ビアンエッセイ♪

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■21570 / ResNo.10)  大切なひと 7
  
□投稿者/ 美雨 一般♪(9回)-(2012/07/19(Thu) 00:34:02)

     彩は少し緊張した表情で面談用のソファーに座っていた。今日は薄く化粧をしていて顔色もいい。明るい色のノースリーブのワンピースを着て薄手のカーディガンを羽織っている。清楚な装いで彩に似合っていると思った。母親の前では訊きにくい事もあるので、今日は一人で受診するよう言ってあった。美紀以外の看護師と事務職員は先に帰宅させているので、クリニックにいるのは3人だけだ。「今日はあなたが最後の患者さんなのでゆっくり診察させてもらいますね」そう言って彩の正面ではなく隣に腰かけた。私が隣に座ると彩は、膝の上に置いた手を握りしめ、少し緊張するのが分かった。初診の時の問診表を見て今までの経過を確認した後、彩の横顔を見て質問した。「診察する前に訊いておく必要があるのだけど、性体験はありますか?」「ありません。」うつむいて恥ずかしそうに答えた。「男性とも、女性とも?」「はい」「それから訊きにくい質問なのだけど、正直に答えてほしいの。マスターベーションの経験はある?」「あまりないと思います。シャーワーのお湯が当たって変な気持ちになった事や、おトイレを我慢している時、前を押えて変な感じになったことはあります」顔を赤らめて答えた。「生理不順以外に何か心配な事はない?」そう訊くと彩はさらに顔を赤らめた。そしてしばらく沈黙した後、うつむきながらも小さな声で告白した。陰毛が薄く性器の形がグロテスクに見え、中学生の時から悩んでいた事、ふつうの女の人の様に、セックスや妊娠ができるか心配な事。話し終えると彩は顔を上げて微笑んだ。「やっと話せました。恥ずかしいけど言って楽になりました。」後ろで聞いていた美紀が、彩の背中を優しく撫でながら「話してくれてありがとう。今までつらかったね」と応じている。「今まで随分悩んでいたみたいだけどもう大丈夫。これから診察と検査をするね。女性の体としての発達障害がないか全身の診察をする必要があるの。まず上半身の診察をしてから婦人科の診察をします。痛いことはしないけど裸になってもらわないといけないの。大丈夫よね」私が言うと彩は「大丈夫です」とはっきりと答えた。恥ずかしがってはいるが、嫌がってはいないようだ。「あの子は恥ずかしがるけど、絶対に嫌がらない。紅さんの前で裸にさせましょう。紅さんに体を触られた時の反応を見ましょう。それから婦人科の診察をしてください。それで彼女が私たちと同じ側にいる女の子なのかどうかはっきりすると思います」今日の計画を立てた時、美紀が言ったとおりにすすんでいる。美紀が彩を診察する部屋に案内した。カーテンで囲まれた更衣スペースをなくして、代りに脱いだ衣装を入れるかごと、大きな鏡が置かれている。その横に処置用のベッドが用意されている。「ここで服を脱いでショーツ一枚になってください。体全体を調べたいの。」「ここで脱ぐのですか」「そう。大丈夫?」「はい。大丈夫です」彩は私たちの視線と鏡を意識してか、顔を赤くして泣き出しそうな表情をしていたがゆっくりと服を脱ぎ始めた。カーディガンをとると白いきれいな肩と腕がみえた。美紀がワンピースの背中のファスナーを下し、脱ぐのを手伝っている。ワンピースを体から離すとき、彩の手が震えているのが見えた。白いブラジャーとショーツだけの姿でワンピースを畳んでかごに入れた後、しばらく間があった。私達が何も言わないで待っていると「ごめんなさい」と言いながら背中を向けてブラジャーをとり、両手を胸に組んでこちらに向き直った。「まず立った状態で診察と計測をするね。両手を下して胸を張ってくれる。」「はい」彩は両手を腰の横におろし背筋を伸ばした。白い乳房が露わになり彩の呼吸に合わせて前後に動いている。大きくはないが形の美しい乳房でピンク色の乳首が斜め上を向いている。肩から背中にかけてのラインも美しく白い肌が眩しい。ショーツの下で形の良い脚が伸びている。昔の祥子の裸体と似ている。一目で正常に成熟している女性の体だと分かる。メジャーでバストを測った後「乳腺の硬さを診るね」と断って、後ろから彩の両方の乳房を両手でゆっくりと包み込んだ。弾力のある乳房の上で手をゆっくり握り、緩める。鏡に映っている彩の顔は真っ赤で、切羽詰まった表情をしているが、両手は下におろしたままで抵抗しようとはしていない。両手の中で乳首が硬く尖ってきているのが分かった。そのまま指で乳首を撫で軽くつまんでみる。彩はいやいや、をするように顔を振り始めたが体は動かさず手も腰の横に下したままだ。「乳腺の発達は正常よ。触られるのは嫌だった?」「そんなことないです。恥ずかしかったけど大丈夫です。」美紀の予想した通り、嫌がってはいない。逆に表情が生き生きしてきているようにも感じられた。「次に婦人科の診察をしてもらうので、このままベッドの上に横になってください」美紀が優しい声で言った。


