。


    晴は・・・。


    「占いごときで、そんなに喜ぶ年じゃないでしょ。期待して損したなぁ。」


    ・・・あれ??意外な返事だな。晴の事だから「本当は違うことでしょ??」なんて、的確な事を言うかと思っていた。


    「私トイレ行ってくるね。」


    麻樹が席を立つ。


    『あっ、私も行く。』


    少しでも一緒に居たいから、さり気なく言ってトイレへ行った。


    廊下へ出て、麻樹と並んで歩く。


    少しの道程だけれども、麻樹の隣で歩ける事が嬉しかった。


    このまま時間が止まってしまえば良いのに…。

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■18733 / 1階層)  キミに伝えたい15
□投稿者/ 優貴 一般♪(45回)-(2007/04/19(Thu) 02:04:43)
    トイレを済ませ、二人並んで手を洗う私と麻樹。


    手荒い場の上には鏡付き。


    「優貴は今身長どんくらい??」


    濡れた手で髪を整えながら、衝突に質問してくる麻樹。


    鏡越しに目が合う。ちょっとドキドキする。


    『たしか163センチだよ。』


    目が合うと顔が赤くなりそうだから、目をそらして質問に答えた。


    「163センチ!?私と10センチ近く違うんだ…」


    おっきいなぁ〜と言いたげに私を見ている。


    ・・・ダメだ。そんなに見られると顔が赤くなる!!


    ていうか、すでに熱い!!


    『ぎゅ、牛乳飲めば今からでも伸びるよ!!』


    「えぇ〜。牛乳あんま好きじゃないや。ヨーグルトじゃだめかな??」


    上目遣い気味で無邪気に話す麻樹。


    ・・・ヤベェ。可愛すぎだろっ!!もしやこれは誘ってます??誘われちゃってますか私!?


    いやいやいや。何を考えている私!?


    なんとか頭の中をまともに戻そうと、最近習った数学の公式を思い出す。


    その間麻樹は、不思議そうに私を見ていた。


    「優貴??もしかして体の調子悪い??」


    ・・・体というか頭の調子が良くないみたい。


    っていうか、ホントに具合悪くなってきた…


    ヤベェ。吐きそうだわ…


    そういや、最近あんま調子良くなかったな。


    疲れが溜まってんのかなぁ。


    それか、今日から麻樹が課外受けに来るからって昨日興奮して眠れなかったせいかな…


    ・・・何にせよクラクラする。


    「ちょっ、優貴!!顔色悪いよ!?保健室行こう!!」


    あぁ、麻樹は優しいな。こんな私を心配してくれる。


    『…保健室、好きくないからイイ。』


    保健室に行ったら、麻樹は教室に戻される。


    少しでも麻樹と一緒にいたい…


    授業中に同じ部屋に居るだけで一緒に居たことになる。


    麻樹と同じ時間を共に過ごす事が、どれだけ嬉しい事か。きっと麻樹は知らない。


    「好きとか嫌いとか言ってないで、行くよ!!」


    麻樹は私の腕を引っ張って歩きだす。


    『たいした事ないよ??元気だって。』


    ニコッと笑ってみせる。


    『授業始まっちゃうし、教室に戻ろ??』


    ピタッと麻樹は歩くのを止める。


    「どう見ても大丈夫そうじゃない!!授業よりも、体の方が大切でしょ??」


    麻樹はそれだけ言って、また歩き始めた。

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■18734 / 1階層)  クッキーさんへ
□投稿者/ 優貴 一般♪(46回)-(2007/04/19(Thu) 02:11:33)
    クッキーさん、お久しぶりです。

    前回、編集や削除、投稿ができなかったので新しく初めから投稿しました。

    見れると良いのですが…

    文章をまとめたりしたので、前回の17話は15話になってます。

    やっと続きが書けましたよ(××;)

    忙しいと、中々書けないものですねυ

    これからも読んで下さると嬉しいです。

    (携帯)
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■18736 / 1階層)  キミに伝えたい16
□投稿者/ 優貴 一般♪(47回)-(2007/04/19(Thu) 02:18:33)
    結局引っ張られて保健室に着いてしまった。


