| ぼくらはその後一週間、お互いの仕事が忙しくまったくあうことが出来なかった。
久々に逢う日になりぼくらは水族館へ行った。 学生の時は何でもこうやって遊びに来たが、デートははじめてでぼくのウキウキは頂点! 子供のようにはしゃいでいた。
サキ「ハル…おすわり。」
ハル「は!?うち犬?」
サキ「犬のがまだマシ。ちょっとは落ち着いてよ。」
ハル「…ごめん。」
こんな調子であっと言う間に夜になった。
僕は今日、サキのためにした事があった。なのにサキは一向に気がついてくれない。
ハル「ねー。いい加減なんか気がついてよー!」
サキ「えっなに?あっー!!あご髭無くなったね!」
ハル「やっとかよー。こーすれば前のうちに近くなるっしょ!?」
サキ「うん!!やっぱ髭無くなったら女顔できれいだねー。やっぱかわいいわ!ホル打たなくてよかったのにー。あー、やっぱあたしハルの顔好きだわ。」
その言葉がくすぐったくて自分からふったのに照れてしまった。
サキ「照れてるし(笑)かわいいわー。」
サキのぼくイジリはしばらく終わらなかった。
(携帯)
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