| 2012/07/28(Sat) 11:58:15 編集(投稿者) 2012/07/28(Sat) 08:50:57 編集(投稿者) 2012/07/22(Sun) 13:24:29 編集(投稿者) 2012/07/22(Sun) 13:18:24 編集(投稿者)
* 2002年10月の投稿から10年も経っちゃいました。未完だったので、完成させてfinにしますね。 最初から読みたい方は、ビアンノベル集 第2期をご覧下さい。
初診でお気に入りの少女ー桜子という女の子だった。何度目かの治療の後、この肌が白くて手足の長い美少女の唇を、気が付いたら奪っていた。 歯科医として漸く自信が付き安定してきた今、 公私ともに充実していたし足りないものはないと思っていたのに、 この端正な顔立ちの少女と診察台で対面した時、 何か躯の奥の燠火にちりりと火が点いた気がした。
2つの診察台を行き来しながら治療が進み、 最後に残ったのがこの美少女ー飯田桜子だった。 歯科治療には付き物のキーンという不快音に少女は美しい顔を度々歪めた。 端正な顔が歪む表情を見る度に、 私の紅い燠火がちろちろと鳴り始めていた。
講習会出席のため、歯科助手2人は今しがた早退したので、 此処は2人きりだ。次回の治療に目処が経つところまで漕ぎ着けると、 「よく頑張ったわね・・・・」 の次の言葉を吐く時には、私の顔はすでに少女に被さっていた。 「・・・ご褒美・・・・・」 シルクの目隠しをしたまま、少女は私のルージュの香りがする唇を受けた。 その瞬間、少女の目隠しの布片が少し揺れた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・??!・・・・ そんな衝撃的な初キスを受けても、美少女は予定どおり治療に来た。 仮詰めのセメントを除去し、クラウンを入れて薄いゴムを噛ませたまま 私は少女の唇を塞いだ。 ソフトなキスを繰り返しながら、私は右手を少女の右胸に触れた。 少女には、毛布一枚掛けられた程度の感じしかないほどの触れ方で。 診察台の少女の身体がゆるゆる、くねくねと揺れ始めている。 大きく揺れては落下しかねない歯科診察台、 少女の喘ぐ揺れを自分の乳房に感じながらもキスの洗礼を続けた。
涼美の心の中で変化が生じていた。 滑り止めの金具が外れたて、今トロッコが緩やかに背徳の斜面を下り始めていることに気づいたが、動き出した禁断愛のトロッコを止めることは最早出来そうになかった。 少女は・・・ああ・あう・・あっ・・・と吐息を洩らして、華奢で細い喉を反らせてひくついた。 涼美は、真綿のような優しい触手で、少女の右胸をやんわり揉んだ。 気持ちがいいのか・・・ああぁ〜んっと今までにない高いオクターブの喘ぎを発した。
私は今朝から濡れていた。 起きて直ぐシャワーを浴びたのに、出かける前にはまたシャワーが必要になった。 若いポピーが、甘い花蜜のお洩らしでぐっしょりと濡れてしまっていたから。 こんなことは生まれて初めてのことだった。
真新しいショーツに着替え出かけて来たが、 歯科医院に近くなるのにしたがい既に身体が火照り、躯の中にぬめりを感じていた。 歯の治療以外の期待と羞恥が走馬灯のように繰り返し廻り、 美しい歯科医の手の感触や、甘美な色や微香を放つ女医の美唇を夢想していた。 今日の治療がほぼ終わろうとした時、 先生の唇が私の唇を塞いだ。 予備電源から本電源にスイッチが変わった瞬間だった。
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