ビアンエッセイ♪

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■17718 / ResNo.40)  【〜それぞれの愛〜リツコ】F
  
□投稿者/ 映美 常連♪(140回)-(2007/01/20(Sat) 03:39:31)
    2007/03/13(Tue) 20:02:33 編集(投稿者)




    かつて二人が過したこの部屋で・・・
    エミの名を呼ぶルナの声に言い知れぬ虚しさが胸に込み上げた


    ピンクの小瓶を戻し扉を閉めるリツコ


    (私ったら・・・どうしてまた戻すの?)


    少しの悪戯心が動く


    (私って・・・何してるんだろ・・・嫌な女・・・)


    ルナの特別な視線はもう自分には注がれることはない


    あの夜限り・・・もう終ったこと
    (わかってる わかってるはずなのに・・・)


    心の奥に閉まったルナへの感情
    再び沸々と湧き上ったのは・・・いつからだろう


    そう・・・それはエミの存在を知ったあの日からだった



    『あはは〜そうだね〜』


    ルナの笑い声が響く


    『もうミチコさんにカムアウトしなよ〜エミ♪
    そうだ〜こんど3人で飲みに行こうか〜』


    エミと楽しげに話すルナの声を聞きながら
    リツコは再び扉を開け コロンを手にとる


    蓋をあけ・・・指先を濡らし耳のうらをなぞる
    懐かしい甘い香りが広がる


    (ねぇ ルナ 今夜だけでも私を見て・・・)




    窓の外を眺めながら話すルナ


    リツコはルナの背中にゆっくり近づき
    そっと・・・寄り添い後ろから腕を廻した


    ・・・えっ・・・

    突然のリツコの抱擁に
    電話を持つルナが驚き・・・慌てた


    『ううん〜なんでもないよ〜(汗) あ、あのさエミィー
    充電切れそうなんだ・・・だからまた掛けるね・・・切るね・・・』


    ピッ!



    『・・・リッコ・・・』


    リツコは目を閉じルナの声を背中で聞いていた


    『・・・』


    背中に感じるリツコの柔らかな温もり
    漂う懐かしい甘い香りがふたりを包んでいた


    暫く無言の二人・・・



    『ねぇ リッコ いったいなんの真似なの・・・』


    ルナは溜息まじりにリツコの腕を解こうとした


    『自分でもわからないの・・・』


    『今日のリッコはなんかおかしいよ なんかあった?』


    腕を解こうとするルナの手をリツコは拒む 


    『ねっ・・・ルナ しばらくこのままでいさせて お願い・・・ 』


    『リッコ・・・ダメだよ こんなこと』


    ルナは、巻きつくリツコの両手を強く握りしめた






引用返信/返信 削除キー/
■17726 / ResNo.41)  映美サンへ☆
□投稿者/ 優 一般♪(12回)-(2007/01/22(Mon) 00:03:18)
    やっぱり映美サンの小説は一つ一つの展開ごとにドキドキしてしまいます(*^_^*)

    色々想像(妄想??笑)して読んでるんですけど、『続きを読みたい!!』って私を含め読者の皆様が思ったりするのは、映美サンの才能ですよね(^-^)

    私は言葉では伝えれても文章だとどうしても変になるんですよ〜……(^◇^;)だからこんな素晴らしい小説を書ける映美サンを尊敬してます♪


    更新頑張って下さいね〜(^-^)

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17727 / ResNo.42)  (削除)
□投稿者/ -(2007/01/22(Mon) 00:51:35)
    この記事は(投稿者)削除されました
引用返信/返信 削除キー/
■17768 / ResNo.43)  優さんへ^^
□投稿者/ 映美 常連♪(141回)-(2007/01/22(Mon) 22:16:56)
    優さん^^


    毎回ドキドキしてくれているんですね^^
    筆者の私もですよ・・(笑)

    次の展開につなげる時
    ドラマのいいシーンでCMが
    入るような感じを想像して
    読者の方の次が気になると思っていただけるよう
    終わりの言葉の区切りとか考えています(苦笑)

    優さんに「続きが読みたい」そう言って頂いて
    成功かな^^ってちょっと頬が緩んでいます

    えっ 私に才能?そんなお言葉頂いて恐縮です(笑)
    素晴しいだなんてお褒め頂いて・・・嬉しい限りです

    いつも他の方の作品をここで読ませていただくたびに
    自分はなんて駄文なんだろう^^;って溜息ばかりついてますよ
    まだまだ 勉強しなくちゃと思っています

