ビアンエッセイ♪

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Nomal お題小説 7.3 /昴 (07/04/29(Sun) 18:11) #18836
Nomal 『宅配便』 /昴 (07/04/29(Sun) 18:12) #18837
Nomal 柏餅 /アイズ (07/05/01(Tue) 23:11) #18867
Nomal 飛行機雲 /C (07/05/02(Wed) 02:29) #18873
Nomal 直感 /つちふまず (07/05/02(Wed) 13:19) #18876
Nomal 占い /かなう (07/05/03(Thu) 01:38) #18893
Nomal 青空 /金丸 (07/05/03(Thu) 02:36) #18896
│└Nomal 置いてきたモノ /蓮 (07/05/03(Thu) 20:43) #18907
Nomal GW /のか (07/05/03(Thu) 23:00) #18908
Nomal アイス /つちふまず (07/05/08(Tue) 01:10) #18966
Nomal Next /つちふまず (07/05/08(Tue) 01:13) #18967
Nomal 『メモリーズ』 /昴 (07/05/09(Wed) 01:24) #18982
Nomal おにぎり /アイズ (07/05/09(Wed) 12:36) #18987
Nomal 遅く起きた朝 /優貴 (07/05/09(Wed) 22:39) #18991
Nomal 暖かい /とくめい (07/05/10(Thu) 18:32) #18996
Nomal 万能薬 /さら (07/05/10(Thu) 20:44) #18997
Nomal /ゆらら (07/05/12(Sat) 05:33) #19020
Nomal 『すずらん』 /昴 (07/05/14(Mon) 00:41) #19027
Nomal 『原チャリ』 /つばさ (07/05/18(Fri) 01:06) #19055
Nomal こんな場面 /映美 (07/05/18(Fri) 02:12) #19057
Nomal レイトショー /つちふまず (07/05/19(Sat) 15:06) #19074
Nomal 第一印象 /きり (07/05/19(Sat) 22:28) #19084
│└Nomal シンメトリー /マル (07/05/23(Wed) 00:00) #19111
Nomal ピアノ /アイズ (07/05/24(Thu) 18:44) #19131
Nomal 酔っ払い /ぶっきちょ (07/05/24(Thu) 19:37) #19132
Nomal 湘南ロマン /つちふまず (07/05/25(Fri) 09:01) #19137
Nomal 『キャラメル』 /昴 (07/05/28(Mon) 00:48) #19153
Nomal 夕焼け /金丸 (07/05/28(Mon) 01:33) #19157
Nomal 天の川 /つち (07/05/28(Mon) 23:36) #19161
Nomal 波音 /アイズ (07/05/29(Tue) 23:30) #19172
Nomal 満月 /金丸 (07/05/30(Wed) 00:46) #19173
Nomal 菜の花 /葉 (07/06/11(Mon) 17:39) #19253
Nomal kiss and cry /ぶきっちょ (07/06/11(Mon) 21:26) #19255
Nomal フランスパン /唯亜 (07/06/12(Tue) 00:51) #19256
Nomal 小指 /ハッカ (07/06/16(Sat) 07:48) #19283
Nomal CD /アイズ (07/06/19(Tue) 21:46) #19289
Nomal イベント /優貴 (07/06/29(Fri) 18:33) #19367
Nomal ソフトクリーム /金丸 (07/07/01(Sun) 02:06) #19374
Nomal 時計草の実 /昴 (07/07/16(Mon) 04:18) #19488
Nomal 夏の思い出 /29 (07/07/18(Wed) 13:02) #19496
Nomal オムライス! /アイズ (07/07/18(Wed) 21:36) #19499
Nomal パワーストーン /C (07/07/22(Sun) 10:30) #19514
Nomal 低温 /M (07/07/23(Mon) 00:28) #19516
Nomal 新宿 /ハッカ (07/07/26(Thu) 23:05) #19529
Nomal /金丸 (07/07/27(Fri) 02:53) #19530
Nomal 素肌 /ぶきっちょ (07/07/27(Fri) 22:29) #19533
Nomal 保健室 /アイズ (07/08/05(Sun) 12:28) #19605
Nomal 『嘘つき』 /昴 (07/08/05(Sun) 16:00) #19606
Nomal 花火 /優貴 (07/08/05(Sun) 16:35) #19607
Nomal 金魚すくい /惠 (07/08/05(Sun) 21:41) #19612
Nomal おみやげ /くるみ (07/08/10(Fri) 08:27) #19739
Nomal サンダル /映美 (07/08/11(Sat) 03:42) #19757
Nomal 『ピリオド』 /昴 (07/08/16(Thu) 02:58) #19774
Nomal 入道雲 /まゆ (07/08/16(Thu) 22:16) #19777
Nomal ◆愛の形?◆ /つちふまず (07/08/18(Sat) 02:03) #19789
│└Nomal 午前2時 /みん♪ (07/08/18(Sat) 16:24) #19794
Nomal 流れ星 /ぶきっちょ (07/08/19(Sun) 00:30) #19796
Nomal 夏の思い出 /けーだ (07/08/19(Sun) 15:42) #19800
Nomal 一緒に行こう /金丸 (07/08/19(Sun) 19:34) #19803
│└Nomal 髪を切った理由 /ケイ (07/08/19(Sun) 20:43) #19806
Nomal 髪を切った理由 /さやち (07/08/19(Sun) 20:33) #19805 完結!
│└Nomal Re[2]: 髪を切った理由 /ケイ (07/08/19(Sun) 20:47) #19807
Nomal 後姿と波音 /金丸 (07/08/19(Sun) 22:58) #19810
│└Nomal ダブルブッキング /水割り (07/08/20(Mon) 22:25) #19814
Nomal 缶ビール /匿名希望 (07/08/21(Tue) 17:52) #19839
│└Nomal 題名かぶりましたー /匿名希望 (07/08/21(Tue) 17:58) #19840
Nomal R&B /つちふまず (07/08/22(Wed) 15:30) #19854
Nomal さよならの向こう側 /mama (07/08/28(Tue) 23:00) #19934
│└Nomal 大人な休日の過ごし方 /サヤ (07/08/29(Wed) 00:17) #19935
Nomal 二番 /れん (07/08/29(Wed) 00:45) #19936
Nomal 夢うつつ /みつ (07/08/29(Wed) 18:23) #19937
Nomal 月蝕 /ハッカ (07/08/29(Wed) 23:40) #19938
│└Nomal シャワー /リモコン (07/09/02(Sun) 01:06) #19942
Nomal ペンギン /あきら (07/09/02(Sun) 02:25) #19944
Nomal ひいき /カナ (07/09/02(Sun) 09:27) #19945
Nomal (削除) / (07/09/02(Sun) 10:59) #19946
│└Nomal 年下 /みん♪ (07/09/02(Sun) 18:49) #19950
Nomal 『貝殻』 /昴 (07/09/05(Wed) 18:21) #19959
Nomal /舞 (07/09/05(Wed) 22:22) #19962
Nomal /C (07/09/07(Fri) 10:56) #19969
Nomal 青い島 /金丸 (07/09/07(Fri) 21:43) #19970
Nomal 帽子 /薫 (07/09/10(Mon) 13:50) #20002
Nomal 『紅茶』 /昴 (07/09/13(Thu) 01:11) #20015
Nomal 三日月 /まゆ (07/09/13(Thu) 09:04) #20024
Nomal 流れ星 /はる (07/09/13(Thu) 19:19) #20026
Nomal 決意 /はな (07/09/13(Thu) 20:52) #20027
│└Nomal NO TITLE /うぃん (07/09/13(Thu) 23:28) #20028
│  └Nomal 夏終わり、秋の始まり /リモコン (07/09/15(Sat) 00:59) #20030
Nomal 意気地無し /肉食うさぎ (07/09/17(Mon) 11:31) #20048
Nomal 王子様なんて呼ばないで! /匿名希望 (07/09/17(Mon) 16:43) #20049
Nomal 恋愛の法則 /さやち (07/09/23(Sun) 15:26) #20073 完結!
│└Nomal 空港 /みん♪ (07/09/23(Sun) 22:40) #20074
Nomal サプライズ /ゆらら (07/09/24(Mon) 06:15) #20081
Nomal 本音 /ゆー (07/10/01(Mon) 05:47) #20115
Nomal 小指 /映美 (07/10/01(Mon) 09:47) #20116


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■18836 / 親階層)  お題小説 7.3
□投稿者/ 昴 大御所(372回)-(2007/04/29(Sun) 18:11:19)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    お題小説7に何故だか書き込めませんので
    新スレ立てました
[ □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 18836 ] / 返信無し
■18837 / 1階層)  『宅配便』
□投稿者/ 昴 大御所(373回)-(2007/04/29(Sun) 18:12:20)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    仕事の日なら
    前の晩にどんなに夜更かしをしても
    必ず6時起きる私は
    休日の朝とても弱い

    しかも一週間のほとんどを睡眠不足で過ごす私は
    新聞や宗教の勧誘で起こされるのが大嫌いだった


    ピンポーン

    まただ

    「はい」うんざりといった声で答える

    『宅配便でーす
    山下さんにお届け物です』

    女性の配達員か

    その時の私は半分寝ぼけていた

    ドアスコープを覗く迄
    彼女の声と気付かなかったんだから



    「おはよう

    どうしたの今日は?
    朝早くから用事があるって言ってたじゃん」

    『とりあえず(部屋に)入れてよ』

    『やっぱり

    ご飯も食べないで寝てたんだね

    用事って言わないと
    また私の為に睡眠時間を削るでしょ?
    朝早くからの用事は
    これを作ってたのよ』

    彼女が差し出した紙袋から
    お弁当箱が顔を出してた



    日頃の睡眠不足も栄養不足も補ってくれる
    彼女の愛情が堪らない程伝わって来る



    「来週の休みも宅配便
    届くかな?」

    『さーね』
    口でとぼけながら
    『いいわよ作ってあげる』顔に書いてる


    ありがとう
    愛してるよ


    ***********
    Next 『柏餅』

[ 親 18836 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 18836 ] / 返信無し
■18867 / 1階層)  柏餅
□投稿者/ アイズ 一般♪(2回)-(2007/05/01(Tue) 23:11:41)
    「あ!!」

    「ん?」

    家に帰って見た光景の感想。
    本日1番の悲しい出来事。

    大事にとっておいた柏餅(みそあん)を
    勝手に上がりこんでた彼女に食べられてた。

    「ごめん、お腹空いてたから」

    悪気が全くない淡々とした口調から出る「ごめん」にはどんな気持ちがあるんだろうか…なんて、そんなツッコミはさておき、もぐもぐ食べてる。

    「みそあんってコンビニに売ってないんよ〜…その味が大好きなのに」

    「ん〜おいひぃほ〜」

    口の中いっぱいにほおばりながら食べてるのを見ていてちょっとだけ許せたそんなアンコより甘い甘い彼女バカでありました。

    追伸)数日後。スーパーに一緒に行った時、みそあんを発見。即効でカゴの中に入れたことは言うまでもない。

    --------------------------------------------------------------------------

    ヘヘヘ〜イ♪…っは?!5月に最初からやられてますーー;

    お次は「飛行機雲」
[ 親 18836 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 18836 ] / 返信無し
■18873 / 1階層)  飛行機雲
□投稿者/ C 一般♪(1回)-(2007/05/02(Wed) 02:29:52)
    なかなか会えない

    それは付き合ってる頃からだけど


    君の匂いや

    君の柔らかい髪や

    君の屈託のない笑顔に
    時々

    無性にこがれてしまう時がある事を

    君は知らないかもね


    別れは

    何かを引き裂いたのだろうか

    何かを強くしたのだろうか

    今でもよく分からない時があるよ


    そんな時に

    見付ける飛行機雲は

    口数少ない私に

    真っ直ぐな何かを

    優しく教えてくれる


    君に会いたい

    この想いが

    真っ直ぐ届いたら

    君は照れながら

    笑ってくれるかな



    次のお題は
    「ジッポ」でお願いします。


    (携帯)
[ 親 18836 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 18836 ] / 返信無し
■18876 / 1階層)  直感
□投稿者/ つちふまず 一般♪(9回)-(2007/05/02(Wed) 13:19:02)
    本当は煙草は─



    …暫くやめてました。



    恋愛ももう─



    …暫くいいかななんて。



    思ってたのは、
    歳のせい?

    いやいや、
    大人の事情。

    ううん、
    大分丸くなったのかも。



    でもどうやら─




    「凄い好き♪」




    わかりやすい。


    わかりやすいぞオイ。


    受け身な態度で実に申し訳ないと常々思っていたけれど。



    「え!?」


    「ううん。好きだなーって♪」



    どうやら駆け引きは、出来ないらしい。



    ちょいとズルい。
    そのくせ、




    「…自由なまんまでいて欲しいな。その方が魅力的だし」




    「………。」




    私の頭を抱いてわしゃわしゃと撫でながら大人なセリフを言う姿は。



    「可愛いー♪」



    およそ歳が離れてるとは思えないよ。




    イカンでしょ。


    そりゃふわふわした長い髪は柔らかいし。


    笑うとやけに可愛い口元も。


    細い指先も。


    透けちゃう位白い肌も。



    はぁ…。
    (意味不明)




    私が大人に見える?


    うーん。
    それはどうかな。




    「直球なんだね」




    「……新鮮でしょ?」





    危うい若さに。


    惹きつけられているのも否めないし。



    「ご飯食べようか」


    「んー」


    「続きは後で」


    「意地悪。」




    従順そうな顔して、ベッドでは追い付いて行くのも必死な位、


    タフな姿も。


    俄然やる気にさせるから。




    私のなけなしの立場も、年齢も生活も全てわかった上での、




    直感と想いなら。






    もう好きなようにして。




    とりあえず私は…。




    腕が筋肉痛。




    (涙)




    寝顔を見せる事はあんまりないから…。




    内緒だよ。









    パンダさんへ─










    ほい(^O^)

    あ、小説…。
    もうすぐ続き書きます…(*_*)

    次は…、
    「占い」で。






    (携帯)
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■18893 / 1階層)  占い
□投稿者/ かなう 一般♪(1回)-(2007/05/03(Thu) 01:38:13)

    まだ二十歳くらいの時だったかな

    携帯の占いに凄くハマっていたの。


    占星術、タロット、姓名判断et cetera…、
    毎月、毎月、月額を払いながら飽きもせずやってた。


    その時に好きだった人との相性占いで98%とか出ちゃって、
    夜中に「やたー♪」と叫んだ若い自分が懐かしい。




    でもね、占いで私は一度きり大失敗をしてるんだ。

    −あなたの運命の相手の生年月日を教えます−


    なんとも胡散臭いタイトルだったけど占星術のサイトで見つけた占いをやってみた。


    そしたらさ、
    出ちゃったの


    私がずっと好きな
    あなたの生年月日

    西暦もピッタリだった。


    真面目に鳥肌たった。

    所詮、携帯の占いだよ、
    でもどんなものでもここでピッタリとあなたの生年月日が出た事は奇跡だと思った。

    運命だと本気で思えてしまったんだ。




    だから、友達のカテゴリを飛び越えて我が生涯最大の告白をした。


    そして玉砕した。




    あの時、あの占いに背中を押されなかったらきっと告白はしなった。
    今とはきっと違う現状になってたと思う。


    失敗したなって思うけど、あれだけ全力で告白して
    フラれたらいっそ気持ち良いよ。


    でも占いには気をつけて、あれは結構、怖いものだから。




    End


    こんにちは、かなうです。
    今回は創作でなく実話書いてみました。

    次のお題は、
    「青空」でお願いします。

    (携帯)
[ 親 18836 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 18836 ] / ▼[ 18907 ]
■18896 / 1階層)  青空
□投稿者/ 金丸 大御所(350回)-(2007/05/03(Thu) 02:36:18)
    深い夜にも

    青い空はある


    流れる雲が

    月明かりに照らされ青く光り

    空を染める


    その青は

    南国の太陽の輝くどんな空より

    私を魅了する。



    今日の昼間

    きみは公園で


    今日の夜中

    私は空き地で


    同じ空を見ていた



    一瞬だけ

    月が雲間から覗いた時

    きみに優しく見つめられたような気がした


    無意識に

    きみに向けるような瞳を月に捧げた


    どんな瞳か

    きみにはわかるだろう


    あの日

    抱き締められた感触や温かさがフラッシュバックして

    強く目を瞑った



    目を開けると

    月は雲に隠れ

    照らされた雲は

    青く青く染まっていた

    その青に染められたくて

    私はずっと見つめていた



    いつか

    こんな風に

    きみと共にこの深い青に染められたら





    ----------------------
    次は

    『置いてきたモノ』でお願いします

    (携帯)
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▲[ 18896 ] / 返信無し
■18907 / 2階層)  置いてきたモノ
□投稿者/ 蓮 一般♪(1回)-(2007/05/03(Thu) 20:43:29)