    「こんにちわ〜」


    ドアを開けて中を見回す。

    保健医二人は机に向かって、もくもくと作業をしていた。


    「あの、先生??優貴を休ませてほしいんですけど…」


    若い保健医が席を立つ。


    優しそうで、いかにも保健室の先生って感じだ。


    「まずは熱測りながら、この用紙に記入して。」


    『はい。』


    ・・・毎回思うんだが、どうして具合が悪い時に用紙に記入しなきゃいかんのだろうか。


    ・・・記入なんぞ、後からでいいじゃないか。


    まぁ、直接保健医に言えるわけがなく、言われるがまま書き始める。


    「はい。優貴、これで熱測って。」


    麻樹が体温計を渡してくれた。


    『ありがと、麻樹。』


    制服の隙間に体温計を入れて、脇に挟む。


    「もうすぐ授業始まるから、付き添いの子は教室に戻りなさい。」


    いえ、戻んなくてもイイです。つか、むしろココに居てください。


    まぁ、言えるわけもなく…


    『麻樹、わざわざありがとな。遅れないように教室戻りな??』


    用紙に記入し終えて保健医に渡す。


    「じゃあ、ちゃんと寝てるんだよ??」


    手を振りながら麻樹は保健室を出ていった。


    ・・・せっかく麻樹と一緒に居る事ができたのに、なぜ体調を崩すのだろうか…

    ・・・麻樹が隣に居てくれたら、あっという間にこのくらい治るのにな。


    悔やんでも仕方なかった。


    『・・・寝るか。』


    空いたベッドに入り、すぐに眠りに就いた。

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■18741 / 1階層)  キミに伝えたい17
□投稿者/ 優貴 一般♪(48回)-(2007/04/20(Fri) 00:33:02)
    ふと気付いたら、教室にいた。


    ・・・あれ??私保健室に居なかったっけ??


    外は薄暗く、辺りはしんと静まり返っていた。


    「優貴。」


    後ろから聞こえてきた声にびっくりした。教室に居たのは、私一人じゃなかったのか…


    呼ばれた方へと振り向く。


    ・・・えっ??誰もいない。たしかに呼ばれた気がしたんだが…


    ドンッ。


    ?????


    背中に何かぶつかった??


    後ろを見てみると、誰かが私を抱き締めていた。

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■18742 / 1階層)  キミに伝えたい18
□投稿者/ 優貴 一般♪(49回)-(2007/04/20(Fri) 00:34:14)
    『だっ、誰??』


    「動かないで、そのまま聞いて!!」


    言われる通りにする。ていうか、ギュッて抱き締められたら動けないって…


    私は動けないまま、黙っていた。何か言うのかと思っていたから、何も言わなかった。


    どれくらいたったか分からないけど、しばらく沈黙が続いた。


    ていうか、何も言わないのかこの子!?


    このままの態勢はつらいもんがありますけど…


    『え〜っと。誰かな??』


    先に沈黙を破ったのは私だった。


    『何か話したい事あるんでしょ??』


    後ろをチラチラ見てみるが、顔が見えない。


    「私…優貴……なの。」


    ?????


    彼女の声は小さくて、ほとんど聞き取れなかった。


    『ごめん、聞こえなかった。もう一回言って??』


    抱き締めていた彼女の手が緩くなった。


    誰なのか顔を見ようと向きを変える。


    見えた顔は・・・!?


    『ま、麻樹??』


    ・・・な、何で麻樹が私をギュッとしてんだ??


    いや、嬉しくて仕方ないけど何で??


    びっくりして、何がなんだか分からなかった。


    麻樹は顔を上げ、私をじっと見つめてくる。


    「優貴…私…」


    麻樹が一体何を言ったのか、必死で聞き取ろうとした時だった。


    『…っん!?』


    やわらかいものが、私の唇に押しあてられていた。


    ・・・こっ、これってまさか!?


    いや、まさかも何もそうだとしか言いようがない。


    だって麻樹の顔がこんなに近くあるんだぞ!?


    ま、麻樹が私にキスしてきた…。

    (携帯)
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▲[ 18716 ] / ▼[ 18789 ]
■18767 / 1階層)  キミに伝えたい19
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(51回)-(2007/04/22(Sun) 01:01:26)
    みるみるうちに私の顔は真っ赤。何が何だか分からなく、頭の中はパニくってた。


    ・・・てか、麻樹の唇やわらけぇ。


    幸せにひたっていると、麻樹は私から離れた。


    「優貴の事好き…」


    ・・・・。


    んんっ!?いっいっいっいっ、今何と!?


    いやいやいや、麻樹が私の事を好きだなんてあるわけないだろ〜。


    ・・・でも、今確かに好きって言ったしキスも…


    うおっ!?大好きな麻樹に告られた!?


    嬉しい気持ちでいっぱいで、幸せな気分だった。


    もう…思い残す事は無いかも。


    いや、死ぬわけじゃないけどね。((笑


    って、ちゃんと答えなきゃ!!


