ビアンエッセイ♪

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■22113 / 親記事)  みはるとサツキ1
  
□投稿者/ いちこ ちょと常連(70回)-(2016/10/22(Sat) 21:06:00)

    サツキのベッドでみはるが穏やかな寝息を立てて寝ている。
    彼女は何も身につけていない。サツキが脱がしたからだ。

    サツキとみはるは、中学生の時からの親友だ。
    サツキは小学生の時に転校が多く、その度に変わる級友に馴染めず、
    自然とひとりでいることが多かった。ひっそりと目立たぬようにしていた。
    中学に入っても、そのスタイルを貫いていた。
    一方、みはるは天真爛漫に育ち、中学生の時は丸々と太っていた。
    性格も明るく、誰とでもすぐに仲良くなった。
    そんな対照的なふたりだったが、話してみると妙にウマが合った。
    自然、一緒にいることが多くなった。
    ふたりが並んでいると、太って丸いみはると痩せて棒のようなサツキなので、
    数字の0と1になぞらえ、ゼロワンコンビとあだ名された。
    そんなふたりは同じ高校に進学した。
    年頃になると、みはるがみるみる痩せてきた。
    出る所は出て、引っ込む所は引っ込んだ。
    もともと顔立ちの良かったみはるは、急にモテ出した。
    しかしみはるは、そんな男子達には興味がないようだった。
    自然、サツキがみはるのボディガードの役回りになった。
    みはるに話しかけようという男子がいれば、先にサツキから
    何か用?とみはるの前に立ち、熱っぽく見つめる男子には眼光鋭く睨み返す。
    しかしいつしかサツキは気づいてしまった。自分もみはるに惹かれていることを。
    そしてそのことを強烈に意識せざるを得ないことが起きた。
    みはるが恋に落ちたのだ!!

    続く


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■22114 / ResNo.1)  Re[1]: みはるとサツキ1
□投稿者/ 優心 一般♪(3回)-(2016/10/24(Mon) 00:31:10)
    いちこさん 今晩は。

    仕事から帰って覗いたら新しく書いてはったので、お元気なんだなっと思いつつ
    読ませて頂きました!

    続編 お待ちしてます♪
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■22115 / ResNo.2)  Re[2]: みはるとサツキ1
□投稿者/ いちこ ちょと常連(71回)-(2016/10/24(Mon) 21:04:37)
    優心さん、いつもありがとう!!関西弁懐かしいです。
    実は私、カナやんと同じ出身なんです。続編頑張ります。
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■22118 / ResNo.3)   みはるとサツキ2
□投稿者/ いちこ ちょと常連(72回)-(2016/10/29(Sat) 22:44:32)

    ねぇ、どうしよう、どうしよう、あたし、恋に落ちたかも。
    みはるが無邪気に放ったその一言が、サツキの胸に鈍い痛みをもたらした。
    みはるによれば、毎朝の通学バスで時々見かける他校の男子生徒らしい。
    その子が乗り込んできたおばあちゃんに席を譲ったと。
    その自然な感じと、その後のおばあちゃんに向けた笑顔にハートを射抜かれたと。
    嬉しそうに顔を赤らめて話すのだ。
    へぇ、良かったじゃないと気の無い返事をするサツキに
    ウンッ!と最高の笑顔を見せるみはる。サツキは胸が締め付けられた。
    それからみはるは、彼がどうしたこうしたとサツキに報告してきた。
    でも恋は進展せず、遠くから見ているだけのようだった。
    サツキは胸を痛めながらも、嬉しそうに話す みはるを見るのが好きだった。

    ある日みはるは真剣な面持ちで、彼に想いをぶつけると言い出した。
    でもひとりだと勇気が出ないので、サツキについて来て欲しいと。
    サツキの家は逆方向なので、泊まりに来て、朝一緒に通学して欲しいと。
    サツキはしぶしぶ同意した。しかしすぐにサツキは後悔した。
    あまりに無防備に振る舞うみはるに、サツキの自制心は崩壊しそうだった。
    みはるの寝間着は、ノーブラに長めのTシャツ一枚。
    風呂上がりにその格好で出て来たみはるに、サツキは思わず目を背けた。
    その夜みはると同じ部屋に寝たサツキは、なかなか寝付けずにいた。
    夜中に起き上がったサツキは、みはるの寝顔を見つめた。
    そっとその髪に触れようとしたら、んんっとみはるが動いた。
    サツキは自分の心臓の音でみはるが起きないか心配になるほどだった。
    そしてそれはほんの一瞬だけだった。
    サツキが唇をみはるの唇に近づけ、そっとキスをした。
    みはるはすぐに寝返りをして、向こうを向いてしまった。
    サツキはうなだれて自分の布団に戻ったが、
    この時サツキは気づいていなかった。
    向うを向いたみはるが目を見開いていたことを。

    翌朝、通学バスの中でみはるは彼の近くで迷っていた。
    バスが揺れた時、サツキはみはるを彼に向かって突いた。
    彼にぶつかって転びそうになったみはるを彼が支えた。
    結局それがきっかけで、ふたりは付き合いだした。
    みはるは以前ほどサツキに近づかなくなった。それでサツキは良かった。
    彼との話しなど聞きたくなかった。
    それでもつい みはるを目で追ってしまう自分が情けなかった。