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■21572 / ResNo.11)  大切なひと 8
□投稿者/ 美雨 一般♪(10回)-(2012/07/19(Thu) 17:50:18)
    美紀
    「次に婦人科の診察をしてもらうので、このままベッドの上に横になってください」私が言った時、彩は上気した顔で紅さんを見つめていた。紅さんの手が離れた後の胸を、両手手で覆い、目を閉じている。美しい娘だとあらためて思う。長くて艶やかな黒髪が白くて、きゃしゃな肩にかかっている。両手で隠された胸の下にくびれたウエストと白いショーツを穿いた腰、形のいい脚が連なる。細い線だが健康的で、白い肌が少しピンクに染まっている。紅さんに胸を触られた後、束の間うっとりとしていた彩の表情が変わった。戸惑いあわてている。右腕で胸を隠したまま、左手をショーツの前に当て私の方を振り返った。彩は助けを求めるような目で私を見ていた。「どうしょう。私。下着を汚しちゃったみたい。私、どうしよう、ごめんなさい。診察の前にきれいにしていたのに」予想していたように彩は、性器を濡らしている。自慰の経験もほとんどない彩にとっては、初めての経験で、戸惑いと羞恥でパニックになっているのだろう。そう考えるとこの美しい娘を愛しく思う気持ちが強くなった。紅さんが、彩の裸体に惹かれていると分かった時は悲しかった。紅さんには私だけを見ていて欲しかった。でも彩を恨む気持ちには全くならなかった。美しくて素直なのに、自信なげで暗い顔をしている、この女の子の助けになりたいと思った。彩の暗い目は、つらい結婚生活を送っていた時の私の目と、同じだと思ったから。彩はうつむいて、とうとう泣き出してしまった。「私がちゃんとしてあげるから泣かないで。女の子なら当たり前の反応なのよ。きれいにしてから診てもらいましょうね」「ありがとうございます。私変ですよね、ごめんなさい」彩は涙ぐみながら何度も頭を下げた。「美紀、もう分かったからいいよね。この子は私達が思った通りの女の子だわ。二人で彼女に大切な事を教えてあげましょう」そういうと紅さんはゆっくりと私に近づいた。彩が見ている前で私を抱きしめ、ゆっくりとキスをしてくれる。いつもの長く穏やかなキス。彩は涙目のままこちらを見ている。穏やかだが悲しげな目で私達を見つめているのが分かった。キスの後、私が何か言おうとするのを制して、紅さんは続けて彩を軽く抱きしめた。額にキスをして、髪を撫でながら耳元でささやいている。「美紀と私はパートナーなの。美紀は私の大切なひと。彩ちゃんにもきっと素敵な大切なひとができるわ。あなたは私達と同じ側にいる特別な女の子なの。特別な事は悪いことじゃない。もっと自分を好きになって欲しい。自分の体も気持ちもね。あなたと肌を合わせて教えたい事がある。一度だけあなたを抱いてあげてって、美紀が言ってくれたの。寝室で待っているわ。美紀にきれいにしてもらってから来て」そう言うと紅さんは部屋を出て行った。クリニックに隣接して紅さんの住居スペースがある。彩は胸とショーツの前を隠したまま、私を見ていた。「あなたが傷ついたり、つらい気持ちになるのは嫌なの。私も紅さんも。二人ともあなたのことが好きなの。今夜だけ、あなたは紅さんの大切なひとになるのよ。私に遠慮はいらない。その代り紅さんに抱かれに行くあなたを、私の手できれいにさせて」私と彩は手をつないでバスルームに向かった。診察室と住居スペースの間に広いバスルームがある。