    ある日、家に着くと荷物が届いていた。 

    (あーあ・・・ついに見つかったか)


    それは、別れた彼女からの荷物だった。

    そう、あの日こっそりと置いてきた、モノ。
    こっそりと、隠してきたモノ。


    もう3年に、なるか。時が流れるのは早い。
    やっと忘れかけていたのに、
    まさか、また思い出すときが来るなんて。



    差出人の欄には、懐かしい字。

    愛しいと、眺めた字。


    中は、見なくても分かっていた。
    いや、
    見たくなかった。

    隠したものが、見つかったとは、思いたくないから。


    送られたダンボールは未だ開けられぬまま部屋の隅に置いてある。

    僕は、現実から逃げる弱虫だ。


    いつか開けれる日が来るまで、

    そのままそこにいてくれ。


    僕の想いよ。



    次は「GW」でお願いします。
[ 親 18836 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 18836 ] / 返信無し
■18908 / 1階層)  GW
□投稿者/ のか 一般♪(1回)-(2007/05/03(Thu) 23:00:48)

    は〜、私の愛しい人はGW中ほとんどが部活の合宿でまったく休日の意味なし。

    しかも、合宿があるせいで彼女ともメールが出来なくてかなりショックを受けている私がいる(苦笑

    でも、いつでも君からのメールを待ってるよ。

    君はいつだって私の愛しい人。


    次のお題は「頭痛」でお願いします<(_ _)>


    (携帯)
[ 親 18836 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 18836 ] / 返信無し
■18966 / 1階層)  アイス
□投稿者/ つちふまず 一般♪(13回)-(2007/05/08(Tue) 01:10:13)
    いつもより遅い帰り─




    今日はあんまりいい日じゃなかったから。




    早く帰って、あの子にメールしよう。




    通勤客を対象にした、全席指定のライナー。


    シートをリクライニングさせて、


    目を閉じる。




    休み明けのダルい身体がウトウトし出したその時─




    “キーッ”


    “ガタガタ、ガタン”




    列車は異様な音を立てて急停車した。




    嫌な音は、
    嫌な予感。





    ─ただいまこの列車において人身事故が発生…





    下を向いていた乗客が一斉に顔を上げて、




    窓の外を見る。
    と同時に─




    携帯を一斉に開く同じ行動を不思議に思った。




    窓に付けられたカーテンを気を利かせて閉める乗客もいれば、




    私のように窓の外を見つめる乗客もいる。




    駅の付近だった事が幸か不幸か、




    慌ただしく制服姿の駅員が線路上を走る。




    列車後方に向かって行く職員達は皆、


    列車の車体下部をライトで照らすのを見て。




    “ああ、前に飛んだ訳ではないんだな”と。




    冷静に気付く自分がいた。


    周りを見れば、窓の外を凝視するおばさん。

    特に興味なしとばかりにゲームに熱中するサラリーマン。

    熟睡してる人もいる。



    自分達が乗っている列車の下には見るも耐え難い事実があるとしても。




    死は死であって、
    自分には関係ない。


    それが事実で。




    なんて客観的な事だろうと思った。




    私にとっても、
    警察が慌ただしく現場検証を始めても。




    早く帰りたいな、としか思えなかった。




    何かが入ったゴミ袋を下げて歩く運転士らしき人が私の窓の外を通る時だけ、


    虚しさがよぎった。




    暫くすると、まだ若い乗務員が。




    “遅れまして大変申し訳ありません”




    と、乗客に挨拶して歩く姿を見て。




    “あなたが悪い訳ではないのに”




    と素直に思った。








    死は死であって。


    そこにある理由も状態も他の人間には知る由もない。




    明日も列車は同じ線路を走り、




    私は仕事に行く。




    今日は帰る途中で、




    たまにはあの子が好きなアイスを買って帰ろう。




    帰ったら─
    今日はメールではなく、




    たまには電話にしようと。









    何故かそう思った。



    (携帯)
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■18967 / 1階層)  Next
□投稿者/ つちふまず 一般♪(14回)-(2007/05/08(Tue) 01:13:55)
    次のお題…。
    書き切れませんでした。すみません。


    次は─


    『メモリーズ』


    で(^O^)




    (携帯)
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■18982 / 1階層)  『メモリーズ』
□投稿者/ 昴 大御所(376回)-(2007/05/09(Wed) 01:24:19)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    ♪メモリーズ・・・
    そう歌い出す歌がなんとなく頭を過ぎった
    英語の歌だから他の歌詞なんか覚えてない

    その優しいメロディがただ懐かしかっただけ
    この歌が流行った頃に好きだったあの女性(ひと)
    元気かな?
    その女性(ひと)への想いも
    そのメロディと一緒でただ懐かしかっただけ


    **************

    Next 『おにぎり』


    **************

    つちふまずさん、おかえりなさい^^
    嬉しくてお題を繋げてみました

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▲[ 18836 ] / 返信無し
■18987 / 1階層)  おにぎり
□投稿者/ アイズ 一般♪(3回)-(2007/05/09(Wed) 12:36:02)
    「えぇ〜また、おにぎりだけ?」

    「文句いうなら食うな〜」

    授業終わっていつもの場所でランチ
    月末になると互いに金銭面がきつくなり出し合って弁当を作る。
    けど、普段作らないのでレパートリーがないわけで…
    ちなみに本日でおにぎり5日目。
    中味はローテーションで梅干しオンリー
    そりゃあ文句の1つも言いたくなるわけで。

    「しょうがね〜な〜ほら!」

    「えぇ〜また、きゅうりの浅漬け??」

    「文句いうなら…」

    『食うな』

    外で食べる弁当には空っていう隠し味でおいしくなるのだと思う。
    そしてこうやって2人で食べるのも悪くない。
    文句もいつの間にか消えてしまってる。

    こんな日がいつまでも続けばと願う、初夏のお昼下がり

    ---------------------------------------------------------------

    次は「遅く起きた朝」

    って長いか^^;

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▲[ 18836 ] / 返信無し
■18991 / 1階層)  遅く起きた朝
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(74回)-(2007/05/09(Wed) 22:39:52)


    トントン…


    『ん…何の音だ?』



    何かの音で目が覚めた。



    何気無く時計に目をやる。


    『うお!?もうこんな時間!?』



    時計の針は、既に10時を過ぎていた。



    「おはよ〜あーちゃん。一時間前に来たケド、寝てたから勝手にあがっちゃった。」



    あら…沙紀来てたんだ。



    「ちっと遅いケド朝ごはん出来てるよ。」



    あぁ〜良いニオイ。
    沙紀が朝ご飯作ってくれるの初めてかも。



    早起きは三問の特っていうケド…



    遅く起きた朝ってのも良いもんだな。



    『沙紀。』



    僕は後ろから沙紀を抱き締めた。



    「あーちゃん?」



    『僕幸せもんだわ。』









    次は『暖かい』でお願いします。


    (携帯)
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■18996 / 1階層)  暖かい
□投稿者/ とくめい 一般♪(1回)-(2007/05/10(Thu) 18:32:32)
    母の日まで
    あと僅かとなり
    きっと素敵な孝行をするんだろうなと
    容易に察しが付く位
    暖かい人でした




    私はと云えば
    その日に出来る事は限られているので
    多分あなたが想像する程度ではないでしょうか




    暑い日が
    最近やって来ています
    とすると
    夏の匂いがあなた自身からするような
    それ変わってるよね
    鼻も相変わらず
    柔らかいんでしょうか




    30年後には
    確実に5月は真夏日
    私は多分生きてない気もします





    伸びた髪を
    何故か切れずにいます
    そういえば去年の3月からずっと伸ばしたままで





    何をしたいんだか
    何になりたいんだか
    巻いてみたら
    似合わな過ぎで
    大爆笑してしまいました
    切る理由もない
    ただそれだけな気もします









    いつか
    とはおこがましい
    感じが凄くします









    だけどせめて











    天ぷらは
    私に奢らせて下さい









    どこかのハゲ天で。










    Next… 『万能薬』で。






    (携帯)
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■18997 / 1階層)  万能薬
□投稿者/ さら 一般♪(1回)-(2007/05/10(Thu) 20:44:44)
    珍しく彼女が私の部屋に来たというのに熱を出してしまった…(泣

    「ごめん。どこにも出かけられなくて…。」

    「全然いいよ!熱がひくまで看病してるからね☆」

    …ヤバい(汗 我慢出来ない…。

    「ん!んんん…!」

    彼女は私からの突然のキスに驚いてるらしい。

    君の声・唇・肌の温もり…君のすべてが私の万能薬。



    次は「犬」でお願いします。


    (携帯)
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■19020 / 1階層)  
□投稿者/ ゆらら 一般♪(6回)-(2007/05/12(Sat) 05:33:30)
    メールが来た。

    しっぽなんか振らないぞぉ。

    暫く放置。

    またメールが来た。

    まだまだ。

    しっぽ振って、喜んだりしないんだから・絶対・・。

    またまたメールが。

    顔文字で微笑んだ

    ハートマーク入りの君からの無邪気なメール。

    やだっ。勝手にしっぽが動いてる。

    くぅ〜ん。鳴いてしまいそう。

    知らないうちに携帯の返信ボタンを押している。

    「ごめんね。忙しくて。」

    ウソ。

    ほんとは彼氏の話や他の女性の話を嬉しそうにされて

    ちょっと心が、ぶんむくれてしまって

    その気持ちを消去するまでに

    ちょっと時間が、かかっただけなんだ。

    我ながらとても大人気ない。

    でも、激しく嫉妬する程、子供じゃないけど

    まったく「オーライ」で、気にもならない程

    心は大人でも、ないんだよなぁ〜これが。

    心はいつも撫で撫でしててもらいたい。

    だって私は「わんこ」なんだもん。

    潤んだ瞳で君だけを見つめて、小首をかしげてる・わんこ。

    犬はね、その人しか見ていないんだよ・よそ見は、しないの。

    ご機嫌直って素直になれるのも

    君が心を撫でてくれたから。

    思いっきりしっぽが、ちぎれるくらいに振って

    メール・送信するからね。

    微笑んだ顔文字とハートマークと

    「ちゅっ」な顔文字を付けて。

    だっておねだりは出来ないでしょ?

    私は「にゃんこ」じゃなくて「わんこ」で

    従順な犬なんだもん・君の。

    何も気付かない君をそっと思い、慕い続ける切ない「わんこ」。

    わがままで気まぐれな「にゃんこ」にはなれないから

    何も気にしない素振りのポーカーフェイスを装う「わんこ」。

    くぅ〜ん。今夜は遠吠えしてみますかぁ。

    君を想って。君に聴こえるように。君に届くように・・。

    愛を込めて「くぅ〜ん」と・・。

                                 END
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    いつも長文ですいませんm(_ _)m.。。
    ふぅ☆久しぶりの創作です☆

    次のお題は、「すずらん」でお願いします☆



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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19027 / 1階層)  『すずらん』
□投稿者/ 昴 大御所(377回)-(2007/05/14(Mon) 00:41:05)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    私、鈴木蘭。
    略して『すずらん』(笑)なんてことはないけど

    幼馴染みに本田拓人がいる


    最近は新人が大勢いて
    私のことなんか知らない人もいると思うけど


    爽やかなこの季節を走り抜けるのが好き



    私といつも一緒にいる彩夏が好き


    彩夏に乗られるのも(///)


    彩夏は私をとても大切に思ってくれる


    おなかが空いた私にすぐに気付いてくれるし

    よく私を撫でてくれる


    彩夏は私に無茶なことをしたりしない



    ずっといつまでも彩夏と一緒にいたいな



    彩夏と私のお話を

    いつかまた聞いて欲しいな



    あっ

    私や拓人や仲間達を他人は原チャリって呼ぶわ^^



    ***********
    Next『原チャリ』




    (携帯)
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19055 / 1階層)  『原チャリ』
□投稿者/ つばさ 一般♪(2回)-(2007/05/18(Fri) 01:06:36)

    大きめのバイクに跨がり
    颯爽と風を切って走る

    港に着き

    フルフェイスのメットを外して

    潮風に長い髪をなびかせる


    そんなクールな女性になりたいって

    ずっとずっと憧れていたのに



    私が乗るのは原チャリで精一杯


    クールな女性になんかなれそうにもない


    だけど

    こんな私をあの人は可愛いと言ってくれるから

    原チャリの似合う等身大の私でいよう


    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    次は『こんな場面』でお願いします



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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19057 / 1階層)  こんな場面
□投稿者/ 映美 ファミリー(199回)-(2007/05/18(Fri) 02:12:25)
    2007/05/20(Sun) 01:05:42 編集(投稿者)



    人の流れのなか あなたの姿を探す


    いつもの改札口


    ここで待つの 何ヶ月ぶりかな…


    先に気づいた あなたが私の名前を呼んだ

     
    手を振り・・・


    懐かしい笑顔を交わしながら 近づくふたり


    「久しぶりだね 待った?」


    「ううん… いま来たとこよ」


    「そっか…よかった」 


    私を見つめる あなたの背後に 


    少し遅れて立つ人影


    私の視線の動きを感じたあなた


    「あ、紹介するね・・・」


    うしろを振り返る声に


    その人影があなたの右隣に移動した


    小柄で可愛い人


    彼女は会釈しながら私に微笑む 


    メールに書いてた 彼女ね


    何も今日連れてこなくてもいいじゃない


    紹介なんていいわ… 


    どんな風に私は微笑みかえせばいいの…


    あなたに会うのは 今日が最後


    なのに…


    こんな場面…で終わりだなんて




              to be continue




    次のお題「レイトショー」でお願いします^^
     


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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19074 / 1階層)  レイトショー
□投稿者/ つちふまず 一般♪(15回)-(2007/05/19(Sat) 15:06:00)
    パラパラとページを捲る音だけが響く、



    @静かな部屋。



    「あ。ねー…これ」



    んー…?


    ウトウトしかけた目を開けて頭を向けると、


    細い人差し指が一点を示している。



    「………なに?」


    「寝てるし。えい」


    「いて。…寝てないよ、何?」



    気だるい腕を伸ばして、額に唇を当てた。


    ひんやりして気持ちいい。




    「…これ観たい」


    「どれ?」



    体を反転させて、彼女の指の先を目で追う。


    頬を寄せて、小さく並んだ文字を見ると。



    “劇場スケジュール”



    映画…。


    おや!



    「ヨコハマメリーだ」


    「うん。ふふ」


    「観たいんだよねーこれ…」


    「行こうよ。ね♪」


    ……。


    「随分とレアな映画の趣味が合うんだね…」


    「なんか嬉しいね♪」


    「本当に観たいの?」


    「んー…好きそうかなーと思って…」




    実は調べといた、と。
    照れくさそうに笑った。



    むー…。


    腰に手を伸ばして抱き寄せると、


    くすぐったそうに笑う。



    「可愛い。ありがとう」



    愛しさに任せて─


    強く抱き締めて白い首筋に舌を這わせると、



    「んー…?んーん。ふふ」



    吐息が入り混じった声が聴こえる。



    「…もっかいしよう」



    耳元で囁くと─



    一瞬体が小さく跳ねた後、私の後頭部を指が撫でていく。



    雑誌がパサリと音を立てて落ちる。



    「…ね、今から行こうよ♪」


    え?