    ねぇ、進路はどうするの?みはるが聞いてくる。
    ちなみにわたしは、彼と同じXX大学にするつもりなんだけど、
    サツキも一緒にいかない?と無邪気に都会の大学を言う。
    ごめん、あたし、もう決めんたんだと地元の短大の名前を答えるサツキ。
    離れて忘れたいとサツキは思ったのだ。

    それぞれ別の大学に進学したふたりだったが、
    サツキは彼女のことが忘れられなかった。
    そんな二年ほど経った夏休みに、
    一人暮らしをしていたサツキの家に、突然みはるがやってきた。

    続く





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■22122 / ResNo.4)  みはるとサツキ3
□投稿者/ いちこ ちょと常連(73回)-(2016/11/03(Thu) 12:22:58)

    「どうしたの?よくここがわかつたね。」
    「うん。中入ってもいい?」
    「あっ、いいよ。どうぞ。」

    みはるが横を通るとき、みはるの髪の香りがサツキの鼻腔をくすぐる。
    その途端、忘れようとしていた想いが蘇ってくる。
    サツキが二人分のコーヒーを淹れている間、
    みはるはローテーブルの前で神妙な面持ちで座っている。
    サツキが両手にマグカップを持ってきて、みはるの前にそのひとつを置いた。

    「で?」
    「……あ、な、なんか久しぶりだね。」
    「うん、そうだね。で?」
    「その前に、飲まない?ワイン買ってきたんだ。」
    「いいけど。実家に帰らないの?」
    「うん、親と喧嘩しちゃって。泊めてもらってもいいかな?」
    と、上目遣いでサツキを見つめる。くそっ、かわいい!!
    「べ、べつにいいけど。」

    それからサツキが簡単な食事とつまみを作り、
    食べながら高校時代の話で盛り上がった。
    みはるはよく食べ、よくしゃべり、よく飲んだ。
    みはるの話に、サツキが涙を流して笑っていると、急にみはるが真顔で

    「あ、あたしね、大学を辞めるかもしれないの。」
    「えっ、どうして?」
    「うん‥‥‥実はできちゃって。」
    と下腹をさするみはる。
    「ええ〜!彼は知ってるの?」
    「うん、ほんとに俺の子か?って。」
    「なにそれっ、ふざけてる!」
    「あたし、一気に幻滅しちゃって。別れてきちゃった。
    もともと無理して付き合ってた感じだったし。」
    「でも、子供はどうすんの?それじゃ都合のいい女だよ。」
    「そうなんだよね。親は下ろせって言うの。それで喧嘩しちゃって‥‥‥
    でもこの子には罪はないと思うの。」
    「なに言ってんの。無理に決まってるよ。」
    「そう、頭では分かってるけど‥‥‥」
    「なら‥‥、中途半端な気持ちで産んだら子供も可哀想だよ。」
    「大変なことはわかってるの、でも命なんだよっ!」

    みはるが目に涙を溜めている。サツキは言葉を失う。

    「自分の都合で、失くしてもいいのかな?ねぇ!」

    とうとう泣き出したみはる。なぜこの娘がこんな目に。
    サツキは怒りを覚えるとともに、みはるを守りたいと思った。
    みはるは涙を拭い、努めて明るく言った。

    「ごめん、せっかくの再会なのに。忘れてっ!飲もう!」
    「うん、でも大丈夫なの?その‥‥」
    「お酒は今日で最後にする!それより暑いねー!」

    と、みはるがワンピースを脱いで下着姿になった。

    続く









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■22123 / ResNo.5)  みはるとサツキ4
□投稿者/ いちこ ちょと常連(74回)-(2016/11/05(Sat) 22:48:59)

    「わっ、わっ、なにしてんの?」
    「だって暑いんだもん。女同士、気にしない、気にしない。さぁ飲むぞー!」

    そんなこと言われても気になるよと思いながらも、
    サツキは先ほどの話のせいで全然酔えなかった。
    一方みはるは、すっかり酔っぱらってしまい、テーブルに突っ伏している。
    そんなみはるにサツキは、意を決したように言った。

    「あのさ、もしみはるが本気で産むんならさ、応援する!
    来年就職も決まってるし、よければ一緒に住んでもいいよ‥‥‥
    って、寝てるんかーい!しようがないな〜。」

    サツキは下着姿のみはるにクラクラしながらも、ベットに寝かせた。
    なるべく見ないように、そっとタオルケットを掛けてあげる。
    するとみはるは、がばっと起き上がるとおもむろにブラを外し、
    ぽいっと投げるとまたバタンと倒れるように眠てしまった。
    この娘は寝る時、ノーブラ派だったなと思い出したサツキだったが、
    その白い胸から目が離せないでいた。サツキはベッドサイドに近づくと