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■21578 / ResNo.12)  大切なひと 9
□投稿者/ 美雨 一般♪(11回)-(2012/07/23(Mon) 16:45:53)

    バスルームまで、汚れたショーツ一枚だけを身に着けて、歩くのは恥ずかしかった。でもそれ以上に美紀さんに手をつないでもらっている事が嬉しかった。親切で優しい看護師の美紀さんが紅先生の恋人と知った時、悲しくて残念な気持ちになった。今度もまた失恋の予感が当たってしまったから。でもすぐに温かい気持ちになれた。二人はお似合いのカップルだ。そして二人の、私を思いやる気持ちが、分かって嬉しかった。バスルームは広く脱衣室にも冷房が効いていた。美紀さんは黙って服を脱ぎだした。下着もとり裸になる。「一緒に入ってきれいにしようね。今夜はあなたにとって特別な夜になるはずだから」と優しい顔で微笑んだ。胸とショーツについたしみを、両手で隠して、立ったまま動けない私に近づくと「やっぱり恥ずかしい?」と訊いてくる。私が頷くと、「ごめんね」と言いながら、しゃがみこんでショーツに手をかけ一気に足首まで下してしまった。小さな悲鳴を上げ、両手で前を隠そうとすると、その間にショーツが足首から引き抜かれてしまった。恥ずかしさで赤くなりながら「見ないでください」と言ったが、美紀さんはショーツを手に取り、しみを見つめている。「ずいぶん濡れたのね。紅さんに触られて感じたのでしょう。恥ずかしがらないで。あなたが特別な女の子だという証拠よ。」そう言ってショーツをかごに入れると私の肩を抱いて、浴室の中に入っていった。私は母以外には見られたことのない陰部を両手で押さえて、前かがみの姿勢になっていた。二人で鏡の前に立つ。「私がきれいにしてあげる」もう一度同じ事を言うと背中から優しく私を抱きすくめた。美紀さんの柔らかくて温かい乳房が、私の背中に密着した。彼女の両手が陰部を隠している私の両手に重なる。「手を下しなさい」美紀さんがささやくと、もう抵抗できなかった。ゆっくりと手を離すと鏡に私の下半身が映った。産毛しか生えていない割れ目からピンク色の襞がはみ出している。誰にも見られたくなかった私の恥ずかしい性器。「これで悩んでいたのね。きれいなのに」美紀さんに言われると言葉が自然に出てきた。「ずっと嫌だったの。子供みたいに毛が生えていないのにピンクの襞が見えて。自分で見ると怖くて、いやらしい感じがして」美紀さんは背中から私を抱きながら右手を恥ずかしい割れ目の上に置いた。前後にゆっくりと動かすと美紀さんの指と私の陰唇がからまり、下半身の奥から疼く感覚がして怖くなる。疼きが強くなり両膝をもじもじと動かし始めた時、美紀さんの手が離れた。鏡に映った陰唇は濡れ、割れ目からはみ出している。クリトリスが赤く尖ってきているのが割れ目の中に見える。恥ずかしさでまた泣きそうになると美紀さんが少し強く私を抱きしめた。「恥ずかしくないし、いやらしくもない。私の気持ちに反応してくれただけ。自分の体を好きになってね」そう言って背中から私の正面にまわると額に短いキスをしてくれた。「私にも見られたくない所があるの。でもあなたには見て欲しい」美紀さんは私と向き合うと膝を少し拡げて見せた。小さな悲鳴が出てしまった。美紀さんの内腿から女性の部分にかけて赤黒いあざが何か所もあった。一部でケロイド状になっている。よく見ると乳房や下腹部にも赤黒いあざがあった。自分の体を隠す事だけ考えていて美紀さんをよく見ていなかった。それで気が付かなかった。「夫にやられたの。セックスで反応しないのに腹を立ててね。タバコの火を押し付けられたり、ライターで焼かれたりした」「そんな。ひどい」それ以上の言葉は出てこず涙だけがでてきた。こんなに優しい美紀さんが、どうしてこんなひどい暴力を受けるの。敏感で大事な女性の部分にライターの火を当てられ、タバコの火を押し付けられるのはどんなに怖いだろう。痛いだろう。こんなに優しい人がなぜ。「でもね、私は自分の体が好きよ。火傷の痕もね。こんなに醜くなったところでも、紅さんと息子は愛してくれるから。私にはそれが分かるから」美紀さんは私をまた抱きしめてくれた。でも私の涙はなかなか止まらなかった。




