ビアンエッセイ♪

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■19134 / 親記事)  恋唄   T
  
□投稿者/ sakura 一般♪(1回)-(2007/05/25(Fri) 00:38:36)
    ヴヴヴ・・・ヴヴヴ・・・

    サイドテーブルの上で携帯が震えている。
    ベッドの中から手を伸ばす。
    1回・・・2回・・・空振りをして3回目にようやく到達した。

    「もし・・・。」
    『あたし、さやか。やっぱりまだ寝てたんだ』
    「ん・・・。なに?」
    『菜、今日学校来ないと本当にやばいよ。昨日福田が言ってたもん』

    フクダ・・・2年からの担任の名前だと分かるまで少しかかった。

    「分かった。今日は行く。ありがと。」
    『来るなら一緒にお弁当・・・』
    さやかの言葉の途中で電話を切った。
    白い腕が腰の辺りに伸びてきた。
    サエキさんが起きた。

    「何?朝から仕事?」
    枕に顔を埋めたままで気だるそうに聞いてくる。
    「起こしてすみません。ああ、いえ・・・友人です。」
    「今から行かなくちゃいけないの?」
    「ええ、つまらない用なんですが・・・。」
    腰に置かれた手がゆっくりと腿を伝う。

    「もう少しゆっくり出来ると思ったのに。」
    「いいですよ。サエキさんさえよろしければお付き合いします。」
    サエキさんが枕から顔を上げ、薄く微笑んだ。
    「いいの?嬉しいわ、サイ・・・。」
    もう一度ベッドにもぐりながら唇を重ねる。

    唇を離し、更に奥へもぐりこみ、サエキさんの両脚を捕らえる。
    「あっ、そんな、いきなりなんて・・・っ」
    「サエキさん、まだ完全に起きてないみたいだし・・・。」

    鼻先でヘアを分け、突起したつぼみをついばむ。
    「んっあっ・・・・あん・・・」
    舌先を硬くして弾く。
    もうその下の泉は溢れ始めた。

    サエキさんは荒っぽく吸われるのが好き。
    音を立てて吸ってやる。
    ジュルルルッ・・・・
    「あっあっ!いいわ・・・熱くなってきちゃう・・っ」

    今度は舌全体で舐めあげる。
    彼女の愛液を彼女自身に満遍なく塗りつけるように。
    ペチャペチャペチャ・・・・
    「ふうぅん・・・ん・・・あふぅん・・・」

    サエキさんの両手が私の頭をまさぐる。
    それを合図に、2本の指を差し入れる。
    グチュゥッ・・・・
    指の腹で上部を擦りながら、尚もつぼみを苛めてやる。
    「んっあっうぅっ・・・ああああっ・・・」
    腿で私の頭を締め付ける。
    「イキそうっ・・・・」

    ジュポッ・・・
    「あっ、どうして抜くの?いやっ・・・やめないでっ」
    シーツから顔だけを出し、愛液で濡れた唇を重ねる。
    「ねっねぇ・・・やめないで。イキそうなの・・・お願い。」
    「だめですよ・・・もっと味あわせてください。」
    乳首を口に含み、舌で転がしながら熱くなったつぼみを諌めるように撫でてやる。
    「ああ・・・ん・・・いじわる・・・ひどいわ、サイ・・・。」

    今イカれちゃうと【延長】してもらえなくなるじゃない。 

    私はチラッとサイドテーブルの時計に目をやり、つぼみを撫でている指の速度を更に遅くした。

    サエキさんっていくつなのかなぁ。
    たまにこうして【泊まり】にするけど、何の仕事してんだろう・・・。

    私は腹に舌を這わせながら、4回目の【指名】をしてくれたサエキさんの素性を考えていた。


    安達 菜
    18歳
    都内の私立女子高に通う。
    会員制の女性専用デートクラブ指名1。


引用返信/返信 削除キー/
■21050 / ResNo.1)  恋唄   U
□投稿者/ sakura 一般♪(1回)-(2008/08/07(Thu) 22:24:32)
    教室のドアを開けると懐かしい匂い。
    汗とシャンプーと制汗スプレーの、女子の匂い。