    「おーい、風邪引くよー!」

    と、声をかける。みはるはスヤスヤと寝ている。
    サツキは今までみはるの裸身を想像しながら
    自分を慰めたことは一度や二度ではない。それが今、目の前にいる。
    サツキはライトブラウンにカラーリングされたみはるの髪に触れてみる。
    その髪を指先に絡めて、感触を楽しんでみる。
    酔って赤くなった頬を指先で押してみる。それでも全く無反応だ。
    鼻筋に涙の跡がある。サツキは愛おしさが込み上げ、そっとキスをする。
    やがて指先はほっそりした首をなぞり、肩から鎖骨をなぞる。
    改めてみはるのおっぱいを見る。
    寝ると膨らみが無くなるような自分のものと違い、
    みはるのそれは豊かに隆起している。寝息に合わせ、微かに上下している。
    サツキは大胆にも両手でムニムニと揉み始めた。
    な、なにこれ?やわらか〜い!気持ちいいー!
    夢中になって揉んでいると、みはるの息が荒くなってきた。
    あれっ、もしかして感じてる?!
    サツキは揉みながら人差し指で、乳首を転がす。
    すると、そこはみるみる硬く大きくなってくる。
    人差し指と親指で摘んで引っ張ってみる。

    「んっ‥‥‥、はぁ‥‥、はぁ‥‥」

    初めて声を出したが起きる気配はないのをいいことに、
    サツキはさらに大胆になってゆく。指先を更に下へ進める。

    続く




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■22162 / ResNo.6)   みはるとサツキ5
□投稿者/ いちこ ちょと常連(75回)-(2016/11/17(Thu) 22:24:56)

    みはるの声で、サツキは自分の中心がじんわりと熱を持つのを感じた。
    もう止められないと思った。もっと みはるの声を聞きたいと思った。
    しかしサツキの指がみはるの下腹のところに来た時、ためらうように止まった。
    このなかに本当に赤ちゃんが居るのだろうか?
    ほんの少し躊躇いがあったが、すぐにみはるのショーツに手が掛かった。
    そのままゆっくりと脱がしてゆく。細くて薄い毛が逆三角形を作っている。
    全て脱がしてみはるのソコを見ると、未だ固く閉じ合わさっている。
    サツキは鼻を近づけて匂いを嗅いでみた。
    その時、いやっ‥‥という声が聞こえた気がして顔を見ると、
    スヤスヤと寝息を立てている。ホッとしたサツキだったが、顔を覗き込む。
    大丈夫だよねと呟いて、今度は首の匂いを嗅ぐ。
    嗅ぎながら、片手はみはるのおっぱいを弄び、乳首を硬く尖らせていく。
    みはるの息が荒くなっていく。

    ハァ‥‥ハァ‥‥ハァ‥‥ハァ

    さらに空いている乳首を舌で愛撫すると、ビクビクと反応した。
    乳首を舐めながら片手を徐々にさげていく。割れ目をそろそろとなぞりあげる。クリを指の先が掠める。

    「あん‥」

    と声が漏れる。今度は割れ目に沿って強めに指を押すと
    クチュッという音がして、中に沈み込む。中は充分な蜜で潤っていた。
    サツキは何度も指を動かしてさらに溢れさせてゆく。
    もちろん乳首への愛撫も忘れない。

    「あっ‥‥、だめっ‥‥、あぁ‥‥」

    目を閉じたまま首を左右に振って、声を上げていたみはるが目を見開いた。

    「あっ、えっ‥、なに?‥‥、いやっ!」

    自分の状況に気づいたみはるは、サツキの身体を退かそうとした。
    すかさずサツキは、みはるの口に舌を差し入れた。

    「んん〜‥‥、んっ‥‥、んっ‥‥、んん〜‥‥」

    みはるは首を振って逃れようとするが、サツキは舌を捕らえて離さない。
    それでもみはるは、サツキをグイグイと押していた。
    それに押されて口を離したサツキは、みはるを見つめて言った。

    「ずっと、ずっと好き!愛してるの、みはるっ!」
    「えっ‥‥、だからってこんなこと!」
    「ごめんっ、でも‥‥‥。」

    後は声にならずサツキの目に涙が溢れてくる。
    じっと見つめていたみはるだったが、サツキの首の後ろに手を廻して、
    自分に引き寄せて、耳元でそっとささやいた。

    「いいよ!サツキなら。でも恥ずかしいからサツキも脱いでね!」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー
    それから一年後。

    「あーん、あーん、あーん!」

    暗闇の中、サツキが裸でベットから起き上がる。
    隣にはみはるが同じく裸で眠っている。
    サツキは目をこすりながら、ベビーベットに近づき、
    美咲と名付けられた赤ちゃんを抱き上げた。

    「おー、ヨチヨチ、お腹すいたんでちゅか?」

    赤ちゃんを抱きながら、器用にミルクを作っていく。
    ミルクを手の甲に出して温度を確かめ、赤ちゃんに飲ませる。
    最近、サツキは思っている。

    結局、都合のいい女は私だったのかなぁ?

    「あっ、ごめんね。」
    みはるが起きてきた。
    「うん‥‥、寝てていいよ!」
    「ありがとう!」

    でも今が最高に幸せだからいいかっ!

    完結







完結!
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