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■21581 / ResNo.13)  大切なひと 10
□投稿者/ 美雨 一般♪(12回)-(2012/07/26(Thu) 12:05:04)
    美紀
     彩が私のために泣いてくれた。「熱かったでしょう。怖かったでしょう」と泣きながら私の脚をさすってくれた。ようやく泣きやんだ時、私達は自然に抱き合いキスをした。唇を合わせるだけの優しいキスだったが、裸の体で抱き合った。彩の柔らかな唇を感じ、温かい体を感じた。体を離して彩の体を洗い始める。ボディソープでスポンジを泡立て体を洗う。彩は恥ずかしそうに顔を赤らめながらじっとしていた。「脚を開いて」と言った時だけ消え入りそうな声で「自分で洗います」と言ったが、私が黙っているとゆっくりと脚を開いて目を閉じた。内腿から陰部へスポンジを移動させ前後にゆっくりとこする。「きれいにしようね」と言いながら下腹部やお尻にまで泡を拡げていくと、脚を開いたまま、内腿を閉じようとして、腰を前後させ始めた。胸を見ると泡の中で乳首が尖っている。後ろから肩を抱きながら陰部にシャワーのお湯を当てると、体を震わせ小さな喘ぎ声を出した。「怖がらないで。恥ずかしくもないし、いやらしくもない。体が敏感になっているのよ。紅さんにまかせたら大丈夫だから」不安そうな彩に声をかけ一緒に浴室を出た。脱衣所には、紅さんと私で選んだ、彩の下着とドレスが用意してある。彩にふさわしい清楚な白の下着と白のドレス。ドレスはシンプルなデザインだが、肩と背中が控えめに露出している。彩は何度も礼を言ってから、嬉しそうに下着とドレスを身に着けた。髪の毛を整え、メイクをやり終えた時には彩の不安そうな表情は消えていた。不安な気持ちや羞恥心より、憧れている紅さんに抱かれるという喜びが勝っているのだろう。期待と緊張で紅潮した彩の顔を見て、美しい娘だとあらためて思う。紅さんが惹かれるのも無理はない。でも私は紅さんを信じていた。透き通るような白い肌と美しい肢体を持つ、彩を抱くのは一度だけだ。若くて美しい娘でなく、醜い火傷の痣を持つ私のもとに、きっと帰って来てくれる。だから優しい気持ちで彩を送り出すことができた。二人手をつないで寝室まで歩き、ドアをノックした。彩は部屋の中に入り私は、もう一人の大切なひと、息子が待っている家に帰った。

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■21582 / ResNo.14)  大切なひと 11
□投稿者/ 美雨 一般♪(13回)-(2012/08/03(Fri) 06:41:11)