    「…今から?」



    唇を離して、顔を覗き込むと。


    「うん♪レイトショーやってるみたいだし」




    ニッと無邪気に笑った。




    夢中だったせいか─


    行為の最中も、したままだった腕時計を覗く。




    よーっし。




    「行っちゃいますか?」



    「はい♪行っちゃいましょう。」




    体を離して、
    服に手を伸ばすと。



    「だーい好き♪」



    暖かい胸の中に私の頭が包み込まれて、




    何だか照れくさかった。




    そうやって簡単に─




    人を元気にさせる魔法をかけるから。




    いい事なんて一つも無かったここ数ヶ月に終わりを迎えて。




    まるで─









    心に淡い花が咲いたみたいです。









    お次、
    「第一印象」


    で(^O^)☆





    (携帯)
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▲[ 18836 ] / ▼[ 19111 ]
■19084 / 1階層)  第一印象
□投稿者/ きり 一般♪(1回)-(2007/05/19(Sat) 22:28:34)
    昼休みのバルコニー。私たちのお弁当は指定席。
    「あたしさー、よーこの第一印象最悪だったんだよねー」
    ‘BOSS’の空き缶を潰しながら南サンは呟いた。
    私は思わずペンギンになる筈のかにぱんの頭を思い切りちぎってしまった。
    「そ」
    「入学式の後あんたあたしの足踏んだ。」
    「ごめ」
    「で、礼拝サボってたらさ、南さん一緒に礼拝行こうよ、ね!って。どんだけ良い子ぶってんだよってマジウザだったし。」
    「…」
    手の中のかにぱんが小さくなった。
    「ま、第一印象悪い奴程後で仲良くなんだよなあたし。」
    え。南サン。
    あんたは最悪だったからなー。南サンはそっぽ向いて、BOSSを中庭に投げた。
    いつもこうだ。悪口ばっかなのに、嫌いなるちょっと前にそんな事を言う。
    「私も南サンの第一印象悪かったよ。顔怖かったんだもん。」
    私は急に嬉しくなってそう答えた。
    「あー怖くないよよーこのばーかばーか。」やっとこちらを振り返った南サンのほっぺは、やっぱりちょっとピンク色だった。
    「ふふっ。かにぱんたべる?」
    「ばーか。あー酒飲みて。」


    でも、本当は南サンの第一印象は「すごくかっこいい」だった。
    それに今は、かっこいいよりもちょっと悪ぶってるのが実は可愛いと思ってる…なんて。
    まだ秘密。
    かにぱん取られたら、困るもんね。




    はじめて書きました(^o^)

    次のお題は「シンメトリー」でお願いします。

    (携帯)
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▲[ 19084 ] / 返信無し
■19111 / 2階層)  シンメトリー
□投稿者/ マル 一般♪(1回)-(2007/05/23(Wed) 00:00:56)
    2007/05/23(Wed) 00:05:06 編集(投稿者)

    「人ってさ、シンメトリーのものをキレイだなって思い易いんだよ。」


    そう言って、キョウコさんは、目の前のバス用品をテキパキと並べ始めた。



    憧れてた雑貨店にバイトとして入って、3ヶ月。

    どうやら、そろそろディスプレイもさせてもらえるみたい。
    店長のキョウコさんから直接指導を受ける。



    「ケイみたいな、アシンメトリーな前髪は、なかなか受け入れてもらえないわけ。」


    口の端だけで、ニヤリと笑いながら、アタシの斜めに切りそろえられた前髪をくしゃくしゃにするキョウコさんにも、どうやら少し近づけたみたい。



    「じゃあ、この前髪気に入ってるキョウコさんは貴重な存在なんですねー。」


    バス用品を手に、ディスプレイ棚を見つめたままで言ってみる。



    「なまいき。」


    プニッと鼻を摘まれた。


    「これって、いい匂いですか?」

    鼻を摘まれたまま、鼻声でキョウコさんに聞いてみる。


    「今夜うちで試してみる?」



    !!!!!!!



    アタシは、鼻を摘まれたまま、何度も頷いた。






    キョウコさん、あのね。



    アタシが憧れてたのは、この店だけじゃないんだよ。




    ∞∞∞∞∞∞∞∞


    お次は【ピアノ】で、お願いします♪




    (携帯)
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19131 / 1階層)  ピアノ
□投稿者/ アイズ 一般♪(4回)-(2007/05/24(Thu) 18:44:08)
    〜♪

    店内で流れるピアノの音はどこか私を悲しくさせるし
    元気つけられることもある。
    目で見ることのできない音
    耳をものすごくすまさないと消えてか細い音

    きっと私の根源はピアノの音が流れてるんだと思う。
    それは貴女がそうさせたのよ。
    今はもう聞けない貴女のピアノ

    でも…

    いつかは貴女のために弾きたいの
    そう思ってはじめたレッスン
    まずは片手から

    お次は「酔っ払い」
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19132 / 1階層)  酔っ払い
□投稿者/ ぶっきちょ 一般♪(1回)-(2007/05/24(Thu) 19:37:11)
    「なにやってんの〜。」


    飲んでも飲まれるな、
    あれほど定番な言葉を無視してしまった


    “今は”後悔なんかない


    「また酔っ払ってんの?早く帰って寝なよ。」



    冷たく言われてもへこまない、
    だって私は
    なんせ酔っ払いだから。



    「うっ!開けて。」




    呆れた溜め息に知らないふりをした。
    ドスの聞いた足音が迫ってきて、
    扉は開いた。


    「なはは〜ん、来ちゃったんだけど。」

    「どあほ。」



    その睨みも今は痺れ薬さ


    抱き上げてベットまで
    ─お姫様を連れて秘密の花園へ。






    「イテテ…。」


    目覚めたら世界は朝だった

    「ちきしょう!またか!」


    廊下の先にはベッドですやすや眠る彼女が見えた、
    フラフラで立ち上がって、ベッドまでたどり着くと吐き気がした。




    「酔っ払い。」
    「情なし…。」


    なんともスッキリした顔して…


    泣く泣くベットの下ですねたひどすぎる


    「酔いは冷めた?」
    「うん。」
    「仕方ないこっちおいで。」



    飛び上がってベットにお邪魔した


    「酔っ払いは嫌いなの。」



    fin.




    次は【湘南ロマン】

    駄文失礼しました(>ω<)

    (携帯)
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19137 / 1階層)  湘南ロマン
□投稿者/ つちふまず 一般♪(16回)-(2007/05/25(Fri) 09:01:01)
    酒だ飲めや歌えや騒げ♪



    やたらエリアが増えたじゃないの湘南ナンバー。残念ながらあなたそこ、湘南じゃないから!
    変なプライド。
    言わばローカリズム。




    元々は何もない田舎♪
    好きなものは好きなの。だから譲れない。




    身軽においでよ。
    太陽と、
    海と。
    トウモロコシ。




    疲れてるんでしょ?
    それならもってこい。
    今日の雨は憂鬱でしょ?考え過ぎなあなたに。
    海はいい処方箋。




    酒だ飲めや歌えや騒げ♪




    許されるのは夏だから。恋をするのは夏だから。アバンチュール。
    ナンパな心。
    ええい全部、
    夏のせいにしてしまえ!




    波の数だけなんて、
    そんなの足りない。
    どうせなら砂の数だけ、何回でも恋をする。




    洒落た格好なんて、
    全然必要ない。
    ぺたぺたビーサンで、鎌倉散歩しようよ。
    焼けた肌と奔放な心と、太陽が混じり合う湘南で。




    ああまだ案内して無い所があるよ。
    秘密の防波堤。
    連れてってあげたいな。




    おっと?
    相変わらずつれないね。いつもそうだよね。
    でもそれがいい。
    いい波なんていつも無いのが当たり前。
    サーファーは寛大だよ。




    酒だ飲めや歌えや騒げ♪




    車に乗り込んで、
    海沿いを飛ばして。
    音楽爆音重低音。
    改造してBOSEのウーハー積んだんだし。




    あらやだ好きな人がいるの?そりゃ失礼。
    とりあえず置いといてよ。楽しいはずでしょ。
    比べてみなよ、夏の私はイケてるんだし。




    ああ勘違いも許してよ。夏のせいにしてよ。
    そうじゃないと、
    やってられない。




    酒だ飲めや歌えや騒げ♪




    幾千もの恋と嘘。
    引いては返す波みたい。

    焼けた肌が忘れられない。






    酒や飲めや歌えや騒げ♪




    また気まぐれみたいに連絡してよ。


    ただし夏限定でね。





    酒だ飲めや歌えや騒げ♪




    夏は楽しくないと、
    ダメなんだよ。













    ほい(^O^)
    私の為みたいな…。
    お題でした(笑)
    ご馳走様☆



    次「紫陽花」で。






    (携帯)
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19153 / 1階層)  『キャラメル』
□投稿者/ 昴 大御所(382回)-(2007/05/28(Mon) 00:48:24)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    デートの日

    ポケットの中にキャラメルがあった


    交通費に使う小銭が欲しくて
    家を出てすぐコンビニで買った

    小さな物なら別に何でも良かったけど

    キャラメルの黄色い箱を見て
    懐かしさに手が伸びていた



    「ねぇ
    キャラメル食べる?」
    夕焼けに包まれた公園で
    ベンチに並んで座って聞いた

    『キャラメル?
    なんか懐かしいね
    一個貰おうかな』


    『なんか久しぶりに食べると
    懐かしくて美味しいネ^^』

    「うん^^
    美味しいネ」


    他愛のないおしゃべりをして
    無意識にキャラメルの箱に手を伸ばす



    「え〜っ
    もうないの?
    食べたかったな最後の一個」
    冗談混じりに唇を尖らせると

    『じゃあ、はんぶんこ』

    口の中で半分に溶けたキャラメルをくれた


    私の頬はきっと
    夕焼けに染まってる



    ************

    Next 『夕焼け』



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■19157 / 1階層)  夕焼け
□投稿者/ 金丸 大御所(368回)-(2007/05/28(Mon) 01:33:09)
    静かなハイウェイバスの中

    眠る君を珍しく起こした。


    窓の外に広がる空を見てほしかった。


    広い空に

    限りなく伸びる光



    いつか


    とても綺麗な空を

    きみとゆっくり見たいと

    願っていた




    目の前に広がる空

    2人で言葉少なく眺めた。


    寄り添い

    ただ

    見つめた。



    時が経つにつれ

    色を変える空



    その様を

    飽きるまで眺めた。



    いつか

    きみと見たかった景色




    2人きりでは無かったけれど


    あの世界には

    2人が並んでいた




    いつか

    叶えたかった夢



    何度も

    叶えたい夢




    あのとき

    空と

    きみと寄り添い眺められる幸せに

    泣きそうになったよ




    忘れない

    あの変わり行く空を

    あの体温を


    あのうれしさを



    泣きたくなる程


    ささやかな幸せを









    ---------------------

    次のお題は

    『天の川』でお願いします

    (携帯)
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■19161 / 1階層)  天の川
□投稿者/ つち 一般♪(1回)-(2007/05/28(Mon) 23:36:38)
    覚えてるかな─


    拙い記憶を頼りに連れて行った場所。


    “お化け”
    “走り屋”


    で有名な場所。



    「…ちょっと怖いし」



    あなたは知らなかったかもしれないけど。


    「大丈夫だよ」



    私も本当は怖かったんだ。




    急なカーブを抜けてたどり着いたそこは─


    下界を遠くに見渡せる、小さな峠。


    素敵な景色なのに、
    カッコつけた言葉が出て来なかったのを覚えてる。


    「双子座発見」


    「え、どれ?」


    「あれ。自分の星座しかわかんないや」


    「自己中…。んー…私の方が星に近いね。ふふ」


    高く掲げた腕が、ぽんと私の頭に乗って。



    「よしよし」



    それは私より身長の高いあなたの特権だった。



    「小さくてもいい事は、あるもんよ」



    あの頃私は全然素直になれなくて。


    でも─


    私の頭に乗せられた手も埋めて眠る胸の中も。
    年上のくせに、
    わがままばかりな性格も。


    何もかもが、
    大好きだった。



    「…一年に一回しか、会えないんだよね」


    「ん?」


    「彦星って勇気の無い男と、待つしかする事の無いヒマな織り姫さんは」


    「ふふ、だね」




    「ね?…会おうと思えば、会えるよね」




    「……。」




    私が願っていたのは─


    会おうと思えば、
    会える二人。




    でももうその時─


    私達を隔てる距離は、天の川よりも遠かった。


    だけど。
    認めたくなくて、



    「…いいヤツだよね、アンタは」



    「………。」



    「珍しい!泣くな〜」



    「泣いてないもんよ」



    星を見に来たのに、それどころじゃなくて。




    見上げた夜空は─


    ズレたコンタクトで。おかしな位ぼやけてた。




    ああ─
    あれからどれだけの夜空が過ぎただろう。


    寒いと嘆くあなたをエンジンをかけたまま、抱いたあの夜。


    曇り始めた車内に入る月明かりで、
    あなたも泣いているのがわかったんだ。


    私を求める指は、唇は、少し乱暴で。


    反対に私は、
    もう誰かに触れるのも怖いほど時間をかけて愛し。




    それでも、




    夢から醒めて朝を迎える事には抗えなかった。









    東京は明る過ぎるから─



    今年も天の川は見えそうにないよ。






    でも、









    私は元気です。








    次「波音」




    (携帯)
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■19172 / 1階層)  波音
□投稿者/ アイズ 一般♪(5回)-(2007/05/29(Tue) 23:30:27)
    「〜なんだって、それでね…」

    「うん、うん…」

    彼女の声はとても甘く囁き
    それに対して私が相槌をうつ
    それが心地いい
    いつまでも聞き飽きない波音みたいな声
    でも…

    「って聞いてる?もしもし?!また??」

    そう言い訳をして先に寝てしまうのは本当に申し訳ないって思ってるんだよ?
    これでも一応



    お次は「満月」
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■19173 / 1階層)  満月
□投稿者/ 金丸 大御所(371回)-(2007/05/30(Wed) 00:46:04)
    満月よりは

    半月派


    満月よりは

    三日月派


    月にも欠けた何かを探してる


    欠けた姿に

    綺麗だと

    ため息をもらす



    惹かれるのは

    欠けた姿



    そこにそっと

    手を差し伸べたくなる


    でも

    満月を見ても感動してしまう

    それは自分にない輝きに惹かれるように

    そっと寄り添いたくなる



    三日月は儚く見えて

    満月は強く見える


    その両面性の魅力に

    飽くことなく

    見つめてしまう



    寂しい夜も

    嬉しい夜も

    悲しい夜も

    楽しい夜も



    どんな時も

    変わらずにあり続ける安心感


    姿が見えなくても

    在るとゆう安心感



    光届かなくとも

    必ず空を辿れば行き着く筈




    満月に強さを

    欠けた月に脆さを


    淡い光に切なさを

    変わる色に愛しさを



    _______________________

    Next『菜の花』

    (携帯)
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■19253 / 1階層)  菜の花
□投稿者/ 葉 一般♪(1回)-(2007/06/11(Mon) 17:39:15)
    「春になるとさ、菜の花が綺麗だよね・・」
    「うん」

    彼女はソファーで本を読みながらティーカップ片手に返事をする。

    「菜の花から改良されて、ブロッコリーとかキャベツが作られたんだよね?」
    「うん。たぶん・・・って何が言いたいの? いきなり」

    「いや・・何も・・」
    「だったら、邪魔しないでくれる?」

    彼女が読書タイムにはいると何だかつまらない・・・

    「関係ないけど、よくさぁ、コウノトリが赤ちゃんを運んでくるって言う
    話があるじゃない。外国によっては、キャベツから生まれるなんていう
    言い方もするじゃない? うろ覚えに聞いた話しだけどさ・・・」
    「また、適当な話しして・・・だから、何が言いたいの?」

    彼女の隣で、だらけた格好で話しを続ける。
    「菜の花って“元”だよね。元って大事だよね?・・・例えば、
    出会った頃のような気持ちとかさぁ・・・」

    「・・・・・」

    「ねぇ、何か言ってよ」

    小さく息を吐いて彼女は本を置き、そっと近づいてくる。

    チュ・・

    「前振り無しで、素直に言えないの?」
    「うん・・・。今度また、デートごっこしよ? 初心なデートがしたいの。
    演技でもいいからさ・・・時々は、初心を思い出したいの」

    チュ・・

    ずっと、好きでいたいから・・・

    あなたをもっと好きになりたいから・・・




      ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

       次は『kiss and cry』で

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■19255 / 1階層)  kiss and cry
□投稿者/ ぶきっちょ 一般♪(25回)-(2007/06/11(Mon) 21:26:43)
    ―笑金を見ながら泣いてるカップルなんて、
    絶対に私達だけだ。



    座り慣れたソファーともそろそろお別れのとき




    ─彼女の爪を噛む癖を治したのも私。




    ─彼女の長い髪を切らせなかったのも私。




    ─偏食をベジタリアンに治したのも私。





    なのに別れのとき




    泣いてもそれはもうかえられない




    笑顔の朝も、斜めな朝もきっともう




    一緒に迎えることはない




    ─こんなに私に愛をくれたのはあなただけ。




    ─カーテンを6時半に開くのはあなたの日課。




    ─永遠をちかってくれたのはあなただけだった。





    なのに別れのとき




    重い腰を上げて




    少しの荷物を持って




    “ありがとう”




    最後にだめだって分かってるけど




    大切な彼女の口にキスをした




    ロミオとジュリエットになれるならなんて




    不謹慎なことを思いながら



    住み慣れた部屋をでた




    ガチャン。
    閉まった扉にもたれて、
    私は涙をなくしてしまうくらい泣いてしまった。





    あの時きっと彼女が追い掛けてきたら




    きっと二人はもう出会えなかったけど




    あのときの思いは二度と感じたくない





    彼女はその話を終えると泣きそうになったか




    そっとキスをした





    FIN...



    駄文失礼しました。
    続いてのお題は...


