ビアンエッセイ♪

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■15999 / 親記事)  ウィズ
  
□投稿者/ やよい 一般♪(4回)-(2006/08/18(Fri) 19:09:39)
    「足幅広いね。」

    「まっまーね。」



    きみが僕の足を触ると


    くすぐったい




    「足サイズはまだ伸びるんだ?」


    「‥あー、バカの大足だかんねぇ。」




    けど心地よいな




    眠くなる‥



    「今度はちゃんと書き終えてね?」


    「はい、絶対 (汗)。


    だから‥さぁ‥。」




    もう少しこのままで‥



    その言葉がノドにつっかえたから



    黙っておいた。

    (携帯)
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■16000 / ResNo.1)  ウィズ 2
□投稿者/ やよい 一般♪(5回)-(2006/08/18(Fri) 19:26:19)
    「ゆかネェ…!!負けちゃったよ〜試合惨敗。」


    アッチィ陽気が



    卸したてのワイシャツをダメにするけど



    ゆかネェのなら見たいな



    「次だねぇ、勝てたらごはんゴチるよぉ♪」



    追い付いたとき



    微かに匂う香水が大人を指し示してる気がして



    なんだかむかつくし




    「いらないねぇ、どっかカッコイイさぁショットバー‥イデェ!!」


    「どアホー、電車来ちゃうからまたねユウキ?」


    いたくもないけど



    ポカンとやられた頭上を撫でながら



    スクールバックを肩にかけて




    また遠い、とおーい



    ゆかネェの後ろ姿を見送った




    「チェッ‥子ども扱いしやがって。」



    朝練に遅刻しないのは



    ゆかネェとの数分の会話の為




    線路沿いに続く先の校舎には




    何の期待もない

    (携帯)
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■16004 / ResNo.2)  ウィズ 3
□投稿者/ やよい 一般♪(6回)-(2006/08/19(Sat) 00:05:18)
    「ユウキちゃんの家遊び行きたいんだけど!!」



    後輩かな?


    顔を真っ赤にした娘



    ラケットを力無く下げて


    グッと近寄った



    「そーだねー。」


    スポーツ系な女の子はあんましタイプじゃないのよ。



    「練習終わってから出直しちゃって?」



    泣きそうな顔も今じゃ



    慣れて酷な事を告げてる気はしない




    走り去る後輩に手を振ってると



    やっかいなやつに見つかった




    アッチャー‥



    恐いよマネージャーさん



    ゆかネェに似ても似つかない妹さん?



    「あんたって最低ね。」


    顔は認めるけど


    キツいぞその性格?



    「最高の褒め言葉、ありがとう。」




    マジでこいつ大嫌い。

    (携帯)
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■16006 / ResNo.3)  ウィズ 4
□投稿者/ やよい 一般♪(7回)-(2006/08/19(Sat) 00:44:10)
    「じゃーにー、あがるよ疲れた。」



    体育館の中は


    キュッキュッとバッシュの音が響いてる



    噂は信じないけど


    ゆかネェの妹は


    肘が悪いだかなんだかで


    マネージャーに転向したとかなんだか


    どうでもいいんだけど



    ユリアが来なくちゃ


    僕は上がれないから



    「夕季おつかれさま。」

    「漢字で呼ぶな。」



    1限は情報か‥



    マジ退屈だ



    日当たりのいいグラウンドの隅で




    今日は過ごそう



    夜にでもゆかネェにあいに行こうかな



    バッシュで歩き出したことには



    まだまだ僕は気付かない



    眠いなぁ‥

    (携帯)
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■16007 / ResNo.4)  お帰りなさい
□投稿者/ 昴 常連♪(144回)-(2006/08/19(Sat) 00:47:07)
    待ってましたよ


    やよいちゃん

    (携帯)
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■16043 / ResNo.5)  昴さんへ
□投稿者/ やよい 一般♪(8回)-(2006/08/20(Sun) 21:00:38)
    完結目指して


    書きます



    さわやかな私にはなかったような高校生活を


    目指して☆



    いつもありがとうです。

    (携帯)
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■16056 / ResNo.6)  ウィズ 5
□投稿者/ やよい 一般♪(9回)-(2006/08/21(Mon) 08:20:31)
    「おはよ。」



