| そして翌日・・・ アタシは小さい紙袋にプレゼントを入れて、朝早く会社へ向かった。 朝からとてもドキドキしていた。 れんちゃんに近づくことばかり考えていた。 と、運のいいことに朝一に偶然給湯室でれんちゃんにばったり。
「あ。れ・・れんちゃん、おはよう!」
「あ・・・橘主任!おはようございます」
「あ、あのね・・・」
「はい・・?」
「えっとね、今日は・・・」
「?」
「おはようございま〜す!!」
れんちゃんに今日の帰り、一緒に帰ろうと言おうとしたところ運悪く、 佐々木が給湯室へ入ってきた。
「あ。主任おはようございま〜す!れんちゃん、おはよう」
「あ、佐々木さん、おはようございます」
「佐々木、えらく今日は早いじゃん。」
「ちょっとね、朝ごはん買ってきたんで。食べま〜す」
「もお〜、ここで食べないでよね。食堂行けばいいじゃない。」
「じき食べちゃうんで。」
佐々木はアタシたちのことなど気にもせず、 コンビにで買ってきたパンをガブガブ食べはじめた。 もお〜、せっかくれんちゃんと2人きりだったのに〜 タイミング悪すぎ。 それになかなか出て行きそうにないし。 もお〜
アタシは仕方なしに課長のコーヒーとお茶を入れて課に帰った。 それから、休憩時間に隙をみてれんちゃんの携帯にメールを送った。 帰り待ってるって。 でも、れんちゃんメール見るかな・・・ 会社でいる時はバッグへ入れっぱなしだから。 望みは薄そう・・・やっぱり帰るまでに捕まえるしかないか・・・
|