ビアンエッセイ♪

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■18117 / ResNo.70)  やきもち
  
□投稿者/ 肉食うさぎ 一般♪(5回)-(2007/02/24(Sat) 08:39:59)
    「さーちー?」


    先程から繰り返す呼びかけ。
    何度目かはカウントなどしていないから、分かるはずないけれど
    少なくとも10は繰り返している。
    愛しい彼の女(ひと)は
    こちらの声が届いているはずなのに、反応が無い。

    電話とは実に便利で不便だ。

    今彼女がどんな顔しているのか知りたくても
    この機械は音声しか運んではくれない。


    「さちー?なんで怒ってんの?」

    「・・・・・・・。」


    相変わらず反応は無い。
    ここまで反応が無いと、少し心配になってくる。


    「さちさーん。生きていらっしゃいますかぁー?」

    「・・・・生きてる」


    生存確認を取って、少し安心した。
    私はゆっくり顔をあげる。
    暖冬にしては今日は冷える
    吐く息が白い。


    「ねぇ、さち。」


    反応が無い理由なんて知っているけれど
    それが可愛いからあえて言わずに


    空を見上げると、随分と星が瞬いている。
    街灯の邪魔さえ無ければ、もっと彼らの姿を見られただろう。


    「そろそろ開けてくれない?寒いんだけど。」


    笑い混じりで言うと、慌てたような声と
    ドアの向こうから走ってくる音がした。



    お粗末様でした。
    次は
    『月には兎がいるんだよ』
    でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■18121 / ResNo.71)  月には兎がいるんだよ
□投稿者/ 北原 一般♪(3回)-(2007/02/24(Sat) 22:57:10)
    ねぇまほ、知ってる?
    なん?

    ―――あのね、月には兎がいるんだよ―――――


    まんまるお月さまが夜を照らす午後10時半。
    うちの隣りに寝転がったゆうが、急にそんなことを言うもんだから。
    もしかしてさっき食べたヨーグルト期限切れだったのかな、とふと考えてしまった。

    「おーい、まーほー!」「聞いてるのー?」
    「…え?ああ、うん。なんやっけ?」

    「もう」

    とりあえず、聞き間違えかと思ってもう一度たずねてみたけれど。
    さっきとおんなじように、ゆうは兎の話をするのだった。


    彼女が言うには、あのまんまるお月さまには、なにやらとてもプリティなピンクのうさぎちゃんがいて、毎晩そばを打っているのだそうだ。

    …や、普通そばじゃなくて、もちだよね?もちついてるんちゃうん?

    不思議に思ってゆうに聞いてみたら、

    「え?だってあたしおもちよりおそばの方が好きだもん。まほはおそば嫌い?」

    「……好きやけど」


    なんだかもう、この子にはかなわない気がして、おとなしくそのうさぎちゃんの話を聞くことにした。


    「それでね、そのうさぎちゃんはね、毎晩おそば打つんだけど、いつも食べる時、あったかいのにするか、つめたいのにするか、すごく迷っちゃうの」

    「あったかいのとつめたいの?」

    「うん。いつも迷っちゃって決められないの」
    「ほー」

    「でね、いつもそうやって迷ってると、すごくタレ目なうさぎが来て、」

    「タレ目?」

    「うん」

    「うさぎなのにタレ目なん?」

    「うん、まっしろでふわふわの、タレ目なうさぎ」

    「…なんか癒し系やね」
    「そうそう、癒し系なの。で、そのうさぎが来て、言うんだって」

    『いっしょにあったかいおそば食べようよ』

    って。
    だから結局そのピンクのうさぎぎちゃんは、つめたいおそばを食べたことがないの。


    ゆうはそう言って、月を見上げていた。

    うちもつられて見上げたけれど、まんまるな黄色の中には、ピンクちゃんもタレ目でふわふわなうさぎもみつけられなかった。


    →next

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■18122 / ResNo.72)  A
□投稿者/ 北原 一般♪(4回)-(2007/02/24(Sat) 23:02:51)


