ビアンエッセイ♪

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■14351 / ResNo.50)  ☆さん、感想ありがとうございます!
  
□投稿者/ れい 一般♪(16回)-(2006/05/03(Wed) 13:13:56)
    ☆さん、お読み戴きましてありがとうございます。
    しかも続きを楽しみにしていて戴けるとのことで…(*^^*)

    嬉しいことこの上限りないです♪ありがとうございます!


    次の濡れ場(笑)は、夏子がはるかを…な展開を予定しております。

    乞うご期待!!ってやつですね。

    ゴールデンウィーク中には書き上げられるかな。


    また☆さんから感想をお聞きできるよう、精一杯描かせて戴きますね。

    またお待ちしております〜☆

    (携帯)
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■14352 / ResNo.51)  親友に恋した、夏子の場合。《9》
□投稿者/ れい 一般♪(17回)-(2006/05/03(Wed) 23:57:15)
    そんなわたしが彼女に告白を決意したのは、

    身も蓋もない言い方をしてしまえば、

    想像の彼女では満足できなくなってきたからだった。


    実際に彼女と会うたびに、彼女の腰や背中、首筋に手を這わせたくなり、

    彼女をわたしだけのものにしたくなる衝動に駆られた。



    「わたしだけのもの」――。

    性的欲求を満足させたかったから、だけではない。

    自分の弱い部分が、彼女を心の支えとして求めていたことに気付いたのが、

    彼女のブログを発見してから半年後だったのだ。



    ほかのひとはみないで。


    わたしだけをみて。


    性的欲求からではなく、そう感じたのは久しぶりだった。





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■14353 / ResNo.52)  親友に恋した、夏子の場合。《10》
□投稿者/ れい 一般♪(18回)-(2006/05/04(Thu) 00:18:52)
    それまでわたしの付き合い方といえば、性的欲求が先行していた。

    心が動かなくても、体に惹かれれば抱かれたし、抱いた。


    心が寂しくても、女性同士では体が満たされれば、お互いある程度心も満たされたし、

    大体の付き合いがセックスから始まっていった。


    体の相性が良ければその付き合いは数ヶ月続いたし、

    そうでなければ、よっぽど気に入らない限りこちらから連絡は一切しなかった。


    寂しくなったら誰かしら相手をしてくれる人を探したし、

    探せば見つからないことなど、なかった。



    でも、わたしはついに気付いてしまったのだ。


    わたしが寂しくて一番最初に頼るのは誰か。


    会っていて一番心が満たされるのは誰なのか。


    わたしが一番抱きしめて欲しいのは、誰なのか。



    それらの答えはずいぶん前からひとつだったけれど。

    それらをじぶんに問い掛けてしまうのが怖くて。

    その答えから拒否されるのが、ただひたすらに耐えられなくて。


    わたしはずっと封印していたのだった。

    気付かないふりをしていたのだった。




    でも、気付いてしまった。

    体の寂しさを、他の女ではなく想像の彼女でしか収めなかったわたしに。

    心の寂しさを、他の女ではなく彼女にしか埋めてもらいたくなかったわたしに。




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■14354 / ResNo.53)  親友に恋した、夏子の場合。《11》
□投稿者/ れい 一般♪(19回)-(2006/05/04(Thu) 00:42:04)
    2006/05/04(Thu) 05:58:09 編集(投稿者)


