ビアンエッセイ♪

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■14136 / ResNo.10)  10
  
□投稿者/ 雅 一般♪(11回)-(2006/04/07(Fri) 08:12:16)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    「さ、今みたいにして、投げるの。そして、ゆっくりリールを巻いてみて。」

    奈子先輩は生き生きとした表情で笑みを浮かべた。


    奈子先輩に言われるがまま、見よう見真似で、竿を投げてみる。

    奈子先輩みたいに遠くには投げれないけど、何とか飛ばすことができた。


    ゆっくりリールを巻いて・・・。あっ。

    いきなり、重みがかかって可憐の身体が、一瞬ぐらっとした。


    「きたのねっ。さ、ゆっくりでいいから、竿を引きながら巻いていくのよ。」

    奈子先輩が、竿を置いて可憐を見守っている。

    可憐は、必死で、リールを巻いていった。

    竿が、しなって、今にも折れそう・・・。重いっ・・・。


    バシャバシャバシャ

    真下で、何か長い魚が暴れている。


    「そのまま、竿ごと、一気に上げるのよ。頑張って。」

    奈子先輩が、背中にぴったりくっつくように、手を添えてくれた。


    「せーのっ。」

    一気に竿を上げると、そこには、えたいの知れない魚・・。

    奈子先輩は手際よく、軍手をはめて、ペンチで針をはずした。


    「この太刀魚、すっごいいい型ね。すごいよ。」


    1メートルはある、ヒレがビラビラと波打つように動く光った魚。

    可憐は、その蠢く魚が、太刀魚だということを初めて知った。

    スーパーの切り身しか見たことがなかったから、正直驚いた。


    「二人分なら、これ1本で十分ね。」

    奈子先輩は、軽くウインクした。


    そのまま、クーラーに入れて、片付けをし、車の中から、夕暮れを見ていた。


    「驚いた?」

    奈子先輩が、助手席の可憐を覗き込むように言った。


    「まさか、本当に食料を調達するとは思いませんでした。フフ」


    「好きなのよ。釣り。会社の人には言ってないけど。」

    そう言って、奈子先輩は可憐に微笑んだ。


    奈子先輩のまた一つ、秘密を知ったようで、可憐は嬉しかった。

    沈む夕日は、海と空と、二人を紅く染めていた。


    「綺麗だね。」

    奈子先輩は、じっと沈んでいく夕日を見て呟いた。


    可憐は、その横顔を見つめた。

    夕日に照らされる奈子先輩も、とても素敵だった。


    その瞬間、奈子先輩の手が、可憐の右手を包んだ。


    「冷たいね。ごめんね。寒かったかな?」

    奈子先輩の手は、とても暖かかった。


    「暖めてあげるね。」

    奈子先輩はそう言って、微笑んだ。


    可憐は、異性との感情に似た、心の動揺を覚えた。

    好きかも・・・・知れない・・・・。
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■14137 / ResNo.11)  11
□投稿者/ 雅 一般♪(12回)-(2006/04/07(Fri) 08:12:50)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    夕日が沈み、その後、奈子先輩の家に戻った。

    奈子先輩が作ってくれた、太刀魚の刺身と天麩羅で、夕食をとった。

    可憐は、ずっと奈子先輩を直視することができなかった。


    「どうだった?自分で釣り上げた太刀魚のお味は。フフ」

    奈子先輩が、嬉しそうに聞いてきた。


    「とても美味しかったです。」


    「やっぱり新鮮だと違うでしょ?」


    平然と話す奈子先輩。

    可憐は、とても複雑な気持ちだった。


    一緒にいれるのが、嬉しい。

    でも女性。

    なのに、好き。

    紛らわしい行動。

    でも平然。


    「今日は家へ帰さないと、お母さんに叱られるわね。」

    午後8時。時計を見て、奈子先輩が言った。


    「じゃ、そろそろ送っていくね。お母さん心配するといけないから。」


    車がどんどん家に近づくにつれ、

    可憐は、とても寂しい気持ちになった。


    もう少し傍にいたい・・・


    「今日はありがとうね。ほんと楽しかったよ。」


    「あっ、あの・・・」


    可憐は、言葉に詰まった。

    奈子先輩は、ん?と、可憐の顔を覗き込む。


    「あ、あの・・・良かったら、私の部屋でお茶でも飲んで帰ってください」


    奈子先輩は、にっこりと微笑んで頷いた。


    あと少しだけでも、一緒にいれる・・・。

    奈子先輩の笑顔、もう少し見ていたいから。。
引用返信/返信 削除キー/
■14138 / ResNo.12)  12
□投稿者/ 雅 一般♪(13回)-(2006/04/07(Fri) 08:13:34)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    家に着くと、母が玄関まで出てきた。

