ビアンエッセイ♪

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■17559 / ResNo.50)  特攻神風
  
□投稿者/ しゅう 一般♪(1回)-(2006/12/27(Wed) 22:23:11)
    特攻神風・・・

    日本国のために亡くなっていった若者達のこと。

    自分の命をかけて手に入れたかった勝利。

    勝つことってそんなに大事なのかな?

    人の命ってそんなに簡単に失って、捨てていいものなのかな?

    僕はまだひよこだから命の重さなんて知るはずもないけど、

    んな深いこと全然わからないけど、

    失っちゃいけないって、大切なものなんだって、

    それだけは分かるんだ。


    ・・・だって大切な人を失うのは耐えられないでしょ?


    そぉいうこと。



    意味不明でゴメンなさい。
    次は「大切な二人」でお願いします。
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■17564 / ResNo.51)  大切な二人
□投稿者/ 利矢 一般♪(1回)-(2006/12/29(Fri) 00:54:40)
    いつもより1本遅い電車にのった。よく晴れた月曜日の朝だった。
    「えっ…」
    僕は息をのんだ。なぜなら去年の春に逝った君が目の前にいたからだ。


    その子は僕に気づき会釈をした。これが僕らの新たな出会いだ…
    僕は、今度は一生離しはしないと誓った。
    大切な二人へ。



    駄文でスミマセン(-.-;)
    次は「君が好き」でお願いします

    (携帯)
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■17571 / ResNo.52)  君が好き
□投稿者/ 肉食うさぎ 一般♪(1回)-(2006/12/30(Sat) 16:16:36)

    「楓さーん」

    「んー?」

    「好きです。すごく」

    「ふふふ。ありがとう」


    そうして楓さんは頭を撫でてくれた。
    それが心地良くて目を細める。
    けれど急いで頭を振ってそれを振り払う。
    楓さんは凄く驚いた顔をしていた。
    それを無視して、なるったけ真剣な顔をして楓さんを見つめる。


    「楓さん。好きです。」

    「うん」

    「好きです」

    「ありがとう」

    「好きなんです」

    「ええ。わかってる」


    そこで私のしびれがきれて、思いきり机を叩きながら立ち上がった。
    両の掌がひりひりしたけれど、今は無視をした。

    顔を出来るだけしかめて、楓さんを見て


    「なんで、楓さんは・・」

    「ん?」


    楓さんは柔らかく微笑んで首を傾げた。
    ちくしょう可愛いなぁなんて気持ちを必死でかくして、しかめた顔を維持する。


    「なんで・・・好きって言ってくれないんですか?」


    最後はなんだか尻すぼみになってしまって、酷く格好悪い台詞になってしまった。
    個人的には、忙しい彼氏に
    『私と仕事どっちが大事なの!?』
    と聞く彼女のように、そこまで深刻でないにしろ似たように緊張感をもたらす台詞にする予定だったのだ。結果は悲惨だったが。
    楓さんは少しも驚いた顔しないで、私を見ていた。


    「かえ・・・でさん?」

    「葵は」

    「はっはい!?」

    「好きといって欲しいの?」
    「はぃ・・・」


    改めて言われると、凄く恥ずかしかった。
    楓さんはにっこり微笑むと、私のほうに回って来て、私の顎を掴むとそのままおとがいを反らすように持ち上げた。
    力はそのままかけつづけるので当然私は仰向けに倒れた。


    「葵。私はね好きって言葉を大切にしたいの」

    「?」

    「軽々しく使わないで確かな重みをのせて使いたいのよ」

    「ぇーと、すみません」

    「あら、葵はいいのよ。私は葵に好きって言われるの大好きだもの。それが葵の好きがもたらす効果だわ」

    「はぁ」


    楓さんは笑うと、耳もとに顔を埋めてきて


    「葵。好き」


    耳元で囁かれて、おもわずぞくりとした。
    いつもより少し低くて、艶っぽくて、頭がし痺れたような感覚に陥った。


    「ふふ。顔が真っ赤」


    楓さんは愉しそうに笑った。私は悔し紛れに顔をしかめて


    「か・・かか楓さんは・・ずるい・・・です・・・!」


    楓さんはただ悠然と微笑むだけだった。








    おそまつでしたー。
    弄ばれるのは可愛くて個人的に大好き(笑)