    「菜、やっと来た!」
    懐かしいさやかの声・・・いや、今朝電話で聞いたっけ・・・。
    「おはよ。」
    「もうお昼ですけど。」
    ちょっと拗ねた様に言い、さやかは続けた。
    「福田の所に行っておいで。卒業できなくなっちゃうよ。」
    それはない。
    うちの親からいつも、結構な『ご挨拶』を受け取っているはずだ。
    この学校は、事件を起こしさえしなければ、短大まで楽に進める。
    だから選んだのだ。うちの親は。

    まぁ、そうは言っても顔だけでも見せておこう。
    「うん。ありがと。」
    「お昼一緒に食べない?私まだなんだけど。」
    「んー・・・、食欲無くってさ。」
    ある訳が無い。
    さっきまで『お客』と寝たいたのだから。
    「そう・・・。」
    きっと、私が来るのを待っていたんだろう。
    寂しげな顔になる。
    雨に濡れた子犬のような・・・。
    「牛乳だけでも付き合おうかな。」
    弱いのだ。子犬の目に。

    食事の間中、さやかはずっと喋りっぱなしだった。
    クラスメイトが合コンで持ち帰りされたことや
    英語の教師が実はヅラだったこと
    いつの間にか体育祭が終わっていたこと・・・
    話に相槌をうちながら分かった事が二つ。
    学校をサボっている間に季節が変わった事と
    さやかが私に惚れている事。

    喋りながら、私と目が合うたびに耳が赤くなっていく。
    そんなさやかが、少女らしくて眩しい。
    私には一欠けらも残っていない『らしさ』
    可愛い友達だけど、あくまで友達。

    私は誰も好きにならない。
    体は誰のものにでもなるけど・・・。


    ヴヴヴ・・・ヴヴヴ・・・
    ポケットが震え始めた。
    仕事だ・・・
引用返信/返信 削除キー/
■21051 / ResNo.2)   恋唄   V
□投稿者/ sakura 一般♪(2回)-(2008/08/07(Thu) 22:53:41)
    都内のホテルの一室。
    呼鈴を押すと、まもなくドアが開いた。

    清楚で上品な女性。
    年齢は・・・30代半ばくらいかな。
    正直、驚いた。
    大体私の所属するクラブを利用するお客様は金持ちの40代後半。
    ホスト遊びにも飽きてしまった、有閑マダムばかりだったから。

    「はじめまして、サイです。お会いできて嬉しいです。」
    「あ・・・よろしくお願いします。美佐子です・・・。」


    『サイ?タニグチ様からご指名いただいたの。』
    「分かりました。いつものSホテルでいいですか?」
    『それが、お友達を紹介していただいたのよ。宜しくね』

    タニグチ様は、私がこのクラブに入ってから、ずっとひいきにしてくれているお得意様だ。
    噂では、もう引退した大物政治家の愛人らしい。
    今までにも、何人かのお友達を紹介してくれ、みんなお得意様になってくれた。
    それにしても、タニグチ様とはちょっと種類の違う女性だけど・・・。

    「驚きました。」
    美佐子さんの方から、そんな言葉が出た。
    「そうですか?」
    「ええ。てっきり、まん丸なおじいさんが来ると思っていたので・・・」
    美佐子さんは、自分の思い込みに少し照れたようにクスクス笑いながら話している。
    「まん丸な・・・お、おじいさん?」
    何を言っているのか理解できない。
    うちのクラブは、女性専用の、女性による、しかも高級なデートクラブだ。
    まん丸も、おじいさんも、絶対に有り得ない!
    「な・・・何のことですか?」
    「私ったら勝手に、マッサージはまん丸なおじいさんがするものと決め付けていて・・・」

    マッサージ・・・???