    『わ、私も麻樹の事…好きだ!!』


    麻樹は涙ぐみ、いつもの優しい笑顔だった。


    私は麻樹を抱き寄せた。絶対離さないと思いながら。



    (携帯)
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■18789 / 2階層)  Re[2]: キミに伝えたい19
□投稿者/ クッキー 一般♪(8回)-(2007/04/23(Mon) 19:53:44)
    優貴さん、こんばんは!お久しぶりです。
    全部投稿し直して下さっててとても驚きました。
    お手数かけて申し訳ありません。本当にありがとうございます!
    しばらく見れなかったんですけど、んん〜!!これは実に嬉しい展開ですね!
    シュークリームにチュッのあとはついに・・・!
    こういうシチュエーション(?)かなり好きです!!
    だって可愛すぎですよ!萌え〜〜〜!!!
    私の透視通り、麻樹ちゃん優貴ちゃんのこと好きだったんですね!
    夢じゃないことを心底願いますが、この先どうなるんでしょうか!!
    続き、楽しみに待っていますね☆ありがとうございます!!



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■18791 / 1階層)  君に伝えたい20
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(52回)-(2007/04/23(Mon) 21:05:45)


    「…き。」


    ん??


    「優貴」


    なんだよ。今大事なとこなんだから。


    「優貴!」

    ・・・あれ??誰が今呼んだんだ??ここには私と麻樹しかいないし…


    「優貴ってば!!」


    『・・・ん??えっ??』


    呼ばれて目を開けてみれば、目の前には晴がいた。


    『晴??なんで??』


    今まで麻樹と居たはずだったんだが…


    「なんでじゃないわよ!!もうお昼よ?」



    ・・・・はい?


    よく状況がのみ込めなかった。よく見たら麻樹いないし。


    ポカンとしていた私に晴は呆れたように


    「何寝ぼけてんの?」


    ん〜?もしかしてのもしかして…











    夢?








    まじかよっ!!!











    「優樹?まだ具合悪いの??」



    そういえば、具合悪くなって保健室で寝てたんだった。




    ・・・・。




    夢…




    だったんだよな…



    でも、キスした感触は残ってる…




    …気がする。



    って、なんちゅう夢見てんの私!!



    「優貴?顔赤いよ?」



    そりゃ赤くなるさ!!夢だったとしても、麻樹と…キ、キスしちゃったんだぞ!!!


    「何ニヤニヤしてるのよ。」



    晴は変な目で見てくる。



    『べ、別に何でもないよ。』



    「そう。まぁいいや。教室行くよ。」



    そう言って、晴は私に背を向けてドアへと向かう。



    『待ってよ晴!!』



    私は慌てて布団をたたみ、保険医にお礼を言って保健室を出た。






    (携帯)
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▲[ 18716 ] / ▼[ 18799 ]
■18792 / 1階層)  クッキーさんへ
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(53回)-(2007/04/23(Mon) 21:21:10)
    クッキーさんこんばんわ。

    今度はちゃんと見れたみたいですね(⌒‐⌒)
    良かったです。


    さて、クッキーさんには申し訳ないんですが、19は夢オチでした(--;)


    実際にこんな夢を見たんですよ^_^;目が覚めたら『夢かよ!!』って何度つっこんだことか…((笑




    こんな小説を毎回読んでくださり&コメントをくださり、本当に嬉しいです!!


    ありがとうございます!


    更新ゆっくりで申し訳ないですが、これからもぜひ読んでください(^^)

    (携帯)
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▲[ 18792 ] / 返信無し
■18799 / 2階層)  Re[2]: クッキーさんへ
□投稿者/ クッキー 一般♪(9回)-(2007/04/24(Tue) 00:07:09)
    夢オチだったんですね〜!チッ!(笑)
    でも、きっと麻樹ちゃん授業抜け出してお見舞いに行ってこっそりチュッとして
    帰って行ったんですよ!だから感触も残りますよね〜うんうん、納得!
    きっと教室に帰ったら麻樹ちゃんの顔赤いはずです・・・
    と勝手に願望で一人で話を進めてしまいました。ごめんなさい。
    夢か〜私も見ますよ〜私の場合夢でかなり幸せな思いしたりします。
    中身は?・・・それは、・・・言えないですよ・・・(照)
    聞いてないですね!はい、すみません!(笑)
    でも、夢だとわかって「ちょーっと待ったー!!」と思ったことは多々です。
    でもその日一日余韻に浸っていたり、幸せですね(照)
    それでは、これからもとても楽しみです!!
    ありがとうございます☆


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▲[ 18716 ] / ▼[ 18807 ]
■18803 / 1階層)  キミに伝えたい21
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(54回)-(2007/04/24(Tue) 18:57:04)

    保健室を出て、教室へと向かう。教室や廊下などからは、わいわいとにぎやかだ。



    そういえば、何で晴がわざわざ迎えに来てくれたんだろう?



