ビアンエッセイ♪

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■13732 / ResNo.10)  すみません
  
□投稿者/ れい 一般♪(14回)-(2006/02/26(Sun) 09:48:35)
    今日はちょっと夜まで更新できないかもしれません。

    昨日中に書き上げるって言っていたのに申し訳ないです。

    読んでくださっている方に申し訳ないですが、

    少しだけ、待っていてください。

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■13733 / ResNo.11)  NO TITLE
□投稿者/ あい 一般♪(1回)-(2006/02/26(Sun) 12:21:44)
    待ちます!!

    (携帯)
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■13734 / ResNo.12)  あいさんへ
□投稿者/ れい 一般♪(15回)-(2006/02/26(Sun) 16:20:17)
    待ってくださってありがとうございます<(_ _)>

    思わずレスみて嬉しくて笑っちゃったれいです。

    あいさんのために頑張って書かせていただきますね!

    (携帯)
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■13735 / ResNo.13)  NO TITLE
□投稿者/ アリス 一般♪(1回)-(2006/02/26(Sun) 17:08:28)
    更新楽しみに待っています(^o^)

    (携帯)
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■13736 / ResNo.14)  アリスさんへ
□投稿者/ れい 一般♪(16回)-(2006/02/26(Sun) 20:56:26)
    うわぁ♪そんな風に言って戴けてすごい嬉しいです。

    ありがとうございます、アリスさん。

    本当嬉しいです。

    がんばりますね。

    今帰ってきたところなので、

    手洗い、うがいをしてから(笑)書きますね。

    (携帯)
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■13738 / ResNo.15)  親友に恋した、はるかの場合。《10》
□投稿者/ れい 一般♪(17回)-(2006/02/26(Sun) 21:35:17)
    夏子の顔は、アルコールのせいだけではなく、紅潮していた。


    「今日は、それを言わなくちゃって思って、はるかを呼んだの」


    「え…ええっ?」


    思わず、身を乗り出してしまう。

    まさかこういう展開になるなんて予想すらしなかったから、

    リアクションに困った。心臓が無駄に高鳴る。


    「…な、なんで!?」


    彼女からの告白に対して、やっと私が発した言葉はそんなものだった。

    聞きたいことがあまりにも多すぎて、それを口に出すのがやっとだったのだ。


    「…わたし、ずっとはるかが好きだったんだよ?」


    またその発言に動揺する。


    「ずっと?」

    「高校のときから。自分の気持ちに気付いたのは、確かはるかに彼氏ができたときかなぁ…」


    そんなことを言い出すから驚いた。

    私が高校時代、彼氏がいたのは一度きり。高校二年の夏だ。

    私が夏子を好きだと自覚したのが高二の終わり、高三になる直前だったから、

    夏子は私より前に、私が好きだったことになる。


    その事実に驚いて声も出せないでいると、夏子は私のその有様がおかしかったらしく


    「本当に気付かれてなかったのね?わりと大胆なこともしたと思うんだけどなぁ」

    そういうと、ふふふ、と嬉しそうに、そして満足そうに笑った。


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■13739 / ResNo.16)  親友に恋した、はるかの場合。《11》
□投稿者/ れい 一般♪(18回)-(2006/02/26(Sun) 22:14:44)
    2006/02/27(Mon) 08:23:30 編集(投稿者)

    じゃあ何、私と夏子は、ずっと両想いだったっていうの?

    むしろ、彼女からのアプローチが先だった、ということになる。


    そう考えると、今まで彼女の一挙手一投足にドキドキしたり、

    期待を持ちそうになって自制したり、

    告白をしかけて、寸前で思い留まったりしていたあの努力は

    無駄だったのかと、なんとなく力が抜けた。



    そして、もしあのとき勇気があれば、私は高校、大学と夏子と一緒に

    幸せな学生生活が送れていたのかと思うと、

    ものすごく勿体無いことをした思いでいっぱいになって、


    思わず「勿体無かったなぁ」と声に出してしまった。


    夏子が「え?」と聞き返して来たので、

    「いや、」と言葉を挟んで今考えた通りのことをそのまま話す。



    すると夏子は「そうかもね」と一言置いてから、


    「でも、その期間があったからこそ、

    今はこんなにわたしを深く愛してくれているんでしょう?

    わたしが理由も言わずに呼んだら、

    無理してお仕事切り上げてきてくれちゃうくらいに」



    にっこりと笑って、それを言われてしまい、私は何も言えなかった。


    理由のひとつは、図星で赤面してしまったから。

    もうひとつは、まぁ、確かにそうだとは思ったから。



    あの頃私の中にあった感情は、彼女に私を受け入れてほしいという

    若く、エゴに満ちた幼いものだった。


    今の私はどちらかというと、彼女を受け入れてあげたい、

    彼女を包んであげたい、という想いの方が強い。

    相手を受け入れられるキャパシティと強さが、成長と共に身に付いたのかもしれない。


    あのときもし、彼女と付き合っていたら、自分を抑えられずに、今よりたやすく彼女を傷付け、

    友人関係すら維持できなくなって、音信不通になっていただろうと思うから、

    それを考えると昔の自分の今までの自制の努力を、ものすごく評価してやりたくなった。



    人間なんて、単純なものだ。…そんなのは、私だけだろうか。


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■13740 / ResNo.17)  親友に恋した、はるかの場合。《12》
□投稿者/ れい 一般♪(19回)-(2006/02/26(Sun) 22:32:22)
    2006/02/27(Mon) 08:30:12 編集(投稿者)
    2006/02/26(Sun) 22:33:41 編集(投稿者)

