ビアンエッセイ♪

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■21953 / ResNo.10)  キミ
  
□投稿者/ cross 一般♪(47回)-(2015/06/26(Fri) 01:09:19)

    寿々花
    (夕へ、今日はごめんなさい…気づいてた…夕が寂しがっていたことを、でも夕は我慢しちゃうから頼ってくれなかった寂しかった…夕に頼ってほしかったよ…寿々花じゃ、頼りにならない?やっぱり夢芭さんじゃないとダメなの…かな。夕…今週の水曜日は休日だからデートしたいな?今日ねなんで手紙にしたかというと手書きのほうが、気持ち伝わると思ったからだよ。また明日 待ってる
    寿々花より)

    寿々花の優しさが
    ジーンと胸の奥に
    突き刺さった
    責任を押し付けたんじゃない
    わざといちゃいちゃしてたわけじゃない寿々花は僕のことをちゃんと考えてくれたんだ
    すごく嬉しかった
    すごく…
    小学中学と友達が居なかった僕にとっては初めての友達だった
    もちろん夢芭さんも
    それなのに
    孤独感は強かった
    ひとりは寂しい
    温もりがほしかった
    でもそんなこと言えない
    言えるはずもないからだ

    と、考えてるうちに携帯が鳴った

    夢芭さんからのメール

    夢芭
    (夢芭です、メール届いたかな?これからよろしくお願いします。明日もバイトがんばろうね)

    夢芭さんらしい文章だ
    自分だけ夢芭さんに恋をして勝手に惚れて
    なんかそんな自分が嫌だ

    人を好きになっても意味ないから

    恋愛ってなんのためにある?
    自分の欲求を満たすため?
    分からない…けど
    僕は人を好きになりたくなかった
    でも、好きになってしまった。夢芭さんが好きでたまらなくて…もっと傍に居たくて…近寄りたくて触れたくて。でも、僕には届かない

    僕よりも年上だから無理だなって
    半分、諦めてるし
    そもそも、僕にとっては恋愛なんて無意味だと思ってたから
    なのに!!!

    我慢して、感情を抑え込むしかない
    僕は誓った
    初恋なんて知らない僕は最初から夢芭さんは好きじゃなかった。そう頭に叩き込み、そっけないメールを夢芭さんに送信した。
    (よろしくです)

    これでいい…

    僕はしばらく
    携帯を見つめていた


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21954 / ResNo.11)  〜キミ〜 夢芭篇
□投稿者/ cross 一般♪(48回)-(2015/06/27(Sat) 03:25:30)

    私は、あのときから貴女が好きだった。初めて貴女がバイトの初日に早めにきてみんなのまえで


    『はじめまして倉橋 夕です。いろいろと迷惑とかかけてしまうこともあると思いますが、一生懸命 頑張りますのでよろしくお願いします』

    ハキハキとした言葉ちょっと低めな声
    茶髪で色白で
    短髪…
    ボーイッシュで
    その格好良さに惚れていた。

    一緒に働いているウチに
    わかったことは
    気配りが出来て
    ほとんどカンペキというくらい仕事覚えが早くてびっくりしてしまった

    私は完全に貴女の虜になっていた

    でも、それほどの親密ではなかった
    メアドも電番もわからないし聞けない

    聞こうと思えば
    寿々花に邪魔されるし
    タイミングが合わないと同時に日にちが過ぎるたびに
    貴女は私のことを避けるようになった
    悲しかった

    夢芭
    『最近、冷たいね…』
    って思い切って聞いてみてもそっけない返事
    正直 悲しかった
    片思いって辛い
    だって向こうはノンケかもしれないから
    それが怖くて
    何気ない話すら
    まともに出来なくて辛かった…

    でも、やっと今日
    メアドと電番を登録出来た
    強引だったけど♪

    ちなみになんで
    夕の携帯がポケットにあるって気が付いたかというと
    毎日 夕を見てるから夕の癖 夕の好きな食べ物やいろいろ
    だから自然にわかってしまう
    ただ、なんで
    あんなに急いでたのかな…
    彼女が居るとか
    彼氏が居るとか!?