    そう考えていると、晴は売店に入っていった。



    ・・・ナルホドね。売店に行くついでか。晴らしいや。



    売店でパンを買い終えた晴を前に、また歩き始めた。



    『麻樹たちは教室に居るの?』



    本当は麻樹だけ聞こうと思ったけど、晴に勘づかれないように「たち」とつけた。



    「みんな居るよ。もう食べてるかも。」



    良かった…。麻樹に会える。




    って、あんな夢見たあとで麻樹に会うなんてヤバいかも…
    意識しまくっちゃう!!



    あれこれ考えているうちに、目の前には私のクラスの教室。



    うぅ…絶対麻樹の顔まともに見れないよ…



    「優貴!!もう具合いいの??」



    後ろを振り向くと途端に顔真っ赤。


    「ま、麻樹!?」



    中に居るハズの麻樹がなぜか私の後ろに…。



    私の視線の行く先は…









    だぁぁぁぁぁぁ!!ダメだって私!!!考えるな!!!







    麻樹と晴は不思議そうに私を見ていた。



    そりゃ不思議がるわな。ってか気味悪がられてる。



    「優貴?まだ寝てた方が良かったんじゃ??」



    純粋に私を心配してくれる麻樹。







    嬉しいさ…。嬉しいんだケド…










    まともに顔見れない!!








    この日からしばらくは麻樹の顔をまともにみれなかった。








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■18807 / 2階層)  Re[2]: キミに伝えたい21
□投稿者/ クッキー 一般♪(10回)-(2007/04/24(Tue) 21:35:55)
    優貴さん、こんばんは!
    更新、ありがとうございます!
    まだ寝てた方が良かったんじゃ?ってまた授業抜け出してチュッて
    しに行くからってことじゃないんですかね?あら、違いますか・・・凹
    自分は、顔合わせたら絶対気持ちばれてる気がして変になったり
    色々あります!
    視界に入ってて見ようと思えば見れるときも見つめたい気持ちと恐れ多くて
    コラ!何見てるんだよ!っていう気持ちで意外と別のとこ見てたりします・・笑
    優貴さんの夢はほんとに可愛いですよ!
    優貴さんの夢が人に言えないなら、私はどうなるのですか?(笑)
    でも、夢でスキルアップするんですから、(?)いいんです!
    それでは、これからもとても楽しみにしています!
    ありがとうございます☆



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■18804 / 1階層)  クッキーさんへ
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(55回)-(2007/04/24(Tue) 19:04:34)
    クッキーさん、こんばんわ。


    いやぁ〜、麻樹が授業抜け出して来てくれてたらどんなに嬉しいか…(TT)



    夢で1日中幸せな気分になれることってありますよね!!
    正夢にならないか、ひそかに期待してたりも…(笑)


    でも、想い人の夢見たら、次に会うの恥ずかしいんですよ!!まぁ、人には言えない夢を見ちゃうんですから(笑)




    いつもありがとうございます♪

    (携帯)
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■18819 / 1階層)  キミに伝えたい22
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(56回)-(2007/04/26(Thu) 00:07:37)


    あの夢をみてから5日。やっと麻樹を見ても大丈夫になった。







    今日は課外が午前中までしかなかった。


    午後から私は友達の朋枝と一緒に、パソコン室へ。


    朋枝が何やら調べ物があるらしく、一緒についていくことになった。





    することのない私は、隣で占いやらニュースを見たりしていた。



    と、そこに、同性愛について書かれた記事があった。



    『男同士のカップルねぇ…』




    …やっぱいるもんなんだね。同性を好きになる人。





    本当は不安だった。女である私が、同じ女である麻樹を好きになったこと。




    周りからは認められていない恋愛。







    だけど…どうしてダメなんだろう?




    男は女を、女は男を好きにならなきゃいけないなんて、誰が決めた?