    お店を出たのは、ちょうど日付が変わろうとする頃で、

    お互い終電までぎりぎりの時刻だった。

    駅まで二人で身を寄せあうように、「寒いね」と言いながら、

    深夜の道路を、どちらともなく手を繋いで歩いた。


    大きい通りだったけれど、表参道は人影も車もまばらで、静かだった。


    正直、離れがたかったけれど、次の日もお互い仕事だったから、

    そんなことも言っていられず、学生を心から羨んで、二人で駅の階段を下りた。


    「はるか」


    「ん?」


    駅の階段を半ばまで降りたとき、踊り場で夏子が私を呼び止めた。

    彼女の方を振り返ると、彼女が私の顎を右手でとらえて、

    私の頬に左手を添え、唇を重ねてきた。



    その間、ほんの一瞬。


    驚きすぎて、目を閉じる余裕もなかった。


    顔を離すと彼女は満面の笑みで私をじっと見据え、


    「HAPPY BIRTHDAY!」


    そう言って、嬉しそうに笑った。


    「え?」


    どうして?という顔を私はしていたらしい。


    「今ね、日付が変わったの」


    そう言って、彼女は私の脇をすり抜けて、先に階段を降りていった。

    手元の携帯を確認すると、確かに時計は0:01を示している。


    日付は…2月22日。私の誕生日だった。

    そういえば、こうして何らかの形で、私は毎年夏子にお祝いをしてもらっている。


    今年は、最高の一年のはじまりになったな、と思った。



    彼女が階段を降り切ったところで、駅員さんが叫ぶ声が聞こえた。

    〈○○行き〜、△△方面最終電車、まもなく到着しまーす!ご乗車のお客様はお急ぎくださーい〉

    彼女が乗らなければならない電車だった。


    「行って!あとで、メールする!!」


    そう叫ぶと、彼女は大きく頷いて、私に大きく手を振って、走ってホームに向かっていった。

    私はひとり、唇に手を当てながら、ゆっくりと階段を降りた。


    心臓の鼓動がものすごく早くなっている。

    中学生みたいだなと、私は笑いそうになって、その衝動を堪えた。

    同時に、別のところから、笑い出したい衝動に駆られて、

    そちらは抑えることに成功せず、結局口元ににや〜っと笑みが広がってしまった。



    私の、約10年越しの片思いが実ったのだ。

    もちろん、間に大いに紆余曲折はあったけれど、

    あの頃から彼女を好きだったことには変わりない。


    8年か、すごいな。

    自分で気付いて、笑ってしまった。


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■13741 / ResNo.18)  親友に恋した、はるかの場合。《13》
□投稿者/ れい 一般♪(20回)-(2006/02/26(Sun) 22:35:17)
    最終電車に乗って、彼女へのメールを作成しようとポケットから携帯を取り出したあたりで、

    携帯が震えた。夏子からのメールだった。


    慌てて開くとそこには一言。


    Title:おつかれさま♪
    -------------------------
    かばんの中を見てね(^O^)/


    慌てて足元に置いていたかばんの中を見ると、

    見慣れない白い封筒が一枚、入っていた。


    いつの間に入れたんだろう。

    そう思って中を開くと、


    中には一枚の飛行機のチケットと手紙が入っていた。


    チケットを見ると、日付はなんと今週末になっている。


    行き先は、サイパン。


    手紙には、こう書いてあった。

    ――はるかへ

    お誕生日プレゼントです。

    二人で南の島のバカンスを、思い切り楽しみましょう!


    P.S.
    生理になっちゃった!なんて、許さないからね。



    ……彼女は相変わらずだ、と私はため息をついた。

    相変わらず、彼女の予定は決まっていて……


    …あとは、私が予定を合わせるのだ。


    まぁ、私にとってはそんなところが愛しいのだけれど。



    知らずに漏れた口元の笑みは、その週の週末を迎えるまで、ほとんど消えることがなかった。


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■13742 / ResNo.19)  終わった〜!
□投稿者/ れい 一般♪(21回)-(2006/02/26(Sun) 22:40:51)
    なんとか今晩終えることができました!!!

    はー、思ったより長くなっちゃいました…(^^;

    これはもう中篇ですね…。


    楽しんで戴けたら嬉しいです!

    感想、もし良ければ聞かせてくださいね^^

    レスは必ずつけさせて戴きます。


    あと、もしも「こういう設定・テーマでお話書いてほしい!」

    っていうのがありましたら教えてください!!

    次回への参考にさせて戴きます♪♪


    ここまで読んで下さってありがとうございました〈(_ _)〉


    あいさん、アリスさん>

    お二人のコメント、レスが無かったら、

    「まあ、月曜でもいいかな〜」と思っていたと思います。

    それくらい、励まされました(>_<)

    本当に嬉しかったです★ありがとうございました!
完結!
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