ビアンエッセイ♪

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■19593 / ResNo.50)  NO TITLE
  
□投稿者/ れん 一般♪(3回)-(2007/08/04(Sat) 23:58:28)
    やっぱ最高!!

    先が読めなくて、ドキドキします(≧∇≦)

    続き楽しみにしてます☆

    (携帯)
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■19594 / ResNo.51)  NO TITLE
□投稿者/ A 一般♪(1回)-(2007/08/05(Sun) 00:10:50)

    めちゃ、おもしろいですッ!!

    これからも頑張ってくださいッ!!(・∀・)

    (携帯)
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■19595 / ResNo.52)  (*^_^*)
□投稿者/ Y 一般♪(42回)-(2007/08/05(Sun) 00:42:17)
    れんサン♪

    わぁ〜(*^_^*)
    まじで嬉しいです♪♪
    この先の展開もお楽しみに☆(笑)


    Aサン♪

    初めまして!!
    ありがとうございます☆★
    どんどんアップしていくつもりなので、見守ってやって下さい(*‘‐^)-☆

    (携帯)
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■19597 / ResNo.53)  - 34 -
□投稿者/ Y 一般♪(43回)-(2007/08/05(Sun) 01:22:42)
    何通かメールのやりとりをして、1限の終わりを告げるチャイムが鳴る




    さ、寝よ。




    いつもの様に机に顔を伏せると


    『はい、寝な〜い!』


    と言って奏音が私の頭をぽんっと叩く


    『なんやねん。』


    目だけを開けて奏音を見ると




    声からは想像できない様な、とても悲しそうな顔をしていた。




    体も起こして、ちゃんと向き合って奏音を見ると




    奏音は目を下に逸らして小さく深呼吸すると、もう一度私の目を見据えて言った


    『私、本気やけん。』


    そして、呆気に取られている私を前にこう続けた


    『私、先輩譲らんけん。』


    …コイツ、まさか。


    『今日からさくらとはライバルやけど、でも友達やけんね♪』


    マジかよ。




    昨日やっと初恋が来たと思いきや、もう一波乱くるなんて…




    でも




    『手加減せーへんで。

    ま、正々堂々と戦おうや。』


    そう言って奏音の頭をぽんっと叩き返した。


    『昨日…2人っきりやったんやろ?』


    不安そうな顔で私の顔を覗きこむ奏音。


    ……まなみに聞いたんかな?


    『まぁ…そやな。』


    どこまで言ったんかな?


    『先輩達…別れたとやろ?』


    お…それも知ってるんや。


    『そうみたいやな。
    まぁ私は付き合ってた事も別れた事も昨日初めて知ったけど…。』


    「さくらは…
    いつから先輩の事、好きと?」


    『昨日というか、半日前くらい?』


    「そっか。

    さくらがライバルとは強敵やなぁ〜………。」

    誰がライバルとか、関係あるんかな?
    私は、誰がライバルでも別にかまわへん。
    好きな気持ちに変わりはないから。


    『がんばれ乙女。』


    そう言って軽くデコピンすると


    「痛っ…!も〜!
    さくらのその余裕がムカつくっちゃけど〜!!」


    と、おでこを両手で抑えながら
    泣きまね顔をしていた。


    あ…そうや。


    『なぁ、まなみ先輩の妹ってどんな人なん?』


    なんとなく、どんな人なのか気になる。
    似てるんかな?


