ビアンエッセイ♪

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■17157 / ResNo.30)  忘れん坊
  
□投稿者/ 季璃子 一般♪(1回)-(2006/11/02(Thu) 17:22:37)
    「そしたら、またね」 


    見送るあなたに手を振る


    あの角を曲がるまでいつも見届けてくれる
    あなたの視線を背中で感じる


    そうだ忘れてた・・・


    ふりかえると、あなたはまだ立っていた


    「ねー、忘れてた〜」


    走ってあなたに戻る


    「今度はなに?(笑)」


    借りてたCDをバックから取り出し
    さしだすと、あなたは笑った


    「忘れん坊だな〜、さっきは、駅で切符を取り忘れてたし まったくぅ(笑)」


    おでこを弾くあなたに苦笑い


    あなたといると他のこと忘れちゃうの


    忘れん坊は半分はあなたのせいかも ごめんね♪



    ----------------------END-----------------------



    次は 「サングラス」でお願いします



引用返信/返信 削除キー/
■17168 / ResNo.31)  サングラス★
□投稿者/ ゆままん 一般♪(1回)-(2006/11/04(Sat) 15:59:12)


    「....アキ先輩っていっつもそれかけてますよね」



    そろそろマフラーをしている人が目立ってきた寒い季節。

    あたしはアゴまで隠すようにおっきいマフラーをしてる。


    「アタシのチャームポイントなの。コレ」



    先輩はそういうとそのサングラスをくいっっとあげた。



    似合うんだよ。

    似合ってるんだよ。


    長い黒髪と革のジャケット

    そして薄いブラウンのそのサングラス。


    悔しいけど、
    その姿はそこらへんの芸能人にも負けてない


    「...いぃなぁ〜似合ってて!」

    アタシなんかがかけると、
    そいつは当然似合わなくて、
    しかも思いっきり顔からはみだしてしまう。




    「かけてみる?」


    そう言うと先輩はそいつをアタシにかけた。

    サングラスを外した先輩の顔は
    また違う一面を見せる。


    メガネを外したらがっかり....
    なんてことは毛頭なくて、

    凛とした瞳
    大きい目。
    見つめられるだけで固まってしまう


    これってメデューサじゃん。



    バレないように頬を赤くして、
    マフラーでアゴまで覆って、
    顔に合わない大きなサングラスをしているアタシは、

    まるでちびっ子ギャング。




    「おぉぉ。ゆまも似合うじゃん♪」

    そういっていたずらっ子ぽい笑顔をむける人。



    「....サングラスはね、
     ドキドキしてる表情とか自分の感情も隠してくれるから、
     
     アタシの必需品なの」

    先輩はまっすぐ前を見据えながらアタシに話しかけた。





    「特に、ゆまといる時はね」







    ........一瞬心臓が止まった。
        

     鼓動の速度倍速モード。



    なんで!?どうして!?と聞きたくて
    モジモジしているちびっ子ギャングと、

    にひひといたずらっ子の長身二人。



    アタシもサングラスが必要になるかもしれない。







    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    NEXT【彼氏持ちの人】

    よろしくお願いします♪

引用返信/返信 削除キー/
■17171 / ResNo.32)  彼氏持ちの人
□投稿者/ 金丸 ベテラン(222回)-(2006/11/04(Sat) 22:20:57)

    あえて聞かない質問がある。

    あえて言わない答えがある。


    部屋の所々に

    男物の雑貨がある。


    ひげ剃り

    ヘルメット

    カバン



    歯ブラシ

    帽子


    見る度少し

    寂しくなる。



    あぁ


    よく来てるんだ



    「散らかってるけど。」


    確かに色んなものが

    至る所にある。



    電話をかけて

    ものの数十分でこの場所に来れる証拠がチラホラ


    そして


    長く居られる証拠がチラホラ。


    だから


    だから私はあえて残さない


    何度も確認して


    残さないように。



    電話が鳴ったら


    私は遠くを見つめる


    遠くのものに私を託す。


    ただ


    2人きりのこの空間だけは


    2人きりのこの時間だけは



    忘れたい


    あなただけをみたい



    あなたが他に誰を愛そうと関係ない


    私があなたを愛し


    あなたが私を愛してくれてると


    感じられれば


    もう後は


    なんでもいいよ



    だから


    あえて聞かない質問がある。


    あえて言わない答えがある。



    この時間だけは


    ただ








    ----------------------

    次のお題は


    [お香]でお願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17196 / ResNo.33)  お香
□投稿者/ なお 一般♪(3回)-(2006/11/09(Thu) 20:46:29)
    久々にあなたと過ごす金曜の夜…