    「すみません。ご迷惑かけました。」

    「いえいえ。遅くまですみませんでした。」


    さすが、奈子先輩。

    こういう挨拶は、抜かりない。


    「お母さん、今日釣りに連れて行っていただいて、太刀魚の料理をご馳走に

    なったの」


    「まぁ、それは、どうもありがとうございました。良かったら、どうぞお茶でも

    召し上がってください。可憐、あがっていただいて。」


    母は上機嫌だった。

    見た目も綺麗、それに同じ会社の先輩でもあり、礼儀正しい奈子先輩を

    好意の目で見ているのが、よくわかる。


    「じゃ、どうぞ。狭い部屋ですけど。」

    可憐は、自分の部屋に奈子先輩を通した。


    「可憐の甘い香りがするね。ウフフ」

    部屋に入ってすぐ、奈子先輩はにこっと笑ってそう言った。


    甘い香り・・・。


    私の香りを覚えてくれている・・・。

    それだけでも、心が高鳴った。


    トントン。


    母が、お茶菓子と、紅茶を運んできてくれた。

    どうぞごゆっくり、母は、そう言って笑って部屋を閉めた。


    「すみません。寒いでしょ?すぐヒーターつけますから。」

    可憐は、ヒーターをつけた。


    「!」


    奈子先輩が、そっと後ろから可憐を抱きしめた。

    可憐の、心臓の鼓動がいきなり早くなる。


    「温かいよ。こうしてたら。」

    そっと耳元で奈子先輩が囁いた。


    可憐は、そのままじっと動けなかった。


    「じゃ、せっかくだからお茶いただこうかしら。」


    「はい。」


    奈子先輩は、にっこり微笑んでいた。


    二人は、暫く沈黙だったけど・・・

    奈子先輩の目は、温かかった。


    トントン・・・部屋をノックする音。

    母だった。


    「可憐。もし良かったら、今日はうちに泊まっていただいたら?明日お休みだ

    し。お父さんが、そうしてもらえって。」


    「いえ、そんなご迷惑でしょうから・・・」


    「そんな気を使わないでくださいな。ね。可憐。そうしていただきなさいな」


    母はそう言って、部屋を出た。


    「でも、ご迷惑じゃないかしら。」

    奈子先輩は、少し困った顔で可憐に言った。


    「うちは全然かまいませんよ。いやですか?」


    「そんないやじゃないけど・・・。じゃ、今日は、お言葉に甘えようかな。」

    奈子先輩は、そう言って微笑んだ。


    今日も、先輩と一緒に過ごせる・・・。


    顔には出さなかったけど・・・

    とても嬉しかった。


    その夜、私がお風呂に入っている間、父と母は奈子先輩を囲んで、ワイワイと賑や

    かに話をしていた。

    父も釣りが好きで、どうも釣りの話で盛り上がっていたらしい。


    二人が部屋に戻ると、母がお布団を敷いて用意してくれていた。

    奈子先輩が、お布団に腰掛けるのを確認して

    「じゃ、電気消しますね。」


    電気を消して、可憐が、ベッドに入ろうとした時、

    そっと手を引っ張られて、そのまま抱き寄せられた。


    カーテンの隙間から漏れてくる月明かりが二人を照らした。

    「好きよ・・・。可憐・・・。」
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■14139 / ResNo.13)  13
□投稿者/ 雅 一般♪(14回)-(2006/04/07(Fri) 08:14:11)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    可憐は、引き寄せられたまま、奈子先輩の胸の中に顔を埋めた。