    告白の日に平日のあの日を選んだのには、ひとつだけ理由があった。

    その日ははるかの誕生日の前日だったから。

    誕生日当日は何かしら予定が入っているかもしれないけれど、

    前日は空いている可能性が高いと思ったから。平日だったし。


    もし、仕事帰りにでも会えたのなら、日付が変わったと同時に祝ってあげたかった。

    そんなときに告白ができたなら、最高のプレゼントになると思ったのだ。


    本命の"プレゼント"の準備も抜かりなかった。


    旅行代理店に勤務する大学時代の友達のところに行き、格安で探してもらった。


    「社割とか、使えないからさ」


    そういいつつも、シュウという名の面倒見のいい友達はいくつかピックアップしてくれた。

    条件は、安くて、あたたかいところ、海のきれいなところ。

    「だれと行くの?」の問いには、新しくできる恋人と、と答えた。

    シュウは、へぇ、と目を細めるようにして笑うと、


    「何?こんどは男?女?夏子もわりかしやるね」


    と言った。


    彼女はわたしの数少ない友達のうちの一人で、わたしをビアンだと知ってもなお

    全く変わらず友達でいてくれる貴重な人種だった。

    彼女自身も女の子を好きになることはあるらしい。

    ただ、お互い無害な関係でいられるのは、わたしの嗜好にも、彼女の嗜好にも、

    まったくヒットしなかったからだと思う。

    きれいな人なんだけど、なんだか草食動物みたいなひとだ。

    中性的で、ちょっとつかみ所ない感じがする。

    わたしにとっては、適度な距離感を持って付き合える、貴重な友人だった。


    「女。本命なんだ、すごく久しぶりにね」


    そう返すと、シュウはPCの画面を見続けたまま、

    普段あまり開かない細い目を大きく見開いた。


    「そりゃあ、気合入れてさがさにゃね」


    シュウの口角が上がった。

    彼女はわたしの恋愛癖を知っているから。

    確かに、大学時代から本命なんて言えるひとはいなかった。

    いつも、使い捨てのように恋愛を積み重ねてきた。


    「ここは、値段の割にはホテルきれいだから、おすすめ」

    「このホテルはね、お姫さま気分味わえるよ」

    「ここはね、近くに見晴らしのいい展望台があるんだ」


    そんなことをひとつひとつ聞きながら、1時間とちょっと。


    行く国と、泊まるホテルを予約した。

    なんだかんだいいつつも、彼女は結構値引いてくれていて。


    「サービス。あんたに本命ができるなんてね」


    そう言って、ぐいっと口の端を上げて笑っていたけれど。


    そうしてわたしはプレゼントを用意して、はるかを呼び出したのだった。





    はるかとデートするときはいつも、彼女がおしゃれなお店をチェックしておいてくれる。

    彼女が選ぶお店はどこもわたしの嗜好をぴたりと捉えてくれていて、はずさない。

    彼女のそういった心遣いがどれだけ稀有なものなのかに気付いたのは、

    さまざまな人とデートをするようになってのことだった。


    それに気付いてからはより一層、彼女に依存する部分が増えた気がする。



    しかしあの日のレストランの味は、正直言ってあまり覚えていなかった。

    おしゃれで雰囲気もすごく良かったことは覚えているのだけれど。


    あの日はわたしは珍しいくらい緊張していて。

    まるで高校生の頃に戻ったみたい、と内心自分で自分を嘲ったのを覚えている。




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■14355 / ResNo.54)  こんばんわ♪
□投稿者/ アリス 一般♪(6回)-(2006/05/04(Thu) 01:39:47)
    早速 読んじゃいました(笑)
    今回はエロエロ夏子ではなく可愛い夏子ですね(*^-^*)
    読んでると…彼女が欲しくなりました…(T_T)夏子みたいなエロくてさみしがりやな人って好きなんですよね…(>_<,)めっちゃ好みです(笑)
    次は…ついに絡み(?)楽しみですw(^o^)w
    でも…れいさんファンとしては…終わってしまうのは…ん〜淋しいですよね…(^_^;)
    次回作は…有りですか???

    (携帯)
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■14356 / ResNo.55)  NO TITLE
□投稿者/ ☆ 一般♪(2回)-(2006/05/04(Thu) 04:45:29)
    又々読まして頂きました。もうかれこれ。48時間起きてます。れいさんの小説のせいではないので、あしからず。
    でも、続き期待して読ましていただきました。(笑)
    れいさんの文章的タッチいいですね。ドキドキします。次の展開は…?って…?楽しみにしてます。



    (携帯)
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■14357 / ResNo.56)  アリスさん、こんにちはー♪
□投稿者/ れい 一般♪(20回)-(2006/05/04(Thu) 13:36:54)
http://www.mypress.jp/v2_writers/chocolateholic/
    次回作は、ずばりアリです!!

    先に断言してしまいました。れいです。

    アリスさん、毎回感想ありがとうございます♪


    次回は、ついに超長編(笑)をUP開始しようかな…と思っております。

    以前書いていた長編物の続編です。

    (はるなつ(はるかと夏子の略です)の続編では残念ながらありませんが…。)


    以前の長編モノは、過去ログをさらってHPにリンクしてあるブログサイトで

    小説として順次UPしていってます。一年以上前に書いたもので、

    しかも高校生らしく書いているので、文章自体がかなり稚拙な感は否めませんが、

    読んで戴ければ嬉しいです。ぜひ感想聞かせて戴ければと思います。



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■14358 / ResNo.57)  ☆さん、もうそろそろ寝たかな…?
□投稿者/ れい 一般♪(21回)-(2006/05/04(Thu) 13:58:47)
http://www.mypress.jp/v2_writers/chocolateholic/
    48時間は起きすぎだと思うれいです。辛くないですか?

    わたしは学生時代よくそれくらい起きていましたが、
    今はもう無理ですね…。歳かな(笑)

    期待して戴けていたみたいで嬉しいです。

    がんばりますよ〜☆

    でも、体力が続くかな…。
    体力の続く限りがんばりますー。

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■14373 / ResNo.58)  親友に恋した、夏子の場合。《12》
□投稿者/ れい 一般♪(22回)-(2006/05/05(Fri) 18:28:37)

    告白をして、付き合い始めて。


    次に会えたのは、旅行前日。



    それまでのはるかとわたしと言えば、


    隙あらばお互いメールして。

    毎晩どちらともなく電話して。


    「うわ、照れるー」

    「なんか、恥ずかしいね」

    「変な感じ」

    「慣れない…(笑)」

    「ほんと、嬉しい」

    「夢みたい」

    「まだ信じられないよ」


    そんな会話ばかり、繰り返していた。


    友達でいた期間が、圧倒的に長かったから。

    友達でいた期間のほとんどを、片思いに費やしていたから。


    両想い、という関係に慣れなくて。

    それでも相手のことは良くわかっていたから。


    微妙にぎこちなく、そして心地よい関係が続いていた。



    旅行前日、わたしはどうしてもはるかに会いたくて。


    「ね、はるか。明日、一緒に空港行こうよ」

    「うん。そうだね。どこで待ち合わせしよっか」

    「…明日、うち泊まりに来たら?空港までうちからのが近いし」


    「そっか。そうする」


    そうして彼女がくることになった。



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■14426 / ResNo.59)  れいさん♪
□投稿者/ まみ 一般♪(3回)-(2006/05/11(Thu) 21:34:29)
    はるかちゃんがお泊りですか‥凄い想像しちゃいました///
    優花ちゃんと先生のお話も楽しみにしてますね♪

    (携帯)
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