    次は『お参りにいこう!』でお願いしますー

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17608 / ResNo.53)  お参りにいこう
□投稿者/ ゆらら ちょと常連(76回)-(2007/01/05(Fri) 21:11:56)
    2007/01/23(Tue) 00:06:17 編集(投稿者)

    「明けましておめでとう〜♪今年も宜しくね〜♪」

    「うん・・って言うか、毎日その挨拶してない?」

    「・・だってまだお正月だもん。いいじゃん・・。」

    「・・うん。そうだけど同じ人に何べんも

    言わないと思うよ?普通は・・。」

    「・・だってまだ、私はお正月気分満載なのぉ〜。

    ・・まだ、お参りにも行ってないしね〜。」

    彼女が私の作ったお雑煮を食べながら少しすねた様な目をして言った。

    私も朝の食事の支度を整え、エプロンをはずして

    そっと椅子に腰を掛けてお箸を持った。

    「いただきます。」お椀に手を添えて私が口元に運ぶ。

    「うぐっ!」

    「何っ・・?どうしたの?」

    突然もがき苦しむ彼女。じたばたと暴れて椅子から転げ落ちた。

    「はふはふっ・・ううっ・・うぐっ!」

    彼女の様子と彼女のお椀の中をのぞき込んで事の顛末を理解した私は

    急いで掃除機をとりに走りコンセントを差し込んで

    彼女を抱き起こし掃除機のスイッチを入れた。

    「口明けて!ほらっ!早く!」

    掃除機のノズルの先端を彼女の口に入れようとするが

    彼女が抵抗してなかなか入らない。

    「なんでー!」それでも拒む彼女に私は思わず叫んだ。

    その瞬間、まるで何事も無かったかのように彼女は

    ゆっくりと上体を優雅に起こして、私を抱き寄せ耳元でささやいた。

    「口で吸い取って欲しかったのに・・君の・・☆」

    魅惑的な声で甘えるように妖艶な微笑みを浮かべながら彼女は私を見つめた。

    (またか・・。)

    私は黙ったまま、すっくと彼女の腕から逃れて立ち上がりそそくさと

    掃除機を片付けに、無言のまま寝室へと向かった。

    彼女は驚かすのが好きな甘えん坊さんでいつもこうやって

    いたずらをしては、からかうのが好きな人だった。

    それを充分に分かっていたはずなのに

    またやられちゃった自分に、ちょっと呆れた。

    「怒ったのぉ・・?」また後から彼女がおぶさってきた。

    「・・重〜い。元演劇部部長さ〜ん。いいからさっさと食事を

    済ましちゃて下さ〜い。」

    私が軽く振り払おうとすると彼女はよけいにしがみついてきて

    私をベッドに押し倒して仰向けにさせた。

    「何・・?」

    「秘め始めしよう〜☆」

    「えっ〜?」

    彼女が私の両腕を頭の上で優しく押さえつけて覆いかぶさってきた。

    「キスしよー☆」

    「やっ・・何っ・・?」

    彼女が私の両ほっぺにちゅっちゅっ・ちゅっちゅっと

    可愛いキスを繰り返し、私のほっぺをぺろぺろっと舐めた。

    「犬かよぉ・・おまえは・・(笑)」

    「わん☆」彼女が明るく鳴いてみせた。

    その可愛らしい子犬のような、なつきぶりに私の口元が優しくゆるんだ。

    いつもならここまでのじゃれあいしか彼女はしてこない。

    ちょっと危うい一線をゆるりと行ったり来たりするだけの彼女。

    そんな友達関係の私達。

    そう<おふざけ・じやれあい・冗談>と受け取れるくらいまでにしか

    彼女は絶対にしてこないのだ。

    それが分かっているから、私もさほどこの状況に驚きを感じなかった。

    あえてこちらもノリで返してその、危うさと一瞬の切なさを

    楽しむようにしていた。

    でも今日は彼女の唇が私の唇にゆっくりとふれようと近付いてきていた。

    (・・うそっ・・)