    『ゆう先輩の事?』


    「名前知らんけど。」


    『う〜ん。。
    一言で言うなら、つかみ所がない人かな?』


    「漠然すぎるやろ。(苦笑)

    顔は?まなみ先輩に似てるん?」


    そう聞くと、さくらが人の事聞いてくるなんて珍しい〜!と驚かれた。




    確かに。

    (携帯)
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■19598 / ResNo.54)  - 35 -
□投稿者/ Y 一般♪(44回)-(2007/08/05(Sun) 03:36:08)
    昼休み、奏音に誘われて中庭でご飯を食べる事になった




    向かう途中に廊下で美帆に会ったから、3人で。




    この学校の中庭は学食と隣接していて、テラス席の様になっている




    ギリギリで席を確保してお弁当を広げる。




    寝不足な事もあってか、あまり食欲はない…




    つつく様に昼食を食べながら、話題はさっきのまなみの妹の事になる


    『ゆう先輩はね、まなみ先輩とは見た目も中身も真逆って感じなんよ。

    剣道部の部長で、県大会とかでも優秀な成績を修めとるらしい!
    見た目はボーイッシュな感じかな?
    いっつもテンションが高くて、誰にでも優しくて、ゆう先輩を狙ってる子も結構多いみたいよ?
    身長は低いけど、色白で目がクリっとしとって、髪の毛はショートでさらさらやけん、美少年って感じ!
    亜也先輩と2人でおったら兄弟みたいっちゃん(笑)』


    奏音が口に卵焼きを頬張りながらモゴモゴと説明する。


    へぇ…意外。
    いつもアイドルを見ては可愛いと連発してる亜也先輩がずっと片思いしてたってゆーから、何か勝手に女の子らしい子を想像しとった。


    『まぁボーイッシュとは言っても、やんちゃ好きな少年って感じ。
    成績はいつもワースト争いで、亜也先輩とまなみ先輩からはスポーツ馬鹿って言われよる(笑)
    バスケの試合とか、たまに見に来よるよ!』


    今度は美帆がモゴモゴ喋る。


    ………………つか。


    『美帆ってよー食べんねんな。
    そない食って吐きそうになれへんの?』


    美帆の前には
    家から持って来た3段弁当と、購買で買った2つのパンと2つのおにぎりがある。


    『本当はこれでも足りんくらいとよ?(笑)』


    この細い体のどこに行ってんねやろ?
    と、感心して見入ってる内に
    涼しげな顔をしてペロッと完食していた。




    私はというと、やっぱり食欲がなくて全然箸が進まず。。




    もういいや、と蓋を閉じようとすると美帆に遮られて


    『もう食べんと!?
    それなら美帆にちょうだい♪』


    と、弁当箱を奪われた。


    わーい!とか言いながら
    ルンルンで一口食べて、おいしい〜!!!と感激していた。




    作った物を美味しいと言われるのは嬉しい




    こんだけ喜んでくれるなら、作りがいもあるもんやね。




    『今度颯ちん家でご飯食べたい♪』


    と言うので


    『いつでもどーぞ。』


    と返した。

    (携帯)
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■19599 / ResNo.55)  - 36 -
□投稿者/ Y 一般♪(45回)-(2007/08/05(Sun) 04:24:25)
    昼休みが終わって
    午後は爆睡していた




    おかげで部活では思う存分走り回れて、【バスケの鬼】こと亜也にも絶賛された。




    ハーフタイムの時、まなみが走って来て


    『今日の夜も…会えない?』


    と聞いてきたので


    『もちろん、待ってます。
    何ならうちで一緒にご飯食べます?
    どうせ私1人やから。』


    と、返事すると
    パっと顔が明るくなって


    『本当に?!じゃあ美味しいシュークリーム買ってくけん♪』


    と言って、持っていたタオルで汗を拭いてくれた。




    奏音…ごめん
    抜け駆けってやつかもしれへん(笑)




