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女性専用車両は、その日混み合っていた。 ドアに押し付けられるように、髪の長い女子大生っぽい娘が立っている。 その後ろには制服姿の女子高生が、その娘に覆い被さるようにいる。 女子大生っぽい娘は、気分がすぐれないのか上気した頬をして俯いている。 その娘は眉を八の字にして、苦しそうな顔になる。 やがてイヤイヤをするように顔を振ったり、 咳を我慢するように、口を手で覆ったりしている。 電車が停車駅に近づくころ、その娘は震えだしスッと視界から消えた。 電車が止まり人々が降りてゆくと、その娘が床に座り込んでいる。 熱っぽい潤んだ瞳で女子高生を見上げている。 女子高生は何事か話しかけ、バイバイをして降りていった。
その女子高生、アヤは痴漢することにハマっている。 きっかけは付き合っていた彼女の浮気だった。 女が彼女と裸でいる現場に遭遇したのだ。 アヤは彼女に合鍵を投げつけ、部屋を飛び出した。 その帰り道、ムシャクシャした気持ちで電車に乗ったら混んでいた。 ギュウギュウ押されながら気づくと、 前に立っている女がさっきの女に良く似ていた。 アヤはイラつく気持ちを何の関係もないその女にぶつけた。 そっとその女のお尻を撫 ビクッとして振り向くが女子高生が立っているので首を傾げるだけだ。 今度はもっと大胆に強く撫で上げる。 またビクッとして振り向くと、アヤが冷淡な笑みを返す。 女は慌てて目をそらすと俯いてしまった。 アヤはスカートの中に手指を滑らせ、女の内腿を撫で上げた。 女は俯いている。アヤはしばらく内腿で遊んでいたが、 いよいよアソコに触れようとしたら、女の手がアヤの手を抑えた。 アヤはもう片方の手で女の手を外し、下着の上から触った。 女から、んっ と声が漏れる。 もしかしてこの女、あたしに触られて感じてるの? 何度か割れ目に沿ってなぞり、前の方を探りクリを爪で引っ掻いた。 カリカリと引っ掻く度に、ビクビクと女が反応する。 意外にもアヤは興奮していた。 ウサばらしで始めたことだったが、相手を支配しているようで興奮した。
こうしてアヤは痴漢にハマった。特に年上が好きだった。
そしてその娘に出会った。
続く
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