    その時、玄関のチャイムが鳴った。

    あわてて離れる二人。私は玄関へと急いで向かい、彼女は又食事の席に戻り

    何食わぬ顔で、ぱくぱくと伊達巻(だてまき)を食べ始めていた。

    「通販来たから、もう自由に出れるよ。これからお参りに行く?」

    どきどきする気持ちを押し殺しながら私は笑顔で

    平静を装って彼女に話しかけた。

    「振袖着てくれたら行く〜♪」

    「だから着ないって言ってるでしょ。元旦からずっと。」

    「赤い振袖でお参りがいい〜!」

    「やだぁ〜赤なんて。年甲斐もなく恥ずかしいじゃん。

    じゃあ自分で着れば赤い振袖〜。も〜。」

    「だって振袖の帯しゅるしゅる〜ってほどきたいんだもん。君の☆」

    「だから時代劇のようにあんなに見事に帯は、

    本当は、ほどけないんだってば。」

    「やっ。お参りは赤い振袖の君と行くの。」

    「勝手にしなさい・・。」

    こうして私達は例年通りにお参りに行ける事もなく

    うだうだとお正月をのんびりと過ごし

    元旦からのこの押し問答の繰り返しに毎年振り回されながら

    仕事始めになるのだった。






                             END


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    かなりお久でまたまた長文でした☆


    次のお題は、「バレンタインデー」でお願いします☆

引用返信/返信 削除キー/
■17794 / ResNo.54)  バレンタインデー
□投稿者/ 昴 大御所(320回)-(2007/01/26(Fri) 00:34:54)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    『ありがとうございます
    何かお礼をしなきゃですね』

    「アハハ
    そんなの別にいいよ

    でも、何かしなきゃ気がすまないんだったら
    2月の第3水曜に、この時期一番よく売ってるお菓子がいいな」

    《ちょっと回りくどいゾ自分》そう自分にツッコミながら・・


    「バレンタインデーに君からのチョコレートが欲しい」
    そう素直に言えばいいのに・・


    当日
    『ありがとうございます
    これ先日のお礼です』

    「悪いね、気を使わせて」
    口では冷静にして心でガッツポーズ


    でも、中身はチョコレートじゃなかった


    『ここのマドレーヌ美味しいんですよ』

    ニブイよ、ニブ過ぎる


    ホワイトデーのお返しに食事に誘って
    それから・・・

    淡い妄想は木っ端微塵に打ち砕かれた


    *******************
    久しぶりのお題参加です(汗)
    Next『チョコレート』でお願いします
引用返信/返信 削除キー/
■17795 / ResNo.55)  チョコレート
□投稿者/ みん♪ 一般♪(5回)-(2007/01/26(Fri) 01:44:11)


    あっ、

    メールだ…♪〜♪♪〜





    「最近、疲れてるのかチョコレートばかり食べてるよ…。チョコ中毒(笑)」





    ふぅ〜ん…





    バレンタインデーが近くなるとどうしてこんなにお店が混むのかな…





    あっ、

    でもバレンタインと一緒にされるのは何だか嫌だな。




    あなたに特別だと思わせたいし思われたい(笑)





    だから私はー




    「絶対一日一個ずつ食べてね!!」

    と、ディズニーランドで60個入りのチョコレートをわざわざおみやげとしてあなたに送ってみた。






    だって…




    一日一個なら少なくても二ヶ月近く私を忘れないだろう…







    忙しくてなかなか会えないあなたへ♪





    〜★〜★〜★〜★〜★〜★



    みん♪です。


    久しぶりにお題に挑戦してみました。



    次のお題はー



    『初デート』でお願いします (*^^*)