    「おじいさんのマッサージとは言っても、やっぱり体を触られるものだから緊張してたんです。勝手に。だから・・・ごめんなさいね。」
    美佐子さんは、勝手な緊張の糸が切れたのか、またクスクス笑い始めた。
    「タ、タニグチ様からのご紹介ですよね・・・?どういったお話をしてらっしゃいました?」
    「ええっと、最近の私が、何だか落ち込んでて、元気がなさそうだからって、とっても気持ちよくなれるわよって。とっても優しい方なんです。」
    「あ・・・詳しい事はお聞きになられました?」
    「いえ、それだけです。ちょっと悩み事があったりしたものだから、心配してくれたのね、きっと。」
    「そうですか・・・ちょ、ちょっと失礼します。」

    廊下に出て、すぐにタニグチ様に電話した。
    本当は、お客様と直接連絡を取ってはいけない規則だけど、私とタニグチ様は特別なのだ。
    クラブも、上得意だから大目に見てくれている。
    『どうしたの、サイ。今日は美佐子さんのお世話してるんじゃないの?』
    「そうなんですが、どうもうちのクラブの事をご理解していないようで・・・」
    『彼女って世間知らずなのよ。だから詳しい事言うと絶対拒否すると思ってね。フフフ』
    「フフフ・・・じゃないですよ。どうしたらいいんですか?」
    『どうしたっていいわよ。彼女の日常を忘れさせてあげて。別にクラブのことが分かったって、私は構わないから。それじゃあね』

    一方的に電話は切れた。
    仕方なく、私は部屋に戻った。
    そこには不安そうな目をして、美佐子さんが待っていた。
    守ってあげたくなるような目だった。


引用返信/返信 削除キー/
■21052 / ResNo.3)  恋唄   W
□投稿者/ sakura 一般♪(3回)-(2008/08/07(Thu) 23:15:59)
    「あの・・・私・・・何か・・・?」
    申し訳なさそうに美佐子さんが聞いた。
    「いえ、あの・・・。マッサージと言うか・・・。こちらに座っていただけますか?」
    私はベッドを指した。
    相手が女性だからなのか、何の疑いも無く、美佐子さんは素直に座った。
    私も隣に座り、美佐子さんの両手を握った。

    「マッサージといっても、ハンドマッサージしか出来ません。それでもいいでしょうか・・・?」
    「あ、ごめんなさい。私が勝手にマッサージだなんて勘違いしてて、本当にごめんなさい。」
    「いえ。あ・・・結構心配事が多いですか・・・?」

    手を握ると、何となくその人が分かる。
    ベッドの相手をしていても、その人のツボが何となく分かる。
    指名が多い理由のひとつ。

    「は、はい・・・。」
    「きっとお優しい方なんですね。誰かの事をこれだけ気にかけることができるのは・・・。」
    「優しいんじゃなく、心配性なんです。だから・・・ちょっと鬱陶しいのかな・・・。」
    「そんな事ないですよ。あなたはきっと、自分の事を責めすぎるんでしょう・・・。」
    「・・・。」
    「あなたの思いは、いつか必ず伝わります。もっとご自分の事も思いやってあげないとダメですよ。」
    どこかの占い師のような言葉が、次々に出てくる。
    クラブを利用する人は、体ばかりじゃなく、心も癒されたい人たちばかりなのだ。

    ポロッと美佐子さんの目から涙がこぼれた。
    「ちょっとだけ・・・ごめんなさい・・・。」
    美佐子さんは握っていた両手で顔を覆った。
    小刻みに震える肩を見ていると、抱きしめずにはいられなくなった。
    「大丈夫。大丈夫です。泣いていいんです。我慢しないで。」
    堰を切ったように美佐子さんは泣き始めた。
    私が男だったら、そのまま美佐子さんの唇を塞ぎ、ゆっくりとベッドに引きずり込んだかもしれない。
    いや、男でなくても、普段の私ならそうしたかもしれない。
    でも今日は違う。
    美佐子さんは違う。
    そのまま優しく抱いて、いつまでも背中をポンポンしていてあげたいと思った。

