ビアンエッセイ♪

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■20063 / ResNo.40)  外伝 第9章 10
  
□投稿者/ 昴 大御所(409回)-(2007/09/21(Fri) 02:11:34)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    充分に潤った真実の花びらが
    私の指を飲み込んで行く様を
    堪能する程に観賞して

    真実に反応して
    私の蜜も溢れている


    真実の中の襞の一つ一つを余すことなく味わって

    私の方こそ
    そろそろ限界


    立上がり
    真実の腰に腕を回す

    引き寄せて

    両手をついてお尻を突き出していた真実の格好は
    今ではほとんど四つん這いに近い


    真実のお尻の左側を
    私の腰の左側に固定して


    真実
    そろそろイカせてあげる


    少しずつ少しずつ指の動きを早める


    クチュ
    クチュ
    クチュ


    真実から聞こえて来る


    その音と同じリズムで
    真実の胸が揺れている

    『…ダメ……

    …自分の顔なんて…

    …見て…いられない……』

    俯いた真実の視線に入るのは

    真実と私が繋がっているところ


    『…ぁあ……

    …愛純が……

    …中に入って…るのが見えて……


    …すごく…エッチ……


    …うっ……』


    顔を上げると感じている自分の顔が

    俯くと自分の中に私の指が飲み込まれている様子が見えて

    真実はとうとう
    視覚的刺激から逃れられないままで
    絶頂を迎え

    崩れ落ちそうになるところを
    私に抱き締められた




引用返信/返信 削除キー/
■20179 / ResNo.41)  外伝 第9章 11
□投稿者/ 昴 大御所(411回)-(2007/10/15(Mon) 01:33:29)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    真実が崩れ落ちるのを
    抱き締めることで防いで

    もう一度洗面台に両手をつかせて
    真実の躯を支えさせる

    その間に私は下着を脱いで

    真実の肩を抱えるように
    バスルームに向かう


    真実は立っていることもままならない様子なので
    椅子に座らせた

    一度絶頂を迎えた躯は
    少しの刺激ですぐに感じる


    シャワーをかけて
    サッと終わらせ躯を拭く

    まだ水滴の残った躯にバスローブを掛ける


    ベッドルームに向かう


    カーテンの隙間から
    摩天楼の反射が鈍く光る曇った空が見える


    見慣れた景色だけど
    都会の空は好きになれない

    天上の星は地上の瞬きに
    その姿を隠されている

    そんな感傷を気付きもしないで

    真実の眼差しが妖しく誘う


    星さえ輝かないこの街で
    私達を神は見守っているのかな?


    ねぇ真実

    貴女とこうして一つになる時
    私はやっと生きていることを実感するの


    貴女の感じる声を聞いて
    貴女の感じる顔を見て

    感じた貴女の爪を背中に受けて

    生きていることを実感するのよ



    マコを愛しているけど

    貴女も必要なの



    真実

    これからもずっと

    私の傍に居て




引用返信/返信 削除キー/
■20218 / ResNo.42)  こっちではお久しぶりですね☆昴さん☆
□投稿者/ ゆらら 一般♪(2回)-(2007/10/20(Sat) 03:11:41)
    「貴女の官能的なビアンエッセイやノベルい〜っぱい投稿してくださいね♪」

    と、まさしくこの上に書いてある通りの内容でしたね(笑)


    官能的で愛おしさが溢れるいとなみの描写に

    甘いムードもあって愛純&真実の愛し合っている感が、良かったです☆

    今回は誠の出番無しでしたね(笑)さて続きがどうなるのか楽しみです☆






引用返信/返信 削除キー/
■20226 / ResNo.43)  ゆららさん♪
□投稿者/ 昴 大御所(413回)-(2007/10/23(Tue) 02:53:16)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    お久しぶりなのは、きっと昴の更新がゆっくりだからですね(汗)

    長い間読んで下さってるからですね
    前回で9章は終了して今回から10章に突入します
    それを文章を読んだだけで理解して頂けるのは
    昴の文章の癖を覚えてるからこそって

    いつもありがとう ゆららさん♪

    いよいよ終盤のスタートラインに立ちました
    全ての女性(出演者)の いろいろな幸せを考えたいと思います
引用返信/返信 削除キー/
■20227 / ResNo.44)  外伝 10章1
□投稿者/ 昴 大御所(414回)-(2007/10/23(Tue) 02:54:32)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    今年の夏も猛暑だと
    額の汗を拭いながら
    マキは思う


    出入りの庭師に庭の世話を指示する
    そんな僅かな時間でさえも
    汗をかき体力を消耗する


    そろそろ潮時
    きっとそうなのだろう?


