| 2006/06/26(Mon) 00:55:39 編集(投稿者)
『よろずメイド派遣協会』
流石と言うべきか
見事に私の好みを把握して
期待以上の人材を寄越したようだ
今日は1ヶ月目の面談日
一般的な通常業務は
身に付いて来たようなので
次のステップに移る前に
少し話し合う
コンコン
『失礼します』
『お呼びでしょうか?』
「ええ
待っていたわ
その椅子にかけて」
「どう、仕事は
慣れたかしら?」
『はい
皆さんが優しく教えて下さいますので』
「そう、それは良かったわ
私の方にも
よく頑張っていると
報告が入っているわよ」
『ありがとうございます』
こんな会話はまだ序の口
そろそろ本題に入る
「次の研修に入るけど
大丈夫かしら?
あくまでも本人と合意の上で行っていることで
強要はしないわよ
研修中に無理だと思ったら
メイド長に伝えて
その場合の給料は…」
何のことだか解らない相手に
わざと事務的な話しをする
「それじゃあ
明日から
朝食の時間は
食堂の方に来てくれるかしら?」
『はい
かしこまりました』
「今日は下がっていいわよ」
明日の朝の
貴女の反応を楽しませてもらうわ
その背中を見送った
(携帯)
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