| コンコンッ
あっ、松下さんだっ(^∀^)ノ
松下さんのことが気になっている私は、2人で一緒に入れる時間がとても待ち遠しかった。
「じゃぁ今から体を拭いて、お着替えしますねぇ」
カーテンをきっちり閉じると周りの光は遮られ、薄暗い空間は私を変な気分にさせた。 それに今は他の患者は出かけていて、病室に2人っきりだ。
松下さんはパジャマのボタンを1つずつはずしていく。 全部はずすと、下着を身に着けていない忍の胸はあらわになった。 決して大きいとは言えないが、形のいい乳房。
忍は恥ずかしくて目をギュッと閉じた。
「拭いてくよ?」
松下さんは丁寧にゆっくりと 手やお腹や胸の上半身を拭き終わると、次は足を拭いていく。
「緊張してる?すっごいガチガチだけど(笑)」
「だ、だって〜誰かに体を拭いてもらったことなんてないし・・・それに・・・・」
「それに?」
「ま、松下さんだから余計に・・・」
忍はボソッと言った。
「・・・何で私だったら緊張なの?私にやってもらうのは嫌・・・?」
「え!?違うょ〜!!!」
「そんな気を使って 嘘付かなくていぃよ。いっつもイジメてばっかだもんね。嫌われるのも当然かな」
「ちょ、ちょっと待ってょ〜。松下さんのことは好きだょ!一緒に居れて嬉しいし・・・」
「ホント?」
「うん本当だょ〜」
「そっか☆嬉しいっ」
「うんっ(^口^)」
忍がそぅ言うと松下さんは顔を忍に近づけ、チュッっと軽く口付けをした
えっ!?今 松下さんにチュッってされたよねっ? チュッ???? チュッ・・ チュッ(//∀//)
「あっ、ビックリしたよね?ゴメンね?つい嬉しくて・・・」
「いえ・・・あの、私も嬉しいけど・・・今のキスはなんで?」
「ん〜・・・つい・・カナ?」
ズキッ
忍はその言葉を聞いて舞い上がった自分が愚かに思え、胸が激しく痛くなり、同時に松下さんのことが本気で好きだと確信した。
「“つい”って何?どぅいぅ意味?松下さんは“つい”で人にキスしてるの?」
忍は涙を堪えて言った。
「ち、違うわょ。本城さんが好きだから!好きだからに決まってるじゃない!だけど・・・言っても信じられないと思って、だから・・・」
「何で?信じるよ?だって私も松下さんが好きなんだもんっ」
「え?本当に?本当?だったら嬉しい・・・」
松下さんは安心と嬉しさとで泣き出した。
そして忍も初めての両想いに嬉しくて泣いてしまった。
そして、2人は静かに見つめ合って、何度も何度も唇を重ねた。
“今”といぅ幸せを胸に抱きながら・・・
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