ビアンエッセイ♪

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Nomal 叶わぬ恋 /麻 (07/07/07(Sat) 09:42) #19411
Nomal @ /麻 (07/07/07(Sat) 10:21) #19412
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Nomal K /麻 (07/07/12(Thu) 20:45) #19461
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Nomal めっちゃ気になる /薫 (08/03/21(Fri) 19:49) #20744
Nomal 楽しみ /剖ル (08/03/22(Sat) 00:24) #20745
Nomal ありがとうございます /麻 (08/03/30(Sun) 12:31) #20761
Nomal P /麻 (08/04/03(Thu) 19:35) #20766
Nomal R /麻 (08/04/08(Tue) 09:42) #20780
Nomal Q /麻 (08/04/08(Tue) 09:27) #20779
Nomal S /麻 (08/08/01(Fri) 14:03) #21033
Nomal 21 /麻 (14/03/19(Wed) 12:00) #21790


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■19411 / 親階層)  叶わぬ恋
□投稿者/ 麻 一般♪(1回)-(2007/07/07(Sat) 09:42:01)
    2007/07/07(Sat) 09:44:37 編集(投稿者)

    『私たちホントに似てるね』

    そうあなたに言われて私は改めて実感した。

    不器用だから素直に本音を話せないところも、強がるところも、でもめちゃくちゃ弱くて甘えん坊なところも私たちは似ていた。



    ただ違うところはあなたがノンケで私がビアンだということ。。

    (携帯)
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▲[ 19411 ] / ▼[ 19413 ]
■19412 / 1階層)  @
□投稿者/ 麻 一般♪(2回)-(2007/07/07(Sat) 10:21:36)
    私とあなたとの出会いは大学生の頃。


    社交的なあなたは私に声をかけてきてくれた。


    『同じクラスだよね?私はサクラ。よろしく♪』

    「私はカエデ。よろしく」

    色白で背が高く、ぱっちり二重がすごく印象的な優しい顔立ちに私は思わず目を奪われた。

    『あのね…さっきの教授の話ではニーチェの作品とヘッセの作品を例にあげて……』


    「ちょ、ちょっと待って。お腹もすいたしゆっくりランチしながら一緒に考えない?」


    そう私が言うと彼女はハッと恥ずかしそうな顔をして頷いた。

    私はその顔があまりにもかわいらしくて笑ってしまった。


    その後、私たちはファミレスで世界の思想家について話し合った。

    …わけではなく。

    お互いの好きな音楽、映画の話などを話し続けた。



    なんか妙に気が合う。

    妙に波長が合う。


    それが第一印象だった。

    (携帯)
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▲[ 19412 ] / 返信無し
■19413 / 2階層)  A
□投稿者/ 麻 一般♪(3回)-(2007/07/07(Sat) 10:34:44)
    『カエデは好きな人いないの?』

    授業が終わり大学の近くの居酒屋に私たちはよく行っては呑んでいた。


    「いるよ。今、付き合ってる」


    『え?誰?どんな人?教えて♪♪』


    「高校の同級生」


    『え?カエデて確か女子高だったんじゃ…?』


    「うん。」


    『???』


    私はサクラにカムをした。なぜサクラに話をしたのか分からない。ただ彼女なら分かってくれると思ったからかもしれない。

    予想以上にサクラは普通に認めて受け入れてくれた。
    私もそれが心地よく当時の彼女とののろけ話を語り、サクラは優しい目つきで真剣に聞いてくれた。



    その日からサクラは秘密の共有者。
    すべてをさらけだせる相手となった。

    (携帯)
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▲[ 19411 ] / 返信無し
■19417 / 1階層)  B
□投稿者/ 麻 一般♪(4回)-(2007/07/07(Sat) 18:29:24)
    『…んっん…』

    クチュ…


    初めてのキス。


    私が半年のイギリス留学から帰国し、そのお祝いを友達の部屋でした時の出来事だった。


    彼女とは別れてフラフラ女の子を探してて

    気がつけば隣に座っているサクラがかわいくみえて

    「私がイギリス行ってて寂しかった?」


    『…うん』

    と半分泣きそうな顔で言うから思わず抱き寄せてキスをしてしまった。


    その時の私は最高に酔っぱらってた。


    覚えているのはチュッて感じのかわいらしいキスではなかったってこと。

    最悪。

    (携帯)
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■19418 / 1階層)  C
□投稿者/ 麻 一般♪(5回)-(2007/07/07(Sat) 18:43:00)
    「あっ…あん…イクっ」


