| 彼女との新たな生活は 出会った頃よりも過酷で苦しかった。 ただ私は彼女を失うことが怖かったんだ
誰にもバレずに私達は付き合っている
勿論後輩にも秘密だ。
二人だけの秘密 なのに 私は胸が苦しくて仕方なかった
私の部屋でお笑い番組を見ながら笑ってる彼女 甲高い声が私の胸の苦しみを余計締め付ける
あなたは苦しくないの? あなたは悲しくないの? 私ばかりと言う自分 私が可哀想と思えた
彼女は一体何を考えているのだろう?
会う日は決まって彼女の都合 私の都合なんて人事だった ドタキャンや遅刻 理由も納得できないことばかり
私は喧嘩になるのを避けたかった だから怒らなかった
あなたを失うより怖いものはないから
なのに私の中での我慢は少しずつ 「愛」を壊していった
「あんたさーこれ見て笑えないの?」
無神経にも彼女は私に聞いた 私は無表情
「何?怖い顔して?最近のあんたつまんない」
彼女の言葉は私を熱くさせた 身体から怒りと悲しみがこみ上げた
あの日以来喧嘩は避けたけれども
久しぶりに喧嘩をした。
彼女は優しいフリの私に甘えて 好き勝手していた
私は別れる恐怖から 何もかも許してあなたを堕としていた
そしてお互い悟った
これが私達の別れ。 呆気ないような別れ
だけどもぅ終わっていたんだ私達は あなたが「未来がない」と言ったあの日から あなたに気持ちをぶつけられなくなったあの日から
私達は泣かなかった
明日になれば彼女は部屋に戻ってきてくれる なんて期待してる自分がいた
しかし次の日もその次の日も
彼女は戻ってこなかった。
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