| 海の風を十分に堪能した2人は、海岸沿いに停めた車の中でゆっくりしていた。
「ふぁ〜・・こんなにゆっくりしてたら眠たくなってきちゃいましたょ」
「寝てもいいゎよ?」
「え、松下さんと一緒に居るのにそんなのもったいないですょ」
「じゃぁ・・・一緒に寝る?」
忍は松下さんの言葉にドキッとして嬉しくなった。
「あ、はい(〃∇〃)」
忍の返事を聞くと、松下さんは自分の座席を倒して寝始めた。
「え・・?」
「どぅしたの?本城さんも眠いなら座席倒してもいいわょ?」
「え、一緒に寝るって・・・」
「えぇ、だから一緒に座席を倒して寝るって意味だけど?」
「あ、そぅですよね(-ω-;)」
「あら、期待させちゃったかしら?」ニヤ
「何も期待してないですょ〜だ。ふん、すねてやるから・・・」
忍は自分も座席を倒し、寝転がった。
『いつも松下さんにイジメられてばっかりだょ』
忍はイジメられることは嬉しかったけど、いつもいつもイジメられてるのは悔しいので仕返しをしてやろう!と思いついた。 チラッと松下さんの方を見ると、瞳を閉じた横顔が妙に綺麗で色っぽく見えた。
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