    奈子先輩は、そっと可憐の頬を撫でた。

    薄暗い中、見つめ合う二人・・・・。

    二人の間に、言葉などいらなかった。


    そっと、奈子先輩が可憐の唇にキスした。

    柔らかい唇・・・。


    可憐は、溢れ出す喜びの感情で一杯だった。


    「好きなの・・・。可憐のことが。。」

    そう言いながら、奈子先輩は、可憐を布団へと押し倒した。


    いい・・。

    もうどうなっても・・。


    可憐は、奈子先輩に身を任せた。


    ゆっくりとパジャマを脱がされて、それに合わせて、這うように、奈子先輩の舌先

    が、可憐の耳下から、そっと首筋へと降りていった。


    「ンっ・・」


    奈子先輩の指先が、可憐の乳房を捕らえた。

    女性は触れられた初めての感覚・・・。


    男性より優しく、そして女性の柔らかい感触が、電流でも流れたように

    可憐の身体を駆け抜けていった。


    奈子先輩は、くすっと笑った。

    そして耳元で囁いた。


    「声も、とても可愛いわ。」


    奈子先輩もスエットを脱いだ。
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■14140 / ResNo.14)  14
□投稿者/ 雅 一般♪(15回)-(2006/04/07(Fri) 08:14:56)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    薄明かりの中で見る奈子先輩の身体の線は、たまらないほど

