ビアンエッセイ♪

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■10607 / 親記事)  君≧私
  
□投稿者/ やよい 一般♪(1回)-(2005/06/30(Thu) 13:03:28)
http://www.hamq.jp/i.cfm?i=yayoikato
    2005/07/03(Sun) 00:28:38 編集(投稿者)
    2005/07/03(Sun) 00:27:20 編集(投稿者)

    春が訪れるたびに思い出す。

    あの日あなたの手を振り払ったのは私だった。   
                あれから、4年たった。                         今あなたは何してるの?

    (携帯)                                 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 HPつくりました!!
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■10608 / ResNo.1)  
□投稿者/ やよい 一般♪(2回)-(2005/06/30(Thu) 13:16:21)
    キーンコーンカーンコーン。鐘がお昼休みの時間を知らせる。              トイレで化粧直しを済ませ、カウンセリング室そう私の職場へと向かった。                 私は大学で心理学と倫理を学び、昔からなりたかった高校のカウンセラーになった。             今年、私は25だ。共学のこの学校はここらへんで2番目位の進学校だ。               鍵を開け扉をガチャっとあけた。「何回言えば気が済むの?水野さん。」

    (携帯)
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■10631 / ResNo.2)  3
□投稿者/ YAYOI 常連♪(107回)-(2005/07/01(Fri) 10:20:09)
    『相談したくてさ』               「だからって窓から入ってくるの?」となりの空き教室から渡って入ってくるこの子。                     3年生で成績上位。ただすこし孤立している、そして寂しい目をしている。

    (携帯)
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■10632 / ResNo.3)  4
□投稿者/ やよい 一般♪(3回)-(2005/07/01(Fri) 11:46:12)
    一匹狼すごくあなたに似合うことば。誰もよせつけない目。                     『お昼なにたべたの?』 「おにぎりよ。」    私は窓の鍵をしめる事ができるのにしめていない。             なぜだかわ分からない。ほっとけないこの子だけは。それにたぶん私にだけほんの少しだけ。                  たまに心を開いてくれる。真っ黒な短い髪の毛でくりくりな目。背も私より10センチくらいたかい。               「授業は?3年生は視聴覚室で集まりでしょ?」  『人がおおいとこって息がしにくくならない?』              「分からない、あんまり行かないから。私も好きなほうじゃないわ。水野さん進路は確か〜地方の大学よね?なんで都心から離れるの?」                      『卒業したら引き取ってくれるって。おばさんが。』この子は中学の時両親をなくし家の近くに住んでいた遠い親戚に引き取られたときいた。                    『なんか、裕福だしそっちのがいいかなって思ってさ。』          「そぅ、貴方がそれでいいなら何も言わないわ。」             缶コーヒーを飲む彼女。 寂しげ、あまりというかほぼ笑わない。                  笑わないんじゃなくて笑えないってゆう雰囲気だ。

    (携帯)
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■10634 / ResNo.4)  5
□投稿者/ やよい 一般♪(4回)-(2005/07/01(Fri) 17:44:12)
    すごく私からみて魅力的だと思う。笑えばもっときれいなのにな。                  『先生、こっちきて』  手招きする。                  「いやよ。」      手を強引にひっぱられた。口を塞がれた。                 強引なキス。アタシじゃなくてもよさそうな感じだ。             キスしかしない関係すごくなんか虚しい。「やめて。」                       私は泣きそうになる。すると『ごめん』ここで終了。手もつながない、私からはこれ以上私からは求められない。                                 卒業まであと、4ヵ月。

    (携帯)
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■10638 / ResNo.5)  
□投稿者/ やよい 一般♪(5回)-(2005/07/01(Fri) 19:07:39)
    2005/07/01(Fri) 20:56:26 編集(投稿者)

    ガラッ。私はすぐ立ち上がった。                      『あったかぁーい』生徒が3人来た。       アキそぅ水野さんな下の名前。          アキは『いく』と言って部屋をあとにした。                『ねぇ先生よくくるの?水野さん。』       「まぁちょくちょくくるわ」                       私はまだあのキスの余韻が残っている。                  『マジで水野さんかっこいいよね。やばいかっこいい、しゃべったことないんだ同じクラスなのに』                    そぅ彼女はすごくもてる。