     一度だけの特別な夜だと思い、お気に入りの下着とドレスに着替えた。赤ワインとチーズをのせたクラッカーを用意して彩を待った。軽い食事をして、おしゃべりをして、リラックスさせてからベッドに誘おうと考えていた。ノックの音がしてドアを開けると彩と美紀が並んで立っていた。美紀はいつものように優しく微笑んでいる。そしていつもより少し長いキスをして帰った。二人きりになって、彩を見つめると恥ずかしそうに俯いた。「楽にして。ドレスよく似合っているわ。美紀と二人で選んだの」話しかけると、彩は顔を上げ笑顔を見せた。「ありがとうございます。こんなによくしていただいて」まだ緊張しているのか脚が小刻みに震えている。肩を抱き、長い髪の毛を撫でながら短いキスをして、抱きしめた。柔らかで、きゃしゃな体を感じ、もう一度キスをする。唇を吸うと彩はぎこちなく応じてくる。舌をからませると私にしがみついてきた。今度は長いキスになった。「どう?」と訊くと「嬉しいです」と答え、また恥ずかしそうに俯いた。ソファーに並んで座り二人でワインを飲み始めた。ピアノや音楽について彩は楽しそうに話したが緊張を解くのは難しい様子だった。私自身も緊張していた。彩は20年前の祥子にそっくりだった。祥子を好きになった時の、ときめきと恥じらいを感じている自分に気が付いた。「そろそろ始めようか」と言い二人で立ち上がった。ベッドから少し離れたところに鏡台がある。二人で鏡台の前に立つ。彩を軽く抱きしめてから体を離した。「これから私がする通りの事をあなたにもして欲しいの」彩は頷いてじっと私を見ている。鏡台の鏡の前で私はドレスを脱ぎ始めた。鏡に私を見つめている彩も映っている。祥子に見られているような気がして羞恥心が強くなる。夏の高原で祥子と一緒に露天風呂に入った時の、恥ずかしさと嬉しさが、再現されているようだ。自分で顔が火照るのが分かる。ブラジャーをとりショーツも脱ぎ全裸になった。鏡には片手で胸を、片手で下腹部を覆った自分と、それを見つめている彩が映っている。振り返って彩を見つめると小さくうなずいてドレスを脱ぎ始めた。下着姿でドレスを畳むと、ブラジャーをとり片手で胸を覆う。顔を紅潮させ、そのままの格好で立っている。私が何も言わないで待っていると、ようやくかがみこんでショーツを脱ぎ両手で下腹部を隠して立ち上がった。思い切って両手を下し彩と向かい合う。彩は両手で下腹部を隠したまま前かがみの姿勢で顔を赤らめている。私の顔も紅潮し、下半身が熱く疼き始めたのを感じた。彩の背中に廻り鏡を見る。彩の顔は真っ赤だが恥ずかしがっているだけではない様だ。目が潤み口を小さく開けている。彩の両手首をつかみ体から引き離す。小さな悲鳴をあげ縮こまろうとするところを後ろから抱きしめた。両手で二つの乳房を包みこみ揉み始める。乳首が硬く尖ってくると乳房をつかみながら指で乳首を刺激する。乳房を揉み、指で乳首を擦り、優しくつかむ。やがて前かがみの姿勢のまま彩は、喘ぎ声を出し始めた。右手を乳房から離し突き出たお尻の割れ目に入れる。「いやっ」と悲鳴をあげて今度は反り返る。鏡に彩の股間が映った。少女のような割れ目からピンク色の陰唇がはみ出ている。右手を、固く閉じられた内腿の間を、後ろから前へとこじ入れていく。指が陰唇に触れる。柔らかい襞の奥が熱く濡れているのが分かった。襞の奥に指を進めると彩の喘ぎ声が大きくなった。彼女の内部に入る少し手前で手を止めた。襞に沿って手を臍の方向に進めるとクリトリスに触れた。すでに充血し硬く尖っている。周囲を愛撫しながらそっと触れると、私の前で彩の背体が震えた。周囲からクリトリスにそっと触れ、ゆっくりと擦りだすと彩は膝を閉じたまま腰を揺らし始めた。「脚を開いて」と言ったが彩は首を振り、膝を硬く閉じたまま、それでも腰を揺らしている。突然クリトリスの愛撫を止めると、彩は腰の動きを止め切なそうな表情で私の顔を覗き込んだ。下腹部から手を離し、その手で彩のお尻を軽く叩いた。「ごめんなさい」と言いながら彩があわてて、脚を開いていく。陰唇の奥が露わになり、粘液が一筋内腿まで濡らしている。クリトリスは赤く充血しさらに尖っている。彩から体を離し鏡に映った彩をじっと見つめた。「続けて欲しかったら言うとおりにしなさい」ささやくと彩は泣きそうな顔で頷いた。「ベッドに仰向けになって。膝を立てて脚を開くの。手は体の横よ。隠しちゃだめ。私が戻ってきた時その恰好でなければ続きはなしよ」そう言って私は診察室へ道具を取りに行った。