    色っぽかった。


    そのまま奈子先輩は、可憐の上に肌を重ねるように抱きしめ

    そして、キス・・・。

    可憐の唇に舌を挿しいれ、可憐もその舌を受け入れた。


    二人は、お互い貪りあうように、唇を求め合った。

    奈子先輩の右手が、可憐の乳房を包み込むように弄った。


    「・・・・ンン・・」


    階下にいる両親がいる。

    それが更に、可憐の興奮を高めた。


    「綺麗な乳首・・素敵よ。可憐。。」


    奈子先輩の唇が、可憐の乳首を優しく含んだ。


    「ンン・・ハァッ・・」

    声にならない声・・。

    容赦なく、乳首に舌先を絡めてくる。


    可憐は、自分の下半身から蜜が溢れ出すのがわかった。

    奈子先輩の手が、股間へと伸びてくる。


    「そこは・・アッッ」


    可憐は、こんなに感じているというのが、指で、奈子先輩に知られるのが

    恥ずかしかった。


    「可憐・・・。すごく感じてるのね。嬉しいわ。」


    股間の草むらを、掌で、ゆっくり弄り、指先は、その草むらの割れ目へと

    伸びていった。


    「ンンンンッ」


    可憐の身体はもう既に溶けてしまいそうだった。

    奈子先輩の指先が、滑らかに動くだけで、すぐにイってしまいそうになる。


    これが・・・女性の感触。。


    「すごい・・こんなに濡れちゃって。。」


    声が響かないように、耳もとで囁く奈子先輩の熱い息が、耳を刺激する。


    ピチャ・・ピチャ・・・

    部屋に可憐の蜜と奈子先輩の指の絡む音が響きわたった。


    「いやらしい音。。綺麗にしてあげるわね」


    そういうと、奈子先輩は、可憐の股間を大きく開いて、草むらを掻き分けた。


    チュッ・・・


    「アァァ・・ンンッンッンン」

    可憐は、身体に力が入った。

    巧みな奈子先輩の舌使いに、可憐の身体は敏感に反応した。

    どんどん上り詰める・・


    アァ・・・

    今まで感じたことのない感触のエクスタシー・・・。


    目の前が真っ白になって、可憐の身体の力が抜けた。


    でも、奈子先輩の舌の動きは、止まらなかった。


    可憐は絶えれなくなって、腰を引こうとした。


    でも、奈子先輩は、しっかりと開いた脚を固定し、流れ出す蜜を

    丁寧に吸い上げていく。


    「アァァアッ」


    声を押しこらえるにも限度があった。

    身体は、ビクンビクンと痙攣を起こし、快楽の波がまた襲ってきた。


    「ダメです・・これ以上したら・・・声・・ンン」


    その時、奈子先輩の唇が可憐の唇を塞いだ。

    そして・・・


    ヌプッ・・・

    奈子先輩の指が、可憐の蜜の泉へと挿し込まれた。


    「ン・・ンゥ・・アァァ」

    塞がれた唇の間から、あえぎ声が漏れる。


    リズミカルに動く指。

    しっかりと腕で抱えられ、捕らえられたスポットをずらすことさえ

    許されなかった。


    すごい・・・すごすぎる・・・

    こんなに女の人が気持ちいいなんて・・・。


    どんどんとまた、上り詰めていくエクスタシー。


    「アァァ・・ンンンンー」


    可憐の身体は、海老のように反り返り、果てた。


    奈子先輩は、可憐に囁いた。


    「私もイキそう。。」


    そういうと、可憐の股間に、自らの股間を擦り付けて

    動き出した。


    「ハァハァ・・・ンン」


    可憐の身体がビクビクと奈子先輩の硬くなった突起を感じる度に

    痙攣する。

    可憐は、再びその擦れ合った恥部の温かみと快感に溺れていった。


    奈子先輩の息があがる。

    そして、更に動きは激しくなった。


    クチュクチュ…ピチャッ


    蜜と蜜が重なり合う音が、部屋に響き渡る。


    「もうイっちゃう・・・ハァハァ」


    奈子先輩は、激しく擦り、そして果てた。
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■14141 / ResNo.15)  15
□投稿者/ 雅 一般♪(16回)-(2006/04/07(Fri) 08:15:40)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    その夜・・・

    二人は生まれたままの姿で眠った。

    シングルの布団に包まり、

    冬の寒さなど忘れたように、

    抱き合ったまま二人は眠った。


    可憐は夢を見た。


    そこは、深い森・・・・。

    あれは・・・

    つがいの白い小鳥?


    誰?

    籠と網を手に持った、数人・・・

    その森に入っていく。


    その鳥に気づいたその数人・・・。

    そっと、その鳥たちに近づいていく・・。


    ダメだよ、逃げないと!

    小鳥さん

    早く気づいて。


    ハッ

    可憐は目が覚めた。

    時計を見ると、朝7時。

    何かイヤな夢だった。


    階下で物音が聞こえる。

    父と母が起きたのだろう。


    ふと隣を見ると、裸の奈子先輩がうつむき加減に、

    気持ちよさそうに眠っていた。

    乱れた髪が、シーツの上に広がっている。


    柔らかい髪・・・・。


    可憐は、愛おしく、その髪にそっと触れた。


    奈子先輩の指が、ピクッと動いた。


    この指は・・・

    夕べ

    私の全てを知った指・・・


    可憐は、そっとその指にキスした。


    そして、パジャマを着て、自分のベッドへともぐりこんだ。

引用返信/返信 削除キー/
■14142 / ResNo.16)  16
□投稿者/ 雅 一般♪(17回)-(2006/04/07(Fri) 08:16:22)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    トントン

    軽いノックの音。

    そっと部屋の扉が開いた。


    母だった。


    「起きてた?ちょっと今からおばあちゃんの家に出かけてくるけど

    夕方には戻るから」


    「うん。わかった。いってらっしゃい。」


    「朝食テーブルにおいてあるからね。」


    母は、そう小声で言うと、にっこり笑いながらそっと扉を閉めた。


    階下から、玄関の閉まる音が聞こえた。



    暫くすると、奈子先輩が目を覚ました。


    「おはよう。」


    「おはようございます」


    可憐は、少し恥ずかしくて、少し目を逸らしなが答えた。


    「良く眠れましたか?」


    「うん。誰かさんの肌がとても気持ちよくて、ぐっすり眠れたわよ。」


    奈子先輩は、可憐の顔を覗き込むようにして言った。


    可憐は、自分の顔が紅潮するのがわかった。


    「親達、祖母の家に出かけましたから。ゆっくりしてくださいね」


    「えっ?もう出かけたの?」

    奈子先輩は、大きく伸びをしながら時計を見て言った。


    「行動、早いんですよ。うちの親。」


    「そうなんだぁ。」

    奈子先輩は、そう言うといきなり、可憐の腕を引き寄せた。


    「じゃ、もっとこうしていたいな・・・。」


    そう言って、奈子先輩は、可憐に被さるように、そっとキスした。


    奈子先輩の柔らかい髪が、可憐の顔にかかった。

    可憐は、そっと目を閉じた。



    朝の光が、差し込む部屋の中は、二人の体液の混じり合う香りと、

    シーツの摩れる音・・・

    そして、激しい吐息と呻くような喘ぎ声がこだましていた。



    もう・・・



    心も、そして身体の隅々まで・・・


    私の全てが、溶けてしまう・・・。


    ハァァ・・


引用返信/返信 削除キー/
■14143 / ResNo.17)  17
□投稿者/ 雅 一般♪(18回)-(2006/04/07(Fri) 08:16:56)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    奈子先輩の甘く、激しい攻めに