    当の奏音を見ると、亜也先輩とキャッキャ言いながらはしゃいでいた。




    部活が終わると、いつの間にか美帆と帰る様になっていて
    美帆が電車の中で


    『ここ何日か、亜也先輩とまなみ先輩…あんまり一緒におらんよね!?
    喧嘩したとかいな…?』


    とボヤいている。


    そっか、美帆は2人が付き合ってた事も別れた事も知らんねやんな。


    『そうかもな。』


    とだけ言って、来週に迫った練習試合の話に話題を変えた。




    今日レギュラー発表があり、私は選ばれていた。




    戦う相手校の実力を聞くと、まだうちの学校が勝てた事のない相手らしい。




    いーね
    そういうの燃える。




    美帆と別れて私も最寄駅に到着した時
    まなみから着信があった。


    『はい?』


    「あ、颯?
    いまどこにおる?」


    『姪浜駅ですけど?』


    「じゃあそこで5分だけ待ってて。」


    『え、はい…分かりました。』


    ちょうど5分後
    まなみが乗った車が私の前で止まる




    昨日は暗くて良く見えなかったけど、まなみの愛車は黄色いビートルだった。




    助手席の窓を開けて


    『お待たせ!乗って?』


    と促す。


    『おじゃまします。』


    車に乗ると
    今日もまなみの甘くて妖艶な香りが漂ってる。


    『すみません、こんな早いとは思ってなくてまだ買い物行けてないんです。
    スーパー寄ってもらえますか?』


    「こっちこそごめんね…
    早く2人になりたくて来ちゃった。
    年上なのに、みっともなかね……。」


    『年とか関係ないでしょ。
    それに私、今、先輩が隣にいる事がすごく嬉しいんで、先輩も笑ってて下さい。』




    こんな事言えるのは




    きっと恋の力ってやつだろう。

    (携帯)
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■19600 / ResNo.56)  - 37 -
□投稿者/ Y 一般♪(46回)-(2007/08/05(Sun) 05:14:53)
    スーパーに着いてカートを押しながら野菜のコーナーに行く。


    『あ、春キャベツやん!
    甘くて美味しいよね♪』


    そう言って
    いくつかのキャベツを手に取り選ぶ姿が




    なんか、いい。




    新婚気分というか…
    普段食材の買い出しは1人やし、すごく新鮮だ。




    まなみは次々に食材を持って来てはカゴに入れる。




    お菓子やフルーツなんかも一緒に選んで




    一回り終えた所でまなみはすごく満足そうな顔をしていた。




    レジを待つ時間に聞いてみる


    『そんなに楽しいですか?スーパー。』


    「スーパーが楽しいんじゃないよ?
    颯と一緒やけん楽しいと。」


    『乙女ですね。(笑)』


    「あ、今、ちょっとは年考えろって思ったろ………?」


    横目で睨むまなみの頭を撫でて


    『思ってません。
    怒った顔も可愛いですね。』


    と言うと、まなみは腕を絡めて頭を寄せて来た。




    きっと周りから見たら不思議な光景。




    大人っぽいお姉さんが
    背の高い制服を着た女子高生と戯れてる図。




    言ってる事や
    やってる事はただのバカップル。




    でも、もしどんなに冷やかされたとしても
    今の私は誰よりも幸せな自信があるから、痛くも痒くもない。




    会計を済ませ、袋に詰めて車で家まではスグだった。




    車は来賓用の駐車場に止めて




    エントランス・エレベーター・フロアにある3つのオートロックを解除して家に入る。




    まなみは、このマンションのセキュリティーに驚きながらもスゴイ!とはしゃいでいた。




    気付けば19時を過ぎていて、外はもう暗かった。




    17階建て最上階のこの部屋からは、綺麗にライトアップされた福岡タワーと街並みがバランス良く見えて、夜景のスポットとしては申し分ない。




    まなみは
    天井から床まで一面ガラス張りのリビングの窓からしばらくその景色を楽しんでいた。




    その間に私は部屋着に着替え、とりあえず一服する為に煙草に火をつけてソファーに座った。




    それに気付いたまなみもソファーに腰掛けて


    『いーなぁ…毎日こんな綺麗な夜景が見れて。』


    と私の肩に頭をコテっと乗せる。


    『こんなの1人で見ても意味ないですよ。
    余計、空しくなるもんです。』




    (携帯)
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■19601 / ResNo.57)  - 38 -
□投稿者/ Y 一般♪(47回)-(2007/08/05(Sun) 07:01:04)
    まなみはその体制のまま私の手を握って