    ゆうが何を思ってそんな話をしたのか。

    うちにはさっぱり分からなかったけれど、
    なんとなく。

    なんとなく、うちもゆうとなら、つめたいのより、あったかいおそばが食べたいなあと、ぼんやりと思った。


    月にいるうさぎちゃんのように、毎晩ってのは無理だけど。

    たまになら。

    週に1回?や、やっぱり2週間に1回?
    それくらいなら、大好きなゆうのために、あったかいおそばを作ってあげてもいいかな、と思う。

    ねぎをきざんで、てんぷらなんか、用意しちゃって。

    ピンクのうさぎちゃんがタレ目のふわふわうさぎとするように。

    2人でずるずるそばをすするのも、なかなか“おつ”でいいかもしれない。


    しばらくそんなことを考えていたら、隣りからすうすうと気持ち良さそうな寝息が聞こえてきた。


    んあー、とあくびをして、もう一度月を見たら。
    やっぱりまんまるな黄色があるだけだった。


    end.
    ――――――――――長くなってすみませんでした。まとめきれなくて(*_*)

    次は、『正しいコピー機の使いかた』でお願いします。


    北原

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■18195 / ResNo.73)  正しいコピー機の使い方
□投稿者/ ゆらら ちょと常連(86回)-(2007/02/28(Wed) 23:44:35)
    「なんで私はここで残業をしているんだろう・・しかも特別室で・・」

    ひな子は真夜中に近い静まりかえった高層階の高級ホテルの

    スィートルームの一室のような豪華な広い部屋の中を1人

    綺麗な夜景の見える大きな窓を眺めながらため息をつき呟いていた。

    そして大理石のテーブルの上に、どっさりと山積みにされている資料に

    うんざりとしながらも早く終らせて帰りたいとの一心で

    もくもくとパソコンに向かい、入力作業を繰り返していた。

    「はかどっていますかしら?」

    ひな子がその声に目を向けるとそこには

    ゴージャスバディーで栗色の長い髪をなびかせた色香漂う妖艶な女性が

    ワイングラスを片手に、ひな子に優しく微笑んでいた。

    「麗花さま!そのような格好で出歩かれましては困ります・・!」

    麗花は、シースルーの白いガウンを羽織り

    シースルーの白い上下のランジェリーを身に着けただけの

    ほとんど何も隠せていない裸身(らしん)のままで

    ひな子の前に現れた。慌てふためくひな子。

    その様子に、にやりと妖しく微笑み言葉を返す麗花。

    「特別室はわたくしの仕事場兼、お部屋ですのよ?ひな子さん。

    わたくしがわたくしのお部屋で、どのような姿でいたとしても

    かまわなく有りませんこと?

    それにこれは今度、我が社から出る新作のランジェリーですのよ?

    ご存じないのかしら?」

    少し冷ややかにそして少し威圧感を与えながらひな子を見下ろし微笑む麗花。

    ひな子はその言葉を聞き、慌ててすぐにテーブルの上に置いてあった

    新品の新作カタログのページを急いでぱらぱらとめくり、開いた。

    「試しに着てみたのだけれど、わたくしには似合わなくって?ひな子さん?」

    追い打ちをかけるように囁く麗花はもう1つの

    白い大理石のテーブルの上にワイングラスをそっと置いた。

    (えー!知らないよ。私、事務職だもん。それにこれってまだ、

    極秘情報の物でしょ・・。知るはずないじゃん・・!初めて見たし・・。

    でも姫には逆らえない・・おんびに済まさなきゃ・・。)

    ひな子は理不尽な言葉で麗花に軽く責められて、疲れているのも重なって

    よけいに泣きたい気分になっていた。

    でもこの目の前にいる姫には誰人たりとも逆らう事が出来ない事も

    ひな子は重々に知っていた。

    姫こと、橘・麗花はこの会社の社長令嬢でこの会社の専属のデザイナー。

    そしてこの会社の未来の女社長。

    よって誰人もこの姫には逆らえない。

    全ては姫の思うがままに操れていく。

    ここは姫王国な会社なのである。

    姫のデザイナーとしての仕事ぶりは最高で、値段は高いがコンスタンスに

    ヒット商品を生み出しランジェリーの売上も客層も幅広く

    常に業界NO、1の地位に君臨している。

    母である女王の麗子さまをも凌ぐ才能の持ち主が姫こと麗花さまで

    そんな姫が、万が一にもコピー取りや雑用などをご自分でなさるはずもなく

    全て下々の者の侍女(女社員)達に任せている為、正しいコピー機の使い方など

    姫は何もご存知ない為に、こうやってお使えする者が必要なのだろうと

    ひな子はさっきまで思いながら、入力作業をしていたのだった。

    麗花は、ねっとりと絡みつくような視線で

    ひな子をたっぷりと時間をかけて愛でた後

    ひな子に近付きひな子の首にそっと腕をまわしてゆっくりと抱きついてきた。

    麗花の体温と柔肌を急激に直に生身で感じるひな子。

    (えっ・・。何、この展開は・・?)