    可憐は、起き上がる力さえ無くしてしまっていた。


    「可憐・・・ 大好きよ。」

    奈子先輩はそう言って、可憐の頬にキスした。


    その日、昼に母が作ってくれた食事をしただけで、それから何度も何度も、奈子先

    輩に抱かれた。

    部屋には、何とも言えない女性特有の臭気がこもり、可憐は、身体がいうことをき

    かない程の脱力感に襲われた。


    夕方、両親が帰ってくる前に、奈子先輩は帰って行った。


    奈子先輩が帰ってから、可憐は再びベッドに戻った。

    身体がだるかったせいもあるけれど、もう少し先輩との余韻を感じていたかった

    から・・・・。


    ベッドに入って、目を閉じて、そっと自分の乳房に触れてみる。

    身体が、まだ余韻が残っているのか、先輩に抱かれた感触が蘇ってくる。

    自分の下半身が、それだけで濡れてくるのがわかった。


    可憐は、我慢できずに、右手をパンティの中に滑り込ませた。

    草むらの割れ目に指を這わせると、既に蜜で溢れ、そのすべりで

    ますます快感が走った。


    「アッァ・・・」


    先輩の指の感触・・・

    そして、先輩は、私のここに顔を埋めて・・・


    可憐の左手は、乳房を弄り、そして右手の指は激しくピチャピチャという

    音を立てながら、大きく腫上がったコリっとした先端を刺激した。


    「アァァァ、せ・・せんぱい、ハァァッ」


    先輩の舌の感触が、先端に蘇る・・・

    アァ・・

    もっと抱かれたい・・・

    貴女のその舌と唇で、

    舐めて。。

    そして、激しく吸ってほしい・・・。


    可憐の身体は、大きく固くなった乳首を強調するかのように

    大きく身体を反らせた。


    先輩の指がほしい・・・


    可憐は、蜜で塗れた指を蜜壺へと滑り込ませた。


    「ハァァァァン」


    可憐は腰をうねらせ、そして激しく指を出し入れする。


    アァァン、先輩

    可憐はこんなに淫乱・・・

    貴女の指を

    もっと、奥まで


    奥まで・・・・。


    「アァァァァッァーン」


    可憐は大きな声をあげ、そのまま力尽きてしまった。

    今まで、自分で慰めてきた時、こんなに感じて、声まであげたことなんて

    一度もなかった。



    奈子先輩・・・

    私の心も身体も・・・


    私の細胞の全てもが

    もう、貴女の虜です・・・。
引用返信/返信 削除キー/
■14144 / ResNo.18)  18
□投稿者/ 雅 一般♪(19回)-(2006/04/07(Fri) 08:17:42)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    次の日・・・