    私とあの方との出逢いは
    そう
    あのコとお嬢様のそれに似ている


    先代に見出だされて

    あの方と出逢った


    それからの長い時間を振り返っても
    後悔など一つもない


    私はあの方を愛していた

    愛している。今でも


    あの方の幸せを最優先に考えて生きて来た


    だからあの方と奥様との出逢いを取り持ったりもした


    これでいい


    私の人生に間違いはない





    「おはよう真実さん」

    『おはようございます』

    毎朝このコに声を掛ける
    日課のように



    他愛のないおしゃべりをして
    お二人を送り出す



    いずれ会社の全てに責任を持つのだからと
    全ての部署を回り
    どの部署でも一定以上の成果をあげられたお嬢様


    いつも
    このお嬢さんが傍に居て
    サポートしていた



    ご主人様の目に間違いはない
    そして私も



    ゆっくりと決意を固めていた頃

    ご主人様に打診を受けた




引用返信/返信 削除キー/
■20314 / ResNo.45)  外伝10章2
□投稿者/ 昴 大御所(416回)-(2007/11/24(Sat) 00:44:20)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    『マキ

    ちょっと話があるから
    時間を作ってくれないかしら?』



    会社に向かわれる時に
    そう仰って


    その時にそんな予感はしていた


    「お帰りになられてからで宜しいのでしょうか?

    いつでもご主人様のご都合の宜しい時に
    お呼び下さいませ」

    そう返事した

    それは当然のことだから



    「お呼びでしょうか?」

    『悪いわね

    こんな時間に』


    ソファーに座っていらっしゃるご主人様の横に立つ

    『ねぇマキ

    久しぶりに隣りに座らない?

    マキが立っていては話しがしにくいわ』

    「はい」と返事して
    ご主人様の隣りに座る


    『話しって言うのはね

    これからのことなのよ


    会社のことを
    そろそろ愛純に任せたいと思っているの


    愛純を社長にして

    私は会長として1年位で引き継ぎをして

    そのあとは引退しようと思うのよ


    屋敷(いえ)のことも
    愛純に譲って


    悠々自適で
    のんびりと花純との時間を過ごそうかなって


    マキ

    そうなったら
    貴女はどうする?』


    予感は的中した



    「そうですね

    その件に関しては
    前々から考えていましたので

    長くなりますけど
    お話しさせて頂いて宜しいでしょうか?」

    ご主人様に私は話していた

引用返信/返信 削除キー/
■20315 / ResNo.46)  ちょっと注釈
□投稿者/ 昴 大御所(417回)-(2007/11/24(Sat) 00:45:33)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    今更ながらの年齢設定

    薫【ご主人様】と花純【私】が出逢ったのが
    花純が学校を出たてって言うことで
    22歳


    その時に薫はバリバリに社長業をこなしていたので
    30代後半の35歳

    花純と薫の年齢差は
    13歳と言うことになります

    それから愛を育んで
    花純が愛純を産んだのが27歳

    その時の薫の年齢は40歳


    愛純は現在28歳に成長していますので

    現在の花純の年齢は55歳で
    薫は68歳と言うことになります

    またマキは薫と同世代ですので
    同じく68歳です

    花純が薫の会社に初めて行った時に
    携帯電話が出ていますが
    今から10数年前のiモードもEzwebもなかった頃の電話としてだけの携帯電話で

    小説の中の現在は20年後の2027年の予定です


    もし
    その他に小説上の矛盾点がありましても
    スルーして下さいませ
    <(_ _)>



引用返信/返信 削除キー/
■20334 / ResNo.47)  外伝 10章3
□投稿者/ 昴 大御所(418回)-(2007/12/02(Sun) 02:01:24)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    「引退については私も
    そろそろ潮時と思っていました」

