|
何を気にするの?
私は疑問だらけだった。
「自分は愛里にとって、いつか邪魔な存在になるんじゃないかって。愛里に好きな人が出来たらあの家を出るだろうし、そしたら自分は祝福して見送れるのかなってさ。父親みたいね?」
私はチカを邪魔なんて思った事はないよ?
これからもそうだし…
なんでそう思うのかな?
チカは私を…。
そういえば、前に私を求めてしまいそうで怖いって言ってた。
そっかぁ…。
チカは私でも恋愛対象に入るんだよね。
何となく、くすぐったい。
何でだろ??
「チカにとって、愛里ちゃんは、ただの友達じゃないのかもね?」
「え?」
「…親友って感じかな?」
「…どうなんですかね?聞いてみます」
「恥ずかしがって言わないかもね。フフ」
あぁ、藤田さんと話す時、私は藤田さんをお母さんみたいだって思えた。
本当のお母さんはひどい人だったからなぁ。
こんな人がお母さんなら。
喫茶店に約、4時間近く居座り、昼ご飯まで出してもらった。
「生活大変だろうから、タダでいーよ!」
そう言ってくれたけど、悪いからってカプチーノ代は出してきた。
夕方のスーパーはごった返してて、安売りがされている。
スーパーで、買い物なんて、チカと住むまでしたことなかった。
最初はあまりに安くて買い込み過ぎて冷蔵庫に入り切らなかったんだよねぇ。
今じゃ、更に安い物を見極めちゃったりしてさ。
まるで主婦だった。
あ、今日はチカ遅いんだった。
早く喋りたいな。。
(携帯)
|