    「うわっ!男同士のカップルとか、ありえないね。」



    隣から覗き込んできた朋枝が言った。




    正直、今一番聞きたくない言葉だった。




    『まぁ、恋愛は自由だし、いてもおかしくないんじゃない?』




    これが私の精一杯の反論。



    「えぇ〜。私は無理だなぁ。女の子を友達以上に見れないよ。」



    朋枝は笑って言っていたけど、私には笑える事じゃなかった。



    やっぱり、麻樹もそう思うのかな…





    私が好きって伝えたら、麻樹はどうするんだろう。





    女同士は考えてられないって言うんだろうか。





    …まぁ、麻樹を好きになるまで、私もそう思ってたからなぁ。







    ・・・人を好きになることで、こんなにも苦しいと思うことは初めてだった。








    好きって何?








    私が麻樹を好きなことは、晴たちを好きだと思う気持ちと明らかに違う。




    言葉ではうまく言えないけれど何かが違う。







    何だ?何が違う?







    分からない…分からないけど、麻樹を思う気持ちだけは知っている。



    特別な存在で、ずっと一緒に居たいと思える唯一の存在。



    それが麻樹。



    それって『好き』なんだよね?






    調べ物を終えた朋枝が片付け、席を立つ。



    「優貴、帰ろ?」



    考え込んでいた私は、はっと我にかえる。



    慌て片付け、帰り支度をする。



    今日は、いろいろ考えてしまいそうな夜になりそうだ…。






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■18820 / 1階層)  クッキーさんへ
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(57回)-(2007/04/26(Thu) 00:21:25)
    クッキーさん、こんばんは。


    クッキーさんの気持ち、分かりますよ!!

    ずっと見ていたいけど、何見てんだ!!ってなりますよね(^_^;)
    で、結局見れないから、他のとこ見て『こうだったらいいなぁ〜。』なんて妄想をしてしまうんですよね(笑)
    そして気付けば授業終わってたり…(^-^;


    クッキーさんは一体どんな夢をみたんですか?
    人には言えないなんて言われると、気になっちゃいますよ!!(笑)



    さて、22話では、ちょっと考え込んだ時のことを書いてみました。
    よく考えてしまうんですけど、答えは出ないんですf(^^;
    なんとも難しいものですよね(((・・;)





    いつもコメントありがとうございます♪
    毎回楽しみにしてるんで、良かったらこれからもコメントくださいね☆





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■18824 / 2階層)  (削除)
□投稿者/ -(2007/04/27(Fri) 23:34:50)
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■18825 / 3階層)  Re[3]: クッキーさんへ
□投稿者/ クッキー 一般♪(12回)-(2007/04/27(Fri) 23:40:19)
    こんばんは!更新ありがとうございます。
    22話、読ませて頂きましたが、確かに難しいと思いますが、
    私が3年程前に見つけた記事、参考になればと思い載せます。
    良かったら読んでくださいね。

    ヘテロ→レズビアンへの転移
    ○意外と多い?
     アンケートによると、異性愛者としての生活を送ったあとで、
    自分をレズビアンだと認めるケースは多いそうである。
    そう認めた人の内、4分の1が既婚者だった。
     そういえば、数年前にニュースの特集で、子供が3人いるが、
    性転換手術を受けたというトランスセクシュアル(TS)が紹介
    されていたのを見たっけ。その人も結婚して子供を産んで、それから
    彼女は男なのだと医者も判断し、手術したというわけだ。
     そこまで極端ではなくても、結婚したあとに、自分はレズビアンだと
    認識する人は結構多いんだろう。

    ○調査対象
     調査対象の基準は、ヘテロセクシュアルとしての行動が最低10年
    あること、ヘテロセクシュアルであることに不安や疑問は感じなかったこと、
    そして現在は明らかにレズビアン(性的経験は問わない)であること。
     参加者のデータは80人で、68%が既婚者。
    男性との初体験平均年齢は18歳、自分をレズビアンだと認めたのは
    平均34歳、インタビュー時の平均年齢は36歳だった。

    ○転移の過程
    ・到達・・・セクシュアル・アイデンティティが可能になるために必要な準備。
     「初めて女性に恋をしたのは25歳の時で、私は2人目の子供を身ごもって
    いました。私は思いました。『この気持ちは何?バイセクシュアルか何か?』
    その時はその気持ちを心の奥にしまいこみました。そうするしかなかったんです。
     だって私には子供たちや夫もいますし、どうしたらいいかわかりません
    でしたから。だから私は考えないことにしました。」

     最初はとまどいや抵抗があるようだ。
    「私はレズビアンか?」という問いかけに「YES」と認められない。  
    「私たちは仲のいい友達なのよ」「セックスに興味があったのよ、ちょっと
    試したかっただけ。とにかく私は男性にも性的魅力を感じるんだから」
    「一時的症状にすぎない」「恋した人がたまたま女性であっただけ」