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■21586 / ResNo.15)  大切なひと 12
□投稿者/ 美雨 一般♪(14回)-(2012/08/09(Thu) 18:28:45)

     初めて体験する感覚だった。乳房や下腹部が熱くなり、疼きが快楽の波になって私を震わせていた。紅先生の指がクリトリスに触れ、ゆっくりと擦り、つまむような愛撫が始まると下腹部の疼きが全身に広がり、指の動きに合わせて快楽の波が体の中心を突き抜けた。先生にすべてを委ねるつもりだったのに脚を開くよう言われた時、恥ずかしいという気持ちが突然戻ってきた。自分の性器が閉じた内腿のなかで濡れ、充血し、淫らになっているのが分かっていた。恥ずかしくて脚を開くことなどできなかった。突然、先生の手や指の動きが止まり、手が離れた。快楽の途中で放り出されたような気がして切なく、狂おしい気持ちになった。先生が今まで与えてくれていた快楽を、自分の女性の部分が強く求めていた事を思い知らされた。その後、お尻を叩かれてあわてて、脚を開いた時、恥ずかしさが疼きの感覚に近くなっていた。誰にも見られたくなかった私の恥ずかしい性器、それが脚を開いて露わになり先生に見られていると思った時、嫌悪感ではなく甘い疼きを、私は感じていた。ベッドの上で脚を開いて待つよう言われた時、私は頷くしかなかった。先生が部屋を出た後、ベッドの上に横たわり膝を立てた。ベッドのシーツはひんやりしていて自分の体が熱くなっているのが分かった。脚を開くと鏡台の鏡に性器が映るのが見える。白い肌の割れ目から薄赤い襞がはみ出ている。襞に連続する隆起は赤く充血し、襞の奥は濡れている。今まで、グロテスクで淫らで誰にも見せたくない、と思っていた私の女性の部分が露わになり鏡に映っている。恥ずかしさと甘い疼きで、触られてもいないのに粘液がじわじわ出てきて内腿まで濡らしているのが分かった。思わず膝を閉じた。足は開いたままで膝を閉じ、太腿を擦り合わせて先生を待った。長い時間に感じられ、もう来てくれないのかもしれないと不安な気持ちで泣きそうになった時、紅先生がステンレスのトレイを持って帰ってきた。「私の言った通りの格好で、待っていてくれたのね」そう言うとトレイをベッドの隅に置き、私の横に並んで座った。二人の裸体が鏡に映る。仰向けでいる私の痩せた体のすぐ横に、ふくよかな先生の体が映った。豊かな胸とくびれたウエストの下に黒い陰毛が見える。先生が体を寄せてくるとほのかな香水の香りがした。私を見下ろしながら片手をお臍の上に置き「膝を開いて」と優しい声でささやく。おずおずと膝を開いていくと、お臍に置いていた先生の手が下りてきてクリトリスをそっとつまんだ。敏感になっているのが自分で分かる。先生の指が動き、刺激が快感になってくると思わず大きな喘ぎ声を出してしまう。「もっと大きく開いて」そう言われると抵抗できなかった。限界まで脚を開くとクリトリスから手が離れた。鏡に赤く充血し濡れている性器と白い太腿が映る。恥ずかしいのに膝を閉じる事ができない。先生がトレイから何か道具を取り出し、私の前で並べ始めた。恥ずかしさと甘い疼きで、腰をもじもじと動かしながら、「診察」を待つしかなかった。

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■21588 / ResNo.16)  大切なひと 13
□投稿者/ 美雨 一般♪(15回)-(2012/08/10(Fri) 12:18:01)