    一瞬真っ白になる頭で必死に動揺する自分を抑えようとするひな子。

    慌てて言葉を返す。

    「・・御無礼な口を訊きまして大変に申し訳御座いませんでした麗花さま。

    そのランジェリー、とてもお似合いですよ。

    けれどあまりに麗花さまが魅力的過ぎまして目のやり場に困りますので、

    どうかお仕事着にお着替え願えますでしょうか?

    あとこのようなおたわむれもおやめ下さいませ麗花さま。」

    抱きしめられ恥ずかしさとドキドキする心臓音に飲み込まれそうになりながらも

    冷静に今の現実に対処しようと懸命に低姿勢で話しかけるひな子。

    「今夜、ここに来るようにと命じたのはわたくしよ・ひな。」

    甘く艶めかしい優しい声でひな子の耳元に囁く麗花。

    「でもあなたを仕事の為に呼んだ覚えはこれっぽっちもなくってよ・ひな。」

    麗花のひな子を抱きしめる手に力が入った。

    (えっ・・?何・・?どういう事・・?私が呼ばれた理由って・・?)

    心が激しく動揺するひな子。

    「・・あの・・意味が・・?コピー係と雑用と事務的な作業に必要だからと・・

    うかがって参りましたのですが・・?」

    訳の分からない今の状況に不安を感じながら抱きしめられて息が苦しい体を

    もぞもぞとさせ、どうにか逃げようとするひな子。

    だが身動きも取れずにひな子はそのまま麗花の腕の中に包まれたままだった。

    ひな子の抵抗を楽しむかのように麗花がいきなりひな子の唇を強く熱く奪った。

    「ん・・!!!」いきなりで、何が何だか分からないひな子。

    おかまいなしに口の中をひな子の舌を求めて麗花の舌が暴れるようにうごめく。

    「・・や・ぁ・・ん・はぁ・・ん・・ゃ・・ゃ・・ぁ・ん・・」

    たまにかすかに漏れてくる息でひな子は小さな抵抗を示していた。

    麗花の手が豊満でたわわに実ったひな子の胸を白いブラウスの上から

    揉みしだき、そのしなやかな指でひな子の乳首をブラウスの上から

    強弱を付けて摘まんでは、こねくり回していた。

    「ん・・ゃっ・・ぁん・・ん・・ん・・はぁ・・ん・・ん・・」

    口の中はずっと麗花で一杯にされたまま、ひな子は執拗に(しつように)