    ○レズビアンアイデンティティへの転移
     レズビアン・アイデンティティを主張できるようになるまでに長い道程を
    経ている。参加者の4分の3以上が、レズビアニウムへ転移したのは、
    セックスや女性に対する愛情だと述べている。

     すでにレズビアンであると認めた女性たちにとって、セックスは単に
    その決断への確認、あるいは結果でしかない。

     「女性との初体験は特別な経験ではありません。あのとき不意に気づいたのは
    大切なことはすべて初体験する以前に済ませていた、ということでした。
    女性とのセックスは、転移開始の証ではなく、完了の証です」

     参加者のほとんどの女性が、転移を劇的な変化だと語った。
    「画期的飛躍」「人生180度変わった」
    「白黒でしか見えていなかった私の人生が、全てカラーになりました」
    「ピンぼけだった世界の焦点にピントが合った」・・・

     しかし、初めて自分をレズビアンだと認める時、安心感、幸福感、満足感
    が味わえるが、一方では、レズビアニズムを否定的に捉えている社会に
    不安を感じていた。
     レズビアンであることを主張することは、特に離婚した場合は、保険や
    年金の資格、家や財産、それに子供や仕事までが犠牲になるかもしれない。

     参加者のほとんどが、慣れ親しんだ世界を去った悲しみ、喪失感・・・
    夫やボーイフレンドとの別れ、両親を傷つけたことへの悲しみ、また
    両親との断絶などを語った。

     にも関わらず、転移したことを深く後悔している女性は2、3人しかいない。
    喪失されるものの中には過去の自分自身も含まれる。そう、総合的な自己再生が
    全員に課されたテーマなのだ。


    以上です!あえて原文の通り書きました。へぇ〜ってただそう思ってもらえたら
    嬉しいです☆考えすぎたときには他人の考えや経験したことを見たり知ったり、
    そういう客観的な視点から以外と力が抜けたりきっかけになったりしませんか?

    私も上に書かれてあることに共感するとこもあれば違う気がするとこもあれば
    ですが、まあ、客観性を与えられたということで、優貴さんにも何か少しでも
    役にたつことがあればと思いました。

    それから夢ですが、、、絶対内緒ですよ(笑)
    優貴さんと同じチュウはチュウでも、どこにしてるんだよーおい!って感じの
    夢です。あっさり言っちゃいましたね・・・でも、絶対内緒ですから!

    それでは、これからもお話とても楽しみです!
    優貴さんとお話できることもとても嬉しいです☆いつもありがとうございます!!
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▲[ 18716 ] / ▼[ 18854 ]
■18832 / 1階層)  クッキーさんへ
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(58回)-(2007/04/28(Sat) 23:22:22)
    クッキーさん、こんばんは。


    全部読ませてもらいました!!


    読んでいて、『へぇ〜』ってなりますね!!

    異性しか好きにならなかったのに、急に同性を好きになるという人が、結構いるみたいで少し安心しました。


    好きになるってことは不思議なことですよね。
    一人の人間を好きになるわけですから、男も女も関係ないように思うんですよ…一体誰が異性同士の恋愛が普通だなんて決めたんでしょうね?
    まぁ、個人的な意見ですが(^^;

    私の為に、ありがとうございます!!すごく嬉しいです!!



    クッキーさんのような夢を見てしまったら、もう一日中その夢の事ばっかり考えてしまいそうですよf(^^;
    そして一人で恥ずかしがってたり…(笑)
    でもその分幸せだったり…(笑)




    クッキーさんと会話ができて楽しいです!!本当、ありがとうございます☆


    更新ゆっくりですみません(;´д`)
    なんとか思い出しながら書いていくんで、これからも読んでくださると嬉しいです☆

    (携帯)
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▲[ 18832 ] / 返信無し
■18854 / 2階層)  Re[2]: クッキーさんへ
□投稿者/ クッキー 一般♪(13回)-(2007/05/01(Tue) 00:41:33)
    優貴さん、こんばんは!更新ありがとうございます!
    前に載せた記事、へぇ〜と思って頂けたみたいでとても嬉しいです!
    読んで下さってありがとうございます!
    思い出したんですけど、「魂に性別はない」そうです。
    その魂が人間として生きるためには男性か女性かという肉体に宿って
    人生を送る必要がある訳ですけど、死んだらその性別を持った肉体は去り、
    残るのは魂ですよね?
    だとしたら、性別の他にも人種や身体の障害など、生まれる前に選んでくる設定は
    たくさんありますが、でも死んだらそういう設定も自分から離れて魂が残る訳で、
    だとしたら、そういう条件や設定というのは学びや成長を促すために、
    その人にとって必ず意味があるのだと思います!

