ビアンエッセイ♪

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■17453 / ResNo.10)  ひととき
  
□投稿者/ 咲 一般♪(19回)-(2006/12/11(Mon) 20:40:46)
    2006/12/11(Mon) 20:48:17 編集(投稿者)

    少しの間、があった…




    なんて答えていいのか、が分からない。




    ゆっくり息を吸って答えようとした時、貴女の目の色がかわっていた事に、今、気付く。

    必死だった…。

    また、暫しの沈黙。
    でも、この空気は嫌いではない。
    むしろ、落ち着く。







    でも、そんな私と貴女の間にある隔たれた壁が、無性に虚しい。






    どうして、貴女が選んだのは…。






    どうして悟?


    少したってから、私は…

    どうしてほしいですか?
    と、答えた。
    また、貴女の目の色が変わる。






    どうして?
    って、好美さん。いや藤木さんが言った。
    藤木さんが一歩ずつ近づいてくる。

    私の頬に両手をあてて、






    どうして?貴女が悟さんの姉なの?!

    私にしがみつき、泣いた。




    でも、私も泣いていると思う。


    プライベートの時にしているマリッジリング。





    好美さんの左手を手に取り、薬指からそのリングを外し私達は今、その先に待っているひとときを迎えようとしている。

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■17454 / ResNo.11)  ひととき〜ホントは〜
□投稿者/ 咲 一般♪(20回)-(2006/12/12(Tue) 12:54:35)
    2006/12/12(Tue) 14:39:15 編集(投稿者)

    少しの間があった。
    だけど心地いい。


    でも…




    貴女は
    どうしてほしいですか?
    って聞いて来た。

    分からないの?






    私はこんなにも苦しんでいるのに…。
    こんなにも貴女に触れたいのに…!






    一歩ずつ近づく。

    貴女は、どうしていいのか分からないって顔をする。





    触れてみたい
    その肌に両手で触れてみた…

    貴女は私の左手をとり、マリッジリングを外した。同じ気持ちだったと、思っていいの?







    どっちが先かわからない。
    だけど、お互いの唇が、確実に近づいていている。




    ホントは…






    こんなはずではなかった。
    今回こそは、と思ってたのに…
    今私は貴女に溺れそうになっている。


    (携帯)
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■17498 / ResNo.12)  疑問
□投稿者/ 咲 一般♪(21回)-(2006/12/19(Tue) 06:23:09)
    2006/12/19(Tue) 06:33:36 編集(投稿者)

    なぜ好美さんが声を掛けたのが私なのか?
    そんな事を今更になって不思議になる。
    私でなくても、たくさんの人が通る道なのに。私でなくてもいけたはずなのに。
    そんな不安感をもっていたら、好美さんがほっぺたをつねってきた。

    「これからって時にそんな顔するかな?ふつう」
    『何だか不安になっちゃって…』って苦笑いで返すと
    「何が不安なの?私とこうなることが?」
    っていきなり押し倒された。

    私はえっ!?ってなって、でも少し、いや、かなり嬉しかった。多分、今、私の顔はかなりにやけているのだろう。
    キスをして…

    二人でお互いを求め合った。




    『ん…いぃ…』
    「イキそう?」
    私の顔が真っ赤になってゆく…。

    だってさっきからすごい言葉攻め。「イキそうになったらゆって?」


    死んでもゆわない!
    って顔に出てたらしく、「ゆわないともっといじめてあげるからね」って笑顔で言われた…。
    泣きそう…。
    でも、これは嬉しい涙だし…。いいよね?




    ひとときが終わって、さっきの疑問を恐る恐る聞いてみた。
    そしたら…
    「関係を持ちたいって思ったから。」
    とのこと…。
    えっじゃぁ悟は?って聞いたら…

    「結婚願望はあまり無いの。ただ親も年を取ってきたから…。だから悟さんとは今だに関係なんて持ってないし…。いつもそうなの…。」
    「今回こそは、って思ってたのにね。」
    無理だったと、続けて好美さんは私を抱きしめた。


    『でも、少なくとも私は後悔なんてしてません。』


    そう言ってから、好美さんの頬に両手をあてて、キスをした。



    でも…この先二人に未来は無いってわかっている。でも、そんな事を無視して二人で必死になって求め合った。
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■17499 / ResNo.13)  疑問〜強まる欲望〜
□投稿者/ 咲 一般♪(22回)-(2006/12/19(Tue) 11:20:28)
    事が終わった時に些細な疑問を次々に私にぶつけてきた…。
    でも、だんだんわいてくるのは、どうしてあの時あの道を歩いていたの?って言う疑問だ。
    それを彼女に聞いてみた。
    そしたら

    『自殺を図ってしまうかもしれないから、友達のトコに行く途中だった…。』

    なんて、不健康極まりない返事が返ってきた。

    どうして?って聞いてみた。

    『普通は聞かない質問ですね』って返ってきた。
    普通はね…。
    だって知りたいんだもんね。貴女の事。いろいろ
    だから、
    素直に知りたいからって言った…。
    そしたら、『なんとなくです』って言ってきた。
    嘘がへたねっていったら、観念したように、『前の彼女が結婚するんです。だから…』「今も引きずってるの?」って考ないで、突発的に言ってしまった。
    そしたら…。
    『引きずってたらこんな関係にはなりませんよ?でもついこないだまで引きずってたのに、嘘みたいですね…。』って笑って、幸せなのか、悲しいのかわからない笑顔で答えた。
    出来れば幸せであってほしい。
    出来れば貴女と私一緒がいい。膨らみだすのは、私の願望ばっかり。
    貴女はどうなの?
    私ばっかり求めているようで、悲しくなる。
    でも、そんな中『悟とどうするの?』って聞いてきた。さっきのほとぼりから少しも色褪せない顔で…。
    「妬いてる?」って聞いてみたら、目を泳がせていた。