    繰り返される甘い刺激に耐えながら

    かすかな吐息で抵抗し悶えるしか、すべは、なかった。

    麗花はかなり長い間、ひな子の唇を貪り味わった後にやっと

    頭がぼう・・っとなっているひな子を解放した。

    「コピーを取りなさい。濡れ過ぎる前に。」

    突然、麗花はコピー機を指差しひな子に命令した。

    さんざん麗花の口と指に弄ばれて息も整えられずに感覚の抜けない体を

    支えられず大理石の床に座り込むひな子には

    麗花の意味する言葉がまるで分からなかった。

    「・・あの・・麗花さま・・何をコピーすれば宜しいのでしょうか・・?」

    「あなたのそのはちきれんばかりのふくらみと、花園よ。」

    妖しく目を輝かせて麗花はいやらしい微笑みのまま、ひな子にそう言った。

    「麗花さま!意味が・・!」ひな子は必死に抵抗した。

    「仕方のない子。わたくしが綺麗にカラーコピーしてあげましょう。さぁ。」

    「いやです。お許し下さいませ麗花さま。いやぁぁぁぁぁ・・!」

    引きずられるように奥に有るコピー機の所にひな子は連れて行かれて

    無理矢理に服も下着も容赦なく剥ぎ取られコピー機の上に腰をかけさせられ

    ひな子の太ももは大きく開かされひな子の生の花園がはっきりと

    映し出されていた。

    そして麗花はいとも簡単に正しいコピー機の使い方をしてひな子の花園を

    カラーコピーしてしまった。もちろんたわわな大きなふくらみも。

    最新式のコピー機でカラーコピーされたひな子の花園に麗花は満足し

    恥辱と絶望の淵に心が立たされて抵抗心を失ったひな子をゆっくりと

    優しく抱き寄せ麗花はひな子を自分のベッドへと連れて行った。

    麗花は正しいコピー機の使い方ももちろん熟知していた。

    そして正しくないコピー機の使い方はそれ以上に実は熟知していたのだった。



                              END



    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    うわぁ・・長文だぁ・・又・・。

    名前を入れて

    たまには趣向を変えて

    物語を書いてみました☆





    次のお題は「雛祭り」か「お雛さま」でお願いします☆
引用返信/返信 削除キー/
■18210 / ResNo.74)  お雛さま
□投稿者/ 昴 大御所(344回)-(2007/03/03(Sat) 03:07:09)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    いつも私の事を『お雛様』って呼ぶ貴女
    その度に「私の名前はひなじゃなくって美菜よ。み・な!」
    そう言い返して来たのに・・・
    フッと寂しそうな顔の後 やっぱり直してくれない

    「どうして?」貴女を見つめて尋ねたわ・・・そしたら
    『こんなに可愛い美菜に彼氏が居ない訳ないから
    私はいつも彼氏の代理なのかな?って
    私がお内裏(代理)様だから美菜はお雛様』
    苦しそうに切なそうに そして照れ臭そうに言った

    いいわ。これからもお雛様で・・・
    でもそれは貴女と私が二人で一つのペアってことだよ
    私も好きだったんだから、ちゃんと言ってくれないと分からないんだからね

    ********************
    久々に長文でした(汗)皆様が素敵な3月3日を過ごされますように

    次のお題は『ホワイトデー』でお願いします

引用返信/返信 削除キー/
■18215 / ResNo.75)  ホワイトデー
□投稿者/ 映美 ファミリー(163回)-(2007/03/03(Sat) 20:23:52)
    2007/03/03(Sat) 22:21:48 編集(投稿者)




    貴女と一緒に出かけた街の店先

    ホワイトデー特設会場を見て歩く


    『もうすぐ ホワイトデーだね』

    【彼女にお返しを…】のプラカードを眺め貴女は私に問う

    『ねぇ チョコのお返しなにがいい?』

    『う〜ん そうね』

    店内のワゴンに並ぶ
    クッキー缶  マシュマロ  チョコレート
    など貴女は手にとり順に指し示す


    『食べ物ばっかりね〜(笑)』


    『食べ物じゃいや? そっか物足りないか〜 あっいいものみっけ〜♪』


    なにかが目に留まり 私の手を引き移動する


    『ねっ これなんかどう?』


    【セクシーランジェリーを添えて…】と書かれたワゴン


    貴女が手にした小さな箱

    なるほど…
    とてもセクシーな下着がキレイに収まっていた


    『もう〜貴女ったら・・・(赤面)』
    『いいわよ なんでもお返ししてね 受取るから・・(笑)』


    『あっ そう じゃあマジにこれ選んじゃおうかな〜♪』


    『本人の前で選ばないでよ〜お楽しみなくなっちゃうじゃない』



    ・・・ねぇ 私が一番 お返しして欲しいもの
    ・・・それはなにかって貴女ならわかるでしょう(微笑)



    ***************


    ホワイトデーは義理チョコ返ししか
    もらった記憶ありません(笑)

    好きなひとから
    貰うものは何でも嬉しいですよね… 


    では次のお題は『愛情表現』でお願いします











引用返信/返信 削除キー/
■18222 / ResNo.76)  愛情表現
□投稿者/ 恭 一般♪(2回)-(2007/03/03(Sat) 22:14:46)
    ねぇ、気づいてよ
    精一杯の私の愛情表現


    ***


    「愛華、こっちに来て」

    春の穏やかな日差しが差し込む、白を基調とした洋式の広い寝室。
    少し離れた窓辺にある時価数千万はくだらない椅子に腰をかけたまま、メイドの名前を呼ぶ。

    「はい、ご主人様…」

    両手に抱えていた服をクローゼットにかけると、メイドの愛華がこちらへとやってくる。
    椅子に片手をかけ、近寄った愛華の腕をひっぱる。

    「ぁっ…」

    小さく声をあげてあっけなく覆いかぶさるように倒れこみ、愛華が気づいた時には互いの顔まであと1センチ。
    愛華が何か言うよりも前に、私は小さな身体を引き寄せて口付ける。
    はっと息を飲み込むのも、身体が抵抗するように震えるのも、知っている。
    でも気づかないあなたが悪いんだから。