引用返信/返信 削除キー/
■21053 / ResNo.4)  恋唄   X
□投稿者/ sakura 一般♪(4回)-(2008/08/07(Thu) 23:42:01)
    どれくらい時間がたったのだろうか。
    いつもの私なら、仕事中は必ず時計に目をやるんだけど。
    肩の震えがおさまり、ゆっくりと美佐子さんが顔をあげた。

    「ごめんなさいね。本当に・・・。やだ、私ひどい顔してるでしょう?」
    「ひどい顔です。本当に。」
    「ひどっ。サイさんって優しいのか優しくないのか、分からないわね。」
    そう言って二人で笑った。

    結局、30分くらい泣き続けていたらしく、最初のやり取りを含め、90分標準コースの残り時間は、あとわずかになっていた。
    そのわずかの間に、美佐子さんの心配事を聞いた。
    もうすぐ18歳の娘がいること。
    その娘が最近隠し事をしているみたいで、母親を避けるようになった事。
    夫は忙しい人で、娘の教育などは全部まかせっきりで、家庭の事には無関心な事。
    自分ばかりがいつも気を揉んで、孤独感を味わっていた事。

    結局娘の心配ばかりで、少し世間知らずだから、他の母親よりもうろたえる事が多いのだろう。

    「あっ、もう時間ね。話を聞いてもらって、本当にすっきりしたわ。谷口さんの言ったとおり、来てよかった。」
    「ほとんどお役に立ってないですけど・・・。」
    「お金はサイさんにお渡しすればいいのかしら?」
    「あ・・・料金はいいです。本当に何もしていないので。」
    手を揉んで、話を聞いただけで3万は高いよ。
    もう、指名も期待できないし、今回は自分で背負うつもりだった。
    「そんな、だめです。いくらお礼を言っても足りないくらいなの。また、こうして会ってもらいたいし、ちゃんと受け取ってください。」
    そう言って、美佐子さんは白い封筒を渡した。
    本当に世間知らずなのだ・・・。

    温厚そうにみえて、美佐子さんはがんとして譲らなかったので、私はしぶしぶお金を受け取った。
    善人を騙しているみたいで、いい気はしなかった。
    花がこぼれるように笑う美佐子さんと別れ、クラブに顔を出した。

    「サイ、どうだった?指名取れそう?」
    マネージャーがパソコンの画面を見つめたままで聞いてきた。
    「あー・・・。んー・・・。どうでしょう。」
    驚いて、やっと私に顔を向けた。
    「珍しいわね、いっつも自信たっぷりなのに。」
    「何となく、他のお客様と違う雰囲気で・・・。」
    「ハードなお客様だった?」
    「いえ、全然・・・正反対で・・・」
    「あんまりセックスに慣れてないのかしら?でも、そういう人が悦びを知っちゃうと狂っちゃうからねぇ。」

    だから違うんだっつーの。
    帰ろうとした私の背中に、マネージャーが言った。
    「お客様との恋愛は厳禁だからね。」
    「もちろんですよ、マネージャー。」
    振り向いて、パソコンの画面に向かっているマネージャーの背中に中指を立てた。

    何だか気持ちが晴れず、さやかに電話して善人を騙した金で遊んだ。
引用返信/返信 削除キー/
■21054 / ResNo.5)  おもしろいです
□投稿者/ Kaoru 一般♪(37回)-(2008/08/08(Fri) 02:10:54)


    こういう系の話好きです。
    ゆっくり更新してもらえたら
    嬉しい限りです。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21068 / ResNo.6)  もっと!  T
□投稿者/ ママン 一般♪(1回)-(2008/08/11(Mon) 08:53:07)
    続きが見たいぃー
    期待大ですよ☆
引用返信/返信 削除キー/
■21074 / ResNo.7)  Kaoruさんへ
□投稿者/ sakura 一般♪(5回)-(2008/08/12(Tue) 22:06:41)
    感想ありがとうございます。
    実は、エッセイを投稿するのは1年以上ぶりで、緊張して続きを書きました。
    その1年前に投稿したのも、数年ぶりで、後がなかなか続かず、ここにいたりました。
    読んでくださる方がいると言う事は、とても嬉しいです。
    拙筆ではありますが、これからも読んでいただけると幸いです^^