    『ねぇ、颯…
    私、時々こうしてここに来てもいい?』


    「もちろんですよ。

    なんなら、毎日でもどうぞ?」


    『颯のお母さんにも会ってみたいな。
    颯の話聞くと面白そうな人やし(笑)』


    「まぁ…度が過ぎてますけどね。」


    『颯が寂しい時、一番に思い浮かぶ様な存在になりたい。』


    「もう、なってますよ。」


    『他の人で埋められたりしたら、ヤキモチ妬いちゃいそう。』


    「そばにいてくれるのが先輩じゃないなら、寂しいまんまでいいです。」


    『ねぇ。』


    「はい。」


    『もし…』


    「はい。」


    『もしも
    私がもうすぐ死ぬって言ったら、どうする?』


    一瞬、頭が真っ白になる。


    でも、もうこの気持ちは後戻りできひん。


    「………っ…!

    最後まで一緒に生きます。」


    『………嘘だぁ。』


    「嘘は嫌いです。」


    『………それでも。

    それでも…っ…そばにいてくれるって…言うと……っ?』


    「いますよ。」


    『それでもっ…

    愛してくれると?』


    私は繋いでいた手を離して
    肩にもたれるまなみの頭を撫でる。


    「不安ですか?」


    『颯がいなくなるのは……

    こわぃ…っ。』


    今日は私から


    長い長いキス。


    まなみは泣いているから、息継ぎが上手く出来ていない。
    その度にゆっくり一緒に深呼吸をして、もう一度。


    何度も繰り返して
    きつく抱き締める。


    『私だって同じですよ。

    でも先輩、先を信じるのが怖いなら

    せめて今この瞬間を信じてみて下さい。

    その【今】を続ければ、それが【永遠】やと思いませんか?

    私は、ここにいます。

    まなみ先輩と今こうして繋がってます。

    これは現実でしょう?
    今が永遠に続けばいいと思うなら、今を続ければ永遠なんです。

    先輩のそばにいさせて下さい。』


    「きっと…苦しいよ?

    重くなっちゃうかもしれないよ?」


    『それが、愛なんじゃないかと思います。』

    「………そ…ぅ…っ。」


    『終わる事が怖いなら
    終わりのない関係でいたらいいと思いませんか?』


    「え…?」


    『恋人に訪れるは別れが怖いのなら、そんなカテゴリに当てはめなければいいじゃないですか。

    私と先輩は、私と先輩。

    先輩というか…

    【颯とまなみ】

    それでいいと思います。』


    「颯……!」




    私が泣くわけにいかない。

    (携帯)
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■19603 / ResNo.58)  - 39 -
□投稿者/ Y 一般♪(48回)-(2007/08/05(Sun) 08:07:35)
    偉そうな事を言って、両腕で強くまなみを抱き締めている私やけど




