ビアンエッセイ♪

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■17901 / ResNo.10)  外伝 第8章 2
  
□投稿者/ 昴 大御所(335回)-(2007/02/13(Tue) 00:57:24)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/


    愛純は今頃

    あの人と


    旅行に出掛けているのだろう



    愛純

    貴女があの人と結ばれる


    愛純

    それでもきっと

    戻って来てくれるでしょう?





    言いようのない不安が私を包む


    だけど

    そんな時だからこそ勉強をして


    愛純と二人きりの大学生活を送る為に



    3年になれば

    大学生になれば


    今の不安はきっと消える



    集中しきれないまま

    時間だけが無駄に過ぎて行く




    日も落ちたし

    そろそろ夕食の準備を


    そう思った頃


    ピンポーン


    チャイムの音


    誰だろう?



    『私よ

    開けなさい』


    インターホンからご主人様の声



    慌てて玄関の扉(ドア)を開く


    「お帰りなさいませ

    ご主人様」


    ご主人様のコートをハンガーに掛け

    クローゼットに仕舞い

    テーブルに広げた勉強道具を片付ける



    『捗っている?

    受験勉強…』


    私の頭をポンポンと撫でるご主人様の胸に飛び込んだ


    今日は独りで居たくなかったから


    ご主人様の胸の中が

    いつも以上に心地良かった



    『差し入れを買って来たわ

    夕飯まだでしょう?

    一緒に食べましょう』

引用返信/返信 削除キー/
■17943 / ResNo.11)  外伝 第8章 3
□投稿者/ 昴 大御所(337回)-(2007/02/17(Sat) 23:12:17)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/


    一緒に居て下さる


    私に気遣って下さるご主人様が嬉しい



    『どうしたのかしら?

    冷めてしまうわよ

    食べましょう』


    ご主人様の差し入れを食器に移し

    食卓に並べながら伺う


    「今日はいらっしゃるご予定ではなかったのに

    いかがなされたのですか?ご主人様」



    いただきますと仰って

    お食事を口に運びながら

    ご主人様は仰った


    『今日愛純は旅行だって聞いたので

    ここでかち合う心配がないから



    一人の方がよかったかしら?』



    一人だと

    あの人への嫉妬で

    身を焦がしてしまいそうだったから



    「いえ

    いらして下さって嬉しいです

    ご主人様


    今夜はお嬢様のことも

    なにもかも

    忘れさせて下さいますか?」



    フッと妖しい微笑みを浮かべて


    『もちろんそのつもりよ…』



    『とにかく食事を済ませてしまいましょう


    その後は

    一緒にお風呂に入って


    舞の望み通りに

    なにもかも忘れさせてあげるわ…』



    食事を終え

    食器を片づけ


    浴槽にお湯を貯めて


    「ご主人様

    お風呂の用意が整いました」


    すべての服を脱ぎ終えて


    ご主人様の釦を外す

引用返信/返信 削除キー/
■18170 / ResNo.12)  外伝 第8章 4
□投稿者/ 昴 大御所(339回)-(2007/02/27(Tue) 00:59:15)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/


    ボディソープを掌に取り

    まるで愛撫するように

    私を泡だらけにするご主人様



    泡だらけの私に


    『今度は私を…』



    胸の膨らみで

    ご主人様の胸の谷間に

    背中に擦り寄せる


    大腿にご主人様の脚を挟んで上下して



    ご主人様を洗わせて頂いているのに

    私が反応して

    蜜を溢れさせている



    シャワーを掛けて

    泡を落とす


    そのまま

    ここでして欲しいのに



    『何をしているの?

    ベッドに行くわよ』





    バスローブに袖を通し

    リビングに戻ると


    ご主人様はソファーにいらした



    『ワイングラスを二つ

    持っていらっしゃい』


    いつもの鞄以外に持っていらした細い紙袋から

    赤ワインと小さな小瓶をテーブルに出していらした



    『催淫効果のあるお薬を

    手に入れたのよ




    貴女に飲ませる為にネ』


    「催淫効果のあるお薬ですか?」


    ピンと来なくてお聞きすると


    『いわゆる媚薬のことよ


    今夜は何もかも忘れたいのでしょう?』


    ソムリエナイフを使い

    コルクを抜いて

    赤ワインをグラスに注がれた


    その中に媚薬を入れて

    私に勧めている

引用返信/返信 削除キー/
■18174 / ResNo.13)   外伝 第8章 4 昴さんへ
□投稿者/ ゆらら ちょと常連(85回)-(2007/02/27(Tue) 03:32:20)
    まぁ〜舞ちゃんに媚薬ですかぁ〜☆

    ご主人様は、愛の奥義が深いですね・でもさすがです(笑)

    美しい陰りを漂わせる薄幸な乙女は

    危うい幼さを兼ね備えたまま妖艶な華へと変化し

    ご主人様の腕の中で狂乱の華の舞を踊り、乱れ咲きをするのですね☆

    ああ、どきどき☆ 続き、まったりとお待ちしています☆
引用返信/返信 削除キー/
■18202 / ResNo.14)  (削除)
□投稿者/ -(2007/03/02(Fri) 02:56:38)
    この記事は(投稿者)削除されました
引用返信/返信 削除キー/
■18206 / ResNo.15)  ゆららさん♪
□投稿者/ 昴 大御所(340回)-(2007/03/03(Sat) 02:29:53)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    『美しい陰りを漂わせる薄幸な乙女は

    危うい幼さを兼ね備えたまま妖艶な華へと変化し

    ご主人様の腕の中で狂乱の華の舞を踊り、乱れ咲きをする』


    うーん。さすが物書きゆららさん♪
    表現が詩的ですね

    お待たせしました。久しぶりのupです
引用返信/返信 削除キー/
■18209 / ResNo.16)  外伝 第8章 5
□投稿者/ 昴 大御所(343回)-(2007/03/03(Sat) 02:50:14)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/


    このグラスのワインを飲み干せば

    きっと何もかも忘れられる



    でも…

    少し戸惑っていると

    ご主人様が声を掛けて下さった


    『怖い?