引用返信/返信 削除キー/
■21075 / ResNo.8)  ママンさんへ
□投稿者/ sakura 一般♪(6回)-(2008/08/12(Tue) 22:08:10)
    感想、ありがとうございます。
    久しぶりだし、昔の感覚が取り戻せているかどうかは、まだ分かりませんが
    一生懸命書いていきたいです。
    これからも読んでいただけると嬉しいです^^
引用返信/返信 削除キー/
■21076 / ResNo.9)  恋唄   Y
□投稿者/ sakura 一般♪(7回)-(2008/08/12(Tue) 22:49:25)
    「もっと、もっと泣き喚きなさい!」
    「うっ・・うぐぅっ・・・!!」
    激しく後ろから突き上げられ、思わず本気の呻き声をあげた。

    「どんな色目使って主人を誘惑したのっ、この泥棒ネコ!!」
    髪を鷲掴みにされ、背中をそらされると、ますます奥深くめり込んでゆく。
    「あっああっ、ごめんなさい・・・許してくださいぃ・・・」
    「こんなことされても感じてるんだろっ、この淫乱女ぁ!!」
    サクライさんは私の尻に爪を立て、更に激しく腰を打ちつけた。

    もうすぐ50歳に手が届きそうなのに、どこにこんな体力があるんだろう・・・
    私はバックから責められながら、女性の計り知れないパワーというものに感心すらしていた。

    激しさが緩み、速度が遅くなったり、早くなったり、かき回してみたり・・・
    さっきまでの罵声も途絶え、代わりに荒い息遣いになり始めた。
    「はっはっはぁっ・・・んっんん・・・い、いいわ・・・いいのぉ・・・っ」
    今度は私が責める番だ。

    「奥様・・・私も・・・我慢できません・・・。」
    するっとサクライさんの手から抜け出し、体の向きを変えて抱きしめた。
    「あぁ・・・お願い・・・もっと呼んで・・・もっと抱いて・・・。」
    サクライさんを横たえながら、バイブを再び挿入する。
    両脚を高く抱え、ゆっくりとピストン。
    「ん・・はぁ・・・あぁ・・あぁぁ・・・。」
    サクライさんは毎日ジム通いをしている事もあり、年齢の割りにさほど体も崩れていない。
    両脚を肩に乗せ、深く、強く腰を振ると、柔軟な体でしがみついてくる。
    「もっと、もっとよ・・・あ・・ああ・・・いいわ・・・」
    ふとベッドサイドの時計を見ると、もう既に延長の時間帯に入っていた。
    サクライさんの要望どおり、更に激しく腰を振り、乳首を噛む。
    「奥様・・・奥様・・・・」
    「あぁっあっあっあっ・・・有香っ・・・!!」
    ビクビクッと肩にかけた両脚を震わせ、サクライさんはベッドに沈んだ。

    『有香』とはご主人の愛人の名前。
    ご主人が経営している会社の女性社員だそうだ。
    先日、ご主人の不倫が発覚し、三者面談となったところ、ご主人の不倫相手にときめいてしまったらしい。
    結局二人は別れさせたものの、彼女のことが忘れられなくて切ない日々を過ごしているらしい。
    今日は、私が『有香』になって、『奥様』に懺悔し、奉公したのだ。

    「サイ・・・今日もよかったわぁ・・・ああ、すっきりした。」
    「今日はサクライさんがリードなさってましたから、私はついて行くのがやっとでした。」
    「嘘ばっかり。始終あなたのペースよ。あなたに出会えてよかったわ。」
    「ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。」
    私はサクライさんの手にキスをした。
    手は、やはり結構年齢がでるもんだな・・・。

    それにしても、何だか最近気分が乗らない。
    今まで感じたことのないような虚しさが、ふと胸を横切る。
    花のように笑う彼女に出会ってから・・・。



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