     鏡台の位置を調節していたので彩にも自分の体が見えているはずだ。開いた白い太腿が恥ずかしいのか小さく震え、腰をもじもじさせている。陰唇に触れると腰が反り返り小さな喘ぎ声が漏れた。ピンク色の襞は濡れ、指で擦ると、ねっとりとした粘液が奥からじわじわと分泌されてくる。クリトリスに手を移すとすすり泣くような喘ぎ声が大きくなった。「怖い?嫌なら止めるわ」ベッドに並べた道具を不安そうに見つめている彩に訊くと「お願い。止めないでください」と答える。「じゃあ、じっとしといてね。動くと危ないから。あなたの体の奥まで見えるようにするから」小さな開創器を彩の割れ目に入れ、ネジを巻き拡げると襞が大きく開き、膣口まで露わになった。尿道口や肛門まですべてが露わになり鏡に映っている。彩はまた小さな悲鳴をあげたが、私の言った通りに脚は開いたまま恥ずかしさに耐えている。開かれた膣口の辺縁にピンク色の処女膜の襞が残っていて、小さく震えている。指で優しく撫でると彩の腰が反り返り喘ぎ声がまた大きくなる。処女膜を撫でながら、もう片方の手でクリトリスを摘むようにして愛撫した。しばらくすると、すすり泣きの喘ぎ声が大きな叫び声になり、彩の体全体が小さく痙攣した。オーガスムスに達したらしい。膣からの粘液が白い太腿を伝いベッドのシーツまで濡らしている。脚の間から彩に覆いかぶさり抱くと、彩も私にしがみついてきた。荒い息で上下する彩の白い乳房と私の乳房が重なり彩の鼓動が聞こえる。短いキスをしてから、体を起こし彩の脚の間に座る。濡れて充血した膣口と処女膜を撫でながら「この奥に一番敏感な場所があるの。カテーテルを入れて教えてあげる」ささやくと彩は恥ずかしそうに顔をそむけたが、脚は開いたままだ。用意していたカテーテルはゴム製で本来は膀胱に留置するカテーテルだ。先端は細くて柔らかいが空気で膨らませることができる。慎重にカテーテルを挿入していく。処女膜を越えてすぐのところで、注射器を使ってゆっくり空気を入れ先端を膨らませていく。性器の奥で膣壁がカテーテルのふくらみで、じわじわと圧迫される感覚に彩は歯を食いしばり、手を握りしめて耐えている。充分に先端を膨らませたカテーテルを前後に動かし始めると彩の顔色が変わった。一番敏感な場所をゴムのカテーテルに擦られ刺激されているのだ。「だめ、いや、そんな」とすすり泣くような喘ぎ声を出しながら腰を振り始める。カテーテルの動きを段々と早め、果てそうになるとカテーテルの動きを止め、しばらくじらした後、また前後に動かし始める。そのうち彩は脚を開いた姿勢のまま上半身を起し私の腰に手をかけてきた。しがみつくように抱きつきながら私の下腹部に片手を持ってくる。カテーテルの動きに合わせて腰を振りながら、私のクリトリスや陰唇をぎこちなく愛撫し始めた。いつのまにか私も喘ぎ声を出していた。濡れて熱くなった私の中に彩の2本の指が入って来た。2本の指が前後に動きだし、私も腰を揺らし始めた。私が果てそうになると彩も手の動きを止め、じらしてくる。いつの間にか私の中の彩の指が3本になり4本になっていた。いつのまにかカテーテルと彩の手の動きが重なるようになり、私達は同時に腰を揺らし喘ぎ声をだしていた。やがてすべてが白くなる瞬間が来て、私には露天風呂で白い胸を出していた祥子が見えた。彩の手が私の中で一番敏感な部分を強く擦った時、私は先端を膨らませたままのカテーテルを一気に引き抜いた。カテーテルの先の膨らんだゴムが彩の膣壁と処女膜を擦り体の外に出てきた。大きな叫び声とともに、二人抱き合い同時に果てた。彩の股間からの出血がベッドを染めていたが私達は抱き合い快楽の余韻に沈んだ。幸せな抱擁が長く続いた。「今までつらい事があったからこれは神様からの贈り物。私たちは特別だけど悪いことばかりじゃないわ。あなたにもきっと大切なひとができる」そうささやいてキスをすると、彩は私の胸に顔を押し付けて泣き始めた。泣き顔なのに幸せそうだった。

    読んでいただいた皆様ありがとうございました。
                                       美雨


完結!
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