    「はっ…ぁっ……」

    段々と深く、淫らな口付けへと変化させる。
    天然で綺麗な赤い唇を貪るように、舌を絡ませて、唾液を混ぜて顔を離す。
    ほんのり頬を色づかせ、瞳を濡らせている愛華が目の前にいた。

    「ん、ありがとう」

    唇を拭い、そっと身体を押して身体を離させる。

    「…っ」

    小さく息を詰めて背中を向けて走り、部屋を出る彼女。
    気配だけで見送る。
    心持ちか、周りの空気が震えていた。

    好きだなんて言えない。
    だから毎朝こうして口付けをかわす。
    嫌がる彼女に無理やり…
    嫌われてても構わない。

    でも、
    我ままをいうと気づいてほしい。
    不器用な表現に、あなたを愛してるってことを。
    口付け以上が出来ないのも愛ゆえ。



    ねぇ、気づいてよ
    精一杯の私の愛情表現

    ***

    おちゃめでいくか、シリアスでいくか迷いまして。
    気分で微シリアスに(ノ∀`;

    次は「記念日」でお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■18225 / ResNo.77)  記念日
□投稿者/ 美砂 一般♪(2回)-(2007/03/04(Sun) 10:05:28)
    「今日は何の日か分かる?」

    「私達が出会った日…記念日でしょ。」

    「ぅん,そぅだよ♪あのね,実は秘密で奈津美にプレゼント買ったんだ♪」

    「ホント??」

    「ぅん♪じゃあ,目瞑って手出して。」



    「はぃ……前にぃぃなって言ってた指輪。ねぇ,奈津美…永遠の愛を誓おうか。」



    『あなたは一生私を愛することを誓いますか?』

    『……誓います。』


    ----------------------次のお題は「日没」でお願いします。



    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■18234 / ResNo.78)  日没
□投稿者/ あひる 一般♪(1回)-(2007/03/05(Mon) 01:08:40)
    日没

    あの太陽が沈んでゆく瞬間あの太陽が地平線に呑み込まれていく瞬間

    似てるんだよね…。

    あなたの事が大好きで大好きでたまらない気持ちを心の奥深くに…自分を押し殺す瞬間に…。

    いつになったら太陽がでるかなぁ?

    それともずっとこのままなのかなぁ?

    もし私がもっと強くなれたら、いつかあなたと太陽の下手をつないで歩きたい!


    暗い話でごめんなさい
    次は病院でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■18235 / ResNo.79)  病院
□投稿者/ 金丸 大御所(313回)-(2007/03/05(Mon) 02:56:51)
    三年前

    桜の蕾が色づいて

    真っ白な箱の中から

    寂しさを押し殺して見ていた景色が優しくて

    『もうすぐ咲くね。』と同じ病室の人と呟いていた。



    いつになったら

    あの桜の元を歩けるんだろう



    夜カーテンを閉めた中で

    自分の体への苛つきも

    寂しさも

    不安も

    渦巻いていた。



    あいつは

    お見舞いに来てくれるんだろうか


    桜が咲きはじめても

    君は来なかった。



    本当は

    来てほしかった

    悔し涙を流す程

    私は心すら病んでいた。


    治るのか

    治らないのか

    治療薬は

    ないと知った


    外を眺める毎日

    毎日の注射

    変わり果てた体

    動けない体


    カーテンの中で

    声を殺して泣いた。


    君の傍で

    泣きたかった



    あの幽閉された1ヶ月

    君をずっと待っていた。


    君がお金がないのも知っていた

    君が忙しいのも知っていた

    私が君に投げつけた言葉を後悔していた

    だから

    言わなかった

    言えなかった







    逢いたい






    桜吹雪の下を歩いたあの日


    生憎の曇り空を眺めながら


    睨みながら


    君を想ったことを


    思い出した



    ちょうど

    三年前




    ---------------------
    乱文失礼いたしました


    次は『桜』でお願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/

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