    あーだめだ
    妄想しちゃう…

    夕の彼女になりたいなぁ
    かわいがってほしい
    だめだ
    ヤバい ドキドキしてきた

    それぐらい
    貴女が好きなんです寿々花も私と同じかも…
    寿々花がもし私と同じなら奪われたくないな…。

    だって、貴女は
    誰にも渡したくないから
    私、気持ち悪いかも
    どうやったら
    積極的になれるのだろうか
    ずっと部屋の中で考えていた
    目を閉じれば
    貴女が現れる
    笑顔で私に愛してるって言ってくれて
    それだけでも幸せ
    それが現実になればもっと幸せだけど。
    私は益々
    貴女に惚れていた

    好きよ…夕

    だから、気づいて

    私は今日も
    心の中で何回も
    唱えた…

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21956 / ResNo.12)  〜キミ〜寿々花篇
□投稿者/ cross 一般♪(49回)-(2015/06/28(Sun) 02:06:00)

    あたしは、ずっと
    夕と出逢った時から好きだった。

    でも、振り向いてくれない

    何故?

    あたしには魅力が無いからかな?
    それとも…避けてるの?

    あの時
    着替え室であたしが最近冷たいって話したら
    無表情で答えた
    あの無表情が少しだけあたしの胸の奥がキリキリと痛んだ

    あたしに興味ないのはわかってるよ
    でもさ、好きなんだよ
    夕の事が、好き
    でも…伝わらない
    あたしじゃダメなの?
    どうしても、直接言いたかったデートしたいって
    けどさ、言えなかったよ
    だから、手紙にした読んでくれていたら嬉しいな
    捨てられたらどうしよ
    いろんな事が頭の中で回っている。

    夕に触れたくて
    傍に居たいよ
    その唇を奪ってやりたい…

    苦しいよ
    何で、気づかないの悲しいよ
    何で、そんなに冷たくするの

    あたしが夢芭さんとイチャイチャしてたから?あれは違うよ夕にヤキモチ妬いてほしかったからだよ
    もしかして夕は
    夢芭さんのことを…
    そんなのヤダ。
    渡したくないもん

    ねぇ、夕?
    寿々花から離れないで…
    寿々花だけを見てほしいよ

    無理かな…

    きっと伝わらないよね
    こんな想いなんて

    だからといって
    告白したら迷惑かけるし今よりも関係が崩れてしまったら
    それこそ、もっと
    心が痛むよ

    夕の、その笑顔
    パッチリとした目…サラサラとした
    短い髪…
    スラッとした体型
    全てが愛おしいよ

    その白くて細い腕で寿々花を包んでほしい
    夕の温もりを感じたいよ

    絶対に諦めない
    絶対に…

    それほど
    あたしは夕に惚れてしまっていた
    イケナイとわかっていても………



    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21957 / ResNo.13)  無題
□投稿者/ cross ちょと常連(50回)-(2015/06/28(Sun) 13:11:47)



    嫌いなら
    嫌いと言えばいい
    傷つけたいなら
    傷つければいい
    ワタシは怖くない
    ワタシは大丈夫
    大丈夫大丈夫

    もう慣れてるから

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21958 / ResNo.14)  無題
□投稿者/ cross ちょと常連(51回)-(2015/06/28(Sun) 13:13:48)


    くだらないね
    さっきの書き込み

    今までのことを思い出して
    書いてみた



    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21959 / ResNo.15)  無題
□投稿者/ cross ちょと常連(52回)-(2015/06/28(Sun) 13:17:27)



    気にしないでね(笑)
    普通に書いただけ
    弱音でもなんでもない
    スルーして

    小説
    引き続き お楽しみに

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21961 / ResNo.16)  エンド
□投稿者/ cross ちょと常連(53回)-(2015/06/28(Sun) 16:37:58)



    ごめんなさい

    (携帯)
完結!
引用返信/返信 削除キー/
■21962 / ResNo.17)  感想
□投稿者/ 奈々 一般♪(1回)-(2015/06/29(Mon) 12:17:15)
    吸い込まれていくように
    読んでしまいました。
    とても面白かった♪
完結!
引用返信/返信 削除キー/

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