| なんとか涙を堪えて
さっき決めたことを愛純に話す
「誠先輩
綺麗だもんね」
『うん
ゴメン
やっぱりもう
ここには来ない方がいいよね』
それはイヤ
「愛純は
舞のことを嫌いになったの?」
『ううん
好きだけど
でも…』
「じゃあ
今までと変わらないでいて」
「愛純が好きなの
愛純と離れたくない
だから
二番目でいいの
愛純の一番になれなくていいの
舞を愛純の傍に居させて」
『本当に
それでいいの?』
聞き返す愛純
「愛純が少しでも
思ってくれてたら
舞は幸せだから
舞は愛純の愛人でいいの」
人差し指で愛純の唇をなぞりながら話し
言い終えて唇を重ねた
「しばらくは我が儘言わないから
今夜は舞を抱いて
愛純の痕を舞につけて
愛純を舞に刻んで」
愛純の耳元で
甘い声で囁く
強く抱きしめられた
『舞
離さないよ
そんな風に言ってくれる舞を
離せる訳がない』
制服を脱がされ
愛純も脱いで
浴室に入った
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