    (携帯)
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■10641 / ResNo.6)  7
□投稿者/ やよい 一般♪(6回)-(2005/07/01(Fri) 21:19:42)
    疲れた〜パソコンを閉じた。目を擦る、唇をさわるあの感触忘れられない。              さてと帰るかな、コートを羽織った。                   階段を降り薄暗い廊下を歩く。                      あ〜車の鍵忘れちゃった最悪。                      『先生!』ふと 振りかえる。                       2年生の男子生徒だ。             「どおしたの?」                『相談があって…』               「私も忘れ物があるから行きましょう。」                 体が小さいこだった。名前が出てこない‥                 扉をあけた、やはり寒いエアコンをつけた。                「今、紅茶入れるからね」            『すみません。』                「座って。」ソファーは3人位座れる広さだから2人で腰かけた。                  「もう少しで暖まるからね、どうしたの?なんか悩んでるの?」                   うつむいている。                こうゆう時はゆっくり優しく接してあげる。                「名前は?」                  『太田です。』                 「どぅして私と話そうって思ったの?」どうでもよさそうな事から入る。               『先生に聞いてほしいことがあって』声が震えてる。しゃいなんだなーと思った。                       「いいよゆっくりで。」             私の目をまっすぐみて『好きなんです』                  あっけにとられた。               「ありがと、でもね私は立場上ここで雇ってもらってるの。だからそうゆう風にみれないの。」                 『関係ないじゃないですか!』                      強く反感してきた。               「あるのよ。」

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■10642 / ResNo.7)  8
□投稿者/ やよい 一般♪(7回)-(2005/07/01(Fri) 21:51:11)
    あの感触じゃない、感触が私の唇から伝わった。              「やめなさい!」必死に抵抗した。                    体はまだ中学生位なのに力は大人とかわらない。              『オレがこんなに思ってるのに!』                    胸に手が伸びてきた。              「やめて!」いやだ本当に…                       ガラッ。                     『あっ…』太田君の力が弱くなった。                   あきだ。                    あきがいった『出てけよ、ここはそうゆう場所じゃない。』                     走りさっていった。               私の乱れたワイシャツにあきがコートをかけた。              私はなにも言えなく黙ってる。                      『隙がありすぎなんだよ!』すごい声で怒鳴った。             私は涙がでてきた。不覚にも拭いてもとまらない。             『あっ?泣いてないでなんか言えよ!!こなかったらどうしてたんだよ!そのままやられてたのかよ?!』            「ごめんなさい。助けてくれてありがとう。」必死に平然を装った。                 涙がとまらない。                あきがソファーに腰かけた。                       私は唇が切れるくらいに袖でこすった。いやだった分からないけど今、目の前にいる人以外とキスするのがこんなにも嫌だと思った。            『おいやめろよ。』私の手をひっぱった。                 優しく私の唇を親指で触った。                      『分かる?オレはあんな場面見て優しくできるような心の広いやつじゃないんだ』                       優しく涙を拭き取ってくれる。                      『約束して、絶対2度とこんなおもいさせないで。』            付き合ってもないのに…えっちもしてにいのに。              私はうなずいた。                初めて、あきが優しく抱き締めてくれた。

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■10644 / ResNo.8)  10
□投稿者/ やよい 一般♪(8回)-(2005/07/01(Fri) 22:59:46)
    初めてだったあんなに怒ったあきをみるのは。               初めてだった優しく抱き締められたのは。                 それから私はドキドキなのにあのコはいつもの調子だ。                       ただ一つだけかわったのは。                       廊下で通りすがる時あきが手に一瞬触れてくる。              通り過ぎたあきの顔どんな顔してるんだろう?               私?私はもちろん俯いている。                      顔がにやけて真っ赤なのを隠すため。                               卒業まで3ヵ月

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■10645 / ResNo.9)  11
□投稿者/ やよい 一般♪(9回)-(2005/07/01(Fri) 23:09:33)
    1月に入った。冬休みはあきには会わなかった。              1月20日は私の誕生日。            休み明けドキドキしたそれと同時に不安もあった。             休み中あきにあわなかったから。                     学校では普段と変わらずあきはちょくちょくサボりに来る。                     いつも通り2人になればキスをする。優しく抱き締めてくれる。                   もぅ分かっていた自分の気持ちが。                    雪がほぼ降らない東京にパラパラ雪がふった、私の気持ちを乗せて降ってきた。             好き、積もらないがいっぱい降ってきた。

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