    本当は…まなみがいなくなるなんて事を想像する事さえ怖くて
    心が大きく震えている。




    だけど




    一番怖いのは




    一番不安なのは




    一番苦しいのは




    紛れもない、まなみ自身だ。




    まなみはどんなに逃げたくても逃げられへん。




    なら、私が逃げるわけにはいかない。




    代わってあげる事も




    全てを理解してあげる事もできひんかもしれん。




    やけど、愛する人が求めてくれる限り




    最後までそばにいる事なら、出来る。




    それしか出来ひんけど




    今の私に出来る事は全てしてあげよう。


    『大丈夫です。

    絶対に、1人にはしませんから。』


    この言葉に




    この誓いに




    嘘はない。




    『怖いよ……颯…。

    私、まだまだ死にたくないよ。』


    「生きましょう。

    一緒に今を生きましょう、先輩。

    離さないから

    離れないで下さい。

    ちゃんと私を見て、ちゃんとこの手を握っていて下さい。」


    だめだ、限界。




    今日で終わりにするから。




    今日だけ




    今だけは許してほしい。




    この涙は、誓いの代わりです。




    抱き合って、2人で泣いた。




    ただ、ただ
    泣いた。




    お互いに目がパンパンに腫れて




    お互いの顔に笑って




    お互いの涙を舐めた。




    『お腹空いたね。』


    「そうですね。
    何が食べたいですか?」


    『温かいもの。』


    「お安いご用です。
    ちょっと待っててください。」


    『私も手伝う!』


    「ダメです。
    泣きじゃくって心臓が疲れてますから、私の部屋で横になってて下さい。」


    『えー…1人で……?』


    「すぐに作り終わりますから。
    もう先輩1人の体だと思わないで下さい。
    私の為にも、先輩は自分の体を大切にして下さい。」


    『………はぁい。
    一秒でも長く、一緒にいたいもんね。
    大人しく寝てます…。』


    私の部屋に連れて行って、楽な部屋着を貸して着せてみると


    『袖も丈もブカブカなのに…ウエストはギリギリって……。
    颯、どんな体しとーとよ?!』


    とショックな顔を浮かべて


    ベットに寝かせると


    『颯の匂いがする…。
    安心するなぁ。』


    と幸せそうに笑っていた。

    (携帯)
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■19604 / ResNo.59)  - 40 -
□投稿者/ Y 一般♪(49回)-(2007/08/05(Sun) 09:01:57)
    私は一度ベットの端に座って、泣き過ぎて汗をかいたまなみのおでこにかかる前髪を掻き分け


    『少し、眠れそうですか?』


    と聞くと


    まなみは


    『寂しいけん、早く夢まで迎えに来てね。』


    と言って目を閉じた。


    電気を消して、キッチンに立つ。




    気を抜くと、また涙が出そうになるから




    料理に集中した。




    温かいもの、か。




    よし―




    私はできるだけゆっくり作った。




    できるだけ丁寧に、想いを込めて作った。




    出来上がったのは
    まなみが選んだ春キャベツを始めとした野菜たっぷりの味噌煮込みうどんと、炊き込みご飯。




    まなみを迎えに部屋に入ると、安らかな寝息が聞こえてくる




    寝顔が、すごく綺麗。




    白くて細い手を握ると、気がついたまなみが起きた。




    そして私を見るなり、穏やかな笑顔を浮かべて


    『寝ても、起きても
    颯がおった。
    どうしよう……幸せ者やね、私。』


    そう言って起き上がり、目覚めのキスをしてきた。




    幸せなのは、私の方だ。


    『おはようございます。
    体調、どうですか?』


    「絶好調です♪
    お腹空いたよ〜。」


    『温かいご飯
    できましたから、一緒に食べましょう。』


    まなみは、一口食べるごとに大袈裟な位【美味しい!】を連発していて


    今度アレも作って、コレも作って、と食べたい物リストを数々口にしていた。




    この笑顔が見れるなら、何でもします。




    神様、小さい頃からしていた沢山の【一生のお願い】は撤回して下さい。




    これが最後の
    本当の一生のお願いです。




    私から、この人を奪わないで下さい。




    それが無理なら




    私達に、一瞬でも長く時間を下さい。




    食べ終えると
    いいと言っているのに、どうしても後片付けはさせてほしいと聞かないので、一緒にお皿を洗った。




    小さい頃の話




    中学校時代の話




    流行の微妙なジェネレーションギャップの話




    いつも1人でいるこの家が、まるで別の場所みたいに暖かく感じた。




    時計を見ると、23時を過ぎてしまっていた。


    『もうこんな時間…。
    帰らないかんね。』


    寂しそうにまなみが呟く。


    『家は、泊まっていってもらっても全然構いませんけど。』


    「本当に?!」


    『嘘は嫌いだって言ったでしょう?』

    (携帯)
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