ビアンエッセイ♪

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■17031 / ResNo.50)  外伝 第6章 7
  
□投稿者/ 昴 大御所(254回)-(2006/10/23(Mon) 23:51:57)


    『それでは

    ゆっくりとお寛ぎ下さいませ』


    支配人の

    挨拶と言う名の

    社会的な体裁がようやく終わった






    『気は済んだかしら?



    このホテルに

    一つだけ

    サービスのリクエストがあるわ





    私達に

    必要以上の干渉を

    しないで下さらないかしら?



    それが出来ていない時は


    祖父や父に


    このホテルのサービスは

    最低だったと伝えるわ



    ごきげんよう』


    威圧的にニッコリと微笑む誠


    私はこんなに怒りを表に出した誠を

    見たことがなかった




    扉(ドア)の向こうの初老の男性は

    青ざめた顔で私達の前から姿を消した




    誠は怒りが消えないのか

    その肩が小さく震えていた



    俯いて小さな声で言った

    『愛純

    ごめんなさいね


    こんな私を見せてしまって』



    顔を上げると

    無理に作っているのか


    いつもの誠の笑顔だった



    「大丈夫だから


    全然

    大丈夫


    だから」


    ニコニコして誠に言う


    「私は

    イヤな想いなんて

    ちっともしていないし


    それどころか

    今すごく

    嬉しいんだもん」


    嬉しいけれど信じらんない

    そんな顔をして

    誠は私の顔を見ていた

引用返信/返信 削除キー/
■17086 / ResNo.51)  NO TITLE
□投稿者/ ゆき 一般♪(4回)-(2006/10/27(Fri) 22:41:27)
    本編でのメイド長さん!!すっごく好きな方(キャラ)だったので☆名前の発表(とゆーのでしょーか?!)があった時は、ものすっごく嬉しかったです(≧▽≦)
    距離を置きつつもさりげなく後押ししてくれるよぅな“大人な女性”ってカンジ☆キャ━(*≧∇≦*)
    朝晩寒くなってきました‥体調を崩されませんよぅに☆更新楽しみにしております♪

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17113 / ResNo.52)  ゆきさん♪
□投稿者/ 昴 大御所(257回)-(2006/10/30(Mon) 00:34:44)
    すいません昴はちょっと勘違いをしていたようで…

    マキさん…メイド長は外伝に出てましたネ

    思い出編の最初の方に


    メイド長が気に入ったキャラで良かった(^-^)/


    お返事が遅くなってすいません…

    小説も書かずに最近別の作業ばかりしてました(苦笑)


    更新がゆっくりになっていますが…

    お楽しみ下さいね

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17114 / ResNo.53)  お知らせ
□投稿者/ 昴 大御所(258回)-(2006/10/30(Mon) 00:42:37)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    久しぶりの独り言なお知らせです

    ご主人様と私シリーズも無駄に長くなってきて

    まとめて読めるようにホームページを作りました


    ご主人様と私シリーズと

    お題小説に投稿させて頂いたもの

    それ以外に何も目新しいものはありませんが…

    とりあえずまとめ読み出来ます(笑)


    ひとまず形になりましたので

    これからは小説の更新に精進させて頂きます


    これからも宜しくお願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17116 / ResNo.54)  外伝 第6章 8
□投稿者/ 昴 大御所(259回)-(2006/10/30(Mon) 00:57:09)

    誠の手を引いて


    大きなソファーに一緒に腰掛けて言った


    「幼い頃ね

    ママに

    お母さまとのお話しを

    よく聞かせてもらっていたの




    ママがお母さまの特別になる前に

    ママはお母さまに連れ出されて

    よくデートみたいなお出掛けをしたんだって



    それでネ

    その時も

    どこに行っても

    そのお店のトップの人が挨拶に来て



    ママはその時

    ちょっぴりつまんなかったんだって



    今の愛純はネ

    つまんないなんてことは

    ちっともなくって



    ママはこんな感じだったんだなぁって思ったの




    それにネ


    マコが怒っていたのは


    愛純の為でしょ


    イヤなどころか


    すごーく嬉しかったんだよ



    マコの怒った顔って

    新鮮だったし…」




    最初は

    何を話し出すのか

    解らないって顔をしていたけど


    聞いていくうちに

    だんだん嬉しそうになって


    話し終えると

    誠は照れてしまっていた



    『愛純

    貴女と旅行に来れて


    本当に良かったわ』

    優しく髪を撫でてくれた




    マコ

    私も

    マコと旅行に来れて

    良かったって思ってるよ

引用返信/返信 削除キー/
■17117 / ResNo.55)  外伝 第6章 9
□投稿者/ 昴 大御所(260回)-(2006/10/30(Mon) 00:58:25)


    『愛純

    少し散策でもしない?』



    今は

    このホテルを離れて

    気分転換でもしたいのかな?