    あなが誘ってくれた行きつけのBAR…

    マスターが焚いたお香にあなたはすがさず『キライ』と一言…

    『えー!この香りスキなのに!!』とあたしは不満顔

    あたしとあなたはホントに気が合わないのよね…
    それでもあたしはあなたと居たい…

    お次は 連休 でお願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17197 / ResNo.34)  連休
□投稿者/ 美砂 一般♪(1回)-(2006/11/09(Thu) 22:05:08)
    2006/11/09(Thu) 22:06:23 編集(投稿者)

    お互い仕事が忙しく逢えない日々が続いたけれどやっとお互い連休がとれた。



    「明日はどう過ごそうかな」とふと思った。

    最近、彼女に触れていなかったから一日中彼女に触れていたいと思った。

    私たちの間に誰も入れないくらいに強く抱き締めたいと思いながら眠りについた…。


    次は「声」でお願いします<(_ _)>

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17199 / ResNo.35)  
□投稿者/ 蓮 一般♪(1回)-(2006/11/10(Fri) 00:11:24)
    2006/11/10(Fri) 00:12:01 編集(投稿者)

    「蓮」

    後ろから、そう呼ばれた気がした。

    呼ばれるはずがないのに。



    あいつの信頼を裏切る形になってしまい、早一週間。

    体重は5キロ落ちた。

    ついには幻聴まで聞こえるようになったらしい。


    「蓮」


    呼ばれるたびに、私は振り向く。

    そこに君が居ないのは百も承知さ。

    ただ、すがっていたいんだ。

    『もしも』の奇跡に。



    「蓮」

    名前を呼ばれ、私は振り向く。

    今はそこに君が居る。

    なんでもない、ただそれだけの事だが私にとっては重要なこと。


    「蓮」

    いつまでもそう呼び続けて。

    何度でも、何度でも振り向くから。



    ************************

    次は『寒い』でお願いします。


引用返信/返信 削除キー/
■17204 / ResNo.36)  寒い
□投稿者/ せれ 一般♪(7回)-(2006/11/10(Fri) 01:55:28)
    2006/11/10(Fri) 01:59:05 編集(投稿者)

    「肩は冷えても風邪引かないんだって」
    と彼女は言った。

    「へぇー」
    と何気なく答えながら、心の中でニヤッとした。
    キミは肩まで布団をかぶっているからいいけれど、キミに腕枕しているから、わたしの肩は布団から出ている。
    ヒトに寒い思いをさせながら、いい気なものだな、コイツめ。ってね。

    待てよ。「…だって」と言った?
    そうか。調べてくれたんだね。
    私の肩がいつでも冷えているのに気づいていたから、風邪を引かないかと心配して。

    「肩冷えちゃうね。大丈夫?」なんてセリフは口にしない、ちょっとクールな彼女だけど。

    私はますますニヤニヤしてしまう。

    でもね、やっぱりちょっと寒いよ!

    *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
    こんなこと一人で書いてるのも、ちょっと寒い(笑)

    お次は「楽園」でお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■17205 / ResNo.37)  楽園
□投稿者/ さぼ 一般♪(4回)-(2006/11/10(Fri) 14:12:55)
    静かに息を吐いて、ソレを見つめる。
    もう動く事も、話す事も無いソレ。

    手にある紙には「さよなら。どうか幸せに」それだけ書いてあった。
    手にある紙を静かに握り潰した。くしゃりと短い悲鳴をあげて形を失う。

    「ば・・かだなぁ。」

    力なく笑うと、ギラリと光るものから赤いのが落ちる。
    「貴女がいれば、この世界は楽園なのにね」

    もう動かない貴女に口付けを落として、傍らに腰掛ける。

    「さぁ、行こうか。」



    楽園へ

    その言葉を告げる前に、私は旅立った。




    お粗末でした暗くなりました、不快でしたらすみません。
    次は「純愛希望」で。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17223 / ResNo.38)  純愛希望
□投稿者/ かなう 一般♪(1回)-(2006/11/12(Sun) 05:01:52)

    -私の体は離れていても
    連れ添う事が叶わなくても、どうか貴方のお傍にこれだけは…




    深爪の指先を舐めながら、そんな内容のドラマを見てた。
    夕飯を食べてそのままソファーで眠ってしまい
    つけっぱなしだったテレビではいつの間にか純愛ものの海外ドラマがやっていた。