    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17806 / ResNo.56)  はつでーと
□投稿者/ れい 一般♪(8回)-(2007/01/27(Sat) 16:16:12)
    初デート

    初デート

    初デート。


    その言葉のなんと甘美で刺激的なこと。


    想いを寄せる会社の先輩がチョコレート中毒と聞いて、


    「美味しいショコラティエが銀座にあるらしいですよ」


    そう誘ったのは、昨日のランチでのこと。

    先輩はいくつか知っているショコラティエだろうと思われる名を挙げて、

    私の顔を興味深々に覗き込んできた。うん、掴みはオッケー。


    前々からひそかに情報収集していた、その成果のプレゼンテーションを

    昨日に選んだのは、周囲の空気がバレンタイン色を帯び始めていたから。


    最近日本でオープンしたらしい、ショコラティエの名前を挙げると

    先輩は、あぁ、と感嘆の声を上げた。知っていたらしい。

    私なんて、調べるまで聞いたこともなかったのに、

    先輩が重度の中毒だというのは本当のことらしかった。


    「あれ、奏子ってチョコ好きだったんだ」


    本来シーズンなんてないはずのチョコレートは、日本では2月が最盛期で。

    普段チョコレートの話なんて絶対しない私が少しくらい、

    そんな話題を振ってもおかしくないほど、

    この時期の世の中はチョコレートに興味を持ち始める気がする。


    「あれ、知りませんでした?」


    そんな風にとぼけてみるけれど。


    …うん、私も知らなかった。

    甘いものはあんまし得意じゃない。

    チョコ一箱に3000円かけるなら、

    その分シャンパンをボトルで買うもの。


    「チョコレートついでに、伊勢丹にも、行きません?」


    そう提案したのは、昨日タウン誌を立ち読みして仕入れたての情報だったから。

    毎年ニュースでもやっている、チョコレートのセールイベント。


    「あ、実は明日行こうと思ってたんだ。じゃあ、奏子も一緒いく?」


    普段重い彼女のフットワークが、一気に軽くなるキーワード。

    こうして彼女との初デートは実現することとなった。


    よし、まず明日は銀座のショコラティエに行って。

    そうして新宿に出ることにしよう。

    夜、西新宿のバーに連れて行って。

    ゆっくり彼女と乾杯しよう。


    そんなデートプランを立てつつも。


    明日、私はチョコレートのラッシュに耐え切れるだろうか。

    そんなことを不安に思ったりして。

    ひそかに胃薬なんか鞄に潜ませたりして。


    そんなこと、気にする間がないくらい、

    楽しい時間がすごせますように。


    先輩の優しい笑顔ときれいな横顔を思い出してときめきつつ、

    私は逸る心臓を落ち着けて、眠りについた。


    **********


    次は、「湯気」でおねがいします。
引用返信/返信 削除キー/
■17891 / ResNo.57)  湯気
□投稿者/ 金丸 大御所(308回)-(2007/02/12(Mon) 02:14:47)
    濡れた手で蛇口をひねった





    なんであんなこと言ったんだろう

    いくら酔ってたからって言っていいことじゃなかった

    口から出たものは引き戻し出来ない

    だからこそ

    後悔する



    あいつの笑顔が浮かぶ

    信じきった人にしか向けない笑顔


    その笑顔を

    裏切った



    謝ることもできない

    謝ることはできない


    自己嫌悪が体の中に渦巻き掻き乱す




    眺めた掌から

    湯気がでる


    湧き止まぬ後悔と共に

    不規則に痕跡も残さず

    立ち上る



    強く握り締めた拳からは

    絶えず湯気が立っていた




    ---------------------
    乱文申し訳ありません。

    次のお題は
    「影」
    でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17911 / ResNo.58)  
□投稿者/ 肉食うさぎ 一般♪(3回)-(2007/02/14(Wed) 02:58:52)
    2007/02/14(Wed) 12:48:34 編集(投稿者)