    では また、続き書いていきますね
    優さんをもっとドキドキさせる展開を考えなくっちゃ(笑)

    いつも お言葉ありがとうございます^^


                   映美

引用返信/返信 削除キー/
■17769 / ResNo.44)  舞月さんへ^^
□投稿者/ 映美 常連♪(142回)-(2007/01/22(Mon) 22:21:23)
    はじめまして^^ 舞月さん
    コメントありがとうございます
     
    温かいお言葉とこんな拙い物語を
    お褒めいただき大変恐縮しています^^

    私が改名した頃から・・・ご存知ということは
    かなり前からご覧頂いてるのですね
    重ねてありがとうございます(*^_^*)

    私も舞月さんのお名前は・・・
    ○○○さんちで何度かご拝見してました
    きれいなHNだなって・・・お名前の印象が強く残っていましたから
    覚えていました^^
    なんだか 私もはじめての感じがしないです^^

    当初は、このルナエミは10話くらいで完結予定だったんです^^
    それが、執筆してるうちに伝えたいシーン数々浮び物語が
    いつのまにかボリュームアップしていってしまいました^^;

    登場人物もどんどん増えて・・って自分が増やしているのですが(笑)
    気がつけば自分でも驚くほどの長編になってしまいました^^;

    内容的にはありきたりの物語だと思いますが・・・(苦笑)
    また続けて読んで頂ければ嬉しいです

    こちらこそ宜しくお願いいたしますm(__)m


                        映美
引用返信/返信 削除キー/
■17770 / ResNo.45)  【〜それぞれの愛〜リツコ】G
□投稿者/ 映美 常連♪(143回)-(2007/01/22(Mon) 22:38:59)
    2007/03/13(Tue) 20:03:15 編集(投稿者)

    リツコはルナの解く手を拒む


    「・・・いやよ ルナ」


    窓に映るふたりの影が揺れていた


    しばらくこのままでいさせて・・・
    背中で哀願するリツコにルナは観念した


    「ねぇ 今 部屋に私がいること エミさんは知ってるの?」


    「ううん 知らない・・・」


    「そう・・・」


    リツコの声が背中で響くたびに甘い香りが漂う



    「思い出してたの・・・私がコウジを追いかけてニューヨークに行ったときね
    心のどこかで・・・ルナが私を追ってきてくれないかなって思ってたの・・・」


    首筋にリツコの熱い息がかかる






    ・・・・3年前の春



    リツコにはコウジと言う恋人がいた


    「ねぇ ルナ コウジったらね いまだに私に触れてくれないのよね
    軽いキスくらいしかしてくれないのよ もう半年も付き合ってるのにさ・・・どう思う?」


    「ふ〜ん いいじゃん いまどき貴重な純情男じゃないの(笑)」


    そんなリツコの相談に笑って答えながら
    もしかしたらコウジは・・・かもしれないなと思っていた



    「彼がね ニューヨーク支店に転勤になったの
    ちゃんと答えを聞きたいから・・・私 行ってくるね ルナ」



    あの日 引き止める私の理由も聞きもしないで
    コウジを追ってニューヨークに旅立ったリツコ


    それから3日後 泣きながらリツコは帰国した


    「ルナ〜 ショック〜(泣)彼ね ゲイだったのよ・・・!」


    「リツコ ごめんっていいながら 私の前でハーフの美少年を抱きしめたのよ ふざけてるよね(怒) 
    そんなの早く言ってよ バ○野郎〜って・・・側にあった椅子を蹴っ飛ばして帰ってきたの・・・」