    可憐はいつもより少し早めに出勤した。

    いつも、私が更衣室に入って行く時には、奈子先輩はいないから・・

    早めに出勤してるに違いない。


    「おはよう。今日は早いじゃない。」

    同じ課の先輩が更衣室に入った瞬間言った。


    「おはようございます。今日は早起きしちゃったんですよ。」


    可憐は、先輩に挨拶しながら、何気なく先輩を探した。


    あっ・・いた。

    奥の方のロッカーで、紺色のブラジャー姿の先輩。

    会社のブラウスに着替え、ボタンを下から留めている。


    チラチラと、気づかれないように、可憐も上着を脱いで、制服に着替えていた。

    いつもなら、周りを気にして、胸を隠すように着替えるのに

    奈子先輩を意識して、ブラジャー姿でブラウスを羽織った。


    奈子先輩は、軽く化粧直しをした後、可憐の前を通り過ぎようとした。


    「お・・おはようございます。」


    奈子先輩は、可憐をちらっと見て


    「おはよう。」


    ただそれだけ言って、何もなかったように通り過ぎた。


    可憐は、ぎゅっと心臓が疼いた。


    私・・・

    避けられてる・・・


    可憐は、今にも泣き出したい気持ちだった。

    どこかで期待していた

    あの優しい笑顔で、微笑みかけてくれることを・・・



    「可憐、おはよう。早いねぇ。」

    沢山の社員に紛れて、同期たちが一斉に入ってきた。


    可憐は、うんと、笑顔で頷いた。


    これが笑顔の限界。


    奈子先輩・・・。

    私、もう壊れてしまいたい


    一体、どうしたのですか?


    可憐は、その日ずっと、少し沈み加減で仕事をこなした。

    何をしてても、浮かんでくる朝の光景・・・


    「どうしたの?可憐。風邪でもひいた?」

    帰り際、同期の楓が少し心配そうに言った。


    「ううん。大丈夫。」


    「それならいいんだけどね」



    いつも通り、笑顔で話す楓。

    更衣室は、ザワザワと、女達の匂いでむせそうなくらいだった。

    暫く静かに、一人でいたい・・・


    「じゃ、可憐、今日は奈子先輩とお茶してかえるから、先でるね。」


    え?

    奈子先輩・・・。


    可憐は動揺が隠せなかった。

    奈子先輩を、目で追って探す。


    人ゴミの中を掻き分けるように、奈子先輩が出てきた。


    通りすがり、周りのざわめきに紛れて、奈子先輩が耳元で囁いた。


    「家で待ってて。」


    そっと手に渡された、1本の鍵。


    そのまま、奈子先輩は何事もなかったように、楓と一緒に更衣室を出て行った。


    可憐は、言われた通り、そのまま奈子先輩のマンションに行った。


    何を言われるんだろう・・・。

    そんないいことであるはずがない・・・。


    週末のことは、忘れて・・・

    そんなことを言ってくるのだろうか。。


    一人、寒い部屋で待っていると、色々なことが頭に浮かんでくる。


    楓とお茶・・・。

    もしかして、私にしたのと同じような事を

    楓にもしているのだろうか・・・。


    あの指で・・・。

    そして、あの唇で・・・。
引用返信/返信 削除キー/
■14145 / ResNo.19)  19
□投稿者/ 雅 一般♪(20回)-(2006/04/07(Fri) 08:18:19)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    ガチャ・・。


    玄関の鍵が開いた。


    「ごめんね。少し遅くなった。」


    時計を見ると、午後7時。会社を出て約2時間・・・。

    奈子先輩は、コートを脱いで、ヒーターのスイッチを押した。


    「寒いのに・・・。ヒーターも入れなかったんだ。」


    可憐はただ無言に、奈子先輩の顔を見ていた。

    普通と変わりない・・・。


    するといきなり奈子先輩は、可憐を抱きしめた。


    「こんなに冷たくなって・・・。」


    優しい笑顔の奈子先輩。

    可憐は、今にも泣いてしまいそうな気持ちだった。


    「奈子先輩・・・。」


    可憐は、奈子先輩の胸の中に顔をうずめた。


    「どうしたの?寂しかった?」


    優しい目で、奈子先輩は可憐を見つめた。


    「何か・・・奈子先輩が遠くに行ってしまうじゃないかって・・」


    奈子先輩は、可憐の目を見つめて言った。

    「こんなに好きなのに・・・。わかってないのね。」


    奈子先輩の顔がゆっくりと近づいてくる。

    可憐は、そっと目を閉じた。


    温かい先輩の唇。

    さっきまでの不安は何だったんだろう・・・。


    全ての不安が、その唇の温かさでかき消されていった。

    奈子先輩は、キスしながら、可憐をベッドへと導いた。


    「好きよ・・・。とっても。」


    「私も・・・大好きです・・」



    そのまま二人は激しく肌を重ねあった。


    乱れるシーツ・・。

    響き渡るベッドの軋む音。

    恍惚の喘ぎ声・・。


    激しいエクスタシーとともに、可憐の爪は奈子先輩の背中へと

    食い込んでいった。


    残したかった・・・。

    私の証を、貴女の身体に。
引用返信/返信 削除キー/

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