    「自分の影は踏めないのよ」

    「・・・・なんですか。急に」


    前を歩く少女がゆっくりと振り返る。


    「ねぇ。影は私だよ。でも私は影じゃないの」

    「・・・・ええ」

    「一つになる事は叶わない。求めてはいけないのかな」

    「私には・・・答え兼ねます」


    後ろを歩く少女は自らの影を見つめる。
    背後から浴びる夕日によって、黒く自らの分身が伸びる。


    「でも、人の影ならば踏む事はたやすい。恭江の影ならば踏める。一つになれるわ」


    少女は影を見つめる少女を振り向く。
    自らにうりふたつな少女は、どこか痛そうに顔をあげた。


    「貴女は私の影だけれど、私は貴女ではないもの。だからこうして影が踏める」


    少女は恭江と呼んだ少女の影に足を落とす。

    影は少女の影に重なり
    交わった。


    「それでも・・・・私は貴女様の影であり、交わる事は出来ない存在なのです。」


    恭江の言葉に、少女は悲しそうに微笑むと
    くるりと前を向いて歩き出した。

    数歩歩いて


    「影に恋するなんて、馬鹿げているのかもしれないけれど、私は影に恋い焦がれているのよ。」


    後ろを歩く恭江は、しばらく黙ってから
    絞り出すように答えた。


    「・・・・影は自らの意思を持ち得ません。私には答え兼ねます。」


    ただ紅い夕日を振り返ると、恭江は泣きだしそうな顔で睨みつけ。


    (影に意思が存在たり得たならば、この慕う感情を恋と言えたのだろうか)


    影は何も言わずに伸びる。






    お粗末でした。
    姫と影武者の恋。



    次はドッペルゲンガーで

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17926 / ResNo.59)  ドッペルゲンガー
□投稿者/ かなう 一般♪(1回)-(2007/02/15(Thu) 00:43:34)

    隣合わせの鏡

    掌を添えて、私達は一人。


    そう確信した日、
    私はまだ覚えている。





    ***





    「これ見てみて」


    あの写真を見た時、私は不自然な気分になった。

    さっき友達になったばかりの隣の席の彼女は、私に写真を見せきた。

    「これ、私じゃないか」


    そう言いかけたけど、言葉は喉に詰まった。

    舞台が始まったから、
    私と彼女は芝居に集中し会話は途切れた。

    帰りに彼女はその写真をくれた。

    私にそっくりな顔をした子の写真。


    今思い出しても、なぜ彼女が私にあの写真をくれたのか、そもそも見せてくる事になったのか解らない。
    彼女とはそれきり会っていない。
    名前も忘れてしまった。


    不思議だった。



    でも何故か、写真のこの子には逢える確信があった。





    ***




    偶然の限界値を見た気がした。




    旅先で、遭った。

    同ブランドのまったく同じ服を着て

    同じ髪型をして

    気持ち悪いことに指輪まで同じものをつけていた。




    なんだろう?

    こんな事ってあるの


    私達はお互いを見つめて、顔を真っ赤にして笑い合った。


    「すごいね」


    そんな事を言った。
    だってそれしか言えない。



    私とあなたが親しくなるのにあまり時間はかからなかった。


    私は双子の姉
    あなたは私の愛する半身




    二人で出かけた時は、もちろん双子と思われた。




    ***




    二人で一つ

    あなたの言葉が解る。
    話すより前に理解出来る。



    愛してる。




    ***




    あなたを好きになった人がいた。


    私はそれを目にした。


    私とは別個人としてあなたを好きになった人。
    その事実が、
    私を打ちのめす。




    嫉妬、悔しさ


    なぜ同じ顔に生まれた

    なぜ、こんなにも似ている




    私は愛してる

    あなたを

    たとえ実の妹だったとしても構わなかった。




    それに気づいた時、
    私達は離れた。


    私の言葉もあなたはやっぱり言う前に解る。




    愛してる
    愛してる

    だから、自分の姿が憎い




    ドッペルゲンガーに逢ってはいけない。




    End



    次のお題は、
    『春』でお願いします。

    (携帯)
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