    それから、それまでは異性愛者として生きていた、女性はそういう風に
    見たこともなかった、という人があるとき、突如として女性を好きになるという
    事例はすごく多いそうですよ!これは本で読みました。
    だから特に女性は、今は同性なんてありえないと思ってる人でも、来年には
    わからないっていう人すごく多いと思うんです。
    もちろん、異性間の恋愛と同じでどちらかの性別なら誰でもいいという
    訳ではなく、つまり性別相手ではなく一人の人間という個人相手に好きになる
    訳ですから、女性で同性はありえないって言う人は、女性ではまだそういう風に
    感じる人には私は出会ってないというそういうことだと思います。

    これも本やネットでそういう人を知ったんですが、男性として生まれたが、
    女性に変わり、でも好きになる相手やパートナーは男性ではなく女性という人が
    いました。女性が好きなら男性としての身体のままでいた方が、女性の
    パートナーを見つけたり色々都合は良いように感じてしまいそうですが、
    彼女は男性の身体のままでいることではなく女性に変わることを選びました。
    私は彼女の文を読んで、戸籍は男とか女性に変わって女性が好きとか、
    そういうの関係なく素敵な人に感じました。
    私は彼女が私の身近にいたら、私の性別、セクシャリティ、彼女のそういうこと
    何も関係なく私は彼女が好きで、彼女の味方で応援すると思います。

    外国では、同性のパートナーシップが認められたり、同性愛者の人が
    議員に選ばれたり、(確か日本でも世田谷区?かどこかの議員さんに
    男性から女性へ性転換した方がおられると思います、それから尾辻かな子
    さん(?)という若い女性の大阪の議員さんはレズビアンであることを公表し、
    本も書かれてあると思います)、人にとって大事なのはセクシャリティより
    まず人間性とかそういうことですよね!

    自分でもここまで書いて話がとても飛んでるようでごめんなさい!
    夢ですが、その日一日だけで終わればいいんですけど、延々と頭の中に
    残ってるので、夢を重ねる毎に前回を元に少しずつスキルアップ!
    するんです(照)
    優貴さんもほっぺたプニプ二される位で恥ずかしがってちゃ・・!!ですよ!
    (確かお題小説にありましたよね!でも、プニプ二されて恥ずかしがるなんて
    萌え〜〜!!で秘密の夢、正夢にしたくなっちゃいます!)
    はい、調子に乗りすぎてしゃべりすぎました!すみません!!
    これからも、お話とても楽しみです☆
    いつもありがとうございます!!




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▲[ 18716 ] / 返信無し
■18833 / 1階層)  キミに伝えたい23
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(59回)-(2007/04/28(Sat) 23:39:26)

    その夜、パソコン室で朋枝が言っていた事を思い出していた。



    『「女の子を友達以上にはみれないよ。」かぁ。酷な事言うなぁ。』



    勉強しながら呟く。



    普段めったに考え事をしない私。たとえ何か考えてたとしても、いつも『まっ、なんとかなるか。』で済ませていた。



    だけど、今回はさすがに『なんとかなるか』で済ませられる事ではなかった。



    当然勉強に集中できるわけがなく、全部片付けてベッドに寝転がった。



    誰かに私の気持ちを打ち明けたくても、それを言える相手はいない。



    打ち明けることで、みんなが離れていってしまいそうで怖かった。



    ♪〜♪〜♪



    急に鳴った携帯におどろく。


    まぁ、急に鳴るもんかもしれないケド…



    『誰だよこんな時間に…』


    時計の針は、12時をまわっていた。



    携帯を見ると、メール一件。部活仲間の愛結菜からだった。



    「明日テニスしに行かん?」



    …あっ、これでも私はテニス部に所属していたのね。



    テニスかぁ…気分転換に行くかな。



    考えこんでんのも私らしくないし…
    運動して頭ん中スッキリさせよ。



    私は愛結菜に『行く』とだけメールして、携帯を閉じた。



    …うん。悩んでんのはらしくないな。



    麻樹を好きな事は考えてもどうにもなんない。



    私は麻樹を好き。ただそれだけの事だ。



    そうだ、開き直っちゃえ!!