    怖いのなら無理に飲まなくても構わないわよ』


    そのお言葉で勢いが付いた


    「いいえ

    飲ませて頂きます」


    グラスを持って

    ワインを喉に流し込む



    ゴホッゴホッ

    少しむせてしまった



    『無理しなくても良かったのに…

    大丈夫かしら?』


    背中を擦って下さっている

    ご主人様の手が…

    最初はただ擦って頂いている感覚だったのに

    段々と背中の性感を刺激する


    お薬がもう効いて来たんだって判る


    バスローブを脱がされて

    直接触れて頂きたい

    ご主人様に…



    私の蜜が脚を閉じているだけでは抑え切れない程に

    私の中で溢れている



    「…ぁん……」


    小さく声を零してしまうと


    『もう限界でしょ?

    ベッドに行きましょうか?』


    誘って下さった


    おぼつかない足取りの私を

    抱き抱えるようにベッドルームに向かうご主人様



    ベッドルームに着くと

    バスローブを脱ぎ捨て

    ベッドの真ん中に寝そべっていらっしゃるご主人様

引用返信/返信 削除キー/
■18272 / ResNo.17)  外伝 第8章 6
□投稿者/ 昴 大御所(349回)-(2007/03/08(Thu) 03:14:46)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    ベッドの真ん中に寝そべっていらっしゃるご主人様


    『バスローブを脱いで

    私の足の方を向いて


    私の顔を跨いで

    私の顔に座りなさい』

    「はい

    ご主人様」


    仰られた通りに

    ご主人様の頭を両足の間にして

    ご主人様のお顔の上に立つ


    閉じていることだけで辛うじて止どまっていた私の蜜が

    私の太腿を流れ伝って行く


    真下からご主人様に見つめられて

    新しい蜜がどんどん溢れ出してる



    『ゆっくりと降りて来なさい

    しっかり見ていられるように

    ゆっくりとネ』



    ゆっくりと腰を降ろし

    私がご主人様に触れる

    その直前にご主人様が仰った


    『舞

    貴女のされたいように

    私にしてご覧なさい


    舞がするように

    舞にしてあげるから…』


    ご主人様が膝を立てて

    脚を開いていらっしゃる


    ご主人様に唇を付ける

    初めて味合わせて頂くご主人様の味


    私の中から湧き上がる疼きを鎮めるように

    ご主人様に舌を動かす


    それをそのままご主人様に再現して頂いて


    感じて無意識に舌の動きが止まると

    ご主人様も舌の動きを止められて

    焦れてまた舌を動かす

    そんな繰り返し

引用返信/返信 削除キー/
■18385 / ResNo.18)  外伝 第8章 7
□投稿者/ 昴 大御所(353回)-(2007/03/19(Mon) 00:14:37)

    そんな繰り返しも長くは続かなかった


    ご主人様は最初のお言葉の通りに

    私に何もかも忘れさせて下さったから





    翌朝目覚めると

    ご主人様はいらっしゃらなくて

    だけど私の中にまだご主人様がいらっしゃるような感覚がした




    私の中で何かが変わった


    ご主人様に対して

    とても従順になった


    お嬢様…愛純様に対しては

    愛していたけれど

    だからと言って

    誠さんとのことを嫉妬することはなくなった


    私はご主人様とお嬢様の愛人


    そのことを強く自覚した





    まもなく誠さんは卒業をした


    だけどお嬢様との時間が増えた訳ではなかった


    大学卒業後に政略結婚を決められていた誠さんは

    良き妻賢き母になる為のような
    この学校の大学に進学して

    同じ敷地内の高等部のお嬢様と

    朝の逢瀬を続けていた



    夏休みなどの長期休暇には

    必ず二人で何日も旅行をしていた



    誠さんとの小さな行き違いが起きた時や

    誠さんにお家の事情で会えない週末に

    お嬢様はこの部屋(いえ)に来て

    私を抱いていった



    お嬢様は誠さんと一緒に温泉に行ったあの日から

    私に触れさせてはくれなくなった


    ただ私を抱いて

    私に快感だけを与えていった



引用返信/返信 削除キー/
■18387 / ResNo.19)  肉食うさぎ様♪
□投稿者/ 昴 大御所(355回)-(2007/03/19(Mon) 02:33:03)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    お題小説の感想を自分のスレッドに書かせて頂いて申し訳ありません

    二つのお題を一つにされていて…
    カッコ良かったですよ!

    意味不どころか
    ちゃんと思いも伝わって来ました


    いつかお題小説で絡みたいですね^^



    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/

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