    朝の日課は時として



    サプライズを引き起こす



    こともある



    「ねぇ、ユウキ〜夜はヒマ?」



    ゆかネェの少しの微笑み

    やたらめったらかわいくて



    「なんだよ。」



    突っ張った口調になる




    「きてほしい所があるの、夕方連絡して。」



    知られてしまいそうな程の笑みがこぼれてしまった



    サラサラなストレートのゆかネェの髪



    キレイなお姉さん




    そんな感じ



    「分かった。」



    楽しみは夕方


    柄じゃないけど



    胸のドキドキが止まらない



    「あっそうだ。」



    振り向きざまに


    僕はパンチをくらったくらいだった



    「由利亜にも言っといてくれる?」



    それでも僕は首をウンウンと楯にふった





    ユリアもか‥よ!

    (携帯)
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■16059 / ResNo.7)  ウィズ 6
□投稿者/ やよい 一般♪(10回)-(2006/08/21(Mon) 20:16:58)
    「あいつは?」


    「あいつって?」



    舞台そでにいる同級生に


    ユリアの居場所を聞いた

    「マネージャーだよ。」

    「ユリアかぁ、第二グラウンドで走ってるんじゃない?」



    走ってる?



    僕は好奇心で


    朝は使ってない第二グラウンドに向かった



    スロープを抜け



    人がいないグラウンド



    少し汗を首に巻いたタオルで




    ふいたときだった



    聞き覚えのある声が




    グラウンドに立ち込めた


    「向こう行ってよ!!顔も見たくない。」



    フェンスから見えたのは


    泣き崩れてるユリアと



    C組の渡辺だ




    渡辺の声はうまく聞き取れない



    二人の会話は



    友達同士じゃない内容な気がして




    後ずさって




    僕は体育館に戻った



    その日




    僕がユリアに話し掛けることができたのは



    午後の練習だった

    (携帯)
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■16060 / ResNo.8)  ウィズ 7
□投稿者/ やよい 一般♪(11回)-(2006/08/21(Mon) 20:27:58)
    「おい。」



    ユリアはなんだか相変わらずで


    少し気が抜けた



    「なに?」




    泣き崩れてたユリアはなんだか嘘みたいだ



    「ゆかネェが迎えくるって。」



    「わかった。」



    なんだか



    なぜだか




    練習は上の空だった



    「山崎?ちょっといいか。」



    顧問に呼ばれて



    なにかと思えば



    そうだ僕たち三年は夏で引退だ



    「シングルが今年は三枠でお前がやれ。」




    そうだこの試合で勝たなきゃ




    ‥夏が終わってしまう

    (携帯)
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■16061 / ResNo.9)  ウィズ 8
□投稿者/ やよい 一般♪(12回)-(2006/08/21(Mon) 20:45:08)
    “おつかれ〜”



    日が暮れて



    僕とユリアは校門まで歩いていた



    「なんか喋れよ‥」


    「なんで?」




    ‥やっぱりこいつイチイチむかつわ



    「お疲れさま。」



    ユカねぇはやっぱりいいな〜


    優しいし



    なんて思いながら車に乗り込んだ



    「ユウキも由利亜もお腹すいてるでしょ?」




    まずは国道沿いのファミレスにむかった



    「二人とも仲悪いの?」



    ゆかネェは眉をしかめて


    スープをつづる僕とユリアを見た



    「別にそん‥」
    「あんまりね。」



    同時に全く違うことをいった


    ‥ユリアは絶対に僕のことが嫌いなんだ…




    「そーだ、ユウキの携帯番号おしえてくれない?」



    ゆかネェはなんだか冷汗かいてるし




    よく分かんない



    「携帯なんて持ってないよ。」

    「ウソでしょ?」

    「ほんとだよ。」



    なぜか、ゆかネェは僕の髪の毛をなでた




    「本当にユウキはカワイイね。」



    カワイイの意味がわからなくて



    そっぽを向いて少しすねた




    「行こうか。」



    ファミレスをでたとき



    ユリアの顔はめちゃくちゃ怒っていた

    (携帯)
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