    (携帯)
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▲[ 18716 ] / ▼[ 18866 ]
■18860 / 1階層)  クッキーさんへ
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(60回)-(2007/05/01(Tue) 10:50:25)
    クッキーさん、こんにちは。


    いろいろ調べた文書、ありがとうございます(^^)

    今まで、女の人を好きになる自分が変なのかなって思ってたんで、すごく安心しました!!

    クッキーさんは、いろいろ知っていてすごいですね(^-^)私なんか、調べたりも全然しなかったので…(^-^;
    クッキーさんのおかげで、麻樹の事をもっと好きになれそうです。(笑)


    小説のほうはクッキーさんと会う(?)前だったんで、うだうだ書くかもしれませんが、読んでくださると嬉しいです☆


    お題小説の方も読んでもらってるなんて、嬉しいですです!!


    好きな人に触れられるだけでかなり恥ずかしくなりませんか!?
    私は会話しているだけで、顔が赤くなっちゃいますよ(照)


    夢は一日じゃ終わりませんよね!!たまに、続き的なものも見ちゃいますよ。
    そして正夢になってくれたらどんだけ嬉しいか・・・。あっ、でも正夢になったら心臓バクバクで挙動不審に…(笑)


    これからもクッキーさんとの会話(?)楽しみにしてます!!


    小説も、ぼちぼち更新していきますね♪




    (携帯)
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▲[ 18860 ] / 返信無し
■18866 / 2階層)  Re[2]: クッキーさんへ
□投稿者/ クッキー 一般♪(14回)-(2007/05/01(Tue) 22:26:33)
    優貴さん、こんばんは!更新ありがとうございます!
    折角更新して頂いているのに小説を読もうとクリックすると
    「申し訳ありません。使用禁止ワードが含まれているため投稿できません」
    の画面になってしまいます。
    こちらの優貴さんのお返事の方は読めるんですが、下の小説が読めません・・
    時間空けて試してみても無理っぽいので、本当に申し訳ないんですけど、
    また下の小説だけ再投稿して頂くことなどできますか?
    読んでるだけで上の画面になること自体わかりませんし、明らかに
    おかしいと思いますがどうか再投稿して頂けたらと思います。
    お手数おかけして本当にごめんなさい。

    私が知ったことなど好き勝手書かせて頂きましたが、そう言ってくださって
    とても嬉しいです!!読んでくださってありがとうございます☆
    好きな人に触れるのはジェットコースター以上ですね・・(笑)
    正夢になったら優貴さん心臓バクバクもその他も全て聞かれて
    挙動不審もその他も全て見られて、○○○れて、○○○れて・・・・・・
    ですからね!!(笑)つまりは、逃れられないのです!!
    ほんとにすみません、どうしちゃったのでしょうか、、、
    私こういうこと言ってませんでしたよね始めは・・・
    でも一番大切なのは愛ですから!ということで締めくくります(?)

    それでは、これからもお話とても楽しみです!!
    いつもありがとうございます☆





















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▲[ 18716 ] / 返信無し
■18861 / 1階層)  キミに伝えたい23
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(61回)-(2007/05/01(Tue) 11:16:08)

    夏休みもあと2日。



    さすがの学校も課外は休みだ。



    というか、先生も休みたいんだろうね…。




    まぁ、それは置いておいて。



    夏休み最後の日には、地元でお祭りがある。



    結構大きな祭りだ。



    そこで私は携帯を手にメール作成。



    送信先はもちろん麻樹。



    『夏祭り一緒に行かん?』


    それだけを送った。



    返信までドキドキしながら待った。



    ♪〜♪〜♪



    来た!!



    麻樹専用の着メロだから、間違いない。



    深呼吸して携帯を開く。



    「いいね〜行こう。晴たちも誘って。」



    やった!!!









    ・・・・。







    って、晴たちも!?
    二人じゃないのか!?(泣)




    でも無理に二人がいいってすると、気付かれそうだからな…



    晴たちも誘うか。



    『おっけ。晴たちにメールしとくね。』



    麻樹に返信して、今度は晴たちにメール作成。







    最終的に、行くメンバーは麻樹・華・私の三人だった。



    晴は彼氏と行くらしい。



    もう一人の美那は家から遠いから行かないと。



    三人で待ち合わせ時間などを打ち合わせして、メール終了。



    麻樹と祭り…



    ヤベェ…嬉しすぎる!!



    メールを終えて、しばらくガッツポーズをしたまま喜んでいた。



    少しでも麻樹の隣に居たい。



    それだけが今の私の最大の望みだった。





    (携帯)
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