    あぁ、綺麗だなと思う


    涙をためて相手を見つめる視線も、縋る可哀相な唇の色艶も。


    いつも短い爪は白い部分がいっこもない
    指先のまるみを決して爪は追い越さない長さで深く切ってある。

    だから舌先で舐めると指の感触は指の腹

    自分の指を見る

    そして画面をもう一度


    あんなふうに
    縋った事は一度もない


    私にあるのは
    指だけ

    指だけか



    ここでいつもなら口を歪めて私は笑い
    ケータイで連絡をつけるだろう。
    メールすれば必ず電話が返ってくるこのメモリの誰かが少しだけ時間を潰してくれるだろう。

    でも、
    飽きてしまった

    誰かに欲で見られること



    指を見る


    女にしては大きい
    指の長い骨っぽい掌


    私はこの指が嫌いだ


    何もない
    空虚な今の私も


    恋をしたいと
    願っては指を噛む。




    End


    散文です。
    次のお題は「集中」でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17294 / ResNo.39)  集中
□投稿者/ ゆらら ちょと常連(69回)-(2006/11/22(Wed) 04:58:43)
    「集中して・・。」

    「ん・・?」

    「ぱらぱらめくってばかりで選んでないよ・曲・・」

    「あっ。ごめんごめん。えっと・・」

    「何考えてたの・・今・・」

    「ん?なんでもないっ・・ちょっとぼう〜っとしてただけ・・」

    私は微笑み、あわてて適当に歌えるレベルの曲の番号を入れた。

    「ふ〜ん・・。私が歌っているのも聴いてなかったんだぁ・・」

    ちょっとすねたような声でつぶやき彼女は私を見ずに言った。

    「えっ・・違うよ。もちろん聴いてたよ〜♪さすがだな〜って

    聴き惚れてたんだよぉ〜♪」私は必死にフォローした。

    「もう曲かかってるよ?いいの・・?」彼女がにやりと笑った。

    「うわぁ・・」私はあわてて立ち上がりマイクを握り歌に集中した。

    「次もあなたの番だからね・・これ、歌ってね・・。」

    彼女は慣れた手付きで本をめくり素早くリモコンに番号を打ち込んだ。

    「はぁ・・しばらく歌ってないとやっぱ、ダメだぁ・・。」

    歌い終わった私が独り言のようにつぶやいた途端に

    いきなりかかるメロディー。

    「えっ!これー?音すごく高いじゃんー!えーっ!?無理ー!」

    「私と居るのにぼうっとしてた罰。歌いなさい全力で。」

    彼女がしれっと言い放った。

    もう歌うしかない。

    おまけにイントロ部分は私の覚悟をまるで

    待っていたかのように歌に入るまで、とても長かった。

    私は歌った。言われるがまま全力で。

    (あっ、声がかすれる・やっ・うわずった・

    あん・無理・・もう・・出ないよぉ・・)

    彼女が満足そうに微笑みながら歌っている私を見ていた。

    「今日はオールナイトね♪あなたの声と体が限界に達するまで

    私、付き合ってあげるから・・☆とことんイキましょ〜♪」

    あ〜あ・・ハイテンションになった彼女にかなうものは無い。

    私は彼女といつものパターンで夜通し歌い壊れ限界まで

    声を発し体を持て余す程熱くほてらせて歌いまくった。

    そして燃え尽きたぬけがらのようになった私に帰りぎわ

    彼女が私の耳元でそっとささやいた。

    「ほんとは何を考えてたのぉ・・あの時・・」

    「さぁ・・。覚えてない。」

    私は焦ってポーカーフェイスを、気どった。

    「もう・・。」つまんなさそうに不機嫌になる彼女を

    ゆっくりとなだめながら私は彼女を駅まで送った。

    ばいばい〜♪と手を振る私を無視するかにのように

    彼女はあっかんべー☆をして電車の窓に消えていった。

    だって言える訳ないじゃん・・。

    君にどきどきしてて歌に集中出来なかった・なんて・・。

    友達なのに・・。

    走り去る電車を見送りながら私はそっと心の中で

    つぶやいていた。



                       END

    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

    又、長文になってしまいました。
    お題小説も好きなのでいつも
    動いていて欲しいなぁ〜との願いを
    込めて、かなり久しぶりですが、
    書いてみました☆


    次のお題は「おそろいのバッグ」でお願いします。
引用返信/返信 削除キー/

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