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■20508
/ 親記事)
きみのとなりで
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□投稿者/ BONJOUR
一般♪(1回)-(2008/01/26(Sat) 23:22:22)
こんなにも人を愛したことはあっただろうか?
こんなにも人を傷つけたことはなかった。
こんなにも永遠を願ったことはなかった。
あした私のとなりにきみはいないじゃないかだなんてバカみたいに考えた。
きみのとなりで
きみのとなりが好きだった
あの日のあの言葉に嘘はいっぱいあるよ
私が、きみのとなりでいることがきみにとって幸せじゃないなら―。
嘘でもきみのとなりから消えるから―。
どうかそれまでの魔法の時間を
どうか大切にしたかった。
(携帯)
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■20509
/ ResNo.1)
きみのとなりで 2
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□投稿者/ BONJOUR
一般♪(2回)-(2008/01/26(Sat) 23:40:16)
「‥…うん。すぐ行くね、ちょっと待ってて。」
斜め前の席―。
また、伊沢ユリが私をいらつかせた。
友達に必死についていこーと教科書をまとめてもそれを机からこぼしてしまう。
バカだ―。
「先行っててごめんねすぐに行くから。」
筆箱から散らばったペンを拾う伊沢はなんとも情けない。
私の斜め前の席、
いつも私を不愉快にさせてくれる。
知らん顔をし教室をでた。
「みーち。」
廊下を歩いてると背後から声がかかった。
振り向くと、声の主のうしろで伊沢が走っているのが見えた。
ムカつく。
「みーち、なによその仏頂面は。」
リエコがひっついてきた。
「しんどい、やめ。」
「ふけよーよ、授業。」
することを見透かされていたからやめた。
「授業行こうよ、音楽だったよね。」
リエコの手を引きながら教室に教科書を取りに入った
「みちは気分屋なんだから。」
リエコの長い髪が顔に引っ付く、
大人びた香水の香りが欲をさそった。
「やばいって、みち。」
リエコの体温が暖かすぎた。
「髪きらないの?」
「うざいかな?切っちゃおうかな。」
背中に手を回すとなさすぎる肉付きになんだかなえてしまった。
「いーや、長いほうがいいんじゃない?」
リエコから離れて教科書を取りに机までいくと、
机の端下にペンが一つ転がっていた。
「いこー。」
それを拾いあげ、
音楽室に向かった。
(携帯)
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■20510
/ ResNo.2)
きみのとなりで 3
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□投稿者/ BONJOUR
一般♪(3回)-(2008/01/27(Sun) 08:07:50)
退屈―。
みんなくちゃくちゃ喋りながら順番に変わる誰かの演奏きいている、
リエコも遠くの席からつまらなそうにしている。
「ユリったらお嬢様なんだから。」
「そんなことないよ!!」
伊沢ユリ。
「じゃあ、男のことキスしたことあるの?」
伊沢と目が合った。
「あるもん。」
「うそー!!」
何人かでくっちゃべりながら伊沢は顔を真っ赤にしていた。
「じゃあ、それ以上は?」
授業中にそんな話しなんて、まったく女子高はなんともいえない。
「そんなの秘密。」
最低なことに伊沢と男子のことを想像してしまった。
黄色い声援が飛ぶ。
「伊沢。」
話し中の伊沢たちが話をやめてこっちを見た。
私は伊沢の座っている席に近づいた
伊沢の目がいらつかせる
伊沢のくせに
「はしたない。」
ペンを机に置き
私は教室をでた。
(携帯)
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■20511
/ ResNo.3)
きみのとなりで 4
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□投稿者/ BONJOUR
一般♪(4回)-(2008/01/27(Sun) 13:49:57)
「珍しいーねー。」
「なにが?」
結局はリエコとサボってしまった。
学校近隣のファーストフードで暇をつぶした
「なんでもない。」
「なんだよ。」
ポテトを食べながら昼からの授業はでようかなと考えていた
「ねー、みち?」
「ん?」
リエコとは入学の日からずっといる、
友達つきあいが苦手な私が珍しく気が合う相手。
「みちたまには家に連れてって。」
「今度ね。」
リエコは少し膨れていたけど、食べおわると学校に二人でもどった。
午後は長ったるい授業を終えて家にかえった。
「お帰りなさい。」
「ただいま。」
リエコをきっと当分家には呼べない
「ユリちゃんとは一緒じゃないの?」
「まさか、兄弟じゃないんだから。」
後ろから続いて帰ってきた
「ユリちゃんおかえりなさい。」
「はい、ただいまです。」
私はすぐに自分の部屋に入った
半年前から伊沢ユリが両親の都合で両親どうしが親友の私の家にやってきた。
のろまと暮らす趣味は私にはない
だから私は伊沢が嫌いなんだ。
(携帯)
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■No20509に返信(BONJOURさんの記事) > 「‥…うん。すぐ行くね、ちょっと待ってて。」 > > > > > > 斜め前の席―。 > > > > また、伊沢ユリが私をいらつかせた。 > > > > > 友達に必死についていこーと教科書をまとめてもそれを机からこぼしてしまう。 > > > > バカだ―。 > > > > 「先行っててごめんねすぐに行くから。」 > > > > > 筆箱から散らばったペンを拾う伊沢はなんとも情けない。 > > > > > 私の斜め前の席、 > いつも私を不愉快にさせてくれる。 > > > > > 知らん顔をし教室をでた。 > > > > > > > 「みーち。」 > > > 廊下を歩いてると背後から声がかかった。 > 振り向くと、声の主のうしろで伊沢が走っているのが見えた。 > > > > > ムカつく。 > > > > 「みーち、なによその仏頂面は。」 > > > > リエコがひっついてきた。 > > > > 「しんどい、やめ。」 > 「ふけよーよ、授業。」 > > > > > することを見透かされていたからやめた。 > > > > 「授業行こうよ、音楽だったよね。」 > > > > リエコの手を引きながら教室に教科書を取りに入った > > > 「みちは気分屋なんだから。」 > > > > > リエコの長い髪が顔に引っ付く、 > 大人びた香水の香りが欲をさそった。 > > > > > 「やばいって、みち。」 > > > > > リエコの体温が暖かすぎた。 > > > > 「髪きらないの?」 > 「うざいかな?切っちゃおうかな。」 > > > > > 背中に手を回すとなさすぎる肉付きになんだかなえてしまった。 > > > > > > 「いーや、長いほうがいいんじゃない?」 > > > > リエコから離れて教科書を取りに机までいくと、 > 机の端下にペンが一つ転がっていた。 > > > > > > 「いこー。」 > > > > > それを拾いあげ、 > 音楽室に向かった。 > > > > > > > > > (携帯)
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