    サクラとキスを交わしたその夜に私は違う女の子を抱いていた。


    この頃は前の彼女が忘れられず荒れていた時期。

    正直誰でもよかった。ただ寂しさを埋めたかった。


    私はその女性の足を広げ彼女が果てるまで舐め続けた。

    (携帯)
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▲[ 19411 ] / 返信無し
■19419 / 1階層)  D
□投稿者/ 麻 一般♪(6回)-(2007/07/07(Sat) 18:56:09)
    2007/07/07(Sat) 18:58:04 編集(投稿者)

    『カエデてモテるでしょ?』


    突然そんなことをサクラから聞かれたのは2人で授業をサボってお茶している時だった。


    「唐突だなぁ〜」

    『だってキレイな顔立ちしてるから。黙ってれば男も女も惚れちゃいそう』

    「黙ってればって失礼ね」

    『話したらバカがばれちゃうもん♪』


    「あはは…確かに。てか急にどうしたの?
    あ、まさかヤキモチとか?」



    『…バカ』



    そう言ってサクラは黙り込んでしまった。


    私は結局、彼女を傷つけてたんだなぁ。

    (携帯)
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■19427 / 1階層)  おもしろい(´ω`)
□投稿者/ 光 一般♪(1回)-(2007/07/08(Sun) 15:43:51)
    続き、楽しみにしてます☆
    頑張ってくださいヽ(´ー`)ノ

    (携帯)
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▲[ 19411 ] / 返信無し
■19429 / 1階層)  光さんへ
□投稿者/ 麻 一般♪(7回)-(2007/07/08(Sun) 20:33:54)
    ありがとうございます(^ー^)ノ
    初、投稿なので読みにくいところもあるかと思いますがよろしくお願いします。
    ちなみにほぼ実話です。

    (携帯)
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▲[ 19411 ] / 返信無し
■19430 / 1階層)  E
□投稿者/ 麻 一般♪(8回)-(2007/07/08(Sun) 21:12:11)
    「私、サクラは諦めるよ」
    それはクリスマスイブだった。

    私はいい感じの女の子と一緒にカラオケに来てて、サクラは友達と飲みに行ってて。
    そんな中、2人はメールをしていた。

    初めてキスをしたあの日以来私はサクラを意識していた。

    冗談で

    「付き合っちゃおうか♪」

    「大好きだよ♪」


    「落としてみせようか?」


    とは口では言うものの、本当のところは自信なんてこれっぽちもなかった。
    ただ笑ってごまかすサクラよりも答えてくれる他の女の子たちに私は居場所を感じた。


    だから私はあの日、サクラとのメールを止めて電話してそう告げた。

    告白する前に逃げ出した。
    勇気がなかっただけ。


    その時もサクラは電話越しに笑っていた。



    そしてその夜、私はサクラを想い描きながら違う女の子を抱いた。

    (携帯)
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■19431 / 1階層)  F
□投稿者/ 麻 一般♪(9回)-(2007/07/08(Sun) 21:17:28)
    クリスマスを別々に過ごし、次の日には私は彼女ができていた。

    今、考えると私はしっかり彼女を愛していたと思う。


    つまりそのから2年ほど私とサクラの進展はなかった。

    サクラにも彼氏ができて、幸せそうにしていた。

    在学中も以前よりは会う機会も減った。
    しかし私たちの関係はくずれることはなかった。
    むしろ久しぶりに会ったときは私の心は激しく揺れ動いた。

    きっとずっと好きだったんだと思う。
    ずっと心のどこかにはサクラがいた。

    そう気がついたのは大学を卒業して社会人になり、再び出会ったときだった。

    (携帯)
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▲[ 19411 ] / 返信無し
■19433 / 1階層)  G
□投稿者/ 麻 一般♪(10回)-(2007/07/09(Mon) 20:27:12)
    「ちょっと痩せた?」


    久しぶりに会うサクラはぐんと大人っぽくなっていた。


    『そうかな?いっぱい食べてるよ♪』

    とケラケラ笑う。
    今日のサクラはとってもご機嫌だった。


    私たちはお互いの近況報告をしたり世間話をした。


    酔いもまわってきた頃サクラは切り出した…


    『私ね、ずっとカエデに会いたかったの。それで話したい事があったの』

    「なに?」



    この時はもしかしたら告白されちゃうかもとか夢を見てたんだ。

    でもサクラの瞳に映っていたのは私じゃない。


    早く気がつけばよかった。

    (携帯)
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■19434 / 1階層)  H
□投稿者/ 麻 一般♪(11回)-(2007/07/09(Mon) 20:34:18)
    『カエデが男だったらね♪』


    『私が男だったらカエデと付き合ってみたいな♪』


    『付き合ったらきっと幸せにしてくれるんだろうなぁ』


    『大好きだよ!』


    ね、私はサクラがさり気なく言った言葉一つ一つを確実に心に刻んでるの。


    でも今のサクラは誰も好きになれない。心にはずっと彼がいるから。

    (携帯)
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■19450 / 1階層)  I
□投稿者/ 麻 一般♪(12回)-(2007/07/11(Wed) 22:48:19)
    「カエデに話したいことがあったの…」