    「うん

    せっかく来たんだものね


    そうしよう」



    簡単に荷物を片付けて


    誠と二人でホテルを出た



    外は寒かったけど

    誠と並んで歩くと


    心が温かくなった





    温泉饅頭に

    温泉卵


    名産品店


    お土産屋さん



    通りに面した店に入る


    誠と二人で

    一つ一つ手に取り

    笑い合った




    『ありがとう

    愛純




    そろそろ戻りましょうか…』



    ホテルへの帰り道


    誠と手を繋いだ




    周りの人は気にならないけど

    周りの人には

    私達はどう映っているのかな?





    ホテルに戻って

    夕食を食べて



    その後は



    誠はどうしたいのかな?




    そう考えると


    ドキッとした




    誠をもっと知りたい


    誠が欲しい


    誠と一つに



    溶け合いたい




    顔が熱くなるのが判る


    誠はどう思っているのかな?



    「マコ」


    名前を呼んで

    繋いだ手に力を込めた



    誠も握り返して来る


    きっと同じ想いだよね…

引用返信/返信 削除キー/
■17118 / ResNo.56)   外伝 第6章 9 昴さんへ☆
□投稿者/ ゆらら ちょと常連(63回)-(2006/10/30(Mon) 04:05:33)
    純愛してますね〜愛純ちゃんと誠ちゃん☆可愛いです♪

    なんかたどたどしくて、

    また、それが誠ちゃんの今の気持ちを表すみたいで

    とってもいいで〜す☆

    昴さん、ホムペをお作りになられたのですね☆

    作業お疲れ様でした☆

    楽しみに拝見させていただきます♪
引用返信/返信 削除キー/
■17152 / ResNo.57)  ゆららさん♪
□投稿者/ 昴 大御所(262回)-(2006/11/02(Thu) 01:18:36)
    たどたどしい初々しさが

    ちゃんと書けていますか?


    昴らしいシーンまでもう少し


    この初々しさからどうしても官能的なお話にする為に

    悪戦苦闘中の昴です


    ホームページも

    こちらともう一カ所しかリンクしてなかっのに

    沢山の方々にお越し頂いでいます


    ゆららさんを足跡残して下さいね

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17153 / ResNo.58)  外伝 第6章 10
□投稿者/ 昴 大御所(263回)-(2006/11/02(Thu) 01:21:29)

    『愛純

    顔が赤いわ


    どうかして?




    寒いところを歩かせてしまって

    風邪でもひいたかしら?』



    誠と一緒に歩いているんだから

    寒くなる訳なんてないのに




    「えっ


    ううん


    この後の時間のことを


    ちょっと考えたりして」



    それで意味が解ったみたいで


    誠は俯いて頬を赤く染めていた






    二人の間をしばらくの沈黙があって


    誠は無言のままでにっこり微笑み


    そして小さく頷いた



    良かった

    誠も同じ想いだったんだね





    「マコ」


    もう一度名前を呼んで

    手を握りしめた



    『なぁに』

    誠も意識して

    強く握り返しているのが解る




    『その前に

    食事をしなければならないわね




    途中でどこかに寄る?


    ホテルのレストランで構わない?




    それとも


    ルームサービスにする?



    愛純のいいところを言って』



    誠がその後の時間を

    すごく気にしているのが解る





    「じゃあネ


    ルームサービス



    少しでも長く

    マコとゆっくりまったりしたいもん」



    正直言って

    やっぱり照れくさかった

引用返信/返信 削除キー/
■17162 / ResNo.59)  外伝 第6章 11
□投稿者/ 昴 大御所(266回)-(2006/11/03(Fri) 21:30:52)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/


    ルームサービスが届いて



    二人の間には

    少しだけぎこちない空気が漂っている



    二人共この後の時間を

    妙に意識してしまっている



    そのぎこちなさは

    決してイヤな感じじゃなくて


    うーん

    慣れない


    それだけのことなのかな?




    『愛純

    食事が済んだら


    お風呂にしましょうか?



    【温泉】と言うよりは

    【スパ】な感じだけれど


    この部屋にも

    ちゃんと源泉から

    お湯がひかれているそうよ』



    「うん


    この部屋で二人っきりだから

    誰も見ていないし



    お風呂

    一緒に入ろう…」


    そう返事をすると



    えっ…


    小さな声を発して


    見る間に

    真っ赤に…

    本当に顔中を真っ赤にしていた




    目の前の美しい上級生は

    年上と言うことを忘れさせる程に可愛い



    「マコ


    一緒にお風呂に入るの

    イヤ?」


    意地悪かな?って思ったけど


    どうしても聞いてみたくなった




    真っ赤な顔のままで誠が答える



    『そうではないわ



    泊まりで旅行に来ているのだから


    それは私の本意でもあるわ



    お願い愛純


    今はそんなことを言わないで





    食事を済ませてしまいましょう』

引用返信/返信 削除キー/

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