    【フランスパン】




    (携帯)
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■19256 / 1階層)  フランスパン
□投稿者/ 唯亜 一般♪(1回)-(2007/06/12(Tue) 00:51:16)
    2007/06/12(Tue) 01:08:20 編集(投稿者)

    「あたしね、ながーいバゲットとあまーいオレンジを紙袋に詰め込んで…石畳の坂道を歩いてみたいの。」

    ミルクティー色の髪を指で弄びながら、うっとりしたように笑うあなたに、思わずドキッとする。

    「それ、映画みたいだね」

    思わず『ベタベタな』と付け足したかったけれど、あなたは頬を膨らませるだろうから…小さく心の中で呟いておこうか。

    「でも、この辺りってオレンジとバゲットを一緒に売ってるお店がないでしょ?」

    桜色の唇に指先を当てて考えるのはあなたの癖。

    「あるでしょ。交番の斜向かいのスーパーに。」
    「違うの。あそこはバゲットもオレンジも、パックに入ってるんだもん」

    少し拗ねたような声。

    「…こだわるね」
    「うん。」

    少し変わった美的感覚だけど

    そこが可愛いとか思ってしまって…。

    ピンクとレースやフリル…あなた好みに甘く纏められたこの部屋だって、あたしの趣味ではないし…
    大きなぬいぐるみと一緒に川の字で寝るのは、セミダブルのベッドにはきついけど…
    あなたの屈託無い笑顔に似合うから許せるんだ。

    「買い物に行こうか。」

    「何を?」

    「バゲットとオレンジ。」

    「?」

    「それから…ハムとレタスとトマトと…うん。好きなもの色々。」

    とても不思議そうに、あなたはあたしの顔を覗き込む。

    「紙袋にバゲットとオレンジ…は無理だけどね。」

    ――明日は日曜日。天気予報は快晴。

    あなたに感化されたのか…ベタベタな甘ったるさだけど

    レースのカーテンから差し込む朝日の中で、少し早めに朝ご飯を食べて(搾りたてのオレンジジュースは必須だね)。
    一緒にバゲットに大好きなもの一杯挟んで…バスケットに詰めて(飲み物はペリエが似合いそうだね)。
    あなたのお気に入りのぬいぐるみ連れて(あのコ、かなり大きいから車でね。)
    遠くの公園までの芝生でランチにしよう。

    …そんな事言って…あたしまであなたの趣味に影響されてる…。
    でも、その笑顔が見られるなら、たまにはこんなベタベタなデートも良いかな…


    ――――――――――
    乱入…更には駄文ごめんなさい!

    えっと…図々しくも次のお題ですが…
    小指
    でお願いしますm(_ _)m
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■19283 / 1階層)  小指
□投稿者/ ハッカ 一般♪(1回)-(2007/06/16(Sat) 07:48:10)
    「…また、会えるよね?」




    別れ際強気なあなたの声がやっとだったのに





    知らないふりをした




    人前でいちゃつくのが苦手なのに



    車の中でキスをしてくれたこと




    ホームで手をつないでくれたこと





    あなたなりの優しさと




    手を伸ばせば確実に戻った幸せのカタチに





    私は知らないふりをした





    「また会えるよ」



    会いにくるよ




    その言葉に嘘はないけれど



    本当にならないことはお互い知っていた




    「…じゃぁ、約束」




    差し出された小指に





    そっと小指を絡めて





    果たされない約束をした





    「…愛してる…」





    ついに零れた涙に




    私は絡めた小指に力を入れることしか出来なかった





    あれから






    数年






    果たされない約束をした罰のように





    あなたを思い出すと






    小指がじんわりと痛むのに





    私は






    知らないふりが出来ない






    ………………………………
    Next→駐車場。


    (携帯)
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■19289 / 1階層)  CD
□投稿者/ アイズ 一般♪(6回)-(2007/06/19(Tue) 21:46:22)
    「な〜ミサキ〜コレ〜」
    『はい?』

    面と向かわず渡したのはCD1枚
    後にも先にもこれだけ

    『リトさんコレなんですか?』
    「うむ、ミサキチが欲しがってた画像集だ。無修正の」
    『え?!まさか!!って無修正とか関係ないし』

    そう、好きだといった画像を自分の課題をやる傍らで集めていたもの
    何も礼や貸しができてなかったから渡した

    ついでに見つけられなくてもいいと思い、夜の勢いでこっそり隠しファイルを入れておいた

    『ありがとうございます!!』
    「む。大事にせぃよ」

    あの満面の笑みが見れただけで十分だった
    だからすっかり隠しファイルのことは忘れていた
    けど、最後の最後でまさかファイルを見つけられるとは思わなかったよ


    ---------------------------------------------------------------

    お次は「イベント」
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■19367 / 1階層)  イベント
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(89回)-(2007/06/29(Fri) 18:33:25)

    私の好きな娘は、少し変わっている。


    なんでも、告白する時やされる時は、イベントがある時じゃないといけないらしい。


    前にすごく人気のある先輩(オトコ)から、告白された時も


    「文化祭なんかの時じゃなきゃ受け付けません。」


    なんて言っちゃうくらい。
    なんて言うか、頑固者。



    でも、こんな彼女に私は言ってしまった。『好き。付き合ってほしい。』と。
    別にイベントも何もない時に。


    彼女は「受け付けない」なんて言うかと思ったが…

    「うん。私も付き合ってほしいな♪」

    とあっさりOK。


    『イベントがある日じゃなきゃ受け付けないんじゃないっけ?』


    私が聞くと


    「今日はキミに告白されたっていうイベントの日だよ。」


    と笑って言った。
    そんな彼女が愛しく感じた…。






    こんなんでごめんなさい(^^;
    次は『ソフトクリーム』でお願いします。

    (携帯)
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■19374 / 1階層)  ソフトクリーム
□投稿者/ 金丸 大御所(385回)-(2007/07/01(Sun) 02:06:52)
    「あまーい。」

    「あまいね。」

    「もういらない。」

    「えぇっ?!」

    「きみにあげる。」

    「あげるったって私も食べてるっつの。あまいっつの。」

    「ほらっ。両手に花。」

    「お前これ垂れないように食べるの大変なんだぞ。」

    「知ってる〜。コーヒー飲もうかなぁ〜。」

    「お前なぁ…」



    このあと

    垂れたと大騒ぎしたら

    彼女は笑いながら


    手が甘くなるなんて素敵じゃーん


    そう言った。



    そういう問題じゃないだろっっ

    と思いながらも

    私の顔は

    最初から最後まで笑顔だった





    今度は

    コーヒーが苦い

    かもしれない



    知ってるか?

    お前そういうのキチク女って言うんだよ



    知ってる〜

    多分彼女はそう言う



    -------------------------------

    次のお題は

    時計草の実

    でお願い致します

    (携帯)
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■19488 / 1階層)   時計草の実
□投稿者/ 昴 大御所(394回)-(2007/07/16(Mon) 04:18:14)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    百貨店の果物コーナーの前を貴女と二人で通りかかる


    「時計草の実だね」
    独り言のように呟くと
    貴女は不思議そうにキョトンとしてる

    『これってパッションフルーツよね?』

    私の顔を覗き込む


    「和名は果物時計草の実と言うんだよ」

    教えると言うよりは
    言い訳のように答える

    『パッションフルーツでいいじゃない』


    ほら
    貴女はご機嫌斜めだ


    なんでもカタカナにする世間を好きになれないだけなのに

    独り言を聞かれた私は
    貴女の機嫌が直るのを待つ


    「パッションフルーツ
    買って帰ろうか?」


    「食べてみて

    どっちの名前がこの果物に…」
    『買って帰るんなら
    こっちのがいい』

    私の話しを聞き終わらないうちに
    貴女は好物を物色してる


    そんなところも好きなんだけどサ



    ***********
    Next『夏の思い出』



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■19496 / 1階層)  夏の思い出
□投稿者/ 29 一般♪(1回)-(2007/07/18(Wed) 13:02:09)

    「抱いて」



    本能的な欲求か、
    私の心を掴んで離さない為の言葉なのかは分からない。


    分からないけれど、そんなこともうどっちだってかまわない。


    雨上がり。
    左手の小さな窓からは夜風が静かに囁く。
    小さなシングルベッド、私の隣に横たわる彼女に被さった瞬間。


    私の頭はとっくにショートしていた。






    その瞬間が近づいてきた時には。


    努めて、
    努めて努めてゆっくりと。


    私の指、彼女の腰。
    全部の動きが勝手に速くなっていくから。
    それじゃあ何だかもったいないじゃない。


    こんな愛しい夜、
    時の流れまで速くなっていきそうで。


    だから私は。


    「ふー……」


    彼女の首筋に顔を埋め、呼吸を落ち着ける。
    少し筋肉の張った指からも力を抜いて。


    今度はゆっくりと。
    確かめるように。


    その中を探るんだ。



    首筋に落とすキスと同じリズムで、ゆっくりと指を回す。


    するとその同じリズムで彼女は小さな声で鳴く。


    曜日と仕事の予定を忘れ重なり合う初夏。
    少しずつ分かってきた彼女が悦ぶ場所。


    そこでもまた、
    ゆっくりと指を回し。
    僅かな距離を出たり入ったり。


    同じリズムでふたりの身体が揺れ、
    同じリズムでふたりが鳴き。


    また。


    だんだん呼吸が上がり始める。




    私の指が塞いだその小さな部屋の中は。



    もう溢れきっていた。






    「しおり、作らないと」


    「え?」


    「遠足の」


    「んー…」


    「車中でうたう歌も決めないとね」


    「んー…」


    「何にする?」


    「あとでー……」



    くだらなくて、
    愛しい会話。


    心はやる計画。



    ふたりで作るんだ。




    夏の思い出。







    ゆっくりと突き上げる。


    彼女の表情が歪む。


    枕を掴む手。
    恥じらって私から背ける顔。


    シーツも枕も布団も乱れ。


    揺れる彼女の身体は私の腕から逃げるようにくねる。



    ダメ。
    ダメダメダメ。



    逃がしたくないの。
    離したくないの。



    離したくないの離したくないの離したくないの。




    あなたをずっと、
    離したくないの。



    引き寄せ重なった。
    強い力で抱きよせられる。



    唇と肌と、熱い指。
    ひとつに溶け。




    私は願う。









    妊娠しちゃえー。










    次「オムライス」





    (携帯)
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■19499 / 1階層)  オムライス!
□投稿者/ アイズ 一般♪(7回)-(2007/07/18(Wed) 21:36:07)
    「あのふわふわで、煮え切れてない卵を崩してデミグラスソースと一緒に食べるのがいいんだよ〜♪そう思わないか??」
    そういって目をキラキラしながら訴えたら
    『チハルさんって子供なんですね』
    と、視線は本に向けたまま、スッパリ切られた。永久凍土のごとく
    たかだか3歳くらいしか変わらない、大人になりきれてない子供に

    それでも食いついて、甘えてみる。
    「え〜だってさ、駅前のレストランかなり評判なんだよ。な〜ミサキ行ってみようよ〜」

    観念したミサキの顔は可愛い
    『しょうがないっすね、行きますか♪』
    そういって私だけに微笑む姿に私は心を鷲掴みにされる。

    これから夏休み。一番近くで一緒にいられる最後の

    夏は楽しくなくっちゃ!ね!



    お次は「パワーストーン」
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■19514 / 1階層)  パワーストーン
□投稿者/ C 一般♪(1回)-(2007/07/22(Sun) 10:30:08)

    どんなにちんけなプレゼントも

    屈託のない

    恥ずかしさまじりの笑顔で

    ありがとう と

    はしゃいで喜んでモジモジして

    そこら辺に落ちている石ころでさえ

    君は宝石に変えてしまうだろう。


    いつか一緒に見た

    あのパワーストーンのピアスを

    君にプレゼントしようと思ってる。

    プレゼントにたいした理由はないけど

    似合うと思って。


    君にパワーストーンをあげたって

    君の持つ想いの前では効力がないような気がするよ

    だからただの石ころと変わらないけど

    君によく似合うから


    次は「低温」で。

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■19516 / 1階層)  低温
□投稿者/ M 一般♪(1回)-(2007/07/23(Mon) 00:28:33)
    当たり前のように浮気をする人間は、
    悲しいかな本命の浮気に気付かない事が多い。


    そしてその事実を知った際大半が、自分を棚に上げて相手を責め立てるだろう。


    なぜなら─




    罪悪感も背徳心も、
    止められない甘美さも。良く知ってるから。



    「どうして!」



    思っていたよりも、
    大きな声が出る。



    「…ごめんね。」



    見慣れたアキの顔が歪む。


    ダメ。
    絶対ダメ。




    私は“こんなに”愛しているんだから…。




    無意識の内に、
    両手が伸びていく。


    「なんで…?」


    アキの首に食い込む私の指。メリメリと肉を締め付ける感触がした。



    「あ………ぐ……」



    白い顔がさらに歪み、見開いた目がまるで蛙みたいに…。




    ほどなくして、
    アキの体は力なくダラリと伸びた。




    「………はぁ、はぁ。」




    ゴトリ─


    手を離した瞬間、アキの頭が床に打ち付けられる。


    はぁ、はぁ、はぁ。



    アキの体に触れる。




    「ひぃっ!!」




    もう既に冷たかった。








    ─おーい。





    「起きてーもうお昼だよー」



    ─は。



    見慣れた天井。
    覗き込む顔は、




    「あ………夢。」




    死んだはずのアキ。




    「勝手に入っちゃった。…随分うなされてたよ」


    優しい彼女。
    大好きな彼女。


    安堵して手を伸ばそうとすると、


    「はい、起きて」


    スルリと抜けてアキはキッチンへと向かった。



    「いやー激しい夢だったー…」




    「どんな夢?」




    「んーアキが浮気して私が逆上する夢なんだけどね、ありえないよねー」


    アキに限ってそんな事、ねぇ?


    ポリポリと頭を掻いてトイレに入ろうと、


    アキの背後を通る。






    ブス─






    …………え。





    「知らないとでも、思ったの?」




    あ、





    「浮気。残念でした」





    腹部に不自然に存在する包丁を見る。






    っつ……。




    浮気?




    そりゃ、




    ま、




    してたけど。




    意識と同時に遠ざかって行く足音。



    「………アキ」



    ドアに手をかけたアキがこちらを振り返る。




    とてもとても冷たい笑顔で一度笑って。





    バタン─









    彼女は消えた。




    Next.「新宿」




    (携帯)
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■19529 / 1階層)  新宿
□投稿者/ ハッカ 一般♪(1回)-(2007/07/26(Thu) 23:05:58)
    2007/07/26(Thu) 23:16:47 編集(投稿者)

    「ぇ〜…もういっちゃうのぉ?」




    そう、モウイッチャウノ。




    あ、




    セクシャルな話題じゃないでスよ?(笑)




    シーツの海から陸にあがった人魚が王子?