    「付き合ってた彼がね…。事故で亡くなったの…」


    そういって涙を流したサクラはとてもきれいで私は目が離せなかった。


    「カエデには話したかったし、分かってもらえる気がした。」


    いっこうに止まらない涙を拭いながら無理して作り笑い。

    本当に、どんだけキレイなんだよ。


    「あれ、私すごい泣いてる。ごめん。」



    そんなサクラを抱きしめない奴がいるかな?
    きっと2人の間にテーブルがなければ私は確実に抱きしめてたよ。


    私はサクラの頭をワサワサして一緒に泣きたい 気持ちをグッと押さえた。


    私も泣いたらサクラが泣けなくなるから。

    (携帯)
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■19451 / 1階層)  J
□投稿者/ 麻 一般♪(13回)-(2007/07/11(Wed) 22:57:36)
    サクラと私は友達がすくない方ではない。
    むしろ社会的でノリの良さには自信がある。

    しかしあまり自分のことを話方ではない。

    それよりはバカな話をして盛り上がる方が相手も自分も楽だと思うから。
    弱い自分をみせたくないから。
    いつも元気なフリをしたいから。



    だけどサクラは私に、私はサクラに素直になる。

    何故かサクラには分かってもらえる気がする。

    それはサクラも感じてくれていることだった。


    サクラは幸せになって欲しい。もう傷ついて欲しくない。そう強く願った。


    だから私は身をひくよ。

    (携帯)
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■19461 / 1階層)  K
□投稿者/ 麻 一般♪(14回)-(2007/07/12(Thu) 20:45:37)
    『カエデが必要なの』


    私が身を引く決意をした一週間後の出来事だった。

    サクラが必要としてくれるのであればどんな形であってもそばにいたい。それほどまでに私は惚れている。


    「ずっと側にいるよ」


    『約束だよ』


    「うん、約束」


    サクラに好きな人ができて結婚しても側にいる。それがどれほど辛くても約束の為なら私は……

    (携帯)
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■19462 / 1階層)  L
□投稿者/ 麻 一般♪(15回)-(2007/07/12(Thu) 20:56:41)
    「あっ…あん…あっ!!」

    …苦しそうに呼吸しながらも振り続ける腰に合わせて指を早める…


    「あっー!あっ、イクっ…」


    …イった後のびしょびしょになった場所を丁寧に舐める…

    「あん…ふぅ…カエデ、なんかちょっといつもより激しくない?」


    「そう?だって愛してるもん♪」


    「嬉しい!」



    全部が嘘なわけではない。ただ私の中には君より大きな存在がいるってだけ。私だって必死に愛してた。

    (携帯)
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■20738 / 1階層)  M
□投稿者/ 麻 一般♪(1回)-(2008/03/19(Wed) 03:40:54)
    サクラからの連絡は2、3ヵ月に一度入ったり入らなかったり、私からの連絡もそんな感じ。


    2人とも働いていたし、サクラは事故で亡くした彼を想い、私は付き合っている彼女がいたから連絡はこれでも取り合っている方だと思う。


    私は彼女を愛していたけどサクラに会うとそれを忘れてしまう。

    あの初めてキスをしたあの日に戻れたら…

    (携帯)
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■20739 / 1階層)  N
□投稿者/ 麻 一般♪(2回)-(2008/03/19(Wed) 03:50:26)
    『今日カエデのうちに行っていい?』

    そうサクラに言われたのはお互い会社帰りで会ったある日のことだった。

    「ごめん。彼女と今、住んでるんだ」

    『え…そんな人いたんだ…』

    「うん、最近付き合い始めたんだけどね。気が付いたら荷物持ってうちにきてた」

    『へぇー。よかったじゃない』

    とサクラは笑った。
    いや、あれは笑っていたのではなく泣いていたのかもしれないね。

    私はサクラを支えたい。そう思うがゆえに゛友達゛という範囲を越えてはならなかったんだ。


    本当はあの時思いっきり抱き締めて愛を伝えたかった。

    (携帯)
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■20740 / 1階層)  O
□投稿者/ 麻 一般♪(3回)-(2008/03/19(Wed) 08:01:30)
    何度も言うけど彼女を愛してないわけではない。

    ただ彼女が行かないでと言ってもサクラに何かあったら私はいつでもそばにいく自信はあった。
    けど゛友達゛という範囲は越えては行けない。
    もう誰もサクラを傷付けてはいけないから。
    私が幸せにできたら…けどそんな根拠もない自信も持つ事は許されない。