    言葉を続ける私に
    ご主人様はただ黙って頷いていらした

    「それで
    私の後任についてですが…」

    お屋敷での日々が感慨深く
    溢れそうになる涙を堪えて
    努めて冷静に言葉を続けた


    「もちろん本人の諒承があってのことですが…」


    『ん』

    相槌ではなく
    これから私が話すことを
    既に理解していると言うニュアンスで小さく頷かれた


    「ご主人様はきっと
    全てをお見通しで

    こうなると言うことを
    ずっと何年も前から
    ご存じだったんですよね」


    独り言のように前置きをした



    私の決意を報せる前に
    もう一度繰り返す


    「私の後任について
    もちろん本人の諒承があってのことですが…」


    RRRRR…

    ご主人様のデスクで電話が鳴る


    ソファーから立上がり
    前髪をかき上げながら
    ご主人様は電話に出られた


    『そのことは
    わかっていると言っているでしょ?



    とても大切な話をしているのよ



    ええ
    そのことは明日
    社の方で聞くから

    他のメンバーにも
    今日は電話しないように伝えておいて』


    受話器を戻し


    『ゴメンね マキ』

    振り向いた笑顔は

    まだご主人様とメイド長ではなかった頃の

    あの頃と同じ

    優しい笑顔だった



引用返信/返信 削除キー/
■20431 / ResNo.48)  外伝 10章4
□投稿者/ 昴 大御所(420回)-(2007/12/23(Sun) 23:45:41)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    「真実に…

    真実さんに

    私の後任を譲りたいと思います」


    『うん』


    予想通りだったのか

    当然のことと言ったご様子のご主人様


    「このお屋敷で仕えるには

    特にメイド長としてお仕えするには

    何よりもご主人様の

    私には薫様の
    後任の方には愛純様のことを
    最優先に考えることが大切で

    真実さんにはその一番の資質が
    充分に備わっていると思いますので


    ずっと毎朝見ていればわかります


    真実さんがどれ程愛純様のことを愛しているかが…」


    『そうね

    私もその意見に賛成よ』


    「お屋敷のいろいろなことを引き継ぐには

    やはり1年

    私にお時間を頂けますか?



    そのあとは田舎に帰って

    母の菩提を守っていきたいと思います


    私にとっては幸せな日々でしたけど


    母にとっては親不孝な娘でしたからね」



    『ええ
    残念だけどわかったわ

    それより田舎に帰って
    大丈夫なの?』



    「大丈夫ですよ薫様

    このお屋敷で勤めさせて頂いた50年近い間に

    相当貯め込んでいるんですよ私」


    わざと冗談めかして言うと


    『そうよね

    長い間ずっと

    ありがとうマキ』


    『1年で真実を仕込んで

    貴女に負けない位の立派なメイド長に仕立ててね』


    そう仰ったご主人様の瞳に光るものがあったのを私は見逃さなかった

引用返信/返信 削除キー/
■20444 / ResNo.49)  外伝 10章5
□投稿者/ 昴 大御所(423回)-(2008/01/06(Sun) 02:12:14)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    翌朝
    真実が愛純様を迎えに来る頃には
    ご主人様は全ての手筈を整えていらした


    愛純様を迎えに来た真実に伝える


    「大切なお話しがあるのよ

    私の部屋に行きましょう」


    『えっ?

    でも愛純様が…』

    戸惑う真実に続ける


    「大丈夫よ

    お嬢様のことは


    ご主人様が一緒にお出かけになられるから


    それにご主人様もお嬢様に大切なお話しがお有りなご様子だったし


    仕事の一環だと思ってくれて構わないわ


    遅刻にも欠勤にもならないから安心して」



    そう言うことならと
    有無を言わせず部屋に招き入れた



    『なんでしょうか?お話しって』


    部屋に入るなり尋ねる真実を

    「とりあえず座りましょう」と制した



    小さなテーブルを挟んで
    正面に座る


    「お話しを始める前に
    一つだけ確認しておきたいことがあるのよ

    いいかしら?」

    『はい』

    真剣な眼差しの私に真実も真剣な眼差しで応えた


    「愛純様を愛している?」

    単刀直入に聞く


    しばらく間があって

    『はい!もちろん』

    誠実な瞳で答える


    「これからするお話しは
    ご主人様の会社やお屋敷にとって
    とても大切なお話しなのよ


    貴女のこれからにもね


    まだ内示も出ていないようなお話しだから

    そのつもりで聞いて欲しいの」


    そう前置きをして話し始めた



引用返信/返信 削除キー/

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