    鏡を見るとキャッチのような自分に眩暈がする





    腰にまとわりつく腕を解いて




    「悪ィ、これから会議だからさ」




    なぁんて嘘も方便




    ただ夏の新宿から見上げる太陽はギラギラしすぎて




    死にそうになるため早々に退散




    ホントは









    そんな太陽に照らされると




    今までの自分を見透かされてるようで





    目を背けたくなるから


    (それは可視光線のせいではないと思う)





    初めて付き合った子も




    初めてのイベントも




    初めてのラブホも




    初めての浮気も




    初めての犯罪も











    新宿だったからだと思う






    その夜から逃げ出したくて体を重ねて





    朝、その虚しさを背負っていく





    「…しょっぱいなぁ」




    それは



    新宿の朝、きまって食べるお粥の味

    ………………………………NEXT→痣(あざ)

    (携帯)
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■19530 / 1階層)  
□投稿者/ 金丸 大御所(396回)-(2007/07/27(Fri) 02:53:08)
    一年ぶりに逢った彼女の身体中に

    痣が点々と散らばっていた


    「お前それどうしたの」


    視線は身体中の痣に釘付け

    彼女の目も見ず静かに出た言葉



    青ざめた私の顔を見て

    彼女は笑った


    『貧血が酷いんだよ』

    「え?」

    『こないだも実習中に倒れて皆に迷惑かけちゃった』


    とても哀しそうに彼女は言った


    血液の濃度が薄くて代謝が悪くなるとこうなるのか…


    まくった腕を触りながら


    『やっぱ目立つよね…』


    彼女は呟いた


    そういえば
    こんな暑くて湿度が高いのに

    長袖だった


    「痩せたね」

    『食欲無くて全然食べれなくてね…』

    「…私の脂肪やるよ。」

    『あ〜脂肪はいらないや。』


    彼女が笑って

    私は少し安心した



    「それ…痛くないの?」

    『全然痛くないよ。ただ消えないだけ。』

    「あ〜…良かった…痛かったらものすごいしんどいだろうなって思ったさ。」

    『そりゃ悲惨だわ』


    笑ったあとに

    ボソッと


    『ありがとう』


    そう

    呟いた彼女



    「別にお礼言うことじゃないべや。」

    『心配してくれてるから。』

    「んなもんタダだしいいんだよ。」

    『でもさ…』

    「うっせ!このウスラバカ!」

    『ひゃぁ!ウスラバカって!ひどっ!』

    「バカだべ?否定できねぇべ?」

    『…できません…。』

    「ウスラバカが二人揃ったね。素敵。」



    耐えきれずに二人とも吹き出した





    きみの痣が

    痛くなくて良かったよ


    瞳の中できみが

    身体じゃない部分が痛いと泣いていて


    見つめていたら思わず
    ただ黙って抱き締めそうになった



    テーブルの下で
    かたく握り締めた掌



    きみは知るよしもなく
    心配させまいと振る舞った



    「ばぁーか。」

    『なっ!?ひどっ!なに?!』

    「なんとなく。」

    『えぇー…』

    「お前さぁ…」

    『え?な…なに?』

    「綺麗になったね」

    『えぇ?!ないないないない!』

    「あるあるあるある」

    『ありえな…「うるせぇ。黙れ。ありがとうって言えばいいんだよ」

    『あ…ありがとうございます…』

    「よし。」





    それから

    時間の許す限り喋り合った

    彼女は
    笑って
    泣きそうになって
    また笑って




    私は頷きながら

    こんな愛しい奴が居て
    私は幸せもんだな


    そう想いながら笑いかけた


    -END.

    next-『素肌』

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■19533 / 1階層)  素肌
□投稿者/ ぶきっちょ 一般♪(1回)-(2007/07/27(Fri) 22:29:08)
    「友達にちゃんと帰れたってメールした?」



    お互い、真っ白な素肌を合わせながら私は何気なく聞いてみる。



    「‥…うん。」
    「そっか。」




    息切れしそうな彼女、
    途切れそうな返答に少しずつ速度を増す。




    「ん…―。……じょ……できたってぇ…。」
    「ん?分かんないよ、ちゃんと言って。」




    もう、これ以上は無理だと手がお手上げしてしまう前に私は彼女は最後のフィナーレを誘ってあげようとしたときだった。





    「……ん―。彼女できたって。」




    ………。



    ゴールを迎えた彼女は素肌を私に押しつけた。






    「‥は?」
     




    差し伸べるべき腕はぶらりとたれ、
    彼女の腕が私の腰に回った。




    「いつ付き合ったのうちら?意味わからん。」



    まとわりついた素肌を振り払い、
    マイルドセブンを一本抜いてちんけなライターを灰皿から拾った。



    彼女はわけもわからず、私を見ていた。




    「付き合ってくれ…」
    「昨日、飲み屋であって今日付き合う?あほか。」




    煩わしい視線を嫌って、
    ソファーの背に顔を向けた。




    “友達狙いだったのに”




    服を手に取り着替えているのか、
    私はタバコをくわえながら目を閉じた。




    「サイテーねあんたって、死んじまえ。」




    去ってく姿を見ながら、肺から煙をだした。






    「アドレス送っといてね友達の。」




    さっきまで素肌を忍海もなく合わせていた二人なのに




    中指を立てて彼女は去っていった―。





    それは19才の夏のはじまりだったと思う―。




    ………………………………うまく書けなくてごめんなさい。


    NEXT,,,「保健室」


    (携帯)
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■19605 / 1階層)  保健室
□投稿者/ アイズ 一般♪(8回)-(2007/08/05(Sun) 12:28:21)
    白ベースに清潔感溢れるこの教室は私の憩いの場所
    年中部活人間が何を言ってるんだ!って思われるけど
    実際、今年から保健委員だし、顔出しても怪しまれないし
    夏はやっぱりクーラーが利くところを探さなきゃ!
    というのは建前
    本当は…気になる先輩がいるわけで
    構って欲しくて、いつもちょっかい出すと嫌な顔をする
    そんな、ちっちゃくて可愛い先輩
    これからも一緒にいましょうね〜先輩w

    ---------------------------------------------------------

    次は「嘘つき」
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■19606 / 1階層)  『嘘つき』
□投稿者/ 昴 大御所(395回)-(2007/08/05(Sun) 16:00:32)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/


    貴女には隠し事をしたくない


    だけど…

    他人には話し難いこともある


    貴女には目を見て
    自分の声でちゃんと話したかった



    小さな誤解がいっぱいあったね

    誤解される度に必死に弁解ではなく説明をして

    誤解が解ける度に二人は強く結び付いた



    『優しい嘘をついてよ』

    『何もなかったって言ってよ』


    そう言われても

    不器用な私は

    隠すことも嘘をつくこともしなかった


    いつだって正攻法

    自分のまんまで


    恋の駆け引きなんて器用なことは出来ない


    こんな私を

    こんな私だから

    好きと言ってくれる貴女が

    誰よりも大切で…



    これからも嘘をつかないことを誓います


    貴女に…



    **********

    Next 『花火』

    (携帯)
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■19607 / 1階層)  花火
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(95回)-(2007/08/05(Sun) 16:35:44)
    大切な君と見た


    あの夏の夜は


    今も忘れられない思い出







    あるグループの歌にこんな歌詞があったな…




    去年の夏の花火大会のとき…


    初めて手を握った


    どっちからでもなく


    自然と


    付き合ってまだ1ヶ月ちょいしかたっとらんかったっけ…


    二人で花火見ながら


    『綺麗やね…』


    なんて言って笑ってた。


    まるで二人を照らすかのように花火は光っとった。





    あれから1年たって


    またあの花火大会がある。


    今度は隣に君がいないけど


    夜空に咲く花火を見て


    君を思い出すよ。







    次は『金魚すくい』でお願いします。



    (携帯)
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■19612 / 1階層)  金魚すくい
□投稿者/ 惠 一般♪(1回)-(2007/08/05(Sun) 21:41:37)
    赤い金魚の中に二匹だけ黒の金魚がいた。
    「これあたしたちじゃん(*^_^*)ずっとくっついてるよ」

    そんな言葉にすくわずにはいられなくてやったけど…

    「けーちゃんへたっぴ…(-_-;)」といわれちゃった↓
    そんな彼女の手には二匹の黒い金魚。
    彼女の特技見つけたちょっぴり切ない夏休み(笑)



    駄文ですみません。
    次は「きれいだ」でお願いします。

    (携帯)
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■19739 / 1階層)  おみやげ
□投稿者/ くるみ 一般♪(1回)-(2007/08/10(Fri) 08:27:20)


    「はい、これ…お前に」



    久しぶりに会ったあなたが、照れた顔して私に手渡したのは


    あなたの留学先、アメリカのお土産。




    「わぁあ!ありがとう」


    あなたにもらったお土産に喜ぶ私。



    「なかなか会えなくてごめんな?」



    「ううん??こうやってたまに会えるだけでも幸せだよ(^-^)」



    そう…



    あなたの留学先での話や


    日本に帰ってきて久しぶりに会った時の笑顔も



    あなたから私へのお土産。




    大切な宝物になる…




    あなたと会える時は絶対にお土産が沢山あるから





    寂しくても、耐えられるんだ。






    次は「サンダル」で。

    (携帯)
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■19757 / 1階層)  サンダル
□投稿者/ 映美 ベテラン(215回)-(2007/08/11(Sat) 03:42:28)
    2007/08/11(Sat) 10:33:16 編集(投稿者)





    夕暮れの海岸線 緩やかなカーブを曲がると
    見えてくる想い出の場所
    貴女はスピードを落として・・・停車する


    『ここから 一緒に海見たよね…』


    灰皿に押し込んだ煙草のけむりが車内に漂う
    貴女は煙を追いながら・・・・
    パワーウインドウを少し下げる


    『ごめんね…煙…』


    「ううん 大丈夫よ」


    開けたウインドウの隙間から入る風と潮の香りが…
    想い出の砂浜へと二人を導く


    男女のカップルが数組 
    砂浜を手を繋いで歩いているのが見える


    『ねぇ ちょっと砂浜を歩こうか…』


    「うん…」


    車を降りてからわたしは気付いた


    そうだった 今日は新しい【サンダル】を履いてきたんだった


    (砂浜なんか歩けないわ…)



    貴女は何も気付かず
    早く行こうと手を引いて歩いてく…


    (まあ いいわ サンダルより貴女との時間が大切だもの…)



    ぎこちなく歩く隣の私に
    貴女はなにか思い出したように立ち止まる



    『あっ そうだ…ちょっと Uターン〜(笑)』


    私の手を引いて車に引き返す

    トランクからビーチサンダルを
    二つ出してきて私の足元に並べる


    『これ履いてみて…ちょっと格好悪いけど汚れても平気だしね(苦笑)』


    「ありがとう…」
    (気付いてくれたんだ・・・)



    『かわいいじゃん このサンダル』


    私の脱いだ…サンダルの砂をはらってくれる
    貴女のやさしさが身にしみる…




    想い出の砂浜にきて・・・
    今日 また想い出【サンダル】がひとつ増えたね…。





    ***********

    久しぶりにお題リレー参加しました^^


    次は【ピリオド】でお願いします


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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19774 / 1階層)  『ピリオド』
□投稿者/ 昴 大御所(399回)-(2007/08/16(Thu) 02:58:15)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    「あのサ

    ピリオドを打ちましょう…って何?」


    まだ何も始まっていないのに
    こんな中途半端で終わらせてたまるか


    『えっ?
    だから私達のことを…』

    「わかったよ

    ピリオドだね



    ピリオドなんて

    ただの句読点


    すぐに次の文章が始まるサ」


    「で

    次の文章はどう始まる訳?」


    『えっ?』

    マジで驚いているのか?


    「あのサ

    ちゃんと言わなくて悪かったけど


    ちゃんと好きだから」


    『うん』


    「だから

    【友達の延長】みたいなのには

    ピリオドを打って


    次の文章を

    恋人同士で始めようよ」



    強気に言ってみたけど

    自信がなくなって来た

    「ダメかなぁ?」



    『うん♪

    いいよ


    私もそうだったらいいなぁって思ってたから

    改めまして

    ヨロシク』


    なんだか照れ臭くて

    顔を見合わせて笑った


    ***********

    Next 『入道雲』または『積乱雲』



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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19777 / 1階層)  入道雲
□投稿者/ まゆ 一般♪(1回)-(2007/08/16(Thu) 22:16:27)


    入道雲は嫌い。

    雷が苦手なあたしは、見つけた瞬間ブルーな気分になる。



    「どうした?」

    恋人が落ち込んでるあたしに優しく話しかけてきてくれる。

    「入道雲…、見つけちゃった。」

    「…あぁ、雷…お前嫌いだもんね」

    「雷…嫌だ、怖いんだもん」


    子供みたいに怯えるあたしを、優しく抱きしめる恋人。


    「大丈夫、あたしが傍にいるから」

    「…うん」


    その頼もしい存在に、あたしは素直に甘えて抱き着く。

    「傍…いて?」

    「はいよ」






    雷…怖いけど、あなたがいれば耐えられるよ。







    Next→「愛の形」で。

    (携帯)
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▲[ 18836 ] / ▼[ 19794 ]
■19789 / 1階層)  ◆愛の形?◆
□投稿者/ つちふまず 一般♪(1回)-(2007/08/18(Sat) 02:03:41)
    外は殺人的な陽の光─




    夏の逢瀬。
    私にとっては、
    束の間の休日。




    彼女にとっては、
    長い休みの1日。




    「…………ん。」

    「………うん」




    ワンルームには歳相応の流行りのCD。


    弾力のある白い肌。
    夏の紫外線は彼女には、及ばないらしい。



    「気持ちい?」

    「んー…うん…」



    胸の頂上を唇に含ませたままで聞くと、



    声にならないようで。



    鳴くまでに時間をかけたいのは、



    彼女の若い体に対するせめてもの大人の抵抗。



    「…もう会わないって決めてたのに」


    「でもこうして会ってる」



    顔を両手で挟んで深くキスを交わす。


    絡む舌が、室内の空気に溶けて。



    「ん……あ」



    聞こえないから、
    音が響くでしょ?



    逢わない間に、
    誰かとこんなキス。



    「………した?」


    「…え?」


    「彼氏と」



    既に虚ろな瞳には愚問かもしれないけど。



    「何か違うんだもん」


    「ん?」


    「これと」



    肩を抱き寄せられて、生暖かい舌の感触を受ける。



    思わず吐息が漏れる。



    首筋に唇を這わせながら私は思う。



    「…………っつ」



    彼女も私の肩に歯を立てながら思うんだろう。




    “何でこの人でなければ”



    って。


    「まだ入れない」


    「んー…ヤダ」


    「我慢して」


    「ヤダ…ヤダよ」



    媚びる声はもうすっかり大人で。




    “仕方がないから”待ちわびた場所に指をゆっくりと入れる。


    深く一度ため息を吐くのを聞いた。



    次第に動きが早くなって、



    額の汗をこすりつけるように彼女の首筋に顔を埋める。



    同じように下から、
    彼女の長い指が侵入してくるのを感じて。


    私も動きに合わせると満足そうに笑った。



    「愛してるよ」



    言うのは簡単。



    「嘘つき」



    そりゃそうだ。


    笑いながら、舌を絡めて視線で辱めて。


    しなる体をしっかりと抱いて。




    どちらかが果てるまで。




    形は無いけど─


    カテゴリーも無いし。




    でもこれはリアルで、




    やっぱりやめられない。





    「虚しい?」





    「ううん、楽しい」






    結局はそういう事で、










    私達のあるべき形。







    次「午前2時」で(^O^)




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■19794 / 2階層)  午前2時
□投稿者/ みん♪ 一般♪(1回)-(2007/08/18(Sat) 16:24:37)
    2007/08/18(Sat) 16:28:03 編集(投稿者)


    いつもは一


    一人で寝ている私…




    でもこの一週間はー


    毎日あなたの体温を感じながら眠っていた。




    食事をしてー


    コンビニへ行って


    お風呂に入って


    プレステをして


    そして…、そして………




    物音さえもしない
    午前2時頃は…




    時計をながめては



    『まだ大丈夫かな…』

    『まだ起きてていいかな』
    『まだ甘えてもいいかな』




    とてもしあわせだった♪





    でも…


    そんな夜も今夜でおしまい




    明日からの午前2時はー


    時計をみてはさびしくなるんだろうな…





    あなたのいない夜は
    もう過ごせない………



    〜★〜★〜★〜★〜★〜★

    みん♪です。


    ひさしぶりの投稿です。


    つぎのお題は、
    流れ星でお願いします★













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■19796 / 1階層)  流れ星
□投稿者/ ぶきっちょ 一般♪(3回)-(2007/08/19(Sun) 00:30:02)
    数えきれない程に遊んだ去年の忘れられない夏─。



    もう会わなくなって2ヶ月がたった、
    今なにをあの人は思っているんだろう?




    少しでもいいから、
    同じ事を考えていたらどんなに幸せだろうか。



    こんなに虚しいのは夏のせいじゃなくって、
    暑さじゃなくって、
    涙を流さない私のせいだったんだ。




    「花火はだめですね、人が多いいから危険。」




    出先近くの喫茶店で、
    一杯のアイスコーヒーをじっくり味わいながら受話器の向こう側に愛を込めながら話してる自分はなんだかふてぶてしい(笑)




    「じゃあ家にいるよ。」
    「それもいい案ですね。」



    なんだか、なんだか。




    「パパみたいじゃない。」



    受話器の向こう側から笑みが見えた気がした。




    「蓄えありますよ?」




    …会いたいな。




    「なら、なんならいいの?」



    そうだな。




    「星は?」



    「夜景きらい。」




    すねた声も可愛い。




    「流れ星探しに行きましょうよ。」




    願いは一つ




    「うん。」




    そうだ、流れ星を見に行こう。





    次は「夏の思い出」

    (携帯)
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■19800 / 1階層)  夏の思い出
□投稿者/ けーだ 一般♪(1回)-(2007/08/19(Sun) 15:42:18)
    あなたと出会ったのは夏にはいったばっかりの頃だったね…

    「こんにちわ。」
    同い年なのに大人っぽすぎる君にぼくはびびってしまった。
    とまどっているぼくに君は、
    「テンパりすぎ(笑)」
    これがぼくらの初対面。


    それからというものどちらかともなく一緒にいるようになった。
    花火大会で人混みだからとはじめて手をつないだ。
    お祭りでは神社の陰ではじめてキスをした。
    そして一番暑かった夏の夜ぼくらはむすばれた。

    白いシーツにくるまっている君は僕が今までみてきたどんなものよりもきれいだった。
    幸せという言葉をはじめて知った夏だった。


    それから…
    ぼくが君に別れを告げたのも夏真っ盛りのむし暑い夜だった。

    一番幸せで、一番つらかった夏の思いで。



    ******************
    駄文ですみません。
    次は「一緒にいこう」でお願いします。

    (携帯)
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▲[ 18836 ] / ▼[ 19806 ]
■19803 / 1階層)  一緒に行こう
□投稿者/ 金丸 大御所(397回)-(2007/08/19(Sun) 19:34:13)
    いつか言うと思ってたよ

    そんな表情だった

    少し笑って

    少し困ってるような。



    日が経つにつれ

    一つまた一つと難問がやってきた

    予想はしてたけど

    説き伏せるのがこんな難しいことだとは思わなかった。


    考え過ぎるのは私の悪い癖で

    よく言えば慎重なのだけれど

    石橋を叩き壊すような勢いで悩んで

    そんな私を見かねて

    『そんな大袈裟にしなくたっていいんだよ』

    そう言って私の腕を引っ張ってくれるのが君。



    いつか

    あの青い海の島に連れて行けたらいいな

    そう思っていたけど


    誕生日プレゼントにと言ったのは

    多分理由が欲しかったんだと思う


    ただ

    君と行けぬなら独りで

    出来るならば

    君と共にあの海を眺めたい



    私が還る時

    傍に居てほしいと

    私を還す時

    共に見守ってほしいと


    他の誰でもなく

    たったひとりの君に




    一緒にいこう

    あの時言えなかった言葉


    気付きもしなかった本当の理由



    気付いた今

    言える機会も逃してしまったけど



    言える機会が訪れるなら




    一緒にいこう

    一緒に行ってほしい

    私が還る場所に

    きみが居てほしい




    そう私の口から伝えるよ




    あの青い海を

    還る場所にする前に






    -------------------------------
    次のお題は

    『髪を切った理由』でお願いします

    (携帯)
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■19806 / 2階層)  髪を切った理由
□投稿者/ ケイ 一般♪(1回)-(2007/08/19(Sun) 20:43:27)

    染めてからもう随分経つ私の髪を、

    彼女が染めてくれた。


    適当で良いよっていう私の言葉に、

    「適当じゃん」ていいながらも、1束1束丁寧に。


    染め上がった髪に浮かれた私は、

    「ボブにしたいんだ」という。

    「してあげよっか?」といって彼女は私の髪を切っていく。


    「可愛い、似合うね」って彼女が言ってくれた。


    「ショート好きなんだよねぇ、個人的にさ」といった彼女の言葉を思い出す。



    単純な私は伸ばしたかった髪を切り続ける。


     
     君が可愛いって言ってくれたから。

     君が触れてくれることが心地良いから。
     
     君が楽しそうにしてるのを鏡越しに見るのが好きだから。


    わたしが髪を切る理由。  それは君。


    ************************************************************
    下手な文章ですみません↓↓
    次回は、『波音』でお願いします。

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▲[ 18836 ] / ▼[ 19807 ]
■19805 / 1階層)  髪を切った理由
□投稿者/ さやち 一般♪(1回)-(2007/08/19(Sun) 20:33:32)
    え〜?そんな理由なんてないですよぉ。

    はい?いえ、失恋じゃないですってば!

    そんなに不思議そうに見ないで下さいってば。

    笑いながらいつも指名してる美容師さんに携帯の写メ見せて

    こんな感じのスタイルで。

    ってお願いした。


    本当の理由はね、恥ずかしいから絶対に誰にも言えない。


    それはそれは大ショックでしょ。

    だって決まりかけて印鑑を捺してもらうだけになっていた契約が


    つい先程に いきなりのドタキャンですよ?

    倒れそうになったけど、何とか笑顔で

    「わかりました。それではまた何かありましたらまたよろしくお願い致します」
    見送って その足で美容院直行〜〜


    見せた写メには...

    2年前に別れたタチカノが。

    「ぁ、素敵な方ですね!モデルさん?」

    そ、美形の自慢の彼女でした。

    ワタシにはモッタイナイような。

    未練がましくまだ写メ消せないけど

    思い切って彼女と同じ髪型にすることで


    2年前と今日の辛くて苦い思いを


    はい。すっぱり切っちゃって下さい


    そう伝えて、雑誌読むふりしてうつむいて

    泣きそうになる思いを

    絶ち切って

    似合いますか?

    ちと心配(苦笑)


    ==================

    次は『後姿』で。




    (携帯)
完結!
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▲[ 19805 ] / 返信無し
■19807 / 2階層)  Re[2]: 髪を切った理由
□投稿者/ ケイ 一般♪(2回)-(2007/08/19(Sun) 20:47:09)
    ギャー!!かぶってしまいました。。本当に申し訳ないです!!

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▲[ 18836 ] / ▼[ 19814 ]
■19810 / 1階層)  後姿と波音
□投稿者/ 金丸 大御所(398回)-(2007/08/19(Sun) 22:58:41)
    なんだかもったいなくて

    きみの後姿をかいてみた


    月明かりを頼りに

    砂浜に


    流れ着いた棒きれは

    体温で温まっていった


    ちょうど描き終える頃

    少し離れた君が振り返る


    なに描いてるの


    そう言った気がする



    大好きなひと



    そう言った気がする



    声は波音に消されて


    足下にある君の後姿は

    行き交う波に消された



    あーあ

    濡れたね



    いつの間にか傍に来ていた君が呟く



    そうだね

    これでよかったんだよ



    波音の隙間に返した言葉




    私が描いた君の後姿

    波に消え

    君に言った私の言葉

    波音に隠し

    私に言った君の言葉

    波音と聞こえる




    なに描いてたの




    ただの落書きだよ




    見上げた君の顔が

    月明かりに浮かんでた



    光のせいか

    少し寂しげに見えて


    逆光の私は


    泣きそうな笑顔になった




    見えるはずもないけれど


    私が君に残せるものは

    波音に消されないといい


    波音より静かに

    波音より優しく

    君に残せるといい



    私に残るのは

    いつだって君の後姿でいい



    君の後ろを


    ずっと歩いていきたい



    私の前を

    ずっと歩いていてほしい





    消すことはない

    消されることはない


    私の中に


    君の中に


    残っていいと

    そう思うよ




    ----------------------

    はいもったいなくて書きました


    次は…


    『ダブルブッキング』で(笑

    (携帯)
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▲[ 19810 ] / 返信無し
■19814 / 2階層)  ダブルブッキング
□投稿者/ 水割り 一般♪(1回)-(2007/08/20(Mon) 22:25:19)
    2007/08/20(Mon) 22:36:22 編集(投稿者)

    「ゴメン、本当にゴメン!!」

    「…………」



    三歩歩くと忘れる、ニワトリのような私。
    また…またやってしまった…

    酔っ払ってたからなんて、もう言い訳にならないよね。


    接待ゴルフとあなたとのデート、ダブルブッキング。

    あなたとの約束を守れない、バカな私。
    怒ってくれたらまだマシなのに、受話器越しのあなたの沈黙が痛い。


    仕事と彼女。どっちが大切なんて選べない。
    仕事も彼女も大切だから。

    だから…だから…。



    「今向かってる」



    仕事終わりにあなたの家へ向かう片道二時間の道を走ってるんだ。
    運転中の携帯電話は罰金だったっけ?

    でも、そんなの関係ねぇ。



    「どっちも大切だから。」



    「あんたどんだけバカなのよ」って受話器越しに笑ってるあなたが、死ぬほど愛しいから。



    お邪魔しましたm(__)m次は『缶ビール』でお願いします。

    (携帯)

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▲[ 18836 ] / ▼[ 19840 ]
■19839 / 1階層)  缶ビール
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(9回)-(2007/08/21(Tue) 17:52:10)
    「うーめーぇー」

    彼女は帰って来て
    1番に冷蔵庫に向かう

    そして缶ビールを出す

    「親父かお前は」

    「うるさいよガキ」

    こんな会話は何回目だろう

    ルームシェアをして2年

    いつまで友達のままなんだろう
    「ガキ」からの成長はあるのだろうか

    「おい。たまにはお前も飲め」

    偉そうな女

    彼女はまた冷蔵庫へ

    「あっ・・・」

    「ん?なんや?」

    彼女は苦笑いで

    「これが最後の1本だった・・・」

    イラつく私

    「じゃあいらんわ」

    強くいい過ぎた
    後悔したけど・・・

    彼女は謝る所か

    「じゃ寝る」と開き直った。

    こいつ!







    彼女はビールを持って
    私のいるソファーの元へ

    「ふん。残りはお前の分」

    そして私の膝を枕にした

    酔ってるのか?
    それとも・・・

    たまにはこういうのもありか

    「可愛いなお前」

    「うるさいよガキ」

    照れる彼女に期待する私はまだまだガキだ

    今日から毎日缶ビールは1本にしとこう♪


    ------------------------------------------------------------

    次のお題は『小指』でお願いします。
    お邪魔しました。
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▲[ 19839 ] / 返信無し
■19840 / 2階層)  題名かぶりましたー
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(10回)-(2007/08/21(Tue) 17:58:34)
    何度もすいません。
    『小指』出てたので変えます。
    『R&B』でお願いします。
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19854 / 1階層)  R&B
□投稿者/ つちふまず 一般♪(2回)-(2007/08/22(Wed) 15:30:31)
    これで終わりかと思ったら思わず涙が零れた。





    2人で暮らしたマンションが後ろ窓に遠ざかる。




    ある晴れた朝の事だった─





    来る日も来る日も。




    朝帰りの私に、
    愛想を尽かして。




    突然突きつけられた宣告。




    あなたの悲しみさえ気付かないふりをして、






    「冗談じゃないよ」







    そう吐き捨てて、
    顔を見ずに寝転がってテレビを見てた。




    これで終わりかと思ったらあなたの全てが愛おしいのに。




    2人で夢見たベランダに、




    初夏の風が舞い降りる。








    ある晴れた朝の事─




    一つ一つずつ、




    静かに片付けられて行く。




    思い出一杯詰め込んだ荷物から一枚のCDが転がる。




    あなたの一番お気に入りのR&B。




    わざと忘れてってくれればいつかまた会う理由があるのに。




    小さく屈んで拾う背中が悲しい。




    かける言葉さえ、
    今は見つからない。




    気の強いあなたの背中が震えてる。




    たまらずに抱き締めた。




    これで終わりかと思ったらあなたの全てが愛おしい。





    2人で探したこの部屋が。





    いつの日か。
    いつの日からか。





    悲しい舞台へと変わって行った。










    ある晴れた朝の事─





    2人が暮らしたマンションが後ろ窓に遠ざかる。








    さよなら。









    さよなら。










    さよなら─










    by.Crazy ken band
    “ある晴れた悲しい朝”


    next.
    “さよならの向こう側”




    (携帯)
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▲[ 18836 ] / ▼[ 19935 ]
■19934 / 1階層)  さよならの向こう側
□投稿者/ mama 一般♪(1回)-(2007/08/28(Tue) 23:00:09)
    電話を切る時に、

    「さよなら」

    と、言わないこと。

    それは、交したいくつ目かの約束でした。

    「おやすみ」
    「また明日ね」
    「それじゃまた〜」
    「行ってらっしゃぁい」

    増えていったレパートリーが、月日の長さを物語ってた・・

    とも言えるし、

    マンネリ化してた言葉達が、そのままお互いの関係を見通してた

    とも言えると

    思う。


    約束を言い出したのは、お別れに怯えてた私だけど
    それを、かたくなに守ったのは相手で。

    でも、だから

    「さよなら」

    言われた時に
    言葉の重さに打ちのめされました。

    あぁ「最後」なんだな、と
    納得してしまったのです。
    想いが切れたのだと。



    それは、何年も前の出来事。

    もう、一緒に揃えたグラスも片方が割れてしまったし、
    あの部屋も引き払ってしまった。

    ポストカードは捨てられないけど、何度かの引越で角がまるい。



    でも。

    思い出の寿命を、こうやって追いかけてしまう自分に
    本当の「さよなら」までは、まだ遠いような気がするのです。



    next→

    オトナな休日の過ごし方

    (携帯)
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■19935 / 2階層)  大人な休日の過ごし方
□投稿者/ サヤ 一般♪(1回)-(2007/08/29(Wed) 00:17:28)
    久しぶりの休日。

    何をしよう…。
    って予定もなく、あなたからの連絡もなく…。

    まぁ、付き合ってるわけじゃないからいいんだけどね(笑)

    ショッピングなんて気分でもなく、一人昼間からシャンパンを開ける午後1時。

    それからしばらくして、酔いと共に、せつなく苦しく泣きそうになる夏の午後5時。トロトロと甘く溶けそうになる時間帯。
    太陽が傾いて、夕方のニュースなんか流れちゃったりして…。

    あぁ、眠ろう。とりあえず眠ろう。夕暮れと共に、ひどい寂しさが襲ってくる前に…。一人でいつの間にか夜を迎えれるように。
    眠ろう、そしてあなたの夢を見よう。そして祈る。起きたらあなたからの連絡がありますように。


    ひどい文章で申し訳ありません↓↓

    次は『2番目』で。
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19936 / 1階層)  二番
□投稿者/ れん 一般♪(8回)-(2007/08/29(Wed) 00:45:39)
    2007/08/29(Wed) 00:48:10 編集(投稿者)

    私の事なんて好きにならないで。

    私と一緒だとあなたは幸せにはなれない。
    そんなの分かりきった事じゃない?


    私の一番はいつまでも貴方。


    だからお願い。
    私を二番にして?


    貴方が幸せなら私は幸せ。でも、私は貴方を幸せに出来る自信がないの。



    あなたの側に居たいから
    あなたを愛しているから

    どうかお願い

    私をあなたの二番にしてください








    拙い文章でごめんなさい。

    次は
    『夢うつつ』
    でお願いします。




    (携帯)
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19937 / 1階層)  夢うつつ
□投稿者/ みつ 一般♪(1回)-(2007/08/29(Wed) 18:23:14)

    あー
    このまま時間が止まれば、

    なんて
    ベタな思い。


    まどろみにつつまれた朝。

    あなたの寝顔を見ながらまだ寝ぼけたままの頭で思う。

    もう一度眠ろう。




    あなたの鼻にキスをした。





    初投稿でした!!
    意味あってるのかな;


    次は「月蝕」で。

    (携帯)
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▲[ 18836 ] / ▼[ 19942 ]
■19938 / 1階層)  月蝕
□投稿者/ ハッカ 一般♪(1回)-(2007/08/29(Wed) 23:40:07)
    2007/08/29(Wed) 23:41:59 編集(投稿者)

    月が





    赤く染まっていく






    プラズマの向こう側で





    段々と





    ベールを脱ぐように





    何かに共鳴するように






    「…なんか壮絶だね」





    食べられてるみたい





    そう指を絡ませて歪む顔は





    なんだか悲しくて






    「…痛そうだね」






    熱に浮かされたように呟くその声に







    答えるように






    プラズマは月を赤く染め上げていく





    肉眼で見えなくて良かった





    そう厚い雲に覆われた空に高く顎をあげて吐息をはく彼女を






    深く深く抱きしめた






    「…どうしたの?」





    いつもは肩を噛んだり





    少し強引にしてるけど






    その行為に月が血を流してるみたいだったから





    今日は





    優しくしたい






    そんな夜









    ………………………………月蝕って赤くなるんだっけ?(笑)夜になるんだっけ?(笑)わからないけど許して(>_<)


    Next→シャワー



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■19942 / 2階層)  シャワー
□投稿者/ リモコン 一般♪(1回)-(2007/09/02(Sun) 01:06:45)
    「あ〜もうサイアク〜」


    夏特有のどしゃ降りの通り雨に降られた私たち。


    あなたの濡れた髪、雨で張りついた洋服、くっきり見える下着のライン。

    なんとか逃げこんだ車の中で、あたしは邪な思いでいっぱいだった。



    「何ボーっとしてんの?風邪ひくよ」
    そう言って、あたしの髪を拭くあなた。


    ああ、マズい。


    理性、飛びそう。



    次の瞬間、あたしは運転席から飛び出していた。

    外はどしゃ降り。
    頭を冷やすにはサイコーに強力なシャワー。


    「何してるの!?」
    なんて聞かれたって、答えられるわけないでしょ?