    サクラは確実に幸せにならなくてはいけないから。



    (携帯)
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■20744 / 1階層)  めっちゃ気になる
□投稿者/ 薫 一般♪(1回)-(2008/03/21(Fri) 19:49:45)
    今のあたしの恋愛と被ります!続きが知りたいです。

    更新焦らずお願いします

    (携帯)
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▲[ 19411 ] / 返信無し
■20745 / 1階層)  楽しみ
□投稿者/ 剖ル 一般♪(1回)-(2008/03/22(Sat) 00:24:11)
    わくわくしながら読んでます。
    ご自身のペースで更新して下さいね。

    (携帯)
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▲[ 19411 ] / 返信無し
■20761 / 1階層)  ありがとうございます
□投稿者/ 麻 一般♪(4回)-(2008/03/30(Sun) 12:31:44)
    まとめてレスすみません。
    ありがとうございます。
    お2人のお言葉とても嬉しいです。
    ゆっくり頑張りますね(*^_^*)

    (携帯)
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▲[ 19411 ] / 返信無し
■20766 / 1階層)  P
□投稿者/ 麻 一般♪(5回)-(2008/04/03(Thu) 19:35:45)
    人間なんて弱いものだ…

    そう痛感させられるのは彼女と喧嘩をするとついつい携帯を手にしてしまう自分がいる時。


    彼女とデートをしていてもサクラと同じ香水が匂うたびに振り返り目で追ってしまう。


    彼女には気ずかれていない自信はある。
    けど罪悪感もある。


    サクラが夢に出てきた夜は何時であろうと彼女を求めてしまう。


    人間なんて本当にちっぽけで弱いものだ。

    (携帯)
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■20780 / 1階層)  R
□投稿者/ 麻 一般♪(7回)-(2008/04/08(Tue) 09:42:55)
    私には現在彼女がいる。
    明るくて優しくてかわいくて。
    きっとタイプで言えばど真ん中。

    すごく愛しいし、愛してる。

    でもサクラじゃないといけない理由はなんなのだろうか。


    あの笑顔。
    今はとても悲しそうに微笑むあの笑顔ではなく、再び昔のくったくのない笑顔が見たい。

    強がりのサクラの拠り所でいたい。

    (携帯)
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▲[ 19411 ] / 返信無し
■20779 / 1階層)  Q
□投稿者/ 麻 一般♪(6回)-(2008/04/08(Tue) 09:27:19)
    『傘持ってないし、最悪…』


    「…みっけた♪これでなんとか…」


    今日みたいな雨の日は学生の頃を思い出す。あの日は今日みたいな雨で、私たちは傘を持っていなかった。

    あるのは隅に捨てられた壊れた傘一本。
    意味があるのかないのか分からないような傘。


    『それ壊れすぎじゃない?意味なさそう』
    とサクラはいつもの笑顔で笑う。

    「ちょっとはマシでしょ。ホラ、置いてくよ」

    『待って…』
    と慌てた顔をして私に腕をまわしてきた。

    2人でボロボロの傘をさし、ずぶ濡れになりながら次の授業の校舎へと走っていく。


    今、私が傘を差し延べたら入ってくれますか?

    (携帯)
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▲[ 19411 ] / 返信無し
■21033 / 1階層)  S
□投稿者/ 麻 一般♪(1回)-(2008/08/01(Fri) 14:03:10)
    『海行きたいな…』
    会社帰りに2人で飲みに行った時にサクラが小さい声で言った。

    「いいね。行こう!」きっと独り言のつもりだったのかもしれない。私の返事に、
    『本当?約束だよ!』とサクラがはしゃいだ。
    すごくかわいくて、とても愛しくて私はビールを飲み干し立ちあがった。

    キョトンとしているサクラの手を取り、
    「まだ間に合う」
    と駅まで2人で駆け出した。
    あの時の¨まだ間に合う¨は電車のことか私の関係か自分でも分からない。

    ただ酔った勢いで映画のワンシーンみたいにサクラの手を握ってしまった。
    お酒の力は怖すぎる…

    海に着く頃には終電なんてなくてただ海を見つめながらぼーっとしていた。


    このままでいたい気持ちと現実との狭間で私はサクラを見る事は出来なかった。


    海で一晩過ごしたスーツはとても潮臭いこと。
    帰ってから同棲している彼女に連絡しなかったことで怒られたこと。
    これこそ今の私にとっての現実なのだ。

    (携帯)
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▲[ 19411 ] / 返信無し
■21790 / 1階層)  21
□投稿者/ 麻 一般♪(1回)-(2014/03/19(Wed) 12:00:45)
    あれから数年が過ぎた。

    私の想いは相変わらずで、

    サクラの愛しさも相変わらず。

    メールがくる度、会いたいと言われる度、私の心をかき乱す。

    会いたい。

    愛してる。

    そばにいたい。

    (携帯)
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