    可愛いい。




    抱き寄せて、もう一度今度はさっきより彼女の身体をほてらす。


    でも…。
    そう言うときに限って…。
    チャラリラリン〜♪
    悟さんの着信音。
    出ないわけにはいかない…。
    普段ならもうとっくに仕事が終わっている時間だ…。

    でも…


    少しの今、少しの猶予をください。


    『いいの?』




    「うん。いいの。今はこっちのが大事。」


    『スケベ』


    嬉しいくせに…。


    首筋にキスマークをつける。私には付けらんないねって悲しそうな瞳で言った。

    私が付けてもいいよって言った。
    えって顔で私を見る。




    多分私はこの時点で悟さんとは別れるつもりだったんだろう。




    (携帯)
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■17560 / ResNo.14)  Ring
□投稿者/ 咲 一般♪(23回)-(2006/12/28(Thu) 06:30:11)
    2006/12/28(Thu) 17:17:33 編集(投稿者)
    2006/12/28(Thu) 11:12:03 編集(投稿者)
    2006/12/28(Thu) 06:33:39 編集(投稿者)

    それからと言うものなにかあっては身体をかさね続けて
    私は幸せで、これ以上無いと思っていた

    でもある日、弟の悟から相談がある
    と言ってきた。

    最近好美の帰りが遅いんだと私に言った。

    私は心臓を鷲掴みにされた気分だった。

    私たちが身体を結ぶ時は何時も仕事場だったから…

    悟は私と好美さんが同じ職場だと知っている。

    答えるのに時間がかかった
    考えた末に
    年末だからじゃない?
    と答えた
    私も忙しいし
    と付け加えて。

    悟は私と好美さんの関係など知る由もない。
    ばれてしまったらどうしようと言う事が恐ろしかった。

    クリスマスイブに私が好美さんにプレゼントするRingが目に留まった。

    揺るぎないこの気持ちはをRingにこめて

    多分、異性であって婚約者である悟には分からないであろう。

    私達はその他大勢である人達よりはるかにつながりを求めている

    友達以上に。そして悟以上に…。
    このまま思い切って言ってしまいたい

    でも…
    それすら叶わない。


    (携帯)
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■17561 / ResNo.15)  どうもです(・∀・)ノ
□投稿者/ 咲 一般♪(24回)-(2006/12/28(Thu) 13:12:04)
    咲です。感想やいたらないてんがございましたらどしどし言ってくださいネ(*^□^*)へたな文面ですがご容赦くださいm(_;_)m

    (携帯)
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■17575 / ResNo.16)  好き!!!
□投稿者/ S 一般♪(1回)-(2006/12/31(Sun) 06:29:32)
    こうゆう物語好きです!!

    続きがかなり気になります
    頑張ってください!

    (携帯)
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■17578 / ResNo.17)  こんにちわ(*・ω・)
□投稿者/ 黄泉 一般♪(2回)-(2006/12/31(Sun) 13:32:53)
    久しぶりです!
    話が結構進んでてびっくり!
    でもマジおもしろいですよ(*´д`*)続き、期待してますね☆

    (携帯)
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■17579 / ResNo.18)  Ring〜ささやかなPRESENT〜
□投稿者/ 咲 一般♪(27回)-(2006/12/31(Sun) 16:23:23)
    もうすぐクリスマスイブ
    私はPRESENTを二つ考えなくてはならない。
    一つは悟さんに
    そしてもう一つは加奈に…いろいろ考えて悟さんにはハンカチを
    そして香奈には…。

    香奈にはRingを私の者だと、そういう心をこめて
    喜んでくれるだろうか?




    クリスマスイブ当日になった。




    悟さんの誘いを蹴って香奈とイルミネーションの街をデートする。
    街は綺麗で、香奈の美貌を映し出してるみたいだった。
    予約しているレストランに入り、コースを頼み、シャンパンで乾杯した。
    そして香奈にクリスマスプレゼントのRingを渡す。

    香奈はとても嬉しそうにして満面の笑みを私にくれた。

    そして香奈が私に綺麗に包装している包みを出してきた。
    香奈から私へのPRESENTだ。
    何が入っているのだろう…?
    期待に胸を弾ませ包みを開けてみると…。




    Ringがそこに有った。

    涙が溢れてくるのが分かる。それほどに嬉しいのだ…。
    今までにもらったPRESENTよりはるかに嬉しかった。
    サイズなど何も言っていない。
    けれど、香奈は7号でぴったりだよね?ってゆってきた

    満足そうに香奈は笑っていて、そして…




    そして、香奈は私の薬指にRingをはめてくれた…
    そして、ディナーを食べ終えて、香奈は行きたいところがあるといってきた。




    タクシーで移動してついた先は教会だった。
    シスターに何かを話し、私達はこちらですよと言われたところへ向かった。

    (携帯)
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■17580 / ResNo.19)  Sさん、黄泉さん
□投稿者/ 咲 一般♪(28回)-(2006/12/31(Sun) 16:30:49)
    感想有り難うございます。(o‘∀‘o)頑張って書くので応援してくださいネ。o(^∇^o)(o^∇^)oよろしくお願いします☆

    (携帯)
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