    あたしはあなたにとって、大事なトモダチ。
    それ以上でもそれ以下でもない。
    あたしは、あなたが好きだからそれに従うだけ。
    「好き」だなんて言えないよ。



    あなたへの思いが無くなるように願いを込めて、ワザとおどけて雨のシャワーを浴びた。


    どうかどうか、邪なこの思いを洗い流してください。
    そう、願いながら。


    失礼しました。
    次は『ペンギン』でお願いします。

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■19944 / 1階層)  ペンギン
□投稿者/ あきら 一般♪(3回)-(2007/09/02(Sun) 02:25:07)
    なんでこんなもの買っちゃったのか。

    丸くて黒い瞳が私を見つめてる


    なんでもない、ただの縫いぐるみが


    水族館、という点だけで、ふかふかのペンギンが普通の何倍もの値段に変わる


    こんな策略意地でも乗らない私だから


    普段なら絶対買ったりしないのに


    お揃いで買お?




    なんてさ



    ずるいよな



    私には恐ろしく似合わない可愛らしい小さなペンギンが

    私と彼女を繋いでくれるようで


    ばかっぽくて恥ずかしくて



    なんかすげぇ暖かいよ






    >実話だったりf^_^;
    乱文失礼しました

    次は『ひいき』でお願いします

    (携帯)
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■19945 / 1階層)  ひいき
□投稿者/ カナ 一般♪(1回)-(2007/09/02(Sun) 09:27:53)

    Sub:久しぶり☆
    ――――――――
    ねぇ、明日久しぶりに会わない?今東京に帰ってきてるんだ♪

       -END-


    結婚して北海道に引っ越した親友からの突然の誘いに、あたしは苦笑い。


    Sub:ごめん(>_<)
    ――――――――
    明日は無理だ。
    どうしても外せない用事があるからさ…
    いつまでこっちにいるの?

       -END-



    …送信っと。






    明日は大切なあいつの誕生日。


    今まであいつの思いに気がつけなくて、あいつには辛い思いをさせていた。



    だから…

    あいつの気持ちに気が付いて、両想いになった今はあいつを大事にしてやりたい。




    Sub:えぇーーっ!
    ――――――――
    あんたが断るなんて…
    明日しかダメなんだ↓
    絶対に外せない予定なの?

       -END-


    会いたいけど…



    無理なんだよな(笑)









    Sub:ホントごめん!
    ――――――――
    大切な用事なんだ。
    あんたにも会いたいけど、明日は無理。

       -END-



    「どうしたの?」


    メールを送信していると、あたしが親友の誘いを断って優先した人物が隣にちょこんと座る。


    「いや、なんでもないよ(笑)」

    「…??そう?なんかカナたん苦笑いしてたから、何かあったのかなって」

    「ホントにあたしをよく見てるね、お前は(笑)」


    彼女を愛しく感じて思わず抱きしめる。





    「苦笑いしたのは、あたし自身にだよ(笑)」

    「えっ…変なカナー(笑)」


    そう、苦笑いしたのは自分自身にだ。


    彼女が可愛いから、あたしの目にはいつも彼女しかなくて、いつも彼女をベタ可愛がり。




    「カナ最近ホントにあたしらより彼女だよね(笑)」


    そう周囲が呆れるくらい…


    「ひいきだひいき♪」



    そんな風にからかわれたっていい。


    愛しくて可愛いから、こんだけひいきしちゃうんだから…








    Next→偽り

    (携帯)
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▲[ 18836 ] / ▼[ 19950 ]
■19946 / 1階層)  (削除)
□投稿者/ -(2007/09/02(Sun) 10:59:46)
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■19950 / 2階層)  年下
□投稿者/ みん♪ 一般♪(2回)-(2007/09/02(Sun) 18:49:44)


    『つきあってほしい…』




    でも…、遠距離だし。




    『花沢類にはなれないけど頑張るから…』




    そんな王子さまいないって…(笑)



    花沢類かぁ…


    私がはまっていたこと覚えてたんだ。





    でもねー


    一番のネックはあなたが五つも年下ってこと。





    私は決めていたの





    今度は年上の人と恋に落ちてたくさん甘えたいって。





    あれから半年ー



    私は年下のあなたの腕の中でしあわせを感じている


    それも今までで一番の…





    私にとってー


    あなたは花沢類以上です
    (笑)




    〜★〜★〜★〜★〜★〜★

    次は、『貝殻』で

    (携帯)
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■19959 / 1階層)  『貝殻』
□投稿者/ 昴 大御所(404回)-(2007/09/05(Wed) 18:21:16)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    『ぃてっ』


    よく見ると
    少し歩きにくそうかも

    「どないしたん?」


    『うん

    昨日海水浴に行って

    貝殻を踏んでしもてん』


    「わぁ
    どんくさっ」


    フツー海水浴って
    一人で行けへんやんな

    誰と行ったん?なんて聞かれへん


    「ビーサン(ビーチサンダル)履けへんからやん」


    『海から上がって
    すぐに踏んでんから
    しゃあないやん』


    まあ

    その天然さが可愛らしくもあり



    「しゃあないんやったら

    黙って辛抱しとき」


    ちょっぴり悔しいから
    憎まれ口をきいてみる


    日焼けの痕が真っ赤で
    ちょっと痛々しいのを
    気付かないフリで
    「どないしたん?」
    ポンって叩いて


    『…うっ……』
    背中をのけ反る姿が
    また可愛らしくもあり


    今度行く時には誘いや

    友達としてやけどな…


    ************

    Next 『月』



    (携帯)
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■19962 / 1階層)  
□投稿者/ 舞 一般♪(1回)-(2007/09/05(Wed) 22:22:55)
    私は下弦の月を待った

    願い事の叶う月にこの気持ちを託すために

    「貴女に想いが伝わらなくてもいい結ばれなくてもいいから、どうか笑っていて。貴女の幸せが私の幸せだから」

    想いは伝わらなくてもこの願いだけは伝わりますように…



    次は「命」でお願います。

    (携帯)
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■19969 / 1階層)  
□投稿者/ C 一般♪(1回)-(2007/09/07(Fri) 10:56:14)
    巡り来る命も


    逝く命も


    あなたの心の中でしか生きれない命も


    重みは何一つ変わらないよ



    例え
    形があろうと
    なかろうと


    あなたが愛したものを

    心に抱いてる


    どんな想いで諦めたのかも


    少しだけかもしれないけれど


    理解しているよ



    君の夢見た世界が


    現実にならなくても


    共に抱こう


    その命を


    共に泣こう


    形がなくとも


    共に廻ろう


    愛おしい全ての為に






    ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

    次のお題は
    「青い島」でお願いします。

    (携帯)
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■19970 / 1階層)  青い島
□投稿者/ 金丸 大御所(399回)-(2007/09/07(Fri) 21:43:08)
    コバルトブルーに囲まれた

    その小さな島の何処かに

    おばぁが居る

    クッシャクシャになる笑顔が愛しくて

    優しくて


    想像もつかぬ程、沢山の苦労も辛辣も経験したはずなのに

    おばぁはとびきり優しく笑う


    おばぁは幸せさー


    そんな声が聞こえそうな

    あのおばぁ


    いつでもおいでって

    そうな声が聞こえそうな

    あのおばぁ


    青い島の何処かに居る


    青い島の何処にだって居る


    おばぁ


    いつかおばぁに会えるかなぁ



    おばぁ

    ありがとうね


    おばぁのおかげで自分のちっぽけさに気付いたよ


    私もおばぁみたいに笑えるかな

    苦労も辛辣も経験しても

    幸せ噛みしめたような笑顔を

    いつでも誰かに見せられるかな



    おばぁ

    おばぁを見てると私も幸せに気付いていつの間にか笑っているよ


    辛くなって行き詰まったら

    おばぁを眺めるよ


    おばぁ

    ありがとうね


    いつまでも

    いつまでも

    私の中で

    あの笑顔を糧に生きていきます

    あの笑顔に教えられて生きていきます


    おばぁみたいに

    人を優しくする笑顔をいつか出来る日を願うよ



    おばぁ


    生まれてきてくれてありがとう



    いつか

    いつだって

    出逢える日を願って





    ============================

    next『帽子』

    (携帯)
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■20002 / 1階層)  帽子
□投稿者/ 薫 一般♪(2回)-(2007/09/10(Mon) 13:50:20)

    『何でいつも同じ帽子被ってるんだ?』


    高校のご友人、優が問う。

    「悪いか?」


    いや、別に♪


    何て、知ってる癖に聞いてくる優が腹立たしい。


    お前が誕生日にくれたんだろうが!!


    優とは表向きは友人。


    裏では、付き合って半年のカップルであります。


    優はお揃いのものをよく欲しがり、私はそういうのが特に苦手な女なので、断り続けてきました。


    でも、こないだ。


    『あたしのことが嫌いだからイヤなんでしょ』


    何て、泣かれたら…。


    「分かったよ、お前がくれたものなら何でもつけるよ!!」


    と言った。


    てっきりストラップか何かかと思い気や、優はあたしに帽子をくれた。


    帽子好きなあたしの為に、選んでくれたんだね。


    あたしの好きな青色の帽子。


    健気にくれた誕生日プレゼント。


    『次は何にしよっかなぁ?お揃いのパジャマとかはどう?』


    「却下」


    涙目の優に、まだまだ振り回されそうです。


    ************

    NEXT 『紅茶』

    (携帯)
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■20015 / 1階層)  『紅茶』
□投稿者/ 昴 大御所(405回)-(2007/09/13(Thu) 01:11:51)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    貴女とカラオケボックスに行って
    フリードリンクを取りに行く


    「何にしようか?」

    『私はやっぱり冷たいものがいいなぁ』

    貴女はグラスに氷を入れて

    冷たい飲み物コーナーへ

    「温かいのがいいなぁ

    おなかの調子悪いんだ」


    私は温かいアメリカンコーヒーにした

    カラオケボックスなのに
    歌なんか1曲も歌わないで
    ずっとおしゃべりしてたね


    おかわりを取りに行く

    貴女はやっぱり冷たいオレンジジュース

    私は温かい紅茶にした

    ミルクとシュガーを沢山持って


    あま〜い紅茶を飲む私に
    貴女は微笑んでくれたね


    その前に飲んだアメリカンコーヒーはブラックなのにって


    そう言えば
    以前聞いたことがある

    日本人の好きなレモンティって
    紅茶の本場イギリスじゃ
    おなかの調子が悪い時に飲むんだって



    **********

    Next『三日月』




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■20024 / 1階層)  三日月
□投稿者/ まゆ 一般♪(2回)-(2007/09/13(Thu) 09:04:01)

    確かあの日も三日月の夜だった。

    はじめて貴方と体を重ねた日…


    幸せな気持ちでいっぱいだったあの夜も、三日月が夜空で優しく輝いていたっけ。




    あの夜から今日で何度目の三日月の夜だろうか?

    「綺麗な三日月だね」

    「うん」

    「…あたしらが初めてした日も三日月だったよね(笑)」

    「ち、ちょっとぉ//」


    なんだ、あなたも同じ事を思ってたんだ。


    「ねぇ、満月の時…月にウサギが見えるって話あるよね?」

    「髪の長い女人とか、かにって説もあるよね!(笑)」

    「でもあたしが好きな説は、やっぱりウサギかな」

    「なんで?」

    「あの二匹のウサギを見てると、うちらもずっと一緒にいれそうな気がするから」

    「…///」



    三日月よ、

    早く満月に変わって下さい。


    あなたには直接言わずに、あたしは心の中で三日月にお願いした。




    Next→流れ星

    (携帯)
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■20026 / 1階層)  流れ星
□投稿者/ はる ちょと常連(77回)-(2007/09/13(Thu) 19:19:38)
    今日は幼なじみのユウと久々に会う。向こうはとっくに結婚してチビどもが居る。
    チビはぼくをにーねーちゃん(兄と姉まぜて)とよぶ(笑)
    花火大会でぼくはチビたちとさんざんハシャいだ後、眠ったチビどもを車へおいてきて道の下にある河原で缶ビール片手に星を見ていた。

    うちらが出会ったのはチビたちぐらいの頃だったか…

    するとユウはそらを指さした。「流れ星!!!」



    流れ星、どうかぼくの願いをきいてください。

    どうか、ぼくとユウがずっと一緒に入れますように。

    どんな形でもいいから、

    一生そばに…







    駄文すみません。
    次のおだいは「決意」でお願いします。

    (携帯)
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▲[ 18836 ] / ▼[ 20028 ]
■20027 / 1階層)  決意
□投稿者/ はな 一般♪(1回)-(2007/09/13(Thu) 20:52:17)
    私の決意は変わらない。

    君のことを心から愛してる。

    だけど、思いを伝えることはできないからただ見守るだけにする。

    いつか…君の最高の笑顔を見るまではずっと友達として傍で見守ってるよ。


    それが私の決意。

    次は「何故」でお願いします<(_ _)>

    (携帯)
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▲[ 20027 ] / ▼[ 20030 ]
■20028 / 2階層)  NO TITLE
□投稿者/ うぃん 一般♪(1回)-(2007/09/13(Thu) 23:28:01)
    2007/09/13(Thu) 23:34:56 編集(投稿者)

    なぜ?
    なぜ?
    なんでって聞かれても…ねぇ?(笑)

    好きな気持ちは変えられないから、変えようがないから、説明しようがないから。

    初めて知った。
    初めての恋を知って初めて知った。

    『恋』とは『愛』とは『好きになる』とは。

    その人のダサい部分まで、その人のどーしようもない部分まで、誰がだったら引いちゃうような、他の人では許せない部分まで、愛おしいくてカワイイと思うなんて…。

    なぜだろう?


    次は『夏終わり、秋の始まり』で。
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▲[ 20028 ] / 返信無し
■20030 / 3階層)  夏終わり、秋の始まり
□投稿者/ リモコン 一般♪(2回)-(2007/09/15(Sat) 00:59:57)
    「あたし、この街を出て行くから」




    受話器越しに聞こえた一言に、言葉を失った。




    生まれ育ったこの街を出て夢を追いかけていくあなた。


    薄々分かってた。
    この街じゃあなたの夢は叶えられないから。
    分かってたのにその夜は、毛布の中で声を押し殺して泣いた。





    あなたが出て行く十五夜なんて来なければいい。





    そう願っていた夏の終わり。


    気づいたらもう秋は始まっている。




    今日、真っ赤な夕日を見て少し泣いた。どうかあなたの前では上手く笑えますように。




    失礼しました。
    次は『意気地なし』でお願いします。

    (携帯)
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■20048 / 1階層)  意気地無し
□投稿者/ 肉食うさぎ 一般♪(1回)-(2007/09/17(Mon) 11:31:54)
    2007/09/17(Mon) 11:32:49 編集(投稿者)


    「うお〜い。プリント終わったよ〜」


    夏休みが終わり、そろそろ秋めいてくる9月。
    しかし秋なんて暦の上だけの話で、実際はまだまだ熱い。
    昼には蝉がまだ鳴いてる。夏に生まれた猫は体が弱いと聞くけれど、秋に生まれた蝉はどうなんだろうか。

    生徒会室に出来上がったプリントを持っていくと、扉を開けたとたん涼しい風に私は迎えられた。


    (・・・・うちの学校でクーラーあんの生徒会室だけだよなぁ・・)


    ほかの生徒は無駄話にも汗をたらすというのに、ここでは快適な環境で作業ができる。
    おまけに、飲み物やお茶菓子までもあるというのだから驚きだ。
    というか完全に贔屓だ。


    「っと・・プリント、プリント」


    手にもたれたプリントの束は、我らが生徒会長様から頼まれた大事なおつかいである。
    このクソ暑い中校舎内を走り回って、必要な教員のハンコをかき集めてきた。
    おかげで数か所汗は飛んでるし、ちょっとしっとりしてるけど気にしない。
    むしろそこまで頑張った私を褒めてほしいくらいだ。
    なにせ授業が終わると一目散に帰ってしまう教員もいるものだから、私も授業が終わったと同時に校舎内をいったりきたりしなければいけないのだ。
    中には校門前ぎりぎりで捕まえた教員もいた。
    まったく楽ではない仕事だ・・と話がズレた。
    つまるところ、私は大変だったのだ。

    なので、現在机に突っ伏して寝ているこの生徒会長様が、大変憎らしく思えるわけです。


    「・・・・・・このやろう。人が汗水たらしてハンコ貰って来たってのに、自分はお昼寝かぁ?」


    プリントを机の横にバサリと置くと、のんびり寝ている生徒会長様の顔を覗き込んだ。
    そして後悔。


    (ううわ・・・・睫毛なっが!色も白いなぁ・・夏休みの間に焼けなかったのか。ってそうじゃない何を人の顔見て考えてんだ。いや、でもなんていうんだ・・綺麗な顔っていうか・・・可愛い顔だよね・・やっぱ・・いやいやいやいやいや!)