    「お〜お〜それは威勢のいいお姉さんだこと(笑) 
    椅子を蹴飛ばす元気があったなら もう だいじょうぶよね?リッコ(苦笑)」


    首を振りながらルナに抱きつくリツコ


    「全然 大丈夫じゃない とても悲しい(涙)泣きたいの・・・泣かせて ルナ」


    そう言ってルナの胸で泣きじゃくったリツコ



    ルナは目を閉じて回想していた



    3年前のふたりはそれぞれ辛い恋をしていた


    ルナは報われることない恋に溺れていた
    その人は年上の人妻だった

    リツコにカムアウトしたのは
    その恋の始まりの頃だった

    もう思い出したくない・・  
    ルナは 心の中に 
    浮んだその人の面影を振り払った




    「・・・私も振られちゃったとルナから聞いた時 
    なんだかホッとした自分がいたの おかしいよね 私・・・(苦笑)」


    ともに恋に傷ついた二人だった


    辛い気持を言葉で慰めあった

    一番 心開けたのは 
    ルナはリツコ
    リツコはルナ 
    学生の頃からずっと互いの笑顔をみて過してきた


    ・・・私達は、ずっと親友よ


    心の癒しだけを求めたはずだった


    ・・・・なのにあの夜
    リツコの大きな瞳からあふれる涙の誘惑に負けた


    「ねぇ 抱いてルナ あの人にしたことを 同じように私にもして・・・」


    リツコの涙を拭いながら
    身体を重ねたあの夜


    私はどうかしてたのかもしれない
    ルナは胸が震えた 


    一線を越えてしまったあの夜


    お互いを夢中で貪りあいながら
    ルナは 虚しさばかりが広がる自分を責めた


    ・・・矛盾してる 何してるの 私達


    リツコはその日を境に
    毎夜 ルナのベットに身体を滑らせてきた


    「リッコ もうやめようこんな関係・・・」


    あの夜 近づくリツコの裸身に
    バスローブを羽織り そう告げた夜


    あの夜限りで終った
    ううん・・・終らせたふたりの関係だった





    今、背中に密着しているリツコが放つ香りは
    またもルナの心をかき乱す


    まるで あの夜と同じシチュエーションだ


    リツコの声が甘えたトーンになる


    「ねぇ ルナ 抱いて・・・あの時みたいに・・・」




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■17776 / ResNo.46)  映美様♪
□投稿者/ 都 一般♪(2回)-(2007/01/23(Tue) 01:20:57)
    お返事どうもアリガトウゴザイマス☆毎日更新チェックしていま〜す♪

    私は一応大人の年なんですが中身はまだまだ子供で〜ハイ 笑。

    こんな物語のような恋してみたいなって 読むたびに思います☆ 
    あールナがいいな〜(#^.^#) 誘惑したいナ〜無理だけど(爆)

    また 更新 楽しみに待っています♪

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17793 / ResNo.47)  映美さん♪
□投稿者/ 昴 大御所(319回)-(2007/01/26(Fri) 00:16:30)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    もうルナったら・・
    マユだけじゃなくてリツコにまで復縁?迫られて・・・

    こんばんは昴です
    小説upした日の(昴の)お楽しみでお邪魔してます^^

    実は今更なんですけどね・・
    ずっと前ルナがリツコをリッコって読んだ時
    ドキッとしました
    昴が大昔リツコさんと付き合っていた頃リッコって呼んでたから・・
    (まあ、リツコさんの愛称の定番なんでしょうが・・)

    お互いに目指せ!完結でゆっくりと頑張りましょうね
引用返信/返信 削除キー/
■17800 / ResNo.48)  都さんへ^^
□投稿者/ 映美 常連♪(144回)-(2007/01/27(Sat) 00:58:03)
    都さん^^

    いつも読んでいただきありがとうございます^^

    こんな大人の恋がしてみたいって
    都さん これからですよ^^
    きっと素敵な恋とお相手に巡りあえると思います
    そんな恋に出会えたら
    都さんも物語を書いてみてはいかがですか^^

    時にスローペースな更新になりますが^^;
    引き続きお付き合い下さい 宜しくお願いしますm(__)m

                     映美
引用返信/返信 削除キー/
■17801 / ResNo.49)  昴さんへ^^
□投稿者/ 映美 常連♪(145回)-(2007/01/27(Sat) 01:03:24)
    昴さん^^

    私も昴さんの小説と昴さんの
    お声掛けをいつも楽しみにしています^^

    えっ リツコという名前が
    ・・・そうでしたか^^;
    読んでいて何度もリッコという文字を
    見かければドキッとしてしまうお気持わかります
    想い出も多々おありでしょうし・・・

    ふと思いました・・・
    昴さんと物語で名前に関するご縁は
    2度目ですね ホント不思議ですね
    まだまだご縁が続きそうって思っています^^

    昴さんのお話もまた新たな展開に入るようで
    すごく楽しみにしています

    昴さんと一緒に私も更新頑張って行きますね^^

                   映美





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