    無駄な事を考えてしまう自分を叱咤しながら、私はふと相手のある部分に目を奪われた。


    (・・・・・形いいなぁ・・)


    まるで引き寄せられるように体を屈めたが、寸でのところで体を勢いよく起き上がらせた。
    今自分の取ろうとした行動に、一気に顔が熱くなるのを感じて急いで生徒会室を出た。
    むあっとした暑さが、逆に今はありがたく感じる。
    この頬の暑さも、顔が赤いのも、すべては残暑の暑さのせいだ。


    (だから・ない。絶対・・ない!キスしたいなんて・・思って・・ない!!)


    言い聞かせるように生徒会室を後にしたから、私には聞こえなかった。
    おもしろくなさそうに呟かれた、言の葉に。







    「いくじなし」






    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    読んでくれてありがとうございました。
    ありきたりな話になってしまった。日々精進ですね。

    さて、では次は「王子さまなんて呼ばないで」でよろしくお願いします。




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▲[ 18836 ] / 返信無し
■20049 / 1階層)  王子様なんて呼ばないで!
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(20回)-(2007/09/17(Mon) 16:43:42)
    今日から夏休みが終わり
    私達の女子校は2学期を迎えた。

    「きゃー王子よ!」

    ・・・またか。
    あたしはコイツが大嫌い。

    「王子!王子!」

    そう、王子と呼ばれているコイツ。

    「やぁ。」

    と濁りの無い気着心地のいい声
    甘く付いて行きたくなるような匂い

    背は高く
    顔は整って
    成績優秀
    スポーツ万能
    性格も良い

    そして女子校。

    そりゃ同級生から先輩後輩。
    ましてや先生までが「王子」と呼ぶコイツ。
    あたしは大嫌いだ。

    「おはよう」

    後ろから不意に肩を叩かれた。
    あたしは思わずビックリしてしまった。

    「きゃ・・・」

    そこにはあたしより背も低く
    性格は良いんだけど悠純不断の泣き虫
    成績は後ろからのが早い
    スポーツは運動部だがダメダメ
    体型もだらしなさが少し出てる。

    そう、この人があたしの王子。

    「ビックリさせないでよ!バカ!」

    まぁ御世辞にも「王子」なんて呼べない・・・

    「ずっとココにいたのに・・・」

    可愛い顔。
    笑ったりしょげたり・・・
    あたしはこういう所が好きになった。

    「やぁ。」

    偽の高飛車王子がこっちにやって来た。

    「相変わらずみたいだねー」

    同級生だけど・・・この「王子」の差。

    後輩達があたし達を見て
    「女王と王子だよ!レアな2ショット」

    ・・・ハァ。後輩からは「女王様」の名を頂いた。
    SM系ですかあたし?

    「ハァ・・・あんたと話すと疲れる」と軽く一言

    「えっ、ちょっと待ってよ!一言も会話してない」

    確かに。が、コイツのバカさと2人の「王子」には付いて行けない。

    あたし達は昔からの幼なじみ。
    家も近くよく公園で遊んでた。

    「高飛車王子」ことリン
    「あたしの王子」ことカオル
    そしてあたし、ヒトミ

    リンとあたしはよくカオルをイジメたりパシったり・・・
    本当に最悪な友達で、懸命に頑張るカオルをどんどん好きになった。

    「ヒトちゃん好きー」と
    無邪気な笑顔がいつも可愛かった。

    中高が繋がってる女子校に一緒に受験して
    3人とも受かって・・・月日が流れて
    いつの間にかリンは遠い人になった。

    カオルと2人で帰る帰り道。

    「ヒトちゃん好きー」

    「あたしも好きだよ」

    女子校だったからかな?
    あたし達はキスをした。
    リンには言えない秘密
    それ以来あたしはリンを避けた

    「ヒトちゃん。リン言おうと思うんだ・・・」

    カオルが急にそんなことを言い出した。

    「なんで?」

    「リンリンだけ仲間はずれみたいで・・・」

    「絶対ダメ!誰にも言わないで」

    「・・・」

    その時のしょげたカオルは可愛いとは思えなかった。

    と、昔の話
    今はカオルと3年目更新中♪
    なんだかんだ幸せな日々


    今日はカオルと放課後デート

    「ごめん!本当ごめん!」

    カオルの急なドタキャンは腹が立った
    しょうがないにしろ苛々するなー

    「ハァ・・・バカ」

    「やぁ。」

    出た!コイツ!

    「・・・」

    走るあたし
    追うリン

    「なんで逃げるんだよ!」

    捕まった。

    「だって・・・喋りたくないんだもん」

    「なんで?ずっと避けてるよね?何年喋ってない?」

    リンはやっぱり嫌い。

    「今日喋った!バイバイ」

    強引に終わらそうとするあたし

    「知ってるよ!カオルと付き合ってるの」

    ・・・!

    「なんで?!」

    「聞いた」

    バカカオル。

    「・・・だからって避けるなよ」

    リンとしょげた顔が可愛かった。

    「・・・」

    「相談くらい乗るし、喧嘩の仲裁ぐらいするよ」

    ・・・ダメだ。

    「・・・ありがとう」

    その日はなかなか眠れなかった。

    次の日もその次の日もカオルはあたしを断った。

    「リン・・・最近カオル変なんだけど」

    「ん・・・」

    「なんか知ってる?」

    リンは嘘を付く時頭をかく

    「知らない」

    ほら。かいた。

    「あっ・・・今日カオル部活の掃除当番だから部室いったら?」

    「ありがとうリン。」

    部室に行くとせっせと汗流して
    掃除してるカオル。

    完全にパシられてんだろうな〜・・・

    「おーいーカオルー」

    「うわぁ!」

    ビックリしてるカオル。
    そこまで驚かしててないけど・・・

    そこからは2人とも沈黙。

    「・・・」
    「・・・」

    「あの・・・」

    「はい?」

    「用件は?」

    カオルのオドオドした態度
    カオルとこうやって真正面から向き合うのは久しぶり

    「・・・あたしを避けてる?」

    カオルは苦笑いをして「そんなことない!」と言訳を並べた

    「・・・本当はなんで避けてるの?」

    「・・・だって」

    フクてる顔がヤケに可愛い。

    「ヒトちゃんとリンリンのが御似合いなんだもん!」

    思わずその言葉に動揺した。

    「・・・」

    「リンリン、ヒトちゃんのこと好きだって・・・」

    思わず喜んだ自分を殴りたかった

    「リンリン、カオとヒトちゃんの関係知ってた。ってか気付いてた。そしたらリンリン『自分もヒトミと付き合いたい。奪ったらごめん』って・・・」

    ・・・自分を殴ろう。

    「そしたらドンドン自分が恥ずかしくて。妬いてるだけで努力しないし。ヒトちゃんはカオなんかよりリンリンのがお似合いなんだって。」

    カオルは泣き出した。
    その涙にあたしはトキメイた。

    「バカ!勝手になんでも自分で決めないの・・・」

    何故だか暖かい気持ちになれたカオルの涙。
    あたしの前ではずっと我慢してたんだ
    いつも笑わせてくれるカオル

    あたしの王子はやっぱこの人。

    「あたしの王子様」

    とカオルの耳元で囁いた。

    すると、ムクッと起き出して
    ぐしゃぐしゃの顔で

    「カオはヒトちゃんのお姫様なの!」


    ・・・やっぱこの人だわ。

    あたしはやっぱり可愛い者好きのSM系ですかね?

    あたしは強くカオルを抱きしめた。



    <終わり>


    ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

    長くなってしまいすいません。
    読んで下さいありがとうございました。

    次の御題は「恋愛の法則」でお願いします。
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▲[ 18836 ] / ▼[ 20074 ]
■20073 / 1階層)  恋愛の法則
□投稿者/ さやち 一般♪(1回)-(2007/09/23(Sun) 15:26:52)
    想いが伝わると不安になって

    その不安を消すために色々駆け引きもしたこともあった。

    その時はそれも楽しかったけれど

    ルールを無視した恋に 心が痛くなってきた。

    でもその頃の自分を今は後悔しない。

    恋愛の法則 それは自分で決める。

    心の痛みは癒される事もなく

    それでも傷ついたままで始まる恋があったとしても


    いつまでも恋する気持ちだけは

    忘れないでいたい。


     ====================
    次のお題は『空港』で。

    (携帯)
完結!
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▲[ 20073 ] / 返信無し
■20074 / 2階層)  空港
□投稿者/ みん♪ 一般♪(3回)-(2007/09/23(Sun) 22:40:57)
    2007/09/23(Sun) 22:50:16 編集(投稿者)



    あなたを迎えに行く時はー



    これからあなたと過ごす僅かな時間を思い、
    いろんな期待で誰よりもしあわせそうな顏をしているだろう…




    あなたを見送る時はー



    離れ離れになる現実と
    夢のような時間の終りをなかなか受け入れられず、
    誰よりも悲しい顏をしていると思う…




    空港にはいつもどちらかの私しかいない。



    天国であり地獄にもなる。



    だから…
    あまり好きな場所ではかもしれない。




    あなたを見送る時のさびしさは……



    いつでも身をきられるような思いです…。



    ★〜★〜★〜★〜★〜★〜

    みんです♪


    思いきり今の私の心境です(笑)


    次のお題は『サプライズ』でお願いします♪

    (携帯)
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■20081 / 1階層)  サプライズ
□投稿者/ ゆらら 一般♪(1回)-(2007/09/24(Mon) 06:15:42)
    2007/09/25(Tue) 05:21:24 編集(投稿者)

    「やべぇ〜。大事な商売道具、落としたー!」

    かなり焦った様子で公衆電話BOXに僕は飛び込み

    電話の上にそなえ付けてある鏡でこんな時でも自分の髪を直しながら

    090−ピッ・ポッ・パッ・ポッ・ピッ・ピッ・ピッ・ピッ・と

    電話をかけた。トゥルルー・トゥルルー・・音はするが誰も出ない。

    (頼むー。無事に戻って来てくれー。)僕は心の中でそう願っていた。

    「カチャ・・あのぉ・・」(おっ!女の子の声だ!ラッキー♪)

    「あっ、それ僕の携帯だから!拾ってくれてサンキュ〜♪

    悪いけど持って来てくれる〜今すぐに。場所は○○駅の○○カフェで♪

    んじゃっ、よろしく〜♪」

    相手に有無も何も言わさずに僕は切ってしまった。

    そして足早に電話BOXを出て待ち合わせのカフェへと向かった。

    カフェの自動ドアがゆっくりと開く。「お1人様ですか?」

    「いや、お2人様です(笑)」どうでもいいようなジョークを言って

    店員に不信がられながらも外がよく見える場所へと勝手に座った。

    (ふぅー助かった。あれがないと仕事にならないからなぁ〜。

    絵梨奈にも電話をしなきゃいけないし・・。)

    僕はタバコをふかしながら、ふと思った。

    そういえば、どんな「女の子」がここに来るんだろう・・。

    そしてはっ、とした。

    (やべぇー僕も彼女も相手の顔を知らないのに待ち合わせってー(笑))

    速攻、僕は又お店に置いてある電話で自分の携帯にTELをかけた。

    お店の隅の奥の方で僕の着信音が鳴り響いている。あそこだ。

    僕は電話を切り一目散に音のした方へと走り寄った。

    「君が拾い主?」「は、はい・・。」

    「座っていい?」「あっ、はい・・。」

    僕は椅子にどかっ、と座った。

    「お困りかと思いまして・・これ・・。」

    そっとテーブルに差し出すように置かれた僕の携帯電話がそこにはあった。

    「ありがとう。お礼に何かおごるよ?コーヒーでいい?」

    「いえ、あのぉ・・」「すいませ〜ん。コーヒー二つね。」

    僕はニコニコ顔で彼女の顔をゆっくりと見た。

    (ん?どっかで見たような・・見てないような・・。)

    そんな不思議な懐かしいような感じのする女の子がそこには座っていた。

    「ねぇ、僕の事、知ってる?僕に会った事、ある?」

    僕は妙に気になったので単刀直入にたずねてみた。

    彼女は少し恥じらって微笑みそっとうなづいた。

    (なんだ、お店に来てた子かぁ・・でも覚えてないなぁ・・まっ、ぶっちゃけ

    接客したお客様を全員覚えているとは言い切れる訳でもないしなぁ・・。)

    僕は心の中で、ああでもない、こうでもないと、つぶやいていた。

    「あのぉ・・」彼女が僕に優しく話しかけてきた。

    「お砂糖一つにミルク多めでいいんですよね?」「うん。そう。」

    そう答えると彼女は僕のコーヒーに砂糖とミルクを入れた。

    僕はそれを受け取り、コーヒーを喉に注ぎ込んだ。

    (んっ?なんで僕の好みを知っているんだぁー?店でコーヒーなんて飲まないのに?)

    気になる気持ちを抑えて僕はもう1つ知りたかった質問をした。

    「ところでどこに置いてあったの?僕の携帯・・」

    彼女はくすっと笑って「ここの真向かいのパスタ屋さんの化粧室の鏡の前です。」

    と答えた。「ええええええええーーーーーーー?そこ?!」

    僕は驚いた。だってそこはさっき探したばかりの場所だったから。

    確かに僕は鏡の前で髪の毛を直していたりしたのだけれど・・。

    彼女がくすっと又笑った。そしてこう言った。

    「センパイ変わってないですね。ドジな所もあわてんぼうな所も。

    よく忘れ物をする癖(くせ)も。あの頃と同じで懐かしいです。」

    (ええええええええええええええええええ?!センパイ?誰?君ー?!」

    僕は、はてなマークのオンパレードの嵐に飲み込まれそうになっていた。

    「ちび、です。センパイによく守ってもらっていた病弱な女の子だった。」

    「ちびー?!」

    「さっきパスタ屋の化粧室ですれ違ったんです私達。

    黒髪ロングヘヤーの「ごきげんよう」が口癖(くちぐせ)な

    微笑みの生徒会長のセンパイとはうって変わって、今はボーイッシュだったから

    最初は気が付きませんでした。でも電話の声ですぐ分かりましたセンパイだと。」

    彼女が僕を甘く見つめて優しく微笑んだ。

    僕の女子高時代が鮮やかに蘇り今、目の前にいる女の子の笑顔が昔見た笑顔と重なった。

    「太ったね(笑)」「センパイ!ひどい(笑)」僕はちびを昔のようにからかった。

    懐かしいのは当たり前、初恋の人だったんだもの僕の。

    あまりの淡い初恋だったからちょっと記憶の外に忘れて来ちゃったけど(笑)

    お互いの姿、形が変わっても あの頃の気持ちがとめどなく鮮明にあふれ出してくる。

    まさしくこれが時を越えたサプライズ。

    そして僕らはこれをきっかけに付き合いだした。初恋を実らせたサプライズとして。

    「センパイ、健康美ですってばぁ〜。」「トンちゃん♪」「も〜!(笑)」

                              END

    又又長文すいませんm(_ _)m今回は僕目線で創作してみました。


    次のお題は「栗ご飯」でお願いします。
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▲[ 18836 ] / 返信無し
■20115 / 1階層)  本音
□投稿者/ ゆー 一般♪(1回)-(2007/10/01(Mon) 05:47:43)
    幼なじみ秋とぼくは大人になった今でもよくつるむ。

    秋「おぃー今の話きいてたー?」

    佑「んー聞いてた。」

    秋「嘘ばっか。佑このごろ変だよ、なんかあったでしょ?」

    佑「なんもー」

    秋「うそだ!何してても上の空でぼーっとして。あたしの顔ばっ見てるしさー。あたしのことすきになっちゃったの?(笑)」

    佑「…んなことあるか。」

    うそです。
    ホントは好きだ。
    いや、むしろ愛してる。


    これは誰にも言えない本音。







    つぎは「小指」でお願いします。

    (携帯)
[ 親 18836 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 18836 ] / 返信無し
■20116 / 1階層)  小指
□投稿者/ 映美 ベテラン(226回)-(2007/10/01(Mon) 09:47:20)
    『お待たせ〜カフェモカ!』


    ふたつ持ったカップから
    甘いモカのかおりがこぼれてる


    「サンキュ〜」


    カップを持つあなた
    小指だけまたういてる


    …ふふっ 癖なんだね


    『ん なに?』


    私の笑う顔にキョトンと首を傾げる



    「あっ ううん なんでもない 指がきれいだな〜って思ってさ」


    何気に小指に触れる


    あなたは照れ笑いを浮かべ
    キレイなネイルアートの小指だけ立ててかざす


    『きれいでしょ』


    「うん・・」


    『ねっ…指きりしよ』



    あなたのきれいな小指がわたしの小指に絡まる


    「ん…?指きりって なにか約束でも?」


    『も〜鈍感(笑)』


    「鈍感だね あはっ」


    あなたの笑顔にうなづきながら


    心でつぶやく


    絡めた小指に誓う


    これからもずっとあなただけ見てるよ



